ポケットモンスター
ぽけっともんすたー
『ポケットモンスター(ポケモン)』は沢山のポケモンやキャラクターが登場するゲームですが、一部においてポケモン・キャラクターに対する扱いや、ポケモンの能力や対戦での使用率を主観的、かつ過度になじる編集者が散見されます。
キャラ設定は今後のシリーズで変わること、対戦環境は変化を繰り返すこと、本サイトの性質上記事の内容もあくまで個々人の見解に過ぎない旨を理解し、全てを鵜呑みにしないようご注意下さい。
『ポケットモンスター』とは、ゲームフリーク・クリーチャーズが開発し、任天堂が発売したゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』(以下『赤・緑』)を始点とするゲームシリーズである。
第1作目が発売されて、28年(2024年時点)が経った今尚、世代や国境を超えて多くのファンがいる。
ゲーム性
プレイヤーの分身である主人公はポケモンを捕まえて育成し、ポケモン同士を戦わせる「ポケモントレーナー」となり、「ポケモンずかん」の完成と一人前のポケモントレーナーを目指す旅に出る。
どんなポケモンで攻略するか、ポケモンにどんな「わざ」を覚えさせるかはプレイヤーの自由。自由度の高いRPGとして遊べるだけでなく、好きなポケモンを仲間にして遊ぶこともできる。
ポケモン同士のバトルは、ポケモンが覚えた4つの技を交互に出し合うシンプルなターン制バトルで行われる。これは28周年を迎えた2024年時点でも変わっていない。
そのため、初心者でも0から覚えやすく、低年齢層と幼少期に『赤・緑』を遊んだことがあるような親世代でも年齢の差がゲーム性に影響しにくく、結果的にファミリー層向けに展開しやすいゲームとなっている。
ドラゴンクエストシリーズですら純粋なターン制から脱却しつつある中で、少なくとも世界的タイトルとしてはターン制RPGの数少ない生き残りと言える。
誕生の経緯
今でこそポケモンは世界的な作品に成長したが、その生い立ちは決して順風満帆ではなかった。田尻智がポケモンの元となった『カプセルモンスター』の企画を立ち上げたのは1990年のことであり、それから第1作目の『赤・緑』の発売まで実に6年もの期間を費やすこととなった。
元々は1991年秋の発売が予定されていたが、製作が難航しその開発資金を得るために他のゲームを開発していったことによって度々開発が中断されたことで、更に発売が延期されていくことになったのである。
紆余曲折を経て1996年2月27日に発売された『赤・緑』は、この頃すでに時代遅れのハードとなっていたゲームボーイのタイトルということもあってか、当初はほとんど注目されることもなく、初回出荷本数は僅かに23万本であり、また2バージョンを同時に発売するという販売手法に批判の声もあったほどであった。
また、元々低年齢層人気は狙っておらず、昆虫採集などに熱中していた子供時代を思い出してもらうため、当時の20代のサラリーマン層をターゲットにしていた。
しかし、小学生を中心に口コミで人気が広がり、1997年にはテレビアニメの放送開始もあって大ヒットとなり、学年誌の付録にもなり始めた。
ポケモンシリーズ一覧を参照。
基礎設定
ゲームの舞台は、不思議な生き物「ポケモン」がいろんな場所に生息する、現代風の世界。
ポケモン1作ごとの舞台となる地域を《地方》と呼ぶ。地方は現実世界の国や地方がモデルとなっており、第1世代から第4世代の舞台が日本、第五世代からは海外をモチーフとしている。
基本徒歩か自転車の世界観のため、乗り物は発達していないのかと思われがちだが、自動車や飛行機、列車や船などが存在している世界観である(設定上では兵器や戦争も存在しており、ポケモンの有無を除けば現実世界に比較的近い設定である)。
文化や交通に関する詳細は解説はポケモンの世界・地方を参照のこと。
シリーズを通して世界観が共有されているため、パラレルワールドなどの細かい差異を除けば、それぞれのタイトル同士が繋がっているという設定であり、外伝作品であっても、本家と同じ世界を舞台にした作品も見受けられる。(ポケモンレンジャーシリーズやジニアス・ソノリティ社が手掛けた据え置き機で展開された作品、ポッ拳がその例である。)
ただし、ポケダンのように世界観が全く繋がっていない、異世界もの作品も存在していることは留意されたし。
世界観の変遷
当初はポケモンの世界観は現実世界の延長線上にある物語であり、「東京タワー」や「オリンピック」、「太平洋」、「エベレスト」などの現実世界の固有名詞が普通に登場していたり、第1世代から第3世代にかけては神道や仏教などの特定の宗教要素(仏壇や坊主、イタコ)が登場していたが、国際展開をするにつれ、そうした要素は鳴りを潜め、あくまでモチーフ程度に収まるようになった。
各地方のモデル
現実の地方がモデルの物のみ。詳細はこちらへ。
地方 | モデル | 登場世代 |
---|---|---|
カントー地方 | 関東地方 | 第1世代 |
ジョウト地方 | 関西+中部地方の一部+四国の東半分 | 第2世代 |
ホウエン地方 | 九州+南西諸島 | 第3世代 |
シンオウ地方/ヒスイ地方 | 北海道+千島列島+北方領土+樺太南部 | 第4世代 |
イッシュ地方 | ニューヨーク州+ニュージャージー州の一部 | 第5世代 |
カロス地方 | フランス北部 | 第6世代 |
アローラ地方 | ハワイ | 第7世代 |
ガラル地方 | グレートブリテン島+マン島 | 第8世代 |
パルデア地方 | イベリア半島 | 第9世代 |
キタカミの里 | 東北地方(北東北) | 第9世代DLC |
オーレ地方 | アリゾナ州の一部 | コロシアム |
フィオレ地方 | 岡山県+小豆島 | レンジャー |
アルミア地方 | 渡島半島+青森県 | バトナージ |
オブリビア地方 | 隠岐諸島 | 光の軌跡 |
フェルム地方 | サルデーニャ島南部 | ポッ拳 |
ポケモンバトルでは、能力値やタイプの相性によるダメージ量の補正が勝負を大きく左右するが、ほかにも「とくせい」や補助わざ、ポケモンにもたせている「どうぐ」の組み合わせによって多彩なコンボを決めることもでき、対戦型カードゲームに匹敵する程の戦略を練る事ができる、対戦ゲームとしての一面を持っている。
また、通信機能でほかのプレイヤーとポケモンの対戦や交換ができ、対戦ツール、コミュニケーションツールとしての一面も備わっている。
当初は友人同士の通信ケーブルを用いた「遊び」に過ぎなかったそれは、技術の進歩により国境を越え、多種多様な人々を熱狂させる「競技」としての側面を獲得した。
近年では対人戦の世界大会が行われていたりもする。
第1世代においては、バグを利用した裏技が散見されたが現在は改善されている。因みにピカチュウ版当時ソフトに同梱されていた注意書きにはバグの事を「(取扱説明書に記載されている以外の、)特殊な操作」と指されていた。
ちなみに、第2世代まではRPGらしく野生・トレーナー・対戦相手のポケモンは一律「敵の(ポケモン名)」と称されていたが、第3世代からは野生のポケモンは「野生の(ポケモン名)」、トレーナー・対戦相手のポケモンは「相手の(ポケモン名)」という表記に変更されている。
同じゲーム作品であっても、定期的にリリースされ多くの新種ポケモンを世に送り出す「本編」と、既出のポケモンを活かしたコンテンツとなる「派生作品」はだいぶ毛色が異なるものと言える。
当初は本編の登場人物が全く登場しない派生作品(ポケモン不思議のダンジョンに至ってはパラレルワールド設定であるためそもそも登場する余地自体がない)も多く、そういったこともこの2種のゲーム群の区別を強調していた。
しかし最近は本編キャラが(本編と同一の人物として)一堂に会するポケモンマスターズの登場や、捕まえたポケモンを本編に連れてくることができ本編の登場人物(やアニメから逆輸入されて本編にも登場した人物たち)がゲスト的に登場したりするポケモンGOにより、その境界は少しずつ曖昧なものになりつつある。
リメイクについては「新種のポケモンが登場しない」「(LPLEとBDSPについては)最新作と直接ポケモンのやり取りができず対戦に至っては全く別の仕様(もちもの・とくせいの有無、覚えられるわざの種類など)」などの理由から非リメイク作と区別すべきという意見もあるが、公式見解ではどちらも「本編」にカテゴライズされている。
Pokémon LEGENDS アルセウスについては、同世代の本編作品(ポケモン剣盾及びBDSP)とはゲーム性が大きく異なるという異例の作品となったが、新ポケモンや新リージョンフォームも登場しており、オフィシャルサイトでも本編シリーズの一つとして位置づけられている(派生作品において全国図鑑登録されるような新ポケモンが登場する事はほぼ無い。例外としてポケモンGOのメルタンやメルメタルが存在するが、こちらはLPLEとの提携である)。
1998年にE3に出展され、同年9月28日にはゲームソフトの発売も開始した。ゲームの販売が行われており、ピカチュウバージョンがミリオンセラー最短記録でギネス世界記録に認定されるなど、世界的に人気を博している。海外展開の際に作成された「POKÉMON」ロゴは今現在も変わらず使用されている。ブランドロゴ(商標)はピカチュウを意識したデザインになっている。
内容は言語の対応だけでなく、せんべい、まんじゅう等の和菓子が洋菓子に置き換えられ、通貨単位がポケドルになるなど、日本的な要素が一部修正されている。また、緑が不吉な色とされる国が多くあるため、海外展開のトップバッターは『赤・青』のパッケージとなっている(内容は『赤・緑』と同じ)。
こうしたシステム上の違いにより過去の作品では海外版との通信が不可能だった時期もあったが、『ルビー・サファイア』以降は可能となっている。
「ポケモン」という略称は日本国内では外伝タイトル(GBAタイトルの本編と通信可能な作品を含む)に付けられることが多く、本編シリーズには必ず「ポケットモンスター」を冠するタイトルが付けられていたが、2022年1月28日に発売された『Pokémon LEGENDS』では時系列が繋がるシリーズ作品としては初めて「Pokémon」が冠されたタイトルとなった。
ポケドルという単位は日本発売タイトルの派生作品にて逆輸入されている。(ポケモンチャンネルやポケモン不思議のダンジョンではポケ)
数が膨大であるため、下記の各一覧を参照。
公式が設定・用いている用語(公式用語)
ポケモン(生き物)関連
ポケモントレーナー関連
ユーザーから派生した用語(非公式用語)
慣用句・スラング
ポケモンで使われる慣用句 |
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伝説ポケモン(禁止級/準伝説/幻のポケモン) |
厨ポケ/130族/600族/ブイズ/ベイビィポケモン(※)化石ポケモン/カセキメラ/ポケモン御三家 |
不遇ポケモン/不遇卒業ポケモン |
唯一王/唯一神/三猿 |
三鳥/三犬/レジ系/超古代ポケモン/UMAトリオ/聖剣士/カプ神 /四災 |
こうかはばつぐんだ!/4倍弱点/きゅうしょにあたった!/いちげきひっさつ! |
うまくにげきれた/にげられない!→にげられなかった!(BW以降)/なぜか逃げられない…?(剣盾) |
いうことをきかない! |
ポケモン廃人 |
バトル施設(ポケモン)/廃人ロード/育て屋/三値(種族値/個体値/ 努力値)/めざパ/フロンティアクオリティ/クソ外し/ガンテツボール/オシャボ/夢特性 |
主な出来事 |
ハピで止まります / かがくのちからってすげー! / それはおじさんのきんのたまだからね! / ラジオ塔脱衣事件 / 想像力が足りないよ |
※本来はポケモンカードの分類であり、ゲーム上の公式の用語ではない。
pixivで派生した用語・記事
ポケモンに纏わる事件・スキャンダル等
主な出来事 |
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ポケモンショック / ポケモン同人誌事件 / 剣盾ショック / パルワールド炎上騒動 / ゲームフリーク不正アクセス事件(GameFreakTeraleak) |
ネタバレ配慮について
今やポケモンは多くの人々に知られ、当pixiv(ピクシブ)でも人気なコンテンツの一つである。
そこで多くの人に見られているという特性上、当ピクシブ百科事典でも最新作発売後の記事編集には充分ネタバレへの配慮を行っていただきたい。
具体例としては、
- ネタバレ記事部分と一般記事部分の隔離(例:「ネタバレ」という見出しの設定など)
- 記事トップに「ネタバレ注意」と記載、及びネタバレ注意アイコンの使用
などである。
※「ネタバレ」の記事も参照。
ご協力お願いします。
ネタバレ注意喚起テンプレ
ネタバレ注意の度合いに応じて下記テンプレを役に立ててほしい。
ネタバレ注意(基本) |
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物語の核心に触れるネタバレ |
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物語終盤~クリア後に関するネタバレ |
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存在そのものがネタバレ |
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この記事は 年 月 日に発売されたソフト、『ポケットモンスター 』のネタバレを含みます。閲覧には十分注意し、自己責任でご覧下さい。
イラスト投稿者、及び閲覧者にお願いがございます。
このように発売されて間もないため、中にはまだゲームをクリアしていない方やネタバレを好まない方もいらっしゃいます。
よって、 (該当キャラ) のキャラクターイラストを描く、または見かけた場合にはこちらのタグを付けていただきますよう、ご協力よろしくお願いいたします。
また、ネタバレが嫌な方はこちらのタグをマイナス検索していただきますようよろしくお願いいたします。
コメント
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