概要
海外上映版では日本上映版にはなかったユキナリの追加シーンがあり、日本では『セレビィ 時を超えた遭遇 特別版』として週刊ポケモン放送局で放送された。
同時上映は『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』。21世紀に公開された最初の作品である。
また、
× 時を「越」えた遭遇 → ○ 時を「超」えた遭遇
変換間違いによる表記が多い。
ストーリー
ハテノの森を訪れた少年・ユキナリはそこでハンターに追われる幻のポケモンのセレビィを助けるが、謎の光に包まれてしまう。
それから40年後。サトシたち一行はハテノの森を訪れ、そこでユキナリと出会うが、彼はセレビィの力で40年の時を越えてタイムスリップしていた。サトシたちとユキナリは傷ついたセレビィを見つけるが、そこへロケット団幹部のビシャスが現れ、セレビィを奪おうとサトシたちを襲う。
ビシャスから逃げ切ったサトシとユキナリはセレビィとともに仲良くなれたが、再び襲ってきたビシャスにセレビィを奪われ、ビシャスの言いなりになった邪悪なセレビィに変えられてしまう。サトシとユキナリは現れたスイクンの力を借りてセレビィを助けようとビシャスと戦う。
登場人物
レギュラーキャラクター
- サトシ(CV:松本梨香)
- ピカチュウ(CV:大谷育江)
- ベイリーフ(CV:かないみか)
- カスミ(CV:飯塚雅弓)
- トゲピー(CV:こおろぎさとみ)
- タケシ(CV:上田裕司)
- クロバット(CV:三木眞一郎)
- イワーク(CV:石塚運昇)
メインゲストキャラクター
※所持ポケモン リザード
ハテノ村
- トワ(CV:小山茉美)
森の入り口の番をしており、ユキナリにパンをくれた女性。
ユキナリにときわたりが起こる際にはその場を動かないよう警告する。40年後の未来(つまり現代)ではホーホー型の杖をつく老婆になっており、ユキナリに落し物であるスケッチブックを渡した。
トワの孫娘で、彼女に瓜二つ。
- ホワイト(CV:藤井隆)
アウトリガー付きの足漕ぎ式飛行船のパイロットで、サトシ達を村に招待した。
森に住むポケモン達で、森を守るためにビシャスに立ち向かった。
イトマルやビードル、キャタピーらを始めとするむしポケモン達は糸を吐いてビシャスを捕らえた。
この他にもバタフリー、ポッポ、モルフォン、モンジャラ、マダツボミ、カイロス、サンド、サンドパン、ニドクイン、ニドキング、サイドン、ラッタ、ニドラン♀、ニドリーナ、ニドリーノなどが登場し、暴走したセレビィに呼び掛けていた。
ポケモントレーナーの少年(冒頭OPのみ)(CV:不明)
ポケモンハンター
- ハンター(CV:山寺宏一)
ウバメの森からセレビィを追ってハテノ村の森にやって来たハンターで右目をモノクルのようなもので補っている。
バイクに乗って移動し、ストライク(CV:坂口候一)やヘルガー(CV:河野智之)でターゲットを追い詰め、電磁ネットで捕獲するという、ポケモンハンターらしい非道なやり方でポケモンを売り捌いてきた。
40年後の時点で年老いており、セレビィを探すビシャスに情報を聞き出され、用済みと看做されるとバンギラスを奪われ、小屋を焼き払われるという因果応報の末路を迎えた。
この時点でコンパン、ゴローニャ、サイホーン、イノムー、ニドキング、オニスズメ、サンドを捕獲していたことから、相当腕利きのハンターだったと思われる。
ロケット団
※所持ポケモン ハッサム、ニューラ、バンギラス(作中ゲット)
ビシャスのニューラ(CV:冬馬由美)
本作へのリスペクト
セレビィが登場する映画繋がりの「幻影の覇者 ゾロアーク」ではこの映画を意識する要素が含まれ、TVアニメの「サン&ムーン」にてこの映画のタイトルを意識した回がある(セレビィも登場している。)。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター(アニポケ) ポケットモンスター(アニポケ第1シリーズ) 劇場版ポケットモンスター