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「変身!」

『Turn Up』

「最後に残ったものだけは、失いたくない…!信じられる、仲間だけは!!」

CV:天野浩成

スーツアクター:押川善文

変身者

橘朔也

概要

仮面ライダー剣』に登場する仮面ライダーの1人。

橘朔也が装着者を務め、主人公・剣崎一真の変身する仮面ライダーブレイドと共に、不死生物"アンデッド"を封印して人類社会を守るために戦う。

カテゴリーAの内、「スタッグビートルアンデッド」が封印されたダイヤラウズカード「チェンジスタッグ」を使用し変身する。

炎の技を使って戦う

当初はBOARD職員の桐生豪が装着者として選ばれたが、実験の結果不適合であった為、同組織の研究員だった橘が選ばれたという経緯がある。

ネットでの人気

適合者である橘の人物像から、色々な意味で人気。

詳しくは橘朔也の「ファンからの扱い」を参照。

全仮面ライダー大投票36位(381票)

スペック

身長200cm
体重104kg
パンチ力260AP(2.6t)
キック力450(4.5t)
ジャンプ力ひと跳び38m
走力100mを5.4秒
視力オーガンスコープ機能により対象を500倍ズームで視認できる他、透視や暗視も行える
聴力オーガンソナーの機能により、5km先の針が落ちた音も聞き分ける

※AP(アタックポイント)は破壊力の単位。

BOARD製ライダーシステム第1号と言う事もあってジャンプ力以外で第2号の仮面ライダーブレイドや事実上の第3号仮面ライダーレンゲルを下回り、全ての能力で仮面ライダーカリスに劣る。

頭部にあるスーパーコンピューター「ジェネシス」もブレイドのスパコン「ネクサス」の旧世代機であるなど、額面上では剣のライダー最弱のスペックである。

加えて変身者の橘も本来は研究者であり剣崎一真のように成るべくしてライダーになった訳ではない。にも拘わらずブレイド実装以前は単独で複数のアンデッド封印を成し遂げ、上級アンデッドとも張り合った戦績を残している事は称賛に価するだろう。

ちなみに胸部装甲の「オリハルコンブレスト」や腕部装甲の「アームズシェル」、肩部装甲「ショルダーガードナー」、膝部装甲の「ニーアーマー」、脛部装甲「レッグスシェル」にはそれぞれ120tの衝撃を吸収し、自己修復機能まで備わっており、理論上はクウガアルティメットフォームの通常キックの衝撃も吸収できる計算になる。なので、実は防御力は結構高いはずなのだが、作中では何かと苦戦シーンが目立ってしまっている。

アイテム

醒銃ギャレンラウザー

ラウズカード覚醒機能を搭載した銃型の専用武器。重量は1.2㎏。初期能力値は5500AP。

グリップを通じてギャレンから供給されたエネルギーを光弾に変換し発射する(第25話で新型バイクのブラックファングを破壊する際、針のような弾丸が発射される描写があるが)

ブレイラウザー同様にラウズカードを12枚まで同時装填可能な扇形のカードホルダーが付属しており、側部のカードリーダーにラウズカードをスキャンすることで特殊効果が発動する。

ただし、ギャレンは徒手空拳でインファイトに持ち込み、ギャレンラウザーは牽制やここぞと言う時にだけ使用する、ということも少なくない。

強化型

ジャックフォームに変身すると、銃口の下にディアマンテ・エッジが形成され、銃剣となる。

これにより接近戦が可能となり、戦術のバリエーションが広がる。初期能力値は7900AP。

なお、2020年3月に玩具「CSMギャレンバックル&ラウズアブゾーバー&ギャレンラウザー」の販促動画に出演した天野浩成氏によると、アクション監督(本編全話と劇場版でアクション監督を担当した宮崎剛氏だと思われる)は「これどうやって使ったらいいんだよ?」「刺して撃てばいいのか?」とこぼし、この銃剣の演出には苦戦していたとか。

ラウズカード

アンデッドが封印されたカード。ギャレンはダイヤスートのカードを扱う。

詳しい種類はリンク先にて。

コンボ技

ノーマルフォーム

使用カード技名能力値備考
♦2+♦︎6ファイアバレット(※)1400AP強化した炎の弾丸による射撃。名称は漫画版でも登場。
♦3+♦6ファイアアッパー(※)1600AP炎を纏ったアッパーカット。ゼブラアンデッド戦、ピーコックアンデッド戦で使用。
♦5+♦6バーニングスマッシュ2000AP体操でいう「前方2回宙返り1/2ひねり」をして炎を纏った足で片足ずつ蹴る。
♦5+♦6+♦9バーニングディバイド3400APジェミニの分身能力を組み合わせたバーニングスマッシュ。ギャレンのコンボ技で最も多く使用された。

※ ギャレンラウザーの技名音声は無し。

ジャックフォーム

使用カード技名能力値備考
♦5+♦6バーニングスマッシュ2000AP上空に舞い上がり、炎を纏ったキックを放つ。レンゲルに対して使用。
♦2+♦4+♦6バーニングショット2200AP上空に舞い上がり、火炎の弾丸を高速連射する。ジャックフォームでは主にこの技を使用する。劇場版では敵の腹部に刃を刺しながら行った。

フォームチェンジ

ジャックフォーム

ラウズアブゾーバーに♦︎Q「アブゾーブサーペント」を装填し、♦︎J「フュージョンピーコック」をラウズすることでフォームチェンジする強化形態。

背中に生えた翼を展開することで飛行可能。

活躍が微妙だったため、一部のファン(と演じた天野浩成)の間では「弱(じゃく)フォーム」「フュージョン弱」「ク弱」などと呼ばれてしまったりする(どういうわけか、ギャレンが強敵を倒した戦果はノーマルフォームが多いため)。

これが原因なのかは不明だが、ギャレンジャックフォームのゲーム作品での出番は少ない。長らく『クライマックスヒーローズ』、『ライダージェネレーション』、『ガンバライド』、『ガンバライジング』といった多くのゲーム作品に登場できなかったが、『バトライド・ウォー創生』にて久し振りに登場している。

映像作品では『スーパーヒーロー大変』に画像のみ再登場。(なお、この時に何故か龍騎サバイブの変身音が鳴っていた)

それでいて映像作品ではここまでしか強化フォームが登場していない為、大体の媒体でこれがギャレンの最強フォーム扱いである。

キングフォーム

ラウズアブゾーバーに♦︎Q「アブゾーブサーペント」を装填し、♦︎K「エボリューションギラファ」をラウズすることでフォームチェンジする最強形態。

ギラファアンデッドを封印したのが最終話手前だった上、相打ち状態でギャレンバックルが壊れてしまったためか、本編には登場しなかった。

ややこしいことに劇中に登場したブレイドのキングフォームはシステム開発者の想定していた本来の姿ではない(カテゴリーKだけとの融合が本来の姿)為にそのデザインをそのまま参考とする事が出来ず、ホビージャパン(2008年5月号)の企画で立体化されたものがpixivでは題材となることが多い。

小説 仮面ライダーブレイド』においては「最強形態」に変身した描写があるが、姿は不明でありキングフォームなのかどうかも定かではない。

また、東映の公式見解では詳細な設定はされていないが、「仮面ライダー図鑑」でも「エボリューションギラファ」の頂でキングフォームに変身可能と記載してある為、存在自体は認定しているようだ。

そして遂に、ホビージャパンでの登場から15年の時を経てスピンオフ作品『仮面ライダーアウトサイダーズ』に登場。

レッドランバス

BOARDがギャレン専用に制作したスーパーバイク。その名の通り赤いカラーリングをしており、♦︎6をラウズする事で車輪を炎に包んで敵に体当たりする「ファイアランバス」が使える。

橘が普段から乗用しているバイクで、無人走行も可能。

客演

変身後のギャレンでの客演を記載する。変身前での客演は橘朔也を参照。

仮面ライダーディケイド

第1話

光夏海の夢の中で、ジャックフォームが登場。

ブレイドの世界

菱形サクヤが変身する仮面ライダーとして登場。

「BOARD」のエリート社員で、エースチームのリーダー。会社の規則に忠実。

ライダー大戦の世界

ブレイドの仲間のライダーとして再登場。装着者は不明。菱形サクヤが生死不明なので変わっている可能性もある。

ディケイドと共闘する際にはカメラ目線で自己アピールするなど、セリフがひとつも無いにもかかわらず妙な存在感を放っていた。後に世界崩壊に巻き込まれ消滅するが、ディケイドの死に際し生き返った。

『スーパーヒーロー大変』

ギャレン自体は直接登場しないものの、橘と中の人が同じ速水公平がギャレンとしての記憶を取り戻すネタがある。

『ネット版 仮面ライダーフォーゼ みんなで授業キターッ!』

先輩ライダーとフォーゼ如月弦太朗が「友情のシルシ」を交わすコーナーで登場。

フォーゼにいきなり不意打ちをかましてくる

野座間友子曰く「悪い人にだまされて酷い目にあった」経緯からフォーゼに敵意をむき出しにしていると解説しているが、いつもこんな調子だったので当たっているのかは難しい

また、橘と弦太朗達が通う学校の校長・速水公平が瓜二つだった上に「タチバナ」という名前の人物もいたことからフォーゼが大混乱していしまったが為にややこしくなり、「人をおちょくっているとぶっ飛ばすぞ!!」とかつて白井虎太郎に言った台詞を叫ぶ。

フォーゼの混乱はあちらの世界のタチバナが解説したことで収まり(その時は、律儀に彼も体育座りして聴いている)、改めてダチになろうとする彼に「こちらは全然すっきりしないが……まぁ、いっか!」と嘘のような軽いノリで答えている。

ちなみにこの時に弦太朗は本編では見せることの無かった速水への好意を見せており、いざこざがありつつも和解した者が「ダチ」になれて、大好きだった人に失望させられるというなんとも皮肉な関係性となる。

なお、この回はニコニコ動画の『ネット版フォーゼ』でのコメント数が最も多い。

「ギャレン=速水」ネタはネットムービーでは鉄板になりつつある。

スーパーヒーロー大戦GP

橘朔也の顔出し出演に伴いメインキャラとして登場。

1号・2号の暗殺によってショッカーが支配する世界となった改変世界のライダーとして登場した。

既にショッカーライダーにされてしまったカリス・レンゲルから追われ、敵の手に落ちた剣崎を救うためにレジスタンスライダーである桜井侑斗/仮面ライダーゼロノス等に協力を求める。

しかしながらそれはとっくにショッカーライダーにされていた橘と剣崎の打った芝居であり、レジスタンスライダーたちを一網打尽にしようと試みる。一行の激しい抵抗に遭い、ゼロノスの攻撃を受け敗北。黒井響一郎/仮面ライダー3号の忠告を受け、何とか一命は取り留めた。

その敗北を機にショッカーの支配に疑念を感じるようになり、ブレイド・カリス・レンゲルと共にショッカーに反旗を翻す。

全てのショッカーライダーの洗脳が解かれるとブレイドとタッグを組み、強敵ン・ガミオ・ゼダをバーニングドロップで葬り去った。

仮面ライダーアウトサイダーズ

2023年10月1日の第4話より登場予定。

元々、橘としても第3話から登場していたため、ギャレンとして登場することも期待されていた。

8月22日に第4話のキービジュアルと予告動画が公開され、ギャレンが登場することが発表された。しかも、設定上変身可能とされながら未登場となっていたキングフォームで登場し、スーツアクターは『仮面ライダー3号』でのギャレン(とデネブ)を最後にスーツアクターから引退した押川善文が担当するという内容で、ファンは大いに盛り上がった。

ゲーム版

PS2『仮面ライダー剣』

放送当時発売されたプレイステーション2用格闘ゲームでは、使用可能キャラの1人して登場する。

ストーリーモードではラスボスピーコックアンデッドであり、このバトルでギャレンは必殺技をバーニングディバイドしか使えなくなる。そして使用すると「小夜子ーー!!!」と叫ぶという演出が入る。

なおブレイド同様、ジャックフォームは必殺技の演出内にしか登場しない。

『ガンバライド』

ガンバライドの公式サイトで行われた「001弾パワーアップ記念アンケート」の結果、仮面ライダー電王 超クライマックスフォームと共にガンバライドへの参戦が決定。

当時は2010年であり、映画が公開されて間もない電王はともかく、ギャレンは放送終了から5年も経った作品、しかもサブライダーである。この結果を見ても彼の人気のほどがわかるというもの。

003弾にて正式参戦。なんとLR(最高レアリティ)での登場である(主役であるブレイドはSR(準最高レアリティ)だったというのに...)。

 一応、SRブレイドと同じ弾のLRでブレイドキングフォームが登場したが。

また、主役の基本フォームよりもサブライダーの方がレアリティが高いのはガンバライドではである。

003弾ではEXステージの前衛も担当している。

演出ありの必殺技は「バーニングディバイド」。接射の後にバーニングディバイドを放つ必殺フルコース。おまけに「小夜子ォ!」の叫びも入るなど、ファンの要望を考え得る限りに詰め込んだ入魂の演出で絶賛された。(ただし「小夜子ォ!」は技を決めた後に叫ぶ)

その他、ライダースキルに「シュルトケスナー藻」(攻撃力が上がるが、体力が減る)があったり、LRのカードはステータス3つを合計+450するスキルを持っていたり、一部の低レアカードはステータス合計が3450だったり(345=小夜子にひっかけたものか)と、細かいネタがちょくちょく入っている。

ウィザード弾でのライダータイプは「」。

主役ライダーと2号ライダーがセットで登場したガンバライド最終弾では登場せず、ガンバライドでは3号ライダー扱いの模様。

ガンバライジング

ナイスドライブ5弾よりLR枠で参戦(タイプはブレイカー)。1番目にカードを出すと指定ラウンドのみAPとテクニカルゲージ強化という対オーバーチャージ向けのアビリティ持ちである(但しデメリットとして体力が300削られてしまう)。

ガンバライド同様劇中技である「バーニングディバイド」も実装。残念ながら今回は恋人の名前を叫んではくれない。

また、バースト前必殺技として劇中技の「ファイアバレット」が収録された。

ナイスドライブ6弾では順当にSR落ち。こちらはブレイブタイプで1R限定でバーストゲージを超上りやすくし、相手のテクニカルゲージスピードを超アップといった1Rバースト狙いと言わんばかりの構成である。

その後ライダータイム4弾にて新必殺技を引っさげて再びLR化。

(同時に通常のブレイドもこの弾にてLR化)

掛け合い

  • ブレイドと組むと掛け合いが発生するが、その中にはナズェミデルンディスを再現したものもある。
  • イクサとの掛け合いでは弟子になるよう誘いを受けるが、当の本人は困惑していた(おそらく原作で両者に弟子がいた事を反映したセリフ)。反対にギャレンが仕切ろうとするとイクサから反発を受ける掛け合いも。
  • タチバナ&中の人ネタ繋がりでメテオとの掛け合いがあり、メテオの支援者の方と勘違いされて困惑していた。

『クライマックスヒーローズ』

3作目の『オーズ』から参戦。

4作目の『フォーゼ』で超必殺技「バーニングディバイド」が追加。使用時に一定確率でボイスが恐怖心を克服した場面になる隠し要素がある。

5作目の『超』でボイスが天野浩成となった。

『ライダージェネレーション』

『2』で参戦。

CVが天野浩成であり、さらに敵としてリブラ・ゾディアーツ(CV:天野浩成)が登場しているため、天野浩成VS天野浩成が可能となっている。

3作目の『ライダーレボリューション』ではシリアスなシーンでも『体がボロボロ』だのサジタリウス・ゾディアーツから教師の誘いを受けたりとネタが挟まる事も…。

『バトライド・ウォー』

1作目から参戦しており、声は天野浩成が担当している。

バトライド・ウォー2まではNPCであったが、3作目バトライド・ウォー創生でようやくプレイヤー操作可能になり、超必殺技でゲームではかなり久しぶりの登場となるジャックフォームも操作可能でバーニングショットをかます。

さらにダイヤの視線というステージでは第1話の剣崎との場面を連想させるアクションがある。

この距離ならバリアは張れないな!のシーンを彷彿とさせる技も収録。

コラボブースター「仮面ライダー 欲望と切札と王の誕生」で登場(CB08-046)。

第15話のバーニングザヨゴを放つシーンがイラストになっている。

トランプモチーフの伝統に則り黄色属性の「四道」持ちになっている。

召喚時に系統「四道」のスピリットをデッキから一枚オープンして手元に置く効果を発揮。

レベル2〜3のアタックステップ時効果として「ブレイド」がバトルしている間、本カードは相手のスピリットの効果を受けない効果を発揮するが言わずもがなナズェミデルンディスが元ネタ。

レベル3になるとアタック時に相手スピリットのBPを-10000し、0になったスピリットを問答無用で破壊する効果を持つのも原作で数々の強敵を葬ったエピソードに由来する。

テーマ曲

劇伴

他の3ライダーと同様に専用の楽曲が2曲録音されているが、それらの曲の使用頻度は低い。

「颯爽と、ギャレン」

ギャレン用の楽曲の1つ。ほとんど使用されていない。

「ギャレン、流麗に」

ギャレン用の楽曲の1つ。変身・戦闘シーンで数回使用された。

『仮面ライダー剣 超バトルビデオ ブレイドVSブレイド』でギャレンが紹介される際に使用された。

「すべてを受けて」

アンデッド用の楽曲だが、戦闘シーンで汎用的に使用された。

「CSMギャレンバックル」にもBGMとして収録されている。

挿入歌

「rebirth」

「橘 朔也(天野浩成)」名義で歌唱されたキャラソン。

中盤に使用された2ndエンディングテーマでありギャレン以外のシーンでも使用されているが、最終盤のギャレンの変身シーンで久々に使用されクライマックスを盛り上げた。

「CSMギャレンバックル」にもBGMとして収録されている。

作中での立ち位置

劇中設定での1号ライダーはギャレンだが、※主役ライダーを1号とした際にギャレンは2号ライダーとなるのか3号ライダーとなるのか意見が分かれる事がある。

ギャレンを2号とした場合3号は仮面ライダーカリスとなるが、キャストクレジットや劇中終盤での活躍から、東映側はカリスを『剣』の2番手扱いしている節があり、これを根拠に「2号ライダーはカリス」とする意見がある。『剣』のチーフプロデューサーである日笠淳氏も「カリスが2号だと思ってます」とポスト(旧ツイート)している。

カリス2号論も根強いので、後年の扱いを遡及して参照する事には注意が必要である。

一方で、(個人が納得出来るかはさて置き)近年ではバンダイ側も東映側もギャレンの扱いを統一しつつあり、ギャレンを『剣』の2番手扱いしている事が多く、ゲームでは『クライマックスヒーローズシリーズ』や『バトライド・ウォーシリーズ』等、ギャレンの方が参戦回数が多い(特に『バトライド・ウォーシリーズ』ではカリスはジョーカーとしての出番のみである)上に、『ガンバライド』、『ガンバライジング』、『ガンバレジェンズ』でもギャレンの方が優先順位が先の事が多い。

そして、ゲイツマジェスティの2号ライダーポジションやディエンドライバー(DX版:Ver.20th)及びネオディエンドライバーに付属するライダーカード、『仮面ライダーガッチャード』に登場するレジェンドライダーケミーカードの『剣』の枠や、歴代ライダーファンのキャラであるジョージ・狩崎のキャラソンの歌詞の中の2号ライダー枠や東映が運営する「仮面ライダーストア」では2023年7月1日に発売された2号ライダーのアクリルスマホスタンドのラインナップではギャレンが採用されており、現在はその扱いに従ってギャレンを2号とするファンが増えている。

ここまでギャレン2号説が推されているのはカリスと比べてブレイドとはある程度デザインや設定に類似性が見られるなどの理由があるからだろう。

蛇足であるが、ここで放送当時の飲食業界に目を向けてみると丸大食品の「仮面ライダーブレイド ソーセージ」のメインビジュアルに描かれているのはブレイドとギャレン、東洋水産のマルちゃん「仮面ライダー剣ヌードル」のパッケージではしょうゆラーメン版にはブレイドが描かれているのに対し、うどん版にはギャレンがしっかりと描かれている

やはりこちらの業界でもギャレンは2号という認識だったようだ。

※(剣崎が拉致されてしまった第7話のサブタイトルが「囚われた2号」等、公式でもブレイドが2号である事が明記されている)

余談

  • 第3話にて広瀬栞が「橘朔也にあわせて仮面ライダーギャレンが設計された」と発言しているが、後に当初は桐生豪が装着者として選ばれたということが明らかになった為、設定に矛盾が生まれてしまっている。
  • 『剣』でスーツ造形を担当したレインボー造型企画の前澤まさるのツイートによると、ギャレン用に製作されたものの未使用に終わったアンダースーツが1着あり、その1着は3年後にとあるキャラクターのベーススーツに流用されたとのこと(参考ツイート)。これらの情報からモモタロスに流用されたとも言われるが、定かではない。
  • アウトサイダーズ客演時はスーツが経年劣化によりマスクが黄ばんでいる様子が見える。
  • 20年後の作品『仮面ライダーガヴ』に登場する仮面ライダーヴァレンが2号ライダー、カラーリングが赤、銃使い、菱形の意匠を持つ、名前が似ているなどの共通点がある事からヴァレンの情報が解禁された際に話題となった。

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