人物
ルックアップ所属。劇団薔薇座出身。以前は青二プロダクション、グランパパプロダクションに所属していた。
子役出身で、歌手(アイドル)から女優・声優に転向し、活躍を続けるまさにマルチタレントである。
歌手出身という経歴から歌唱力には定評があり、『機動戦士ガンダム』では挿入曲「きらめきのララァ」、「いまはおやすみ」、『伝説巨神イデオン』ではED「コスモスに君と」を担当。NHK連続テレビ小説『なつぞら』ではベテラン女性歌手を演じ、劇中劇のアニメOPを歌唱している。
女優としてはデビューから長らく舞台(ミュージカル)を中心としていたが、1990年代後半からはテレビドラマ・映画にも活動の場を広げ、幅広い作品に出演している。
声優の三ツ矢雄二や、同じく女優の竹下景子は子役時代にNHKで放映された『中学生群像』(『中学生日記』の前身)で共演し、今日まで続く仲で当人たち曰く「腐れ縁」である。
経歴
小学5年生の時、NHK名古屋放送児童劇団に入団し、子役として活動を始める。
1974年に上京、アイドル演歌歌手『あゆ朱美』(あゆ あけみ)としてデビューする。しかし、歌手としては成功することはなく(本人曰く「バラドルみたいな状態」)、バラエティ番組でリポーターなどをしていた。
1977年、アイドル時代にある番組で知り合った野沢那智の紹介で、野沢が主催する劇団薔薇座に研究生として入団する。以降は舞台女優としての活動が中心となるが、1970年代後半からは声優としても活躍した。
1994年、『毎日が夏休み』で女優として映画デビュー、1997年には三谷幸喜脚本の『総理と呼ばないで』で連続ドラマデビュー(子役時代を除く)を果たし、以降はテレビドラマにも多数出演するようになっている。三谷作品にも常連として複数参加している。
1990年代後半からは女優としての活動を軸としており、レギュラーとなるアンパンマン役以外での声優活動がほぼ無くなっていた。ただし、吹き替えに関しては過去作の追加収録やドラマシリーズへの参加は行っている。一部の作品では、製作の方針変更もあって声優交代もあった(後任は出演作の項目にまとめる)。
しかし、本人は決して声優業を疎かにしたり、自身の経歴を隠したりしているわけではなく、散発的ながらゲスト出演する機会はあった(その際テレビ局は時に女優である戸田がアフレコをするとしてアピールすることも稀にあった)。
2019年前後からは声優としての活動が増加。単発での出演が中心だったが、2020年に『ヒーリングっど♥プリキュア』(プリキュアシリーズ初参加)に出演してからは準レギュラーで出演する作品もある。
歌手活動については、2007年に50歳の誕生日を記念して本格的に再デビューしている(※それ以前にも出演作の主題歌などを歌唱する機会は多かった)。しかし、女優として多忙なためか、2008年以降は活動をセーブした状態にある。
エピソード
- 若手の頃からの声優仲間の間では「グリコ」と呼ばれている。これは劇団に入ったばかりの頃にイガグリ頭だったことが由来。
- 野沢雅子からは可愛い後輩として紹介されているが、自身も野沢雅子を強く尊敬しているという。
- 池田秀一とは『機動戦士ガンダム』での共演をきっかけに結婚していた時期があったが、短期間で離婚した。詳細は不明だが戸田本人「連邦軍とジオン軍だったから上手くいかなかった(笑)」と冗談めかして発言している。
- 池田との離婚後、俳優の井上純一と再婚したものの離婚している。2人が結婚していたことはは週刊誌で報道されるまでほとんど知られていなかった。
- 藤田淑子や鶴ひろみとは共演作が多かったこともあり、とても仲が良かった。逝去した際は深く心を痛めたようで、鶴の時はお別れの会の発起人に名を連ねた。『劇場版シティーハンター』でキャッツアイがゲスト出演したときは、藤田が演じていた泪役の代演を志願した。
- 比嘉久美子とは直接共演は今のところないが但し、声優アワードの受賞式に偶然にも彼女と一緒にいた事が判明、しかも納谷六朗も出席してたのできかんしゃトーマスの新旧トーマスがいると話題になったとか。またブログで時々、きかんしゃトーマスを話題にしたり、2Dきかんしゃトーマスをご覧になり、田中美海を始め新しいトーマスキャストを心から応援している。
- 納谷六朗とは数々のアニメや吹替作品と共演しており、ファンの間ではトーマスとハット卿と話題になり、また彼の訃報にブログでご冥福を申し上げた。
- 内海賢二とはきかんしゃトーマスを始め数々の作品に共演しており、彼の葬儀には駆け付け、最後のお別れを述べた。
- 玄田哲章とはターミーネーターやシティーハンターと共演でファンからはトーマスとヒロと話題に。
主な出演作
声優
アニメ・OVA・人形劇
※1 2019年2月8日公開の『劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』にも登場、なお同作では2018年12月28日に亡くなった藤田淑子に代わって来生泪役も兼任している。
※2 2代目、第3期で担当。2018年のCM「宝くじ ビンゴ5」でも担当。
※3 2000年公開の長編映画「きかんしゃトーマス魔法の線路」も含む。
※4 イラスト左の少年。
※5 1987年公開の劇場版。TV版では田島令子が担当。
ゲーム
吹き替え
女優
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外部リンク
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