「俺とお前は、戦う事でしか解り合えない!!」
データ
身長 | 219cm |
---|---|
体重 | 116kg |
パンチ力 | 不明 |
キック力 | 不明 |
ジャンプ力 | 不明 |
走力 | 不明 |
スート | - |
カテゴリー | - |
特色/力 | ラウズカードによる変身 |
CV | 森本亮治 |
スーツアクター |
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初登場話 | 第34話「カテゴリーK」 |
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.33、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
『仮面ライダー剣』に登場する怪人。
「ジョーカーアンデッド」の名称は玩具などで便宜上用いられるものであり、公式の名称は基本的に「アンデッド」を冠さない「ジョーカー」。
53体存在するアンデッドの中でどのカテゴリーにも属していない、またどの生物の始祖でもない特殊なアンデッド。
基本武器は腕に付いた鎌だが、1番の特徴はこの鎌で倒したアンデッドをカードに封印できる点である(他のアンデッドは他者を封印できない)。
そして後述のラウズカードによる変身能力である。これらによりアンデッドを封印しラウズカードを手に入れ、その力を自身の物とし、力を増していくことができる。
バトルファイトでジョーカーが勝者となる(=その世界でアンデッドがジョーカーのみとなる)と身体から無数のダークローチと呼ばれる怪物を産み出し、地球上の全ての生命をリセットさせてしまう(ちなみにこのルール、なんとゲームの中の世界でも適用されてしまう模様)。
遥か昔より冷酷非情な戦闘マシーンとして他のアンデッドから恐れられていたが、ヒューマンアンデッドの力や様々な人間との出会いによって「愛」を知り、自分の運命に立ち向かっていく事になる。
詳しくは仮面ライダーカリス及び相川始の項目を参照。
ツール
アンデッドラウザー
他のアンデッドはベルトのバックルがウロボロス型(内部にカテゴリーなどが記載)になっているが、ジョーカーはハートを模した形のラウザーになっており、中央にラウズカードをラウズする事でそのカードのアンデッドに擬態し、能力を使用する事ができる(後にディケイドが使用するカメンライドの先駆けと言えよう)。カリスや始の姿も、あくまでそれらのアンデッドの姿を借りているに過ぎない。
他のアンデッドを封印するジョーカーの力、アンデッドの力を得るアンデッドラウザー、そしてお気に入りなのかジョーカーが好んで擬態していたマンティスアンデッドが纏う鎧であるカリスベイル。
この世界ではこれらの要素を参考に、ライダーシステムが開発されることになった。
ラウズカード
劇場版『MISSING ACE』で封印されたラウズカードとして、本編では第31話にてBOARDの機密情報としてイラストのみ初登場。
ラウズ効果は「あらゆるカードの能力を得られる」という、まさにバトルファイトの切り札となる効果を持っている。
一万年前のバトルファイトにおいてカテゴリーの低いヒューマンアンデッドがジョーカーに勝利出来たこの効果が理由の一つかもしれない。
劇場版では剣崎一真が封印した後、新世代ライダーのリーダーである志村純一が所持していた。
第48話「滅びへの序章」のエンドカードに選ばれている。
客演
データ
身長 | 219.0cm |
---|---|
体重 | 116.0kg |
特色/力 | 右腕の鉤爪、怪光線による攻撃 |
(出典:東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
原典とは異なり、人間の細胞と封印されたカテゴリーAアンデッドの細胞から作られた人工アンデッドのラウズカードという設定で、『剣』本編でいう改造実験体トライアルシリーズやケルベロスに近い位置付けになっており、胸から緑色の破壊波動を発射する能力を得ている(劇中でも明確に「究極の改造実験体」と呼ばれている)。
アンデッドという扱いであるが、最期はパラドキサアンデッド諸共、ディケイドのブレイドブレードに敗れている。
ラウズカード自体は原作の劇場版に存在していたものの、これを使用してジョーカーに変身するというのはライダー史上初めての出来事である。
詳しくは四条ハジメの項目を参照。
ブレイドとカリスからジョーカーの力を吸収したアナザーブレイドがモノリスを出現させた際、モノリスからジョーカーらしき異形がウジャウジャと湧いて出ようとしていた。最終的にアナザーブレイドが撃破された事でモノリスも消滅し、それと共にジョーカーも全て消滅している。
余談
- デザインモチーフは二股の帽子を被ったジョーカーのイラストから、触角の長いカミキリムシが選ばれており、尖った爪先や足の模様など、その他もトランプのジョーカーのイラストからヒントを得ている。また、ハカイダー的なスタンスを狙い、内臓が見えている風にデザインされた(『UNDEAD GREEN BLOOD』pp.68-69,103)。
- アンデッドを殺す者として、体色には緑色が配置されている(『UGB』p.86)。
- ジョーカーの亜種として、「アルビノジョーカー」が存在する。
- ジョーカーが勝者となると世界がリセットされるという設定は、最後までジョーカーが残った人の負けというババ抜きのルールを、封印された時の「あらゆるラウズカードの能力を使用できる」という効果は、ポーカーにおいてジョーカーはどのカードの代わりにもできるというルールを意識していると思われる。
関連タグ
仮面ライダー剣
ライダー怪人 善玉怪人 アンデッド(仮面ライダー剣)
仮面ライダーカリス 相川始 ダークローチ
ブレイドの世界 四条ハジメ
韮沢靖 カミキリムシ ジョーカー
表記揺れ
ジョーカー(アンデッド)
関連・類似キャラクター
- アルビノジョーカー:劇場版に登場したもう一体のジョーカー。亜種と言える存在。しかし、こちらのジョーカーとは違い……
- 剣崎ジョーカー:剣崎一真のジョーカーについてはこちらを参照されたし。
- タランチュラアンデッド(♣K)、タイガーアンデッド(♣Q):その形は違えど、善良な心を持った上級アンデッド。
- スコルピオワーム:カブトムシがモチーフの主役ライダーの前に立ちはだかる、サブライダーが変身した上級怪人。こちらも怪人でありながら人間の心が怪人の本能を上回った事でライダーとして戦っていた。
- 仮面ライダーディケイド:カードを用いて他のライダーに変身するライダー。ジョーカーはカメンライドの先駆けであると言える。因みに両者は「ブレイドの世界」で対決している。
- 仮面ライダージョーカー:名前が同じ仮面ライダー。
- ロード・バロン:剣使いの紺の主役ライダーの前に立ちはだかる、サブライダーが変身したラスボス怪人。
- プロトゼロ:予てから怪人として描かれていた3号ライダーの正体、元々は殺し屋として活動していた、後にライダーの力を手に入れる、主人公達と触れ合う内に人間の心を理解するようになる、怪人態を利用した三文芝居を行った事があるといった共通点がある。
- ブラックビート:カミキリムシがモチーフ、青いカブトムシモチーフのヒーローと縁が深いという共通点がある。
- エージェント・アブレラ、ジャアクキング:同時期のニチアサにおけるラスボス。
平成ライダーラスボス
アークオルフェノク → ジョーカー → オロチ現象
9つの世界のラスボス
仮面ライダーアビス → パラドキサアンデッド/ジョーカー → タイガーオルフェノク