みのもんた
みのもんた
1944年8月22日生まれ、しし座、東京出身。本名は「御法川法男(みのりかわ のりお)」
日本を代表する大物司会者。ギネス世界記録で「1週間で最も長い時間、テレビの生番組に出演している司会者」に認定されている。
サービス精神旺盛な人物だが、本来は報道関係者だけにニュース原稿を読む際は整然とした姿勢で淡々と読み上げる。
同じくアナウンサーの古舘伊知郎とは、大学の後輩で元内弟子。古舘氏にリップサービスで「君なら良いアナウンサーになれるよ」と軽く言ったつもりだったが、みの氏を敬愛する古舘氏はこれに発奮し、みの氏のカバン持ちを名乗り出て師弟関係を結ぶことになった。
1967年(昭和42年)にラジオ「文化放送」へ入社。文化放送では殆どの期間をアナウンサーとして活動した。1979年(昭和54年)9月に、文化放送を退社した。父親が経営する水道メーター製造・販売会社の日国工業(現:ニッコク)に入社し、10年間全国を営業で回った。その後TV局に声かけられレギュラー番組を持つことに。
1989年から平日12:00からの生活情報番組『午後は○○おもいッきりテレビ』でMCを長年担当し、また『プロ野球珍プレー好プレー』のVTRナレーションも長らく担当した。当初、『珍プレー好プレー』については「アナウンサーなのに顔が出せない」と不満を覚えていたものの、「顔を出さずに如何に声で表現できるか」というナレーションの難しさに触れ、声のトーンとテンポを切り替えてより聞き手を引き込む現在につながる話芸を獲得し、自身の転機の一つに数えている。
『おもいッきりテレビ』では、報道という枠を超えて視聴者との電話相談コーナーを持つことで話芸に磨きをかけ、フリップのシール部分を独特の間を空けながらめくる「フリップ芸」を開拓するなど、バラエティー番組の定番を開拓した一面も持つ。
『クイズ$ミリオネア』ではMC兼出題者を担当。番組の尺の都合から、正解発表時の心臓に悪いほど長く溜める「みの溜め」を編み出し、番組の名物として定着させたが同時にバラエティー番組に「引き伸ばし」の悪習をもたらす遠因の一つにもなってしまった。
長らく第一線で活躍を続けたが、寄る年波にはさすがに抗えず『カミングアウトバラエティー!!秘密のケンミンSHOW』を2020年3月いっぱいで勇退することとなったが、同年8月には引退宣言を撤回しており、関西ローカルのバラエティ番組『朝からみのもんた』が2021年3月まで放送された。2021年現在、これが最後のレギュラー番組となっている。
2021年10月26日、かつて自身がMCを務めていたTBSの『学校へ行こう!2021』内のコーナー、「未成年の主張」にVTRではあるが出演を果たしている。