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ン・ガミオ・ゼダ

もうひとつのきゅうきょくのやみ

ン・ガミオ・ゼダとは「仮面ライダーディケイド」に登場するグロンギである。
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人間は強さを求め、戦いを求める!グロンギになるのも定めだ!」
仮面ライダーディケイド』第2話『クウガの世界』、第3話『超絶』に登場
CV/立木文彦

概要

グロンギ最強の存在『ン』の称号を持つオオカミ怪人
ただしこちらは究極の闇をもたらす者ではなく、単に究極の闇と表記される。

仮面ライダーディケイド』の「クウガの世界」におけるグロンギの。超古代に灯溶山に封印され、現代まで眠りについていた。
劇中では、彼を目覚めさせるために複数体のグロンギ達が協力して『ゲギバスゲゲル』を行っていた(ルールは「灯溶山から等距離の五ヶ所で、戦うリントの女=女性警官を一箇所につき一人だけ、一滴のも流させずに殺す」というもの)。
原典『クウガ』では私欲を満たすべく単独ゲゲルに挑んでいたグロンギ達だが、こちらでは自分たちの王であるガミオを復活させるべく「ゲギバスゲゲル(聖なるゲーム)」を複数体の協力体制で実行している。また、最終的に「ン」を倒してその座に成り代わるのが目的だった原典に対し、こちらのゲゲルはその「ン」を復活させるのが目的である等、ディケイドにおけるゲゲルにはその構造が反転している部分が見られるのは興味深い。

復活した直後には「バゲゴセパレザレダ(なぜ俺は目覚めた)」「俺は二度と目覚めぬはずだった」と自身の復活を戸惑い、ディケイドに「お互いこの世界にいてはならないもののようだな」と発言するなど、自身の目覚めを望んでおらず、さらに自分が世界にとって歓迎されない存在だと自覚していたような様子も見せた。
だが目覚めた以上は自身の役目を放棄するつもりもなく、自身の能力で全人類をグロンギ化させる“究極の闇”をもたらすために行動する。

性格はグロンギの王らしく、威厳を持ち、常に落ち着いた威風堂々としており、目覚めを望んでおらず自分が世界にとって害悪だと自覚しているような口振りが目立つ一方、復活した以上は自分の能力で世界を「究極の闇」で覆い尽くし、 全人類をグロンギに変えようとするなど、グロンギの王としての立場を理解している。
また、長い眠りから目覚めた直後にも関わらず、グロンギ語から(律儀に)言い直して現代日本語を話しはじめた事から、高い知性・適応力も伺わせる。

自らの敗北を認め、自身を倒した者に対して賞賛を送る潔さや、前述の律儀な振る舞いなどからして、(グロンギの価値観からは)面倒見が良く案外に人望のある王であったのかもしれない。

能力

空中浮遊能力の他、手から強力な雷撃を放つという、原典のン・ダグバ・ゼバを思わせる能力も使用する。また、やはりダグバと同様に単純な腕力も強いようで、劇中ではディケイドパンチ一発で吹っ飛ばしていた。
だが最も恐ろしいのは「全身から黒いを発生させ、その煙を吸いこみ死んだ人間をグロンギに変えてしまう」能力である。
この能力でグロンギ化した人間は知性が感じられず、動きもゾンビのような緩慢な動きとなり、ガミオは彼らを意のままに操る事ができる。さらに配下であるグロンギを黒煙に変えて吸収し、パワーアップする事も可能。
なお、手下のグロンギを呼び寄せる際に、本物のオオカミよろしく天に向けて遠吠えをする場面もある。
自身の手で世界全ての人間をグロンギ化させ得る能力からも、まさしく「究極の闇そのもの」とも解釈できる恐るべきグロンギであり、そういった意味では単に快楽目的でリント、グロンギ問わず殺害するダグバよりも危険な存在とも言える。

主な戦歴

一足先に復活したグロンギ怪人たちにより、彼を目覚めさせるための儀式『ゲギバスゲゲル』が決行されていた。しかし門矢士によりゲゲルが失敗(そのやり方が八代藍顔面パンチして鼻血を出させるという、端から見ればヒーローとしては大問題な行為だったため、放映当時は視聴者の間で物議を醸した)、復活は未然に防がれた……かに思われたが、“世界の滅びの現象”の影響で復活を果たしてしまう。

ゲゲルが失敗したのに何故復活できたのか疑問に思いつつも「目覚めたからにはリント(人間)たちに“究極の闇”をもたらさなければならない」考え行動を開始、手始めに灯溶山へと赴いていた警官たちを殺害、それを止めようとしたディケイドを一蹴。街へと降り、多くの人々をその能力で殺害、グロンギ怪人たちをねずみ算式に増やしていく。

そしてそれを阻止しようとするディケイドとの最終決戦においてもその圧倒的な力で追い詰め、変身が解除された士を配下のグロンギ達に襲わせて始末しようとするが、八代に諭され戦う決意を固めた小野寺ユウスケ=クウガが救援に駆けつけ、クウガ、ディケイドの両名が揃い踏みしたことで形勢が逆転。
グロンギ怪人たちを吸収しパワーアップを図るも力及ばず、最期はファイナルフォームライドでクウガが変形したクウガゴウラムで発動したディケイドの必殺技「ディケイドアサルト」を受け、「リントよ……が、晴れるぞ……」と言い残し絶命した。

余談

ちなみに、殺された人間が変化したグロンギは以下の通り
ラ・ドルド・グ
メ・ガドラ・ダ
メ・ギャリド・ギ
ズ・グムン・バ
ゴ・ベミウ・ギ
メ・ビラン・ギ
ゴ・ジャーザ・ギ
ズ・ザイン・ダ
ズ・メビオ・ダ
メ・ガルメ・レ

仮面ライダークウガ」本編

初出は仮面ライダーディケイドであるが、元々は諸事情でお蔵入りになった劇場版に登場するはずだった怪人で、その伏線として「仮面ライダークウガ」EPISODE48「空我」において一条ラ・バルバ・デに突き付けた皮紙彼の存在を示す赤いオオカミの文様が描かれていた
そのため、赤いオオカミというデザインの方向性や名前は映画構想当時からあったことが明かされている(その際、デザイナーが10年も経っていたにも関わらず、名前と赤いオオカミというデザインのことを覚えていたためスタッフが驚いていた)。

後に高寺成紀プロデューサーは、自身のツイッターアカウントにて、
古代に日本からロシアを経て、アラスカにまで渡ってリントを狩っていたグロンギ達がいた
氷壁に閉じ込められ眠りについた彼らが、現代に目覚める……というのが、劇場版のストーリー構想にあった」と語っている。
このアラスカのグロンギ達のリーダーが、ガミオと同じ狼型のグロンギであったとのこと。

また、彼の言った「俺は二度と目覚めぬはずだった」という台詞に関して、一部のファンからは劇場版が頓挫して登場する機会を失ったことに対する皮肉ではないかと言われているが、『ディケイド』自体がメタ的な構造を強く持つ作品であることからもこの解釈には一定の説得力があるだろう。
さらにコアなファンの間では『仮面ライダークウガ 特別篇』に収録された楽屋ネタ満載のギャグ短編『EPISODE 50 乙彼』の予告で発せられた一条の「東京に未確認が300!?」というセリフが、ガミオの能力のことだったのかも知れないと噂されていたとか。

ン・ダグバ・ゼバとの関係

劇中でグロンギの王という扱いを受けていたことから、一部のファンの間では「ダグバより前のグロンギ王だったのではないか?」と囁かれている。
また、ゲゲルの管理を行う「ラ集団」や、グロンギの頂点に立つ存在=ダグバのタトゥーがにあるのに対し、ガミオは正面のにある事から、「もう一人のグロンギの支配者ではなく、惜しくもンになれなかったゴ集団最強クラスのプレイヤーだったのでは」とも言われているが、どちらも憶測の域を出ない話であり詳細は不明(特に後者に関しては「何故ゴ集団がンを名乗っているのか」など疑問要素が多い)。

派生作品

レッツゴー仮面ライダー』ではショッカーによりすべての悪の組織同盟が組まれ、ガミオもグロンギの王として円卓会議に参列。ダグバではなく彼が登場した事で、同作の「歴史改変された本来ありえなかった世界」を地味に強調する演出となっている。終盤の処刑広場の決戦でもライダー達と戦った。

スーパーヒーロー大戦GP』でもショッカーが世界を征服してしまったためショッカーの軍門に降り、幹部の座に着いた。
最後は剣崎一真/仮面ライダーブレイド橘朔也/仮面ライダーギャレンダブルライダーキックを受け、マシーン大元帥と共に吹き飛んだ(これは同じ狼怪人であるウルフアンデッドのオマージュ。ウルフアンデッドもブレイド本編にて、ブレイドとギャレンのダブルライダーキックで撃破されている)。

関連項目

仮面ライダーディケイド グロンギ ン・ダグバ・ゼバ

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