概要
ポケットモンスターシリーズの状態異常のひとつ。
ポケモンが文字通り眠ってしまい、動けなくなる。ターンが立つと自然に回復するが、最長7ターンまで続く(作品によって違いあり)。
ねむりごな、キノコのほうし、さいみんじゅつなどの技を受けると、このような状態になる。特性が「ほうし」のポケモンに直接攻撃をしてもなる事がある。
ポケモンが言う事を聞かない場合は居眠りを始めて勝手にねむり状態になってしまう。
相手を行動不能にするという強力な効果であるため、初期の大会では2匹以上ねむりにしてはいけないというルールが公式で定められていた。
また、ねむり状態にすると捕獲率が上がるので、ねむり状態にする技を覚えたポケモンはポケモンの捕獲に重宝される。
ちなみに初代はねむり状態が解除されたターンも行動出来ない仕様になっていて、解除ターンに再度催眠技を当てる事でハメ戦法も出来てしまった。しかも行動不能は最低2ターン保証で、最大8ターン持続であった。
このような仕様にデザインされてしまった背景には『赤・緑』の対戦機能自体が納品2週間前に急遽実装されたという事情があり、言い換えると元々対戦用ではなく専ら捕獲用にデザインされた状態異常の可能性がある。
なお、テレビアニメ初期の大会では、眠ってしまうと戦闘不能扱いされてしまった。
その後では、ただの居眠りでは、戦闘に不参加という扱いで、勝負判定の状態ではないらしい。
メッセージ
ねむり状態を受けたとき
○○(ポケモンのニックネーム)はねむってしまった!
ねむり状態になったとき
○○(ポケモンのニックネーム)はぐうぐうねむっている
ねむり状態が回復したとき
○○(ポケモンのニックネーム)はめをさました!
回復方法
めざましビンタ/カゴのみ/ねむけざまし/なんでもなおしなど。
その他
特性が「ふみん」「やるき」のポケモンはねむり状態にならず、特性が「はやおき」のポケモンは通常より早くねむりを回復できる。
また、いびきとねごとはねむり状態でも使用でき、ゆめくいやあくむはねむり状態の相手にしか効果がない。ねむるは自発的に2ターンねむり状態になって体力と状態異常を回復する技である。
余談
ねむり状態でも持っている道具の効果は有効で、例えばたべのこしを持っていれば普通に体力を回復する。
また、第6世代まではねむり状態であってもひでんわざを使うことができた。
眠っているのに物を食べられたり、木を伐ったりできるというのも不思議な話だが、ポケモンが「不思議な不思議な生き物」ゆえなのか、それとも熟睡状態ではなく「激しい眠気に襲われて戦闘がままならない状態」なのだろうか。
後者については『LEGENDSアルセウス』にてねむけ状態として再現された。
関連わざ
相手をねむらせる技
あくまのキッス うたう キノコのほうし くさぶえ さいみんじゅつ ねむりごな ダークホール あくび