「どうしてもやるのか・・・!」
「俺はお前達の戦いになど興味はない!ライダーもアンデッドも勝手に潰し合え。そして全てが死に絶えた後、俺がこの戦いの覇者となる」
データ
身長 | 233cm |
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体重 | 145kg |
カテゴリー | カテゴリーJ |
スート | クラブ |
特色/力 | 人間への化身、戦鎚、棘付き鉄球、ノーズストライカー |
CV | 成田浬 |
初登場話 | 第24話「謎のハンター」 |
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.50、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
『仮面ライダー剣』第24話~第26話等に登場する怪人。
スート・クラブのカテゴリーJに属する、劇中における象の始祖にあたる上級アンデッド。普段は大地という名前の屈強な男性に変身している。
他のカテゴリーJと異なり怪力が自慢で、戦鎚「アースクェーク」と鎖分銅「アイアンボム」を武器としている。その強さたるや一度はブレイドのマスクを破壊したほど。加えてシールドバリアを張る能力も併せ持つ。また、右胸から生えているゾウの鼻「ノーズストライカー」は伸縮自在で、旋風を巻き起こして敵を吹き飛ばす他、先端についた刃で敵を切り裂く。
同じ上級アンデッドであるウルフアンデッドやオーキッドアンデッドでさえ恐れる程の力を持つ。
重量級である為、歩くと地面に振動が走る。
また吉永みゆきの発言から、自らの縄張りを持っている模様。
「戦いは嫌いだ」と公言し面倒臭がりな素振りを見せるが、実際には相手を分析し、相手を確実に倒せると判断しない限りは本気で戦いを仕掛けない戦略家。その用心深い姿勢は「最大の武器」と嶋昇から評されており、一度怒らせると手につけられない。
第26話においてプールでライダー四人を倒すイメージを浮かべるシーンでは、モチーフの象の鳴き声よろしく『ぱおーんッ!』という鳴き声(しかも他のアンデッドみたいな実在の動物の鳴き声に近いような唸り声では無く、人間が日常的に使っている擬音そのもの)を披露していた。(このセリフが成田氏のアドリブなのか脚本に書いてあったセリフかは不明)
そしてライダー四人の力量を見切り、一網打尽にすべく行動を開始する。
ライダーを呼び寄せるため街で暴動を働き、駆けつけたギャレン、レンゲルを返り討ちにし、変身解除まで追い込む。更に遅れてきたブレイドと交戦し一度は追い込むものの、嶋昇によって与えられたラウズアブゾーバーによって新たな力ジャックフォームを発現。それにより強化された「ライトニングスラッシュ」に敗れ封印された。
リモートのカードで仮面ライダーレンゲルに使役された唯一の上級アンデッドで、『クライマックスヒーローズ』でも召喚する事ができる。
封印された後も当分は剣崎一真がカードを所持しており、第45話「新たなカード」で上城睦月に手渡された。
なお、作中でカリスの正体に最初に気づいた存在でもある。
第38話「運命を掴む者」の回想シーンにも登場。
第41話「強くなりたい」の城光/タイガーアンデッドの回想にも登場している。ウルフアンデッドにドロップキックをされていた。
第45話ではレンゲルによってリモート・テイピアにより解放され、彼とともにケルベロスに挑むも敗北、吸収・再封印された為プライムベスタになった。
ワイルドベスタは第26話「俺を動かす力」の、プライムベスタは第45話「新たなカード」のエンドカードに選ばれている。
仮面ライダーディケイド
「ブレイドの世界」で登場。下級アンデッドと同等の扱いで原典ほどの強さは感じられない。
ディケイド龍騎のストライクベントによって封印される事なく倒された。
「オールライダー対大ショッカー」にも登場。サブストワームやバッファローロード・タウルス・バリスタと共に結城丈二と門矢司を廃墟で発見し、襲いかかろうとしていたが結城丈二に倒されてしまったのか最終決戦にはサブストワームやタウルスバリスタ共に登場しなかった
余談
人間態の名前は恐らくモチーフである象からの連想か、ブレイドと同じトランプのスートがモチーフのヒーローである『ジャッカー電撃隊』のメンバー・大地文太/クローバーキング(スートのみでなく鎖分銅が武器で怪力の戦士という点も共通)から取られたと思われる。
声と大地を演じた成田浬氏は前作でも一般怪人・コーラルオルフェノクの声と人間態役で出演している。
『ドキドキ!プリキュア』の敵幹部の強化形態でイーラが象をモチーフとした怪物に変身したため、ネタにされた。
また、ラウズカードのイラストではアフリカゾウに近い姿で描かれているものの、アンデッド自体のモチーフは耳の大きさや頭頂部が盛り上がっているところからアジアゾウを思わせる。
またラウズ効果であるAP回復量についてだが、2800はカテゴリーJの中でも最大であり、カテゴリーKである「エボリューションパラドキサ」と同等である。
ちなみに上級アンデッドの中で、ライダーの強化フォームに敗れて封印された唯一のアンデッドでもある。
デザイン担当の韮沢靖氏曰く、『仮面ライダー555』のエレファントオルフェノクがあまりにカッコいいのでプレッシャーのかかった一体とのこと。ゾウは好きだが怪人モチーフだとカワいく見えるので、鼻をオフセットにして右肩にマウントすることで魔人的な威圧感を漂わせるフォルムを目指し、装備もヘビー感漂う分銅、ハンマー、鎖の髪の毛としている。デザイン画には、好物としてヘタの付け根がクローバー型になった青紫色のリンゴ「クローバーアップル」なるものが描かれている(『UNDEAD GREEN BLOOD』pp.46-47)。
関連タグ
東映特撮 仮面ライダー剣 アンデッド(仮面ライダー剣) 上級アンデッド カテゴリーJ 大地(仮面ライダー剣)
怪人 ライダー怪人 ゾウ
関連怪人
ミミンガー、ゾゾンガー、エレファントオルフェノク、エレファント・デッドマン:ゾウをモチーフとするライダー怪人つながり。
スート・クラブ
テイピアアンデッド(10) → エレファントアンデッド(J) → タイガーアンデッド(Q)
外部リンク
エレファントアンデッド 仮面ライダー図鑑
フュージョンエレファント 仮面ライダー図鑑
フュージョンエレファント(ワイルドベスタ) 仮面ライダー図鑑