少年よ 旅立つのなら
晴れた日に 胸を張って
概要
歌:布施明
平成仮面ライダーシリーズ第6作『仮面ライダー響鬼』の一之巻から三十三之巻及び最終之巻(第48話)のEDテーマとして使用された。
平成ライダーのEDテーマは基本的に戦闘シーンの挿入歌に統合されているが、本曲は『仮面ライダークウガ』の「青空になる」以来のエンディングテーマとなった。(「青空になる」も藤林が作詞し佐橋が作曲。『クウガ』とは、プロデューサーが髙寺成紀で主役スーツアクターが高岩成二ではないという共通点がある)
劇中では、歌唱した布施明も三十二之巻と三十三之巻に出演しており、三十三之巻の最後は歌に繋がるよう終わっている。
メッセージ
「生き方」をテーマに、道に迷い続ける若人に年長者が諭すような歌詞が特徴的であり、少年たちの成長を描いた響鬼にはこの上ないテーマソングだと言える。
この「少年」とは恐らくは劇中でも「少年」と呼ばれている安達明日夢の事なのであろうが、見方を変えればザンキの教えで自分流を模索し続けるトドロキやヒビキの元で特訓に励むも、鬼を襲名できなかった桐矢京介に宛てた曲だとも解釈できる。
紅白歌合戦
「続いて白組は仮面ライダーの登場です。子供たちにブームを呼んでいる最新作『仮面ライダー響鬼』のテーマソング。布施明さんで『少年よ』」
2005年の大晦日に放送された第56回NHK紅白歌合戦では、布施明がこの曲で出場。
布施明が朗々と歌い上げる中、響鬼、威吹鬼、轟鬼が魔化魍(現れたのはバケネコとウワン)と殺陣を繰り広げる。この殺陣はJAEの監修で披露され、響鬼のスーツアクターはTV版と同じく伊藤慎である。
そして歌の最後にヒビキ役の細川茂樹が現れ、こう告げた。
「ヒビキ、鍛えてます。全国の少年、来年もまた一緒に鍛えようぜ!じゃあな!」
この演出に、総合司会のみのもんたは年甲斐もなくはしゃいでいた。
細川茂樹は同年の大河ドラマ『義経』に出演しており、朝8時に『響鬼』、夜8時に『義経』に出演していたことから、「日曜8時の男」と呼ばれていた。
ちなみに本番では音撃棒を持っていなかったが、伊藤氏曰く「『紅白』は生放送であるため、落とすと様にならないから」との理由だという。
なお、この年の白組の司会を務めた山本耕史は14年後に『仮面ライダーゼロワン』に出演し、同作と前作『ジオウ』のコラボ映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では仮面ライダー1型に変身した。
動画
余談
サビの部分の英語「Hit the beat! Keep your beat!」の、theを除いた最初の3単語の頭の部分(ヒット・ザ・ビート! キープ・ユア・ビート!)を繋ぎ合わせて読むと、「ヒビキ(響鬼)」になるという小ネタがある。
関連タグ
輝(仮面ライダー響鬼):前期OP
始まりの君へ:後期OP
EXCITE:「少年よ」と同じく紅白歌合戦で披露された仮面ライダーシリーズの主題歌。
ムリムリ?!ありあり!!INじゃぁな〜い?!/ワンダー☆ウインター☆ヤッター!!、呪文降臨〜マジカル・フォース:共にニチアサを彩ったED曲。
仮面ライダーED曲
青空になる→少年よ→仮面ライダーセイバー
外部リンク
【紅白】NHK仮面ライダー響鬼・オンステージ(違)。 - 彩賀の徒然なるままに…