概要
『仮面ライダーディケイド』第2話と第3話の舞台となった世界。
警察と仮面ライダークウガ/小野寺ユウスケが協力して未確認生命体・グロンギと戦っている世界である。
物語的にはごく初期の段階であると思われ、ディケイドが「未確認生命体10号」として扱われている。
原典との相違
この世界でのグロンギは階級による隔たりが存在せず、ズ集団・メ集団・ゴ集団の全てが協力して王を復活させるためのゲゲルを行っている。また、警察からの未確認生命体の認識順が異なるためクウガ以外は原典と番号が異なっている。
原点におけるゲゲルは殺人スコアを競い合うグロンギにとっての娯楽であり、そのためほぼ全員のグロンギが個人プレーで動いていたが、今作で行われていた『ゼギバスゲゲル』はグロンギの王を復活させる儀式という側面が強く、そのためかほとんどのグロンギが2人1組で行動している。ちなみに原典で行われた『ザギバスゲゲル』が日本語訳すると『ファイナルゲーム』になるのに対し、『ゼギバスゲゲル』は『聖なるゲーム』となる。
警視庁の未確認対策本部の主任は女性の八代藍刑事である。それ以外はクウガが4号であるなど基本的に本編を踏襲した設定になっている。
また、グロンギの王はン・ダグバ・ゼバではなく、原作で当初劇場版に出る予定ながらお蔵入りになったオオカミ型グロンギをモチーフにしたン・ガミオ・ゼダである。第3話では「グロンギは人間に非常に近い存在である」という原作の設定が拾われている。
登場怪人
- メ・ギャリド・ギ(未確認生命体7号)
- ラ・ドルド・グ(未確認生命体8号)
- ゴ・バベル・ダ(未確認生命体9号)
- メ・ビラン・ギ(11号?)※10号はディケイド
- ゴ・ベミウ・ギ(12号?)
- その他モブのグロンギの皆さん
小説版ディケイドにおけるクウガの世界
TV版と違い本家『仮面ライダークウガ』に近い設定だが、クウガが警察から追われており、原作のかなり初期をモデルにしているようだ。一方で、登場するグロンギのゲゲルは原作におけるガルメ以降の凝ったゲゲルである。
また、マイティフォームが奪った剣を振り回しているシーンがある。(作者がアギトと混同している可能性アリ)
余談
『クライマックスヒーローズ』のストーリーでも小野寺ユウスケではなく五代雄介のクウガが登場するクウガの世界となっていた。
ディケイドが主人公を務めるアクションゲーム『グレイトバトルフルブラスト』では、ライダールートの最初のステージ「大ショッカー来襲」がクウガの世界に酷似した背景デザインになっている。
関連項目
夏海の世界 → クウガの世界 → キバの世界