基礎データ
ずかん | No.012 |
---|---|
英語名 | Butterfree |
ぶんるい | ちょうちょポケモン |
タイプ | むし / ひこう |
たかさ | 1.1m |
おもさ | 32.0kg |
とくせい | ふくがん / いろめがね(隠れ特性) |
※ふくがん:わざの命中率が1.3倍になる。また、手持ちの先頭にいると、どうぐを持った野生ポケモンが出現しやすくなる。
※いろめがね:効果がいまひとつのわざを使ったときに、ダメージが2倍になる。
進化
初期 | 中間 | 最終 | ||
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キャタピー | → | トランセル(Lv.7) | → | バタフリー(Lv.10) |
概要
『赤・緑』から登場するポケモン。モンシロチョウをモデルにしていると思われる。(幼虫はまんまアゲハチョウなんだけど。)
顔がコンパンに少し似ている気がするが、多分気のせいであろう。
第一世代においてニビシティジム攻略の際お世話になったプレイヤーも多いだろう。
特にヒトカゲを選んだ場合は岩タイプに対してまともな攻撃手段がないので、
キャタピーから地道に育てて「ねんりき」を習得させた人もいるだろう。
だがリメイク版のファイアレッド・リーフグリーンではタケシのポケモンが「がんせきふうじ」
を使ってくるように仕様変更されているのでバタフリーでの対策は出来なくなった。
ストーリー序盤を乗り切るための戦力としては申し分ない性能だが、逆にいえば敵に回すと非常にやっかいな存在になりうるポケモンである。
クチバシティ手前の虫取り少年が使ってくるバタフリーの強さに絶望したプレイヤーも多数いるのではないだろうか(ヒトカゲがいるなら多少はマシかもしれなかったが……)。
生態
見た目通り、花の蜜を好んで花畑を飛び回る。わずかな花粉だけで花畑の場所を探り出すなど感覚器官が非常に発達しており、翅を覆う鱗粉により、雨の日でも飛び回れるようになっている。
蝶にしては珍しく自分の巣があるらしく、足の産毛に蜜を付着させて持ち帰るというミツバチめいた生態を持ち、特にアブリーとは蜜をめぐってのライバル関係にある。
天敵はやはり鳥ポケモンであるが、非力だった進化前と比べて、毒鱗粉という強い武器を手に入れた事で、仲間の危機にも駆けつけられるようになった。
♂と♀では下羽の根本の色が異なり、下羽の根本が黒い方が♀。
ゲームでの性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
60 | 45 | 50 | 90 | 80 | 70 |
合計種族値こそ低いものの、対人戦においてはなかなか侮れないポケモンであり、特性「ふくがん」+「ねむりごな」のおかげで97%という高い命中率で眠り状態にできる(それでも外れる時は外れるのだが)他、ちょうのまいによる能力値上昇からいろめがねで高威力のぼうふうを押し付ける(実はぼうふうの火力だけ見れば平均程度はある)、バトンタッチで上昇分のステータスを味方に渡す等、数値以上に器用な動きができる。
上記の通り「ふくがん」で命中率をあげられるので、「きあいだま」などもっと命中率の低い技を覚えて欲しいものだが、そんなことをすると気の塊をぶっ放してくる蝶々が花畑に溢れるという構図が出来てしまうので、世界観的に難しいか。
第6世代では特攻種族値が上昇されるテコ入れがあるも、睡眠の仕様変更により催眠吹き飛ばしが不可能になった他、特性「ぼうじん」や「ぼうじんゴーグル」といった粉技を無効化する手段の登場、また同じ特性ふくがん+ねむりごなに加えて一致「ぼうふう」を覚え素早さで大きく上回る上位互換に等しい新たな蝶ポケモンビビヨンの存在など、上記テコ入れがあっても尚採用に結びつかないほどの大きな向かい風に見舞われた。
XY時代は過去作の教え技で一応の差別化は出来ていたが、ORASでその大半をビビヨンも習得可能になってしまい不遇入り。
第7世代で新たに「エアスラッシュ」を習得し、タイプ一致技でのビビヨンとの差別化が一応可能になった。しかし同じ虫・飛行の複合であるポケモンに目を向けると、メガヤンマの存在が痛く不遇卒業とはならなかった。
そして時は第8世代。念願だったぼうふうを獲得しただけでなく、キョダイマックスも会得して差別化成功。幸いなことにビビヨンは互換切りで未登場だったのも大きく、新たな地位を築き上げた。
仮にビビヨンがいたとしても、かふんだんごやバトンタッチ等の小技、後述のキョダイマックスで差別化はできるため問題ないだろう。
キョダイマックス
タイプ | むし・ひこう |
---|---|
たかさ | 17.0m~ |
おもさ | ???.?kg |
ちょうちょポケモン・バタフリーがキョダイマックスした姿。
某怪獣映画シリーズに登場する蛾の怪獣を彷彿とさせる極限まで巨大化した羽を持ち、その羽は青緑色の眩い光を放っている。
この光の正体は眠り、痺れ、猛毒を伴う鱗粉であり、キョダイマックスしたバタフリー最大の武器にもなっている。
巨大化した羽は、羽ばたくだけで10トントラックが宙に浮くほどの強風を巻き起こす。この風とともに猛毒の鱗粉が辺りを舞うため、周囲にいるだけでも非常に危険なポケモンとなっている。
このバタフリーが繰り出すむしタイプの攻撃は「キョダイコワク」に変化する。
ダメージを与えるだけでなく、鱗粉をまき散らし、相手のポケモン全員をどく、まひ、ねむりのいずれかの状態異常にさせる効果を持っている。
アニメのバタフリー
サトシが初めてゲットしたポケモン。性別は♂。キャタピーの時にゲットし、僅か2話ほどで最終進化した。CVは愛河里花子が担当。
ゲーム中でも進化が早い方とはいえ、サトシの手持ちで僅か2話で最終進化したのは現在までこの子だけである。
サントアンヌ号で知り合ったジェントルマンのラッタと交換されるも、サトシは軽い気持ちで受け入れたことを後悔してすぐに交換し直してもらった。
その後ヤマブキシティ到着前にバタフリーの繁殖時期が訪れ、子孫繁栄の為に手持ちのバタフリーを手放す場面に遭遇。ロケット団の襲撃でひと悶着あったが、サトシのバタフリーも一目惚れしたピンクのバタフリーと無事カップル成立、サトシのもとを旅立った。
この「バイバイバタフリー」は名エピソードとして今も評価が高く、アニポケで初めて泣いたのがこの話と言う人もいるのではないだろうか。
サトシの手持ちのほかにもヒロシの手持ちメンバーや、AG編のシュウやサオリの手持ちポケモンとしても登場している。
色違い
前述のアニメ版では、体色がピンク色のバタフリーが登場し、サトシのバタフリーと共に旅立っていった。
ポケモン金銀では「私、ピンクのバタフリー見たことがある!」と話すトレーナーがいるため、アニメファンはにやりとさせられたが…
実際は羽の色に少しピンクが差しているだけであった。
体色がピンク色のバタフリーは、ゲーム版には存在しない。
本体は青っぽくなり、眼の色がグリーンになる。少し海外のお菓子みたいな配色になる。
なおピンクのバタフリーは、劇場版作品『キミにきめた!』において再登場を果たしており、バタフリーの旅立ちのエピソードも再現されている。
カラーリングに変化はないものの、ゲーム版で第4世代以降に設定された見た目の性差が反映されており、後ろ羽に黒い模様が追加されている。
主な使用トレーナー
関連イラスト
関連タグ
ポケモン一覧 むしタイプ ひこうタイプ
ポケモン RGBP FRLG
キャタピー トランセル
011.トランセル→012.バタフリー→013.ビードル
蝶仲間
アゲハント
ビビヨン