概要
『仮面ライダー響鬼』の終盤で発生した大災厄。
魔化魍が無秩序に大量発生する異常現象で、ただ単に魔化魍が大量発生するという訳ではなく、発生時期や季節を無視して様々な種類の魔化魍達が発生し、最終的には全人類が魔化魍たちの餌となってしまうといわれる。
なお“猛士”の古い文献にも「コダマの森現れたる後、オロチ来たれり」という記述が見られるようにの現象自体は太古の昔から確認されているただの自然現象で物語の裏で暗躍している謎の勢力の一員である洋館の男女たちは一切が関わっていない。
この現象が起こる前触れとして魔化魍の一種であるコダマが出現するという予兆があり、発生する魔化魍は人工的に生み出された存在ではなく、天然物であるが(メタ的に言ってしまえば大人の事情なのだが)何故か洋館の男女が強化改造を施した人工魔化魍まで出現し、同じ場所に、しかも同時に出現することもザラにあり、洋館の男女の制御を離れてもただ単に本能のまま全てを破壊するようになる。さらにこの現象で出現する魔化魍は2人の封術すらもはね返すようになっている。
簡単に言ってしまえば再生怪人軍団のようなもので魔化魍一体一体の強さは、さほど変わらないが、その数の多さやひっきりなしに、しかも無秩序に出現するためにいくら熟練の音撃戦士達でも個々に対処していては体力や精神力を徐々にすり減らししてジリ便になってしまうという非常に厄介なものとなっている。
これを鎮めるためには、とある土地に埋め込まれた巨大な鬼石に太鼓の力で大地に直接清めの音を送り込む“清めの儀式”を行わなければならないが、この儀式を行う際は儀式を阻止しようと大量の魔化魍たちが出現し襲いかかってくるため、命がけの作業となる。
なおTV本編のオロチ現象は最終的には四十七之巻にて無事鎮められ事なきを得た。
余談
元々は悪気に当てられたただの土塊が自然界の未知なる力で妖怪変化と化した存在こそが魔化魍である事が『小説 仮面ライダー響鬼』で言及されており、現象の名前が“オロチ”=大蛇という事から一部では地脈が何かしらの理由で乱れて起こる災厄ではないかと言われているが詳細は不明となっている。
関連タグ
仮面ライダー響鬼 再生怪人 コダマ(魔化魍) 魔化魍 災厄 災害
ダークローチ:前作における終盤にて無秩序に発生するライダー怪人。こちらの場合は終わらせるのには、過酷な代償を払った。
絶対神ン・マ、ジャアクキング:ニチアサ同期作品に登場するラスボス。
ジョーカーアンデッド←オロチ現象→グリラスワーム