「こら、探偵!また首突っ込んで来やがったのか!?」
演:中川真吾(TV本編及びVシネマ「仮面ライダーアクセル」)、相澤莉多(舞台版「風都探偵 The STAGE」)
概要
照井竜が「超常犯罪捜査課」を設立した際、刃野ともども同課へ異動となり、照井の部下になる。
刃野とは対照的に、左翔太郎との仲はあまり良くない(利害が一致した時などは例外)。翔太郎からは「三下刑事」「なまくらさん」「マッキー」と呼ばれ、その度に憤慨して訂正する。ただし互いに本気で嫌い合っているわけではなくある種の挨拶のようなものでもある。
TV本編第41・42話で刃野が濡れ衣を着せられた際は、掌を返したように高圧的になってクサしまくり、疑いが晴れた途端にゴマをすりまくるなど、かなりムシが良い性格で人間性には少々問題も見られる(但し、仮面ライダーW_RETURNSで照井が刃野に発砲した濡れ衣を着せられた際は流石に疑念を感じており、上官達にやむなく従っていたので完全なる日和見主義ではない模様)。
第21話「還ってきたT/女には向かないメロディ」では依頼人として鳴海探偵事務所へ訪れた。
一方で警察官であることには強い誇りを持っており、汚職警官等には人一倍強い怒りや憤りを見せる。「立派な刑事なら悪人は逮捕してきちんと法の裁きに委ねるべき」という警察官として至極真っ当な信念の持ち主で、ある意味警察官としては初期の照井よりよっぽど安定していた。
小説Zを継ぐ者では刃野同様に風都署の他の通常部署との連絡や橋渡しも行なっていることが明かされたが、彼らからの出動や協力要請はドーパントと関わることが確定の危険な事件になる為、嫌な顔をされることが多いとのこと。
「主人公の探偵に偉そうな態度を取るが、からかわれる上に、時々いいように利用される若手刑事」というキャラクターのオマージュ元は「探偵物語」にて山西道広が演じた松本刑事。
その後…
TV本編終了後の続編シリーズとなるビッグコミックスピリッツで連載中の漫画「風都探偵」でも照井および刃野の部下の刑事として、超常犯罪捜査課で働いている。
MOVIE大戦COREの照井と亜樹子の結婚式の時点で(演者の都合で)角刈りになっていたが、本作でも引き続き角刈りである。
様々な事件を潜り抜けてきたからか本編に比べて言動がかなり落ち着いており、刃野の為にコブ茶を事前に用意するなど、彼からも「気が利くようになった」と評価されている。
犬猿の仲だった翔太郎とも軽口を叩き合う程度の関係に留まり、邪険にせず事件の情報を素直に提供するようになっている。
余談
『風都探偵』で演じる沢城氏は『仮面ライダーディケイド』のキバーラ等を演じた沢城みゆき女史の実弟にあたる。