「私はキバット族のキバーラ。ディケイド、お前、自分の存在する理由、知りたくない?」
CV:沢城みゆき
概要
「キバの世界」出身で、キバットバットⅢ世の妹とされる。実際にキバの世界のキバットも「キバーラが(ディケイドを)警告していた」と発言しており既知の仲のようだ。
しかし、キバの世界が消滅した時キバが消滅したのに対し彼女だけ消滅しておらず、仮面ライダー図鑑でも『どの世界のキバットの妹なのかは不明』とされている(ゲーム「ライダーレボリューション」の設定ではオリジナルのキバの世界出身ではないらしく、キバットが自分の妹だと聞いて困惑するシーンが見られた)。
小野寺ユウスケを「クウガの世界」から「キバの世界」に移動させたり、ユウスケを噛んでアルティメットフォームに変身させたりといった特殊能力を持つ。MOVIE大戦2010ディケイド完結編では光夏海を変身させた。
鳴滝からのスパイとして光写真館に潜入しているが、ユウスケや光栄次郎に甘えるような態度を見せたり(ただし、最終回でユウスケにやった事が先述の通りなのでどこまでが演技かは不明)、王蛇に八つ当たりされたりとコミカルな描写も目立つ。
ディケイドに敵対したと思えば、光夏海の変身アイテムとしても活躍する本作のトリックスターの一人だが、なぜ鳴滝のスパイとなっていたのかなど現在でも謎は多い。
鳴滝の指に噛み付く癖があるが、仮面ライダーキバーラの変身アイテムとして機能する際には兄のように変身者を噛む必要はない。
『MOVIE大戦2010』以降、動向はわかっていなかったが、『RIDER_TIME_ディケイドVSジオウ』にて仮面ライダーキバーラが登場しており、健在である事が判明している(ただし、このキバーラがどこの世界出身かまでは言及がないので注意)。
外見
兄とされるキバットバットⅢ世の半分位の大きさ(翼端長は11.5cmで体重は230.0g)で、白い体色。
ちなみにキバーラのベルトに装着された際の造形は大幅に異なる。
飛行速度は70km/hで、飛ぶ際には特徴的な効果音が鳴る。
備考
ディケイド放送初期はCGだったが、途中からフィギュアを使用した物も出てきた。経費削減のためと思われる。
第17話では二体のキバーラが登場したが、最後まで詳細は不明のままであった。
当時のテレビ朝日公式サイトでは「キバット族の仲間」と紹介されていた。
なお、記事冒頭のセリフは『仮面ライダーキバ』のOP「Break_the_Chain」のパロディ。
外部出演?
『ディケイド』と同時期に放映されていたアニメ『懺・さよなら絶望先生』の最終回では、キバーラが描かれた絵画が映るシーンがある(「三世の妹」というキャプションが添えられていた)。
その際のシーンにはキバーラと同じ沢城氏が演じるキャラクターが登場していた。