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ミロカロス

みろかろす

ミロカロスとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ

ずかんNo.350
英語名Milotic
ぶんるいいつくしみポケモン
タイプみず
たかさ6.2m
おもさ162.0kg
とくせいふしぎなうろこ / かちき(第6世代から) / メロメロボディ(隠れ特性)


他言語版の名称

英語 Milotic
イタリア語Milotic
スペイン語Milotic
フランス語Milobellus
ドイツ語 Milotic
韓国語  밀로틱
中国語 美納斯

進化

いつくしみ


ヒンバスミロカロス

  • 「うつくしさ」のコンディションが170以上になった状態でレベルアップする。
  • 「きれいなウロコ」を持たせて通信交換する(第5世代以降)。

概要

ルビー・サファイア』(第3世代)で初登場した、ヒンバスの進化系。
みにくいアヒルの子でやったかのような驚異的な変貌を遂げており、ヒンバスの貧相な面影はどこにも無くなっている。

容姿はリュウグウノツカイをベースに、アロワナやデンキウナギを掛け合わせたようなものとなり、下半身のみが目立つ、長魚のような体形となった。
この鱗は一般的に透き通った水色ピンク色で表現されるが、実際には七色であり、見る角度によって配色が変わるとされる。尾ビレはのように展開し、更に華やかな印象を与える。

頭部からは太さの異なる2対のピンク色のヒレが伸びており、それぞれ触角もみあげのようになっている。もみあげ状の方は性別によって長さが異なり、メスの方が長い。
また、首筋には3対の黒い器官が確認できる。用途は不明だが恐らくエラであろう。

テ果ノ界世


その優美で煌びやかな容姿から「世界一美しいポケモン」と言われており、多くの芸術家にインスピレーションを与え、古くから絵画や彫刻の題材にされてきたという。
水質の綺麗な大きいの底に生息しているとされ、ゲーム内でも野生の個体に出会える機会は極めて少ない。争いを嫌い、怒りや憎しみの気持ちを静める波動を放っているとされており、ミロカロスの姿を観たものは、荒み穢れた心が癒され穏やかな気持ちになるという。

進化パターンの似ているギャラドスとの対比が意識されている節が多く、それぞれ貧弱なコイキングから強く狂暴なギャラドスに、醜いヒンバスから美しく穏やかなミロカロスにと、対照的ながらも劇的な変化を遂げている(創作ではこの二体を扱ったカップリングも多い)。

癒やしの光


色違いはもみあげ状のヒレが薄紫に、鱗の水色部分が金色にそれぞれ変化しており、通常色とはまた違った美しさを引き出している。

ゲーム内での特徴

進化前のヒンバスは習性柄生息域が極めて限られており、ミロカロスも当初は希少なポケモンとして名前だけが知られるような存在であった。

その為ストーリー後半以降に高名なトレーナーが繰り出してくる傾向が強い。これは捕獲難度が下がった後の世代でも一貫している。
代表例がルネシティジムリーダーミクリで、こんらんの追加効果を持つ「みずのはどう」と回復技の「じこさいせい」による持久戦を図ってくる強敵である。

だがそれ以上に強烈なのは、120番道路にいる一般トレーナーの手持ちで初見殺しを行ったという鮮烈なデビュー戦であろう。
タイプ自体は初見でも比較的想像が付いたようだが、バトルになる120番道路はのよく降る環境であり、予測可能回避不可能な状態で押し流されるという被害が相次いだ。
こうした事から、リアルでも尊敬と畏怖の入り交じった特別な感情を抱く人は少なくない。


また上記にあるように、現状唯一複数の進化条件を持つポケモンとなっており、どちらかの条件を満たせば進化できる。これは「うつくしさ」が「ポケモンコンテスト」に関わるステータスの一つで、これが開催されない地方では基本的に上げる手段も用意されていないため。

ただし、コンディション自体は個体ごとに記録され、コンテストの無い作品に送られてもマスクデータとして機能し続ける。そのため、あらかじめコンディションの上がっているヒンバスを受け取れば、そのROMだけで進化させるといった芸当も可能である。
また、『HGSS』における散髪・毛づくろいには「うつくしさ」のコンディションを上げる副作用があり、これらを繰り返す事によっても条件を満たす事ができる。

表向きの効果が「なつき度を上げる」であるため勘違いされやすいが、同バージョンにおいてもなつき度は進化条件に含まれておらず、これら以外の方法を用いてどれだけなつかせてもそのヒンバスは進化しない。

また進化条件故に混同されがちだが、ミロカロスだからといってコンテストで特別な採点がなされるわけではない。特に、「きれいなウロコ」で進化した個体は他の種族と同じく初期コンディションが0である。磨かれてこその美しさという事なのだろう。

対戦における特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
ヒンバス201520105580200
ミロカロス95607910012581540
上昇値+75+45+59+90+70+1+340

「こうげき」が低いこと以外は軒並み優良という、合理的なステータスとなっている。
これはギャラドスの配分をシャッフルしたものでもあり、ここでも両者の関係性が示唆されている。

注目すべきは伝説級にも引けを取らない「とくぼう」の高さで、同じく高い「HP」と合わせて抜群を取っても不一致技では半分削れないことはザラという難攻不落ぶりを発揮している。
物理耐久は数値の上では並だが、特性の「ふしぎなうろこ」によって補強される。すなわち、持久戦に持ち込まれても勝機を見い出せる。これに高速回復技の「じこさいせい」が噛み合う形で、数多のポケモンを詰ませてきた。
特に、第3世代当時の仕様では物理技で弱点を突く事ができず、その堅牢さは異常とさえ言われた。

火力も耐久型とは言い切れないほど高く、「すばやさ」は当時の激戦区をわずかに上回る。
そんなポケモンにによる補正が乗ればどうなるか、言うまでもないだろう。

一方、技のレパートリーは一般的なみずタイプの範疇であり、初代怪獣系特有の器用さを見せるギャラドスに比べると選択肢は狭い。
汎用性のある技で他に習得者が限られるものは、先述の「じこさいせい」と「さいみんじゅつ」「ミラーコート」ぐらいか。

自身で使うには十分であるが、敵の戦力を削ぐような技も、味方をサポートする「いやしのはどう」のような技も、設定に反してほとんど覚えない点はやや気にかかる。良くも悪くも、どこまで行っても「予測可能回避不可能」の延長線上にいる素直な強さの持ち主と言えよう。

登場時から上記の技の大半を備えており、対人戦でも十二分な実力を誇っていた。
『エメラルド』では教え技によって「ねむる」「ねごと」のコンボが完成し、ある程度能動的に「ふしぎなうろこ」の効果を発動させられるようにもなった。

第4世代

仕様変更によって物理にも弱点技が生まれたが、当初は広まりが限定的であったため、大きな脅威にはならなかった。
むしろ「さいみんじゅつ」強化の波に乗り、ますます強さに磨きをかけた程である。ただしこれは『Pt』以降3世代以前の仕様に戻されたため、徐々に鳴りを潜めていった。
また、新アイテムの「かえんだま」によって起きながらにして「ふしぎなうろこ」を自力発動できる手段を得てもいる。

しかし、時代と共にインフレの一途を辿った火力は、次第にミロカロスのステータスさえも揺るがすようになってゆく。
戦法を多様化できず、能力を引き上げる手段にも乏しかったミロカロスは、攻防共に中途半端な存在と見做されるようになり、徐々にだが確実に前線から遠ざかっていった。

第5世代

前世代末期に一撃必殺技「ぜったいれいど」を持った個体(しかも色違い)が登場していたスイクンブームが沸き起こり、競合が顕著になる。

また、同じく流行した「天候パ」では特性「すいすい」で加速できるキングドラルンパッパ、あるいはそのメタとなる「ちょすい」や「よびみず」持ちらが重用され、特にシナジーを持たないミロカロスをパーティに組み込む理由はますます失われていった。
新ポケモンのブルンゲルも、ゴーストタイプを複合した事による独特な耐性と豊富な変化技、強烈な特性「のろわれボディ」でシェアを奪っていった。

ミロカロスにも隠れ特性として新たな特性を得た個体が出現しているものの、やって来たのは「メロメロボディ」。運要素が強く、専用のドリームボールのエフェクトが映える程度のぶっちゃけネタ特性であった。
この隠れ特性では、それまで専用特性だった「ふしぎなうろこ」が新たにミニリュウハクリューに行き渡ってもいる。しかも進化先のカイリュー更なるトンデモ特性に魔改造までされた。提供元のミロカロスへの還元は特に無い。

蛇睨み


趣味的に見れば彼らのほか、イッシュ御三家ジャローダとも雰囲気が近い事からよく引き合いに出されてはいた。それぞれみずタイプとくさタイプであるため、相性補完としても悪くない組み合わせではあったが、所詮「ネタパ」の域を出る事は無かった。

この時期の強化点としては、汎用みず技として新たに「ねっとう」が登場し、耐久型との相性が良くなったくらいか。ストーリーでの扱い同様、冬の時代を過ごしていたと言える。
一応「ドラゴンテール」という技も増え、交代すると経過ターン数がリセットされるようになったねむり状態の仕様を突いた「ハメゲー」も可能としたが、「ドラゴンテール」は物理技である。やはりネタでしかなかった。

第6世代

X・Y』は語源の同じカロス地方が舞台ということで、何らかのクローズアップがなされるかとも思われたが、彫刻が1体置かれているのみで登場すらしなかった。 それどころか幻であるディアンシー「世界一美しい」と形容される新たなポケモンとなりすっかりお株を奪われてしまう憂き目にあう事に。

当然強化も何も無いと思われたが、それを裏切る仕様変更が行われていた。新特性「かちきが2つ目の通常特性として設定されたのである。
相手から能力を下げられると特殊火力が倍になる。これは低くないとは言え陳腐化傾向にあったミロカロスのステータスを増強するのに十二分な効果であった。

特に「いかく」持ちの投入が多いダブルバトル以上の団体戦では環境を変動させるレベルで、発動機会に困らないばかりか、いるだけで相手に選出をためらわせるほど。ミロカロスはトラウマメーカーに返り咲いたのである。
しかもあくまで通常特性扱いなので、同時に追加された「とくせいカプセル」で昔から育ててきたミロカロスをこの特性に変えることができるのも嬉しい限り。
とは言え、能動的に発動させられない(自分自身や味方が能力を下げる技を使っても発動しない)点はこれまでの特性と変わらない。持てる特性の全てが受動的な効果というのも珍しい個性である。

メガシンカは対の関係であったギャラドスのみに実装された事で、対比関係は薄れてしまったが、ギャラドスは代表的な「いかく」持ちであるため、これによって対から抑止力へと関係が変化している。
また上述のディアンシーはいわタイプなので、直接対決ではミロカロスの圧勝であった。

続く『ORAS』では、どういうわけか「とぐろをまく」が追加された。確かにっぽいとは言ったけれども……。
ねむり状態のターンリセットは『X・Y』で廃止されているので、「ドラゴンテール」コンボに使えるわけでもない。だが今更「こうげき」を上げてどうしろと。

第7世代

サン・ムーン』では以前と同じく「最も美しいポケモン」として登場。美しさに定評のあるトレーナーの手持ちにもなり、イメージの回復が進んでいる。

立ち位置自体はあまり変わっていないが、やけどの仕様変更によって「かえんだま」を持った際のダメージが半減し、「ふしぎなうろこ」の発動がさせやすくなったのは強化点。
また「ビビリだま」の登場で、これを持たせることで「いかく」を受けただけで「とくこう」2段階「すばやさ」1段階上昇という化け物ステータスに変貌するようにもなった。

ポケとるでのミロカロス

1回目の更新でボスとして降臨。しかし、その凶悪ぶりはイワーク以上に酷いものだった。
まず、初期配置でいきなりバリア化されたヒンバスが外周と中央に並んでいる
サポートポケモンにヒンバスを入れればどうにかなるが、ヒンバスの攻撃力が30しか無い上に、タイプ半減で威力は15。初期配置を崩した所でHPは全然削れてなかったりする。

そしてオジャマも酷く、3ターンに一度3マスバリア化する所まではいいのだが、なんと、ランダムで連続オジャマをしてくる。バリアとブロックが混ざったこのオジャマを食らえば、リフレッシュはほぼ確定。そうで無くても、全くコンボが繋がらない。

しかも、元の捕確率は3%。イワークでコインやホウセキが削れたプレイヤーを泣かせた。
この様な鬼畜性能のせいで、ノーアイテムで捕獲するのは夢のまた夢である

ポケモンGOでのミロカロス

2017年12月22日に追加された第3世代第2陣のうちの1種として登場。
野生では出現せず、ヒンバスから進化させることで入手することになるのだが、その入手難易度が鬼のように高いとしてまたもやみんなのトラウマになっている。

まず、進化前のヒンバスの出現率がとにかく低いメリープヨーギラス並みの出現率と言われ、また水辺にしかいないため川や海がない場所ではまずお目にかかれない。
卵から孵化させて入手するという手もあるが、やはりというか当然というか、孵化するのは最もレアリティの高い10kmタマゴからとなる。
一応、雨が降っていればそれなりに出現しやすくはなるようだ。

なんとか入手することができたとしても、今度は進化するまでに100個という膨大な数のアメを要求してくる。
通常、1進化しかしないポケモンはアメの要求個数が50個なのだが、どういうわけかヒンバスはその倍である。まあ、対のギャラドスが400個も要求していた事を考えればまだマシな数ではあるのだが……
ヒンバスの尋常ではない入手難易度の高さを考えると、最早レイド報酬で手に入る「ふしぎなアメ」の投入も考えなければならないレベル……というか、現状ではアメの確保は「ふしぎなアメ」を投入して稼ぐことが強く推奨されている

ともあれアメを100個集めて、これでようやく進化できるか……というと、そうはいかない
まだもう1つ手順を踏む必要があるのである。

それは、相棒ポケモンに設定して一緒に20km歩くこと。
一応断っておくが2kmの誤記ではない。20kmである。ここに来てまさかのダイレクトアタックである。
具体的に20kmがどれくらいの距離なのかというと、だいたい東京から川崎までの距離に匹敵する。相当な暇人でもない限り、とてもではないが1日でこれだけの距離を一気に歩くのは困難であろう。
余談だが「相棒に設定して5km歩くとアメが1個手に入る」という仕様上、20km歩くとアメが4個手に入るので、アメを96個集めた状態で進化作業に入れば2つの条件を同時に達成できる。今更焼け石に水以外の何物でもないが。


肝心の性能面はというと、原典同様耐久寄りのステータス配分となっているため、残念ながら火力が重要視されるレイドバトルやジム攻略にはあまり向いていない。
一致技は通常に「たきのぼり」、ゲージに「なみのり」を揃える。「たきのぼり」は確かに威力こそ高いが「みずでっぽう」に比べモーションが遅く使い勝手は今一つ。「なみのり」は半分ゲージで威力たったの65と一見使えない技のように見えるが、発動クールタイムがダントツで短いので「ハイドロポンプ」とダメージ効率が殆ど変わらない。
総じてゲージ技の回転率を上げたシャワーズという評価になるだろう。

防衛面に目を向けると、一定間隔で通常技を出す関係上「たきのぼり」の方が「みずでっぽう」より優秀で、かつ「なみのり」は回避が困難なのでシャワーズよりも適任と言える。原作通り、火力のある要塞として育て上げる価値は十分ある。

なにより、これだけ苦労させられる分、無事に入手することができた時の喜びもまた格別なので、是非とも手に入れておきたい1種である。

アニメでのミロカロス

AG編第35話で初登場。
ポケモンコーディネーターが持つポケモンというイメージがついたためか、アニメ版ルネジムのジムリーダーで元コーディネーターという設定になったアダンも手持ちに加えている。
DP編で初登場となったミクリのパートナーとしても登場。「アクアリング」などの技を覚えている。

余談

後の世代では型のみにくいアヒルの子モチーフのポケモンも登場している。

日本名はミロのヴィーナスギリシャ語で「美しい」という意味の“xάρις”(英字:“charis”)。後のカロス地方の語源)に由来するものと思われる。中国名も同様で、「美しいヴィーナス」という意味になっている。
フランス名は後半がラテン語で「美しい」を意味する“bellus”に変わる。それ以外は英語神秘的を意味する“mystic”との掛け合わせと思われ、韓国名もこの音訳にあたる。

主な使用ポケモントレーナー


関連イラスト

ルビサファリメイク!
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シロナさんとミロカロスとハンモック
タワータイクーンの クロツグが しょうぶを しかけてきた!


きたわねオジャマムシー
無題



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