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※この記事では、アニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』でのリーリエを扱います。

 

CV:真堂圭


「さ、触れます!論理的結論として、わたくしがその気になりさえすれば……!」


概要編集

アニメ『ポケットモンスター』に於ける6代目ヒロインの一人。

サン&ムーン』(以下SM)では主人公のサトシと同じポケモンスクールに通うクラスメートで、マオスイレンと共に同シリーズのヒロインとして纏められる。

マオとスイレンはゲーム本編でキャプテン(歴代シリーズでいうジムリーダー的存在)であるため、女主人公やジムリーダー以外の登場人物がヒロインとなったのはリーリエが初


SM45話~55話のエーテル財団編でメインヒロインとして活躍。リーリエが自室で前回までの話を日記に綴る演出が冒頭に挿入され、シリーズ恒例の石塚運昇によるナレーションの代替となった。


ゲームと異なりククイ博士の助手ではなく、彼の教え子の一人という立ち位置。

また実家から出奔はしていないが、後述する家族とは略別居状態にある。


字幕では彼女の台詞は青色で表示。作品や放送局にもよるのだが、青字幕はヒロインや相棒など主人公に次いで重要なキャラクターに用いられることが多い。今作で色つき字幕が使われているのはサトシとリーリエだけであり、公式は彼女のことをかなりの重要キャラクターとして扱っている。


人物編集

容姿編集

リーリエ

基本的にゲーム版準拠だが、スカートのデザインが若干異なり、白と水色のパーツに分かれている。

ゲーム版で持ち歩いていたスポーツバッグも普段は使用しておらず、多めの荷物を持って行く際(29話のキャンプ時など)に登場する程度。

ロケット団の3人からはその服装から、「シャレオツ帽子のジャリガール」または「白ジャリガール」と呼ばれている。

背丈はサトシと同じくらい。


本気を出して物事(バトルなど)に挑む際やウルトラガーディアンズの活動時には、「がんばリーリエ」の髪型(場合によっては服装も)になる。

今日も一日がんばリーリエウルトラガーディアンズ

他にもムーランドサーチ回(32話)での複雑な形状のポニーテールや、ポケピンポン回(66話)でのお団子ヘアーなど、様々な髪型を披露している。

リーリエ


性格編集

一人称は「わたくし」。基本的に丁寧語で話すが、自宅(後述)の使用人など身内の人間に対してはより砕けた口調を使う。

清楚なお嬢様風の外見に違わず、おしとやかで礼儀正しい性格。

口癖は『論理的結論』。


勤勉で本をよく読み、ポケモンの知識に関しては誰よりも詳しい。授業でも積極的に手を挙げて発言している。

クラスメートたちに対しても、マオ考案のポケモンフーズのレシピにバランスを良くする工夫を加えるなど、知識を活かした助言をする場面が多く存在する。


またゲームと異なり、ポケモンバトルに対する抵抗感はない。カプ・コケコとのバトル中のサトシに助言したり(2話)、彼のバトル好きな性格を理解して自宅敷地内のバトルフィールドを提供する(8話)。


一方で、本から得た知識と実際に起きることの差が大きいという、初心者にありがちなミスも見られる。

29話では初めてのキャンプに大量の荷物を持参した上、米を水でふやかせば体積が増えることを知らず大鍋サイズでいくつも炊いていた。


運動能力は決して低くないと思われるが、ポケベースの授業やウルトラボールの投擲ではポケモンに助けられている。


家庭環境編集

自宅編集

ククイ博士宅に居候しているのはリーリエではなくサトシであり、ロフト部分も彼の自室となっている。これにより「アニメのリーリエはどこに住んでいるのか?」と話題になっていたが、8話で自宅がとてつもなく大きな屋敷だと判明。ハウオリシティの郊外にあり、ポケモンスクールへはリムジンの送迎で通っている。

また、母のいるエーテルパラダイスに急ぎで赴く際は自家用小型ジェットを使用。


当初はポケモンに触れられない彼女へ、屋敷内にポケモンを入れないよう配慮されていた一方で、離れから観察できるよう、中庭に遊具が多数設置されており、屋敷周辺に住む野生のポケモンたちが遊びに来る。敷地内にはポケモンバトル用のフィールドも備え、サトシらクラスメート勢も何度も利用している。


自室もかなり広く豪華。勉強家の彼女らしく、ポケモンに関する本がギッシリと並んだ大きな本棚があり、別の棚の上にはポケモンのぬいぐるみが複数飾られている。複数所持しているピッピ人形は小さい頃から愛用しており、眠る時はいつも一緒らしい。

リーリエ


家族編集

8話で登場した自室の写真から、母親と兄がいることが判明。

名前はゲーム版同様兄はグラジオ、母はルザミーネ。グラジオは27話で、ルザミーネは44話で初登場した。

父・モーンについては既に亡くなっていると思われていたが、「亡くなった大切な相手に会わせる」カプ・レヒレの霧の中に迷い込んだ際、マオやサトシのニャヒートがそれぞれのと再会できた一方で、リーリエとグラジオだけは父親に会えなかったことから、ハプウがモーンの生存の可能性を告げて以来、「父親を必ず探し出す」ことが兄妹の目標となる。


「別の場所にいる」と語られていたが、27話で再会。「お兄さま」と呼び慕っている。妹がポケモンに触れられるようになったと知った際は感慨深げであった。


仕事のため別居している。娘を溺愛しているが、リーリエはいつまでも自分を赤ん坊扱いすることや、自分の価値観ばかりを押しつけ意見を聞いてくれないこと、仕事で対応が疎かなことなどを不満に思っている。

しかし、(本人には隠したが)母の活動を褒められて喜ぶなどの反応を見せており(46話他)、決して根っから嫌っているわけではない。

マーマネの想像の中で見せた酷いキレ顔がゲーム版の母親を思わせるほどの豹変ぶりだったことがあり(26話)、視聴者の間で「血は争えない」などと話題になった。

ポケモン絵まとめ


ウルトラホールの研究者。リーリエが赤ん坊の頃、ウルトラホールの研究中に発生した穴に吸い込まれ行方知れずになるが、上述の経緯で存命していると判明。

優秀なトレーナーであるが、息子の中二病的な仕草は彼譲りらしい。

兄、母と共に捜索を続け、ガラル地方のカンムリ雪原で再会を果たすも記憶喪失の状態であった。グラジオやサトシと協力したことで記憶を戻すことに成功し、アローラ地方に帰還。


ウルトラホールに飲み込まれたモーンを助けた後、彼の娘の『リーリエ』として記憶喪失となったモーンにリーリエに似た少女の幻覚を見せながら、親子として生活していた。

モーンが本来の娘のリーリエ・息子のグラジオ・妻のルザミーネに発見され、記憶を取り戻した後は家族の一員となる。自ら入ったウルトラボールはグラジオが所持している。人間のリーリエ曰く『二人のリーリエ』。

『 優しい手 』


  • その他

アニメオリジナルキャラクターの執事・ジェイムズや運転手、メイドなどが屋敷で働いている。


弱点編集

当初はポケモンに触れることが全くできず、近づいただけでも条件反射で避けてしまうほどであった。

不意打ちで触れられれば硬直してしまい、ポケモンに驚いた際にはもれなく顔芸を披露しており、歴代ヒロインはおろかアニメシリーズ全体で見てもハイレベルなものを晒してしまったこともある(4話他)。

こうしたリアクション芸や天然気味の行動から、ネタキャラ化し始めている気配さえしていた。


海上でフィールドワークが行われた5話に至っては、ライドポケモンや釣り上げるポケモンとの接触に備え、「秘密兵器」と称する宇宙服か潜水服のようなスーツを纏って現れたほど。

リーリエ 秘密兵器

気密性が高いのか、休憩時間にはメットを外しハンカチで汗を拭き取っており、相当内部が暑いことがわかる。

ちなみにこの時使用していたルアーはピッピの形状で、ミロカロスをヒットさせるも逃げられてしまった。


一方で周囲からこの弱点を指摘されると、「触れます!論理的結論として、わたくしがその気になりさえすれば……」とややムキになって反論する。

本人曰く、「ポケモンは大好きです!……学びの対象としては」

実際、彼女は触れないなりにマオへの助言や自宅の設備・ポケモンフーズなどを通してポケモンに心を配っており、部屋にもポケモンのぬいぐるみが多数あることから、好きと言うのが嘘ではないことは確かである。


8話終盤でサトシたちの後押しもあり、世話係となったポケモンのタマゴには触れるようになった。

そして14話にて、そのタマゴから孵ったロコン(アローラのすがた)が初めてのパートナーポケモンとなり、卵の時から名付けていた「シロン」の名で呼ぶことに。

最初はやはり触れずにいたが、絆を深めるためにマラサダドーナツをご馳走してコミュニケーションをとるなど努力を重ね、強奪を企むロケット団から守ったことを契機についに触れるようになる。


ただ、この時点ではまだまだ克服したとは言えず、キャンプの際もゴールドスプレーを大量に持参して吹き掛けている(この時他の面々はネマシュに体力を吸いつくされ飢餓状態に陥り眠らされてしまったが、リーリエはこのスプレーのおかげで無事だった)。


ククイ博士発案のポケモン交換の授業でサトシのピカチュウとパートナーになった際、バトルを通して自身も強くなる意思を固め、シロンに続いて触れるようになった。

それでもしばらくシロンとピカチュウ以外には触れなかったため、31話でキャモメの大群に驚いたり、32話の次回予告では「あの……、わたくしも(ムーランドに)乗るのでしょうか……?」と不安を口にしたりしている。その32話での宝探しには参加こそできなかったが、一日かけてムーランドの背中に乗れるようになった。

また46話では、この弱点が思わぬ功を奏してメタモンの発見に貢献している。


現在は後述の経緯により、完全に克服している。今までの反動か、サトシのニャビーなどにやや過剰なスキンシップをするようになっている(ルザミーネがリーリエを可愛がる構図と完全に一致している)。


なお、ポケモンに触れられなかった当時の表情豊かな反応は、むしタイプを前にした時の初代ヒロインのカスミを思わせる。その弱点もあって出番は前シリーズのヒロインであるセレナ同様必ずしも多くはなかったが、エーテル財団の登場やウルトラビーストとの関わりで物語への絡みが増え、出番が増えた。


過去の真実、そして……編集

8話で自室に飾っていた写真から、幼少期は普通にポケモンに触れることができていたことが判明。更に執事のジェイムズからは、一時期母親といた別の屋敷から帰ってきてから全く触れなくなったことが明かされた。

リーリエ自身は「(なぜ触れなくなったのか)自分でもわからない」と言っており、当時の記憶が曖昧になっていた。


その後47話にて、兄・グラジオの口から真相が語られる。

幼い頃、エーテルパラダイスの地下施設に迷い込んだリーリエは、ザオボーがウルトラホールを開ける場面に遭遇。その中から現れたウルトラビーストに捕まり、ホールへ連れ去られそうになる。

間一髪でタイプ:ヌルに救われたものの、リーリエは大きな精神的ショックを受けた。ザオボーは隠蔽工作のため、手持ちのエスパーポケモンでリーリエの記憶の前後を封印する。そのためリーリエには憶えのない恐怖感だけが残り、以来ポケモンに拒絶反応を示すようになってしまったのだった。


続く48話では、ほしぐもの突然の「テレポート」によってグラジオと再会し、タイプ:ヌルと対面したことで当時の恐怖を思い出す。そしてサトシたちの元へ戻ってきた後、シロンにすら触れなくなってしまう。


そして49話、ほしぐもの「テレポート」によって過去の想い出の場所を巡り、全ての元凶であるエーテルパラダイスの地下施設にたどり着く。

ザオボーに捕まり再び記憶を封じられそうになるが、力を開放したシルヴァディに助けられたことで、過去にもシルヴァディ(タイプ:ヌル)が自分を助けてくれたことを思い出す。

助けてくれてありがとう

こうして全ての記憶を取り戻したリーリエは、かつてのように全てのポケモンに触れるようになった。


ポケモントレーナーとして編集

前述の弱点から、クラスの中では唯一手持ちポケモンがいなかった。ただし、リーリエ自身はずっとパートナーのポケモンを内心欲していたようで、シロンがパートナーになった際は素直に喜んでいる。


モンスターボールを投げても明後日の方向に行ってしまう(後に自宅で練習している)など、トレーナーとしてはまだまだ初心者レベルだが、元々の豊富な知識を活かしたり、サトシら周囲のトレーナーのバトルを見て自らのスタイルに採り入れたりと、日々成長を続けている。

シロンが手持ちとなった14話では、地面に向かって「こなゆき」を指示しロケット団の追走を一時しのぐ、相手側のポケモンたちが一点に集合したところを狙い「こなゆき」で凍らせるなど、初陣でバトルセンスの高さを見せた。


80話では氷の洞窟でアローラサンドの群れに遭遇し、住処を取り戻す彼らに協力。そのお礼としてコオリZとこおりのいしを貰った。

116話で父のZリングを引き継ぎ、127話で特訓を重ねシロンとのZワザ「レイジングジオフリーズ」を発動。

Zワザの口上は「天から静かに降り注ぐ雪 無数にきらめく氷の結晶 大地を覆う冷たきZよ 熱き我がソウルとともに 今再び天へと昇れ!」。……やはり血は争えない。


128話からクラスメートたちと共にアローラリーグに参戦。予選のバトルロイヤルを勝ち残り決勝トーナメントへ進むも、1回戦で何と兄・グラジオと対決。

完成したばかりのZワザを成功させるが、それをも耐え切ったグラジオのブラッキーの前に敗れるが、物語開始当初からは考えられないほどの大きな成長を示した。


リーグ終了後、マギアナが再起動を果たし、ソウルハートの輝きが指し示す方向にモーンが居る事を知ると、スクールの長期休暇が開けても探し出すまではアローラへは戻らない覚悟をスクール組全員に打ち明け、早めに船で家族と共に出立。


新無印では回想で再登場。スイレンへの手紙の中で大陸横断鉄道を使いマギアナの光を追っている最中だと報告しており、モーンと共にアローラへ戻りたいと綴っていた。後に100話を越えカンムリ雪原で行方不明だった父と再会。自身と縁の深いウツロイドを向かい入れ、家族総出で帰郷。その間にサトシの『WCS入れ替え戦』のネット中継を観戦していた。


手持ちポケモン編集

ポケットモンスター サン ムーン/リーリエ

8話にてマオの提案により、オーキド校長から預かったタマゴ(ラナキラマウンテンで発見されたらしい)の面倒を見る係を引き受ける。

13話では時折発光しており、終盤でついに孵化を果たしロコン(アローラのすがた)が生まれた。続く14話にてリーリエのパートナーとなり、タマゴの時の呼び名である「シロン」がそのままニックネームとなる。「ポケもんだい」Cパートで、「こなゆき」でリーリエを全身氷漬けに。まさかの凍リーリエである。シロン自身暑がるリーリエを冷やしてあげたつもりらしく、凍ってカチコチになった彼女の脚に笑顔で頬ずりしていた。氷漬けということで、原作のアレを思い出した人もいたとか。


現時点で判明している技は「こなゆき」「あられ」「オーロラベール」。

その他詳細はシロン(アニポケ)の記事を参照。


その他関わりの深いポケモン編集

リーリエ

ゲーム本編でも深く関わったポケモン。

アニポケでの保護者役はサトシが務めたが、本編同様リーリエが「ほしぐも」という名前の名付け親になり、彼女の失われた記憶を取り戻すのに一役買うと、印象的な触れ合いが多く描かれた。


☀

ウルトラガーディアンズとしての出動の際に使用するライドポケモン。リーリエを抱き抱えて浴槽に飛び込むなどやんちゃな一面もある。


リーリエの日常

行方不明だった父・モーンが、リーリエが生まれた頃にとある地方の骨董屋で発見したポケモン。現在はリーリエの自宅の一室に安置されている。

入手当時から一度も動いたことがなく、モーンは起動のための研究をしていた。父との再会までにこのマギアナを動かすことが、リーリエの目標の一つとなっていた。様々な試行錯誤を試すも上手く起動できなかったが、ゾロアークの幻影から映された幼い自分をあやす父親の姿を見て、会いたい気持ちから零した涙によりソウルハートが復活し、再び動き始めた。同時にZリングとソウルハートが連動し、そこから放たれた光の道筋はモーンの元へと導いているらしく、長期休暇以降も見つけ出すまではアローラへは戻らない決意を家族は満場一致で固めた(SMにてリーリエが、USUMでグラジオがエンディング後アローラから旅立つのでそれがオマージュされているとも言える)。

新無印37話での手紙による回想でも動いており、ルザミーネが財団へ定期報告している。

111話で父の居場所を指し示す光を再び放つ。


先述の家族の一員になったウツロイド

詳しくは個別記事「リーリエ(ウツロイド)」を参照。


声優について編集

声を担当する真堂圭は、アニメシリーズのダイヤモンド&パール編~XY編に多少ゲスト出演した経験がある。また真堂氏は当初マオ役に応募しており、マオ役の上田麗奈とスイレン役の菊地瞳はリーリエ役に応募していた。


関連イラスト編集

リーリエちゃん無題

リーリエ


ウルトラガーディアンズ編集

ウルトラガーディアンリーリエリーリエ ウルトラガーディアンズ


その他スタイル編集

センシティブな作品冬服

高尔夫莉莉艾


関連タグ編集

アニポケ サン&ムーン

サトシの旅仲間 歴代女性同行者

アローラガールズ マオ(アニポケ) スイレン(アニポケ)

アローラスクール組 シロン(アニポケ)

グラジオ ルザミーネ モーン(ポケモン) リーリエ(ウツロイド)


勇者リリエル

トオイ:リーリエと同じく、過去の出来事のせいでポケモンに触れることに抵抗のある人物。

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