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ラウズカード

らうずかーど

『仮面ライダー剣』に登場するカード。敵を封印する重要アイテムで、トランプがモチーフとなっている。
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概要編集

仮面ライダー剣』に登場するカード。1万年前のバトルファイトに参加していた不死生物「アンデッド」が封印されている。


4種類のスート(♠♦♥♣)×13種類のカテゴリー(A~K)の計52枚のカードに加え、スートおよびカテゴリーを持たない「ジョーカー」や、アンデッドが封印されていない特殊なカードなど様々なラウズカードが存在する。

トランプに似ている理由については、『仮面ライダーブレイド超全集』内のQ&Aにおいて「トランプが、一万年前のバトルファイトの記憶から作られたものだからと考えられている。」と説明されている。


本作に登場する仮面ライダーは、カテゴリーAのカードに封印されているアンデッドの力を借りて変身する。また、ライダーはラウズカード覚醒機能を搭載した専用アイテム「〇〇ラウザー」を持ち、ラウザーにカードをラウズ(※)することで、そのカードに封印されているアンデッドの能力を使用することができる。


※ スキャンして読み取らせること。 「rouse(〜を目覚めさせる)」に由来すると思われる。


ラウザーにはAP(アタックポイント)を単位とした能力値が設定されており、基本的にこれを消費してラウズカードの効果を発動する。


2作前の『仮面ライダー龍騎』で登場したアドベントカードは、それぞれ1枚が1戦につき使用できるのが1度だけ。その反面ラウズカード自体に使用回数の制限はなく、第48話で睦月がブリザードポーラーのカードを2回使用している。

ただし、ラウザーのAPには上限があるため、土壇場でAPが不足してカードが使えないという事態にならないよう戦略が求められる。


また、ライダーシステムの基になったジョーカーは、アンデッドが封印されているカードをアンデッドラウザーにラウズすることで、そのアンデッドに変身することができる。


TV本編では、最終回の後、♥2「スピリット」以外の全てのカード(封印されていないジョーカーを除く)は烏丸啓の手によって厳重に保管された。


カードの外見編集

ラウズカードの裏面は赤く、♠️♦️♥♣️4つの記号を組み合わせてできた金の模様で縁どられている。


表面にはその動物の「始祖」であるアンデッドの絵が描かれ、左上と右下に記号と英数字が刻み込まれている。記号はトランプ同様にスートと呼ぶが、英数字はカテゴリーという独自の呼称を持つ。左端には中央部にそのカードの持つ能力が英語で書かれ、そのすぐ下にはバーコードのような模様が存在する。

描かれているアンデッド(動物)は機械化ならびに、最初から機械として生まれたような外見をしており、分かりやすいものではマグネットバッファローは角がそのままU字磁石と化している。また、アンデッドの腰にある「尾を喰らい合う蛇に包まれたUDの字」のバックル(アンデッドマーク)と同じ意匠が体のどこかに付いている。

ブランクカードの場合、無地の絵柄の上に鎖が施されている。


キングフォームの場合のみ、ブランク時に鎖の留め具だった部位がなくなり、鍵穴のような装飾が王冠のような物に置き換わった金色の「ギルドラウズカード」となる。このカードでは描かれたアンデッドが持っていたアンデッドマークが金の♠️となり、各部に金の装飾が加わったり背景に奥行きが生じたりする変化が見られアタックポイントが上昇する。


カードの種類・状態編集

プライムベスタ編集

封印されているアンデッドのスートとカテゴリーが記されたカード

どのスートのラウザーでも使用することができる。

プロパーブランクにアンデッドを封印した場合、またはワイルドベスタを対応するスートのラウザーに使用した場合はこの状態になる。


本編では、モノリスジョーカーケルベロスがアンデッドを封印した場合もプライムベスタになっている。

劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』では、新世代ライダーがコモンブランクにアンデッドを封印した場合もプライムベスタになっている(ブレイド、ギャレン、レンゲルが劇場版で封印に使ったカードの種類は確認できず、新世代ライダーの性質なのか演出の都合なのかは不明)。


ワイルドベスタ編集

ワイルドマークと封印されているアンデッドのカテゴリーが記されたカード

コモンブランクにアンデッドを封印した状態。

封印されているアンデッドと同じスートの能力を持つラウザーでなければ使用することはできない。また、同じスートのラウザーに使用することでプライムベスタに変化する。


本編では、第34話で相川始がワイルドベスタの♥Jをカリスラウザーにラウズする直前や、第30話で仮面ライダーギャレンがワイルドベスタの♦Qをラウズアブゾーバーに装填した直後、「カード上に大きく表示されたワイルドマークが本来のスートに切り替わる」というエフェクトを経てプライムベスタに変化していた。


プロパーブランク編集

スートとカテゴリーが記された専用ブランクカード

例外として、ケルベロスに対応するWA(ワイルドエース)のプロパーブランクはスートの代わりにワイルドマークが描かれている。

アンデッドにある程度ダメージを与えてバックルを展開させた後、スートとカテゴリーが一致するアンデッドにこれを接触させることで中に封印できる。


本編では、アンデッドを封印しようとラウザーのオープントレイを展開させた際、対応するプロパーブランクが発光するという描写が何度か存在する。


コモンブランク編集

ワイルドマークのみが記された汎用ブランクカード

スートとカテゴリーに関係なくアンデッドを封印できる。バックルが展開しないジョーカーもこれを接触させることで中に封印できる。


本編では、1万年前のバトルファイトにおいて敗北したアンデッドをモノリスが封印する際にも大きなコモンブランクのようなものが現れる。


能力値(ポイント)編集

カテゴリーAのカード、♥2「スピリット」、「ジョーカー」を除いて、アンデッドが封印されているラウズカードには、カードの能力値とその種類が表記されている。


各ラウザーにはAP(アタックポイント)を単位とした初期能力値が設定されており、カテゴリー2~10のカードをラウズした場合、「ラウザーの能力値(AP)」が「カードのポイント(FP・MP)」の分だけ消費され、カードの効果が発動する。

カードを使用した際に繰り出す技は、100FP(MP)につき1tの破壊力となり、ブレイドで例えるならばスラッシュ<タックル<キックとなる。


また、カテゴリーJ~Kのカードをラウズした場合、「ラウザーの能力値(AP)」が「カードのポイント(EP)」の分だけチャージされ、カードの効果は発動しない。


カードの能力値の種類は以下の通り。

  • FP(フォースポイント)

カテゴリー2~5のカード(♥2「スピリット」を除く)の能力値。

アンデッドの能力を各ライダーの身体能力として与える。


  • MP(マジックポイント)

カテゴリー6~10のカードの能力値。

属性や特殊能力などをライダーに与える。


  • EP(エマージュポイント)

カテゴリーJ~Kのカードの能力値。

ラウザーの能力値(AP)を再チャージし、進化・強化を施す。


カード一覧編集

♠:ブレイドが所有

♦️:ギャレンが所有

♥:カリスが所有

♣️:レンゲルが所有


カテゴリーA編集

ライダーへの変身に用いられる。


スート音声カード名効果封印されているアンデッド
CHANGEチェンジビートルブレイバックルに装填することで使用者を仮面ライダーブレイドに変身させるビートルアンデッド
チェンジスタッグギャレンバックルに装填することで使用者を仮面ライダーギャレンに変身させるスタッグビートルアンデッド
チェンジマンティスカリスラウザーにラウズすることで使用者を仮面ライダーカリスに変身させる(※)マンティスアンデッド
チェンジスパイダーレンゲルバックルに装填することで使用者を仮面ライダーレンゲルに変身させるスパイダーアンデッド

※ 厳密に言うと仮面ライダーカリスへの変身は使用者の特性が理由である。


カテゴリー2編集

♠♦♣:武器による攻撃を強化。


スート音声カード名効果FP封印されているアンデッド
SLASHスラッシュリザード剣の切れ味を高める400リザードアンデッド
BULLETバレットアルマジロ弾丸・光弾の破壊力を高める400アルマジロアンデッド
SPIRITスピリット(※1)使用者を人間の姿に変える(※2)-ヒューマンアンデッド
STABスタッブビー武器の鋭さを高める400ビーアンデッド

※1 放送当時のカードダスでは「スピリット-人間-」表記であった。


※2 仮面ライダーカリスが相川始の姿に戻る際、カリスラウザーにラウズして使用する。ラウザーユニット(カリスラウザーのバックル中央部)を装着したカリスアローや他ライダーのラウザーにラウズした場合も同じ効果が発動するかは不明。


カテゴリー3編集

手による攻撃を強化。


スート音声カード名効果FP封印されているアンデッド
BEATビートライオンパンチを加速させて破壊力を高める600ライオンアンデッド
UPPERアッパーフロッグアッパーカットの破壊力を高める600フロッグアンデッド
CHOPチョップヘッドチョップの破壊力を高める600ハンマーヘッドアンデッド
SCREWスクリューモール使用者の体を高速回転させる(※1)/拳に力を注ぎ込みコークスクリューパンチを放つ(※2)600モールアンデッド

※1 『仮面ライダーブレイド超全集』より。劇中未使用。♣︎4と同時に使用した際にはレンゲルラウザーが高速回転した。


※2 『仮面ライダーブレイド ハイブリットファイル』より。劇中未使用。♣︎6と同時に使用した際には吹雪を拳から噴射した。


カテゴリー4編集

主に身体能力を強化。


スート音声カード名効果FP封印されているアンデッド
TACKLEタックルボア体当たり攻撃の破壊力を高める800ボアアンデッド
RAPIDラピッドペッカー連打攻撃と武器の高速連射を可能にする800ペッカーアンデッド
FLOATフロートドラゴンフライ空中浮遊・飛行を可能にする1000ドラゴンフライアンデッド
RUSHラッシュライノス(※)突きの破壊力を高める800ライノスアンデッド(※)

※ カード上の英語表記は「Rush Rhinoceros」だが、放送当時のカードダスの日本語表記及び『仮面ライダー図鑑』では「ラッシュライノス」とされており、アンデッドの名称も『仮面ライダーブレイド超全集』や『仮面ライダー図鑑』では「ライノスアンデッド」とされている。


カテゴリー5編集

脚による攻撃を強化。


スート音声カード名効果FP封印されているアンデッド
KICKキックローカストジャンプ力を強化してキックの破壊力を高める1000ローカストアンデッド
DROPドロップホエール宙返りして打ち下ろすキックの破壊力を高める/キックが決まる瞬間に足先の質量を増大させる(※)1000ホエールアンデッド
DRILLドリルシェルきりもみキックの破壊力を高める1200シェルアンデッド
BITEバイトコブラ両足をキバに見立てたクロスキックを放つ(※)1200コブラアンデッド

※ 『仮面ライダーブレイド ハイブリットファイル』より。


カテゴリー6編集

属性攻撃を発動。


スート音声カード名効果MP封印されているアンデッド
THUNDERサンダーディアー雷を発生させる・攻撃に電気属性を加える1200ディアーアンデッド
FIREファイアフライ炎を発生させる・攻撃に火属性を加える1000ファイアフライアンデッド
TORNADOトルネードホーク竜巻を発生させる・攻撃に風属性を加える1400ホークアンデッド
BLIZZARDブリザードポーラー吹雪を発生させる・攻撃に氷属性を加える1200ポーラーベアアンデッド

カテゴリー7編集

♠♦♣:体の状態を変化。


スート音声カード名効果MP封印されているアンデッド
METALメタルトリロバイト身体と武器を硬化して防御力・攻撃力を強化する(※1)/使用者の体を金属のように硬質化させる(※2)1200トリロバイトアンデッド
ROCKロックトータス対象物を石化・岩壁を生成する(※1)/使用者の体を岩のように硬化させる(※4)1400トータスアンデッド
BIOバイオプラント触手を生成し相手を捕らえる1600プラントアンデッド
GELゲルジェリーフィッシュ使用者の体を液状化させ、狭い隙間を通り抜けたり、敵の攻撃を無効化する(※1)/物を液化させる(※4)1400ジェリーフィッシュアンデッド

※1 『仮面ライダーブレイド ハイブリットファイル』より。劇中未使用


※2 『仮面ライダーWEB仮面ライダー図鑑』より。


※4 『仮面ライダーブレイド超全集』より。劇中未使用。


カテゴリー8編集

スート音声カード名効果MP封印されているアンデッド
MAGNETマグネットバッファロー(※1)敵を吸い寄せる(※2)/磁力を操り、周囲の金属を引き寄せたり、弾き返す(※3)1400バッファローアンデッド
SCOPEスコープバット暗視能力を高める・追尾射撃を可能にする(※4)1200バットアンデッド
REFLECTリフレクトモス周囲に相手の攻撃を反射するバリアを張る(※4)1800モスアンデッド
POISONポイズンスコーピオン猛毒を生成し、攻撃と共に流し込む/毒針を撃ち込んで敵を倒す(※2)1800スコーピオンアンデッド

※1 放送当時のカードダスの日本語表記では「マグネバッファロー」となっていた。


※2 『仮面ライダーブレイド超全集』より。マグネットバッファローの方は劇中未使用。


※3 『仮面ライダーブレイド ハイブリットファイル』より。劇中未使用。


※4 劇中未使用。


カテゴリー9編集

スート音声カード名効果MP封印されているアンデッド
MACHマッハジャガー高速移動を可能にする1600ジャガーアンデッド
GEMINIジェミニゼブラ分身を作り出し、同時攻撃を可能とさせる(※)1400ゼブラアンデッド
RECOVERリカバーキャメルMPと引き換えに、身体へのダメージを回復する(※)2000キャメルアンデッド
SMOGスモッグスキッド煙幕を張って身を隠す2000スキッドアンデッド

※ 『仮面ライダーブレイド ハイブリットファイル』より。ジェミニゼブラは作中では分身を一体生成した。リカバーキャメルは劇中未使用。


カテゴリー10編集

スート音声カード名効果MP封印されているアンデッド
TIMEタイムスカラベ対象物・空間の時間を停止させる(※1)1800スカラベアンデッド
THIEFシーフカメレオン他の人物に化ける・姿を消す(※2) / 相手の武器やカードを一時的に奪う(※3)1800カメレオンアンデッド
SHUFFLEシャッフルセンチピード手持ちのラウズカードを相手と総取り替えする(※1)2200センチピードアンデッド
REMOTEリモートテイピア封印されているアンデッドを解放する・操る2200テイピアアンデッド

※1 劇中未使用。


※2 『仮面ライダーブレイド超全集』より。劇中未使用。


※3 『仮面ライダーブレイド ハイブリットファイル』及び『仮面ライダー剣 ラウズカード DXトランプボックス』より。劇中未使用。


カテゴリーJ編集

♠♦:カテゴリーQのカードを装填したラウズアブゾーバーにラウズすることでライダーをジャックフォームにフォームチェンジさせる。


スート音声カード名効果EP封印されているアンデッド
FUSIONフュージョンイーグルライダーと融合して飛行能力を授ける+2400イーグルアンデッド
フュージョンピーコックライダーと融合して飛行能力を授ける+2400ピーコックアンデッド
フュージョンウルフライダーと融合して狼の始祖生物の力を授ける+2400ウルフアンデッド
フュージョンエレファントライダーと融合して怪力を授ける+2800エレファントアンデッド

カテゴリーQ編集

「吸収する」効果を持つ。

ラウズアブゾーバーに装填することで「上級を含むラウズカードの能力を取り込み、アブゾーバーで発現する」効果が発動する。


スート音声カード名EP封印されているアンデッド
ABSORBアブゾーブカプリコーン+2000カプリコーンアンデッド
アブゾーブサーペント+2000サーペントアンデッド
アブゾーブオーキッド+2000オーキッドアンデッド
♣︎アブゾーブタイガー+2000タイガーアンデッド

カテゴリーK編集

「進化させる」効果を持つ。

♠♦♣:カテゴリーQ「アブゾーブ」を装填したラウズアブゾーバーにラウズすることでライダーをキングフォームにフォームチェンジさせる。


♥:仮面ライダーワイルドカリスへの変身に使用される。

スート音声カード名EP封印されているアンデッド
EVOLUTIONエボリューションコーカサス+4600コーカサスビートルアンデッド
エボリューションギラファ+4000ギラファアンデッド
エボリューションパラドキサ+2800パラドキサアンデッド
エボリューションタランチュラ+4000タランチュラアンデッド

ジョーカー編集

音声カード名効果封印されているアンデッド
JOKERジョーカー(※1)不明(※2)ジョーカー
JOKERアルビノジョーカー(※3)不明アルビノジョーカー

※1 放送当時のカードダスでは「ジョーカー-黒-」


※2 後年にプレミアムバンダイで販売された『仮面ライダー剣(ブレイド) ラウズカードアーカイブス』に付属するブックレットでは、「ジョーカーを封印したカード。あらゆるカードの能力を得ることができるバトルファイトの切札」と解説されているが、超全集を初めとした各種公式書籍においてそのような記述は存在しないので、あくまでもバンダイのオリジナル設定の可能性が高い

また、放送当時に発売された『仮面ライダー剣 ラウズカード DXトランプボックス』に付属するラウズカード解説書では、「あらゆるカードの能力を得ることができるバトルファイトの切り札、ジョーカーを封印したカード。」という似て非なる記述が存在する。もしかすると、これを参考にしたブックレット編集者が、ジョーカー自身の説明である前半の文章を、ジョーカーを封印したカードの説明だと勘違いしてしまったのかもしれない。


※3 劇中未登場。放送当時のカードダスでは「ジョーカー-白-」


ギルドラウズカード編集

仮面ライダーブレイド キングフォームの支配下に置かれた状態のスペードのプライムベスタ13枚。

金色の超金属「ディアマンテゴールド」でコーティングされている。

ブレイドの意思に応じて各アンデッドクレストから出現し(♠︎Aはブレイバックルから、♠︎Kは胸のハイグレイドシンボルから)、キングラウザーによる必殺技の発動に使用される。

カードの能力値は、カテゴリー2〜6が200ずつ、7〜10が400ずつ増加している。


仮面ライダーアウトサイダーズ』では、仮面ライダーギャレン キングフォームとともに、♦︎Aと♦︎Kが変化したと思われるギルドラウズカードのようなものが登場した。


人工ラウズカード編集

スートを持たず、代わりにワイルドマークが記されている。

カテゴリーA(TV本編)

天王路博史によって開発された5枚目のカテゴリーA。天王寺が「ケルベロスⅡ」への変身に使用した。

音声カード名効果封印アンデッド
CHANGEチェンジケルベロスアンデッドの封印ケルベロス

カテゴリーA(劇場版)

解析されたアンデッドのデータを基に造られた「人造データアンデッド」をコモンブランクに封印したカード。

(出典:『仮面ライダー剣 ラウズカード DXトランプボックス』)

音声カード名効果封印アンデッド
CHANGEチェンジケルベロスグレイブバックルに装填することで使用者を仮面ライダーグレイブに変身させるケルベロス
CHANGEチェンジケルベロスラルクバックルに装填することで使用者を仮面ライダーラルクに変身させるケルベロス
CHANGEチェンジケルベロスランスバックルに装填することで使用者を仮面ライダーランスに変身させるケルベロス

マイティ

ケルベロスの持つ能力を抽出したカード。ポイントを消費しないことが特徴。

(出典:『仮面ライダー剣 ラウズカード DXトランプボックス』)

音声カード名効果備考
MIGHTYマイティグラビティグラビティスラッシュの発動グレイブが使用
MIGHTYマイティレイレイバレットの発動ラルクが使用
MIGHTYマイティインパクトインパクトスタッブの発動ランスが使用

その他編集

音声カード名効果備考
-コモンブランクアンデッドの封印
WILDワイルドワイルドサイクロンの発動♥のカード13枚が融合して生まれる
-バニティカード中に生贄を封じ、古代のレリーフに捧げることで巨大邪神フォーティーンが復活するカテゴリーKのカード4枚が融合して生まれる
JOKERジョーカー(ディケイド)カリスラウザーにラウズすることで使用者をジョーカーに変身させる仮面ライダーディケイド』に登場。鎌田/パラドキサアンデッドによって造られた。原作のジョーカーの絵柄の上に4つのスートが描かれている。


カードゲームとしてのラウズカード編集

放送当時である2004年に玩具展開され、主にカードダスによる排出となりきり玩具への付属で発売された他、プロモーションカードが丸大ソーセージや児童誌の付録、果ては剣チームが参加した鈴鹿サーキット耐久レースの入場特典などさまざまな方法で配布された。

当然ラウザーや変身ベルトといった玩具と連動させて遊べる他、最大の特徴としてトランプとしては言うまでもなく過去の類似例同様、オリジナルルールによるTCGとして遊ぶことができる。

カードの分類編集

  • フォースカード

上記の通り、プライムベスタ・ワイルドベスタ(以下「劇中カード」)におけるカテゴリーA〜5にあたるカード。劇中カード以外であれば武器やマシンを筆頭に、ざっくりと分類すれば以下のヒーロー・ヒューマン・アンデッド・コンボカードに当てはまらないカードが割り当てられている。


  • マジックカード

劇中カードにおけるカテゴリー6〜10にあたるカード。カードに記されているMP(マジックパワー)の上に記された盾のようなマークがパワーであり、場に出す際の処理としてパワーの数だけ手札を捨て、同じ枚数デッキからカードを補充するという手順でコストの支払いを行う。


  • エマージュカード

劇中カードにおけるカテゴリーJ・Q・Kにあたるカード。パワーはEP(エマージュパワー)であり、こちらの処理はパワーの数だけデッキから手札を補充するというもの。

基本的に「特殊配置」のレベルが割り当てられており、ジャックフォームやキングフォーム、ワイルドカリスに使われるものは劇中を再現した効果となっている。劇中で使用されなかったものに関してはそれぞれ独自の効果となっているが、真っ先に封印されたカテゴリーKと最後に封印されたカテゴリーQであるクローバースートのみ配置されるレベルからして他とは異なっている。


配置レベル・能力の順に記す。

スート/カテゴリー♠︎♦︎❤︎♣︎
JLv.2〜3・デッキ捨て札からJヒーローカードを出すLv.2〜3・デッキ捨て札からJヒーローカードを出す特殊配置(Lv.4)・攻撃後Lv.2まで列を残す特殊配置(Lv.4)・特筆すべき効果がない代わりにこのスートのみEPが2
QLv.0に重ねて配置・コンボ攻撃された場合Lv.0の代わりにこちらが捨て札にLv.0に重ねて配置・コンボ攻撃された場合Lv.0の代わりにこちらが捨て札にLv.0に重ねて配置・コンボ攻撃された場合Lv.0の代わりにこちらが捨て札にLv.2〜3・エボリューションタランチュラと同列に並んだ際手札とデッキの任意のカードを交換できる
KLv.2〜3・デッキ捨て札からKヒーローカードを出すLv.2〜3・デッキ捨て札から任意の♦︎カードを配置条件を満たしてを出すLv.0(チェンジマンティス)に重ねて配置・デッキか捨て札からWヒーローカードを出すLv.0(チェンジスパイダー)に重ねて配置・通常攻撃された際パワーを上げ、相手に上回られない限りLv.1をロストではなく捨て札に

特にカテゴリーKの場合、ギラファはコーカサスの効果に寄せたものになっているのに対し、タランチュラは配置方法こそパラドキサに似ているが効果自体は受け身なものとなっている。


なおマジック・エマージュカードは劇中カードにのみ存在する。

これらのカードのうち、スペードとダイヤには(ハート・クラブは未発売)プロパーブランクも存在し、共通してパワー0・下級は「このカードに対応するアンデッドカードが相手の列にある時、手札からこのカードを捨てれば、そのアンデッドカードを裏返すことができる」・上級は「このカードが場にある時、相手は対応するアンデッドカードを場に出すときはデッキを1枚捨てなければならない」という効果を持つ。

対応するアンデッドの名前およびアンデッド側にスートまでは書かれていないので、図鑑などを用意しておくと揉めずに済むだろう。


  • ヒーローカード

名前の通り仮面ライダーが描かれたカード。

強化フォームのカードとしてJヒーローカード・Kヒーローカード・Wヒーローカードが存在し、対応するエマージュカードの効果でのみ場に出せるという共通効果が存在する。また、劇場版に登場した仮面ライダーグレイブら新世代ライダーはNヒーローカードという独自区分となっており、自身と関連カードはフリーマークのみつなぐ事ができるという特徴を持つ。


  • ヒューマンカード

仮面ライダーの変身者を中心に、広瀬栞白井虎太郎烏丸啓など番組を彩った人間のキャラクターが描かれたカード。ちなみに相川始もこちらに分類されている。

余談だが、烏丸のカードはカテゴリーK、そこに続く英語表記と合わせて「K KARASUMA」=烏丸啓というフルネームになっており、さらにフレーバー部分が「だが私は謝らない」であるなど妙にネタチックなカードとなっている。


  • アンデッドカード

アンデッド(封印されたベスタではなく実写写真)が描かれたカード。トランプの4スートは当てはめられておらず、後述のフリー属性(劇中でいうワイルド属性)か、アンデッドバックルが象られたアンデッド属性のいずれかが割り当てられている。

いわゆる下級アンデッドがフリー、Aと上級アンデッドがアンデッド属性となっており、下級アンデッドはレベル2〜3、カテゴリーJがレベル4、カテゴリーQがレベル0、カテゴリーKがレベル1で統一されている。また、人間でも桐生豪はこのマークである。(分類もヒューマンカード)

ちなみに上級アンデッドのカードはアンデッドとしての姿の他に人間態の画像も合成されているのだが、伊坂のみピーコックアンデッドとは別のカードとして存在しており、こちらはレベル0となっている。ピーコックアンデッドは伊坂でなければコンボ攻撃できない関係からか、他アンデッドよりパワーが高い。当然鎌田(パラドキサアンデッド)はいない。


  • コンボカード

ライトニングブラストやバーニングスマッシュなど仮面ライダーの必殺技のカード。必要なPVカードが手札や場に揃った時に使用できる。

キングフォームのものはKコンボカードとして劇中未登場のものを含めポーカーの役全てがカード化されている。

その他、知る人ぞ知る幻の必殺技「エクストリームショット」も排出された。


  • アザーカード

特殊なカードが割り当てられる分類。劇中カードで言えば2枚のジョーカーやワイルド、バニティカード、アンデッドとしてのジョーカーやアルビノジョーカー、眷属であるダークローチとアルビノローチ、さらに14もアンデッドカードではなくこちらに当てはめられた。


盤面編集

大まかに4つのゾーンと手札がある。

  • デッキ……山札を置く。
  • 列……カードを並べ構成する。三列が配置される。
  • ロスト……破壊されたLv.1カードを貯めダメカンとして扱う。コンボ攻撃で破壊されたLv.0カードもここに送られる。
  • 捨て山……Lv.1カード以外を捨てる。

なお、山札が尽きた場合は捨て山をシャッフルして新しい山札とする。


カードの要素編集

  • 属性/カテゴリ

いわゆるスートのこと。トランプの4スートの他に劇中登場カードにも存在するフリー属性(設定上の呼称はワイルド)、アンデッドクレストを模したアンデッド属性の6タイプ存在する。カテゴリはプロパーブランクと後述のキングフォームのコンボカード以外ではほぼ使われない。

14はカテゴリの欄が14となっている。あまり意味のないフレーバー的なものと思われるものの、下記のKコンボに含めた場合圧倒的なパワーが発揮されてしまう


  • レベル

属性の右隣に存在し、Lv.0、1、2、3、4、2〜3、3〜4、2〜4、特殊配置、Gの10種類存在する。さらにアザーカードに分類されるジョーカーとワイルド、バニティカードにはレベルが存在していない(挙動としては特殊配置にあたると考えられる)。

レベル0は主にカテゴリーAのプライムベスタとアンデッドのカテゴリーQを中心に存在し、属性などの条件付きで配置できる。

レベル1はヒーローカードやアンデッドカードが主。

それ以外は劇中登場か否かに関わらず幅広く分類している。

Gはギルドラウズカードのことであり、使用する場合はGデッキとして13枚一組を通常のデッキとは別に用意する(他のTCGで言えばGRクリーチャーが近い)。なお、ゲーム内におけるギルドラウズカードの定義は「レベル欄がGであること」であり、Kヒーローカードのように、カードデザインがそうであるもの(スートのマーク、金色主体のデザインなど)でも通常デッキに入れて使用するカードがある。


  • レベル0

前述のように基本的にカテゴリーAのプライムベスタとカテゴリーQにあたるアンデッドカードが割り当てられている。

カテゴリーAの共通効果として、「このカードを含む列が通常攻撃された時は、このカードは属性の合う列のLv.1の下に即移動し、そのLv.1が裏向きなら表向きにできる。このカードがコンボ攻撃で破壊された時はロストに行く」とある。通常攻撃された場合は次の列を1手早く(本来、裏向きのカードを表に返す際は手札を一枚捨てる必要があり、これは手番に数える)開始することができる反面、コンボ攻撃をされた場合はダメージが深くなるというデメリットも存在する。

例外として再封印版のチェンジスパイダーはロストにカードがある場合しか使用できない代わりに、コンボ攻撃されても捨て札となりロストが増えることはない。またチェンジケルベロスは他の列に移動するのではなく、捨て札からNヒーローカードを出し、新たな列として組み上げることができる。アンデッドカードの場合は新たな列を組み上げる効果がないためやや見劣りするが、Lv.4のアンデッドカードはLv.0が配置されていることを条件としたコンボ攻撃能力を持つため、そちらの真価を発揮するための前置きのようなカードとなっている。


  • バトルマーク

レベルの反対側に存在するマーク。剣、羽、岩の三種類存在し、じゃんけんと同じ三すくみの関係。この部分のみを使ってじゃんけんとして遊ぶ初級ルールが存在する。

たまに同じカードでここだけ違うものが存在する(コレクター泣かせ)。


  • カードタイプ

前述したフォースカードやマジックカードといった分類。劇中に登場するものはさらに〈PV(プライムベスタ)〉、〈WV(ワイルドベスタ)〉、〈CB(コモンブランク)〉などと細分化されている。

  • フレーバー/能力

カード名の真下にあり、フレーバーテキストや特殊効果が記載されている。ちなみにLv.1カードをはじめとしていわゆるバニラのカードが滅法多い。エマージュカードは 玩具付属版ではバニラになってるものもあったりする。


  • パワー

右下の属性の真上に存在する黄色い盾のようなマーク。FPやMPではなくこちらの数を参照しカード同士のバトルを行う。またマジックカードは盾の上に剣が交差したような青いマークとなっており、使用時にパワーの数だけコストを支払う(手札を捨て、捨てた数だけデッキから手札を補充する行為)必要がある。 同様にエマージュカードのものはパワーの数だけノーコストで手札を補充できる。


その他、ゲーム中のルールに関わらない部分としてカード名やカードナンバー、対応ラウザーマークなどが存在する。

カードナンバーは3種のチェンジケルベロスは当然ながら、2体のアンンデッドを合成したティターンは、両者の能力・フレーバー、バーコードを反映した2種類のカードがあるが、カードナンバーは同じという中々ニクい演出がされている。


デッキ構築編集

1デッキ24枚ちょうど。さらに「属性はフリー以外を2つ以上含む」「Lv.1とLv.4は必ず4枚ずつ」「Lv.1はフリー以外の属性を2つ以上」というルールが存在する。

同名カードは最大2枚まで入れられるが、カードによってはルール欄の末尾に1枚制限のマークが記されているものがある。 同様にダークローチアルビローチはデッキに3枚まで投入できる。


ゲームの流れ編集

  • ゲームの準備

互いにデッキからLv.1カード3枚を裏向きに場に並べ、残ったデッキをシャッフルし上から5枚を手札とする。


  • バトルフェイズ

互いのプレイヤーが自身の場に裏向きに置いたLv.1カードのうち1つを選び、「ターンアップ」の掛け声で表向きにしそれぞれのバトルマークで勝敗を決め、勝った方が先行となる。なお、あいこの場合は普通にじゃんけんをして決める。


  • レベルアップフェイズ

デッキから一枚カードを引き、手札から場の表向きのカードと同じ属性かつレベルが一つ上のカードを選んで配置する。この行動が終わったら相手のターンとなり、このレベルアップフェイズを互いに繰り返していく。

このようにして列を繋げてLv.4を目指すのが基本的なゲームの流れとなる。

なお、手札から出せる(場のカードにつなげられる)カードがない場合、手札を一枚捨てることで裏向きのカード(ゲーム開始時に用意したLv.1の他、相手のカードの特殊効果で裏返ったものも含む)を表に返すことができ、これも1回分の手順に含める。

基本的に同じ属性のカードを繋げていくが、フリー属性のみレベルさえ合えばどの属性からも繋げられ、また違う属性をつなげることができる。ハート→フリー→スペードのように属性を変えることができるのがフリー属性の利点となる。

上級アンデッドが封印されたされたJ・Q・Kのエマージュカードは条件が合えばコストなしで配置でき、パワーの分だけ手札を補充することができる。

作中でコモンブランクで封印されたカードはWVとして、実際の設定と異なり自由につなげるフリーマークのカードとなっているため、

「チェンジスパイダー」に「アブゾーブサーペント(WV)」を重ねて「俺のキングフォームを見ろ!」も可能。

……「フュージョンピーコック」も「エボリューションギラファ」も♦しか無いし、出てくるのは結局ギャレンなので「キングフォームあるらしいよになるが。


  • 攻撃

列がLv.4まで完成した場合に行える。相手の表向きの列を指定して攻撃し、互いの列のパワーの合計を比べ勝敗を決める。相手のパワー以上であれば攻撃された側の列を破壊し、Lv.1をロストに、それ以外を捨て札に置く。自分はLv.1のみ列に残してそれ以外を捨て札に置く。残ったLv.1は再び列を構成することができる。

自分の合計パワーが相手より低かった場合、自分のパワー分だけ相手のカードを削ることができ、上から順に捨て札とする。

Lv.1が破壊された側のプレイヤーは次の自分のターンのレベルアップフェイズに前述したように手札を捨てて裏向きのカードを表にするか、空きの出来た列に手札のLv.1を新たに配置することで再度列を構成することができる。

このようにして先に相手のロストにカードを3枚送った側が勝利となる。


  • コンボ攻撃

「ライトニングブラスト」「バーニングディバイド」などライダーの必殺技のカードであるコンボカードを使用する。

カードに記された条件を満たした列に配置し、通常の攻撃では破壊できない相手のLv.0を破壊できるのが利点となるが、「ライトニングスラッシュ」など一部のコンボカードでは「Lv.0は破壊できない」(或いは条件を満たせば可能になる)というものも存在する。

また、一部アンデッドカードやフォースカード(『マイティグラビティ』)のように分類としてはコンボカードではないが、カード自身の能力で条件を満たせばコンボ攻撃として扱われるものもある他、14は自身の上にLv.4カードを繋げることでそちらの内容に拘らず14側の効果としてコンボ攻撃を行える。


  • キングフォーム

前述したようにギルドラウズカードをGデッキとして別に用意してプレイする。

場に出すまでは通常デッキのカードを用い、『エボリューションコーカサス』の効果でKヒーローカード・キングフォームを場に出す。

キングフォームを出した列は以降Kコンボカードによる攻撃しか行えなくなる。

キングフォームを出した直後、また毎ターンの初めにGデッキから2枚を引き、場の片隅に並べる。そうして通常デッキ内に入れて使用する「ツーペア」「フォーカード」などのKコンボカードに記された役が出来上がった時にそのKコンボカードをデッキ・手札・捨て山から使用することができる。 なおKコンボカードの発動条件は「Gカードを含む」指定の組み合わせであり、たとえばGの10、J、Q、通常カードのKとAといった組み合わせでも発動が可能となっている。

Kコンボカードは前述したようにポーカーの役が元になっており、「場に〈G〉を含む(各カードごとに異なる条件)が揃った時、デッキ・捨て山・手札のいずれかから出し、Kヒーローカードに重ねて配置し、相手にコンボ攻撃する」という共通効果が記されている。

たとえば「ロイヤルストレートフラッシュ」の場合は「場に〈G〉カードを含む「♤10」「♤J」「♤Q」「♤K」「♤A」が揃った時、デッキ・捨て山・手札のいずれかから出し、Kヒーローカードに重ねて配置する」というもの。ちなみにKヒーローカードを場に出すまでの過程で最低でも「♤Aチェンジビートル」「♤Qアブゾーブカプリコーン」「♤Kエボリューションコーカサス」の3枚は必ず場に出ているため、劇中の威力や実際のポーカーでの難易度に反し本カードゲームではかなり発動しやすい技となっている。

ギルドカードを含まなければならないがその他のカードについては名称ではなくカテゴリーやスートで指定されており、たとえば「ストレート」(Gカードを含むカテゴリが連続する5枚)を発動する際に広瀬さんの9・〈G〉タイムスカラベの10・山中望美のJ・カプリコーンアンデッド(矢沢)のQ・烏丸所長のKのような劇中のキャラクターとして考えると意味不明な組み合わせで役を作ることもできる。

ちなみに、DXトランプボックス封入の「ファイブカード」の分類はクリスマスカードである。

PS2用ゲーム『仮面ライダー剣』に付属した「ワンペア」はテキスト部分がそちらのゲームの隠しコマンドとなっており、カードゲームとしては特殊配置カードかつ事実上のバニラカードという使い道のないカードになってしまっている。


余談編集

  • 初期の玩具版カードのプライムベスタは「〇〇の祖たる不死生物のカード」という文章が「〇〇のたる不死生物のカード」となっている誤植がある。ちなみに漢字の意味はお米で収める税のこと。租税。
  • 玩具対応版「プロパーブランクWA」は何故かイラストに鎖がなく、「バニティカード(未封印)」とほぼ同じデザインになっている。
  • カードダス第5弾にはヘアラインホイルという金属的な光沢を持ち、玩具対応のバーコード以外は劇中の物と同デザインのGラウズカードがラインナップされていた。カードゲームとして遊ぶ際もGラウズカードはテキストを用いない(フレーバーテキストのみ記されている)ため行えた措置と思われる。ある意味CSMの先駆けとも言えるかもしれない。
  • アドベントカード同様に、TV放送終了後は劇中と同デザインのTVeditionがカードダスで発売された。プロパーブランク52種と共に(バニティカード、チェンジケルベロスにも存在)。ほぼハズレ枠だが、これを含めて当時コンプリートした或いはこれからコンプリートする猛者はどれだけいるか……?
    • Gラウズカードのホイル版と前述のヘアラインホイル版との違いは光り方とバーコード部分(通常のラウズカードと違ってGラウズカードは黒なのでややこしい)くらいなので、通販で手に入れる際は非常に注意が必要。出品者が違いを理解していない、知らない場合もありうる。

  • 20年近く前に一年間だけ展開されたカードゲームということもあり、他のブレイド関連アイテムや他所の玩具対応カードに比べて、そしてTCGとしてもマイナーと呼ばざるを得ない。
    • どうやらルールブックも構築済みデッキとして発売された「コレクションボックス」「エボリューションボックス」のプレイシートの裏面に記載されたものしか存在していないらしい。 貴重な資料であるため、もし当時のものを今でも所持している人は大切にしよう。ちなみに「ジョーカー」登場前はトランプとして遊ぶ場合はフリーマークのカードをジョーカーとして扱うことを推奨していた。

関連タグ編集

仮面ライダーブレイド 仮面ライダーギャレン 仮面ライダーカリス 仮面ライダーレンゲル BOARD(仮面ライダー剣)

ケルベロス(仮面ライダー剣) 改造実験体トライアルシリーズ


ブレイバックルギャレンバックルレンゲルバックルブレイラウザーギャレンラウザーカリスラウザーレンゲルラウザーキングラウザー:いずれもラウズカードが効果を発揮するための変身アイテム及び武器

ラウズアブゾーバー:エマージュカードを使用するために必要なパワーアップアイテム。詳細は個別記事を参照。


ゼインカード:見た目はライダーカードに酷似しているが、設定ではラウズカードの技術が使用されている。


コレクションアイテム

アドベントカードラウズカードフエッスル


外部リンク編集

用語辞典 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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