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個体値

こたいち

任天堂のゲーム「ポケットモンスター」シリーズにおいて個々のモンスターに与えられるステータスの一つ。
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概要

個体値とはポケモンの強さを表すパラメータのうち、その個体が持っている才能を表す数値である。後述する理由もあって確かに存在するが公式な呼称ではない
努力値種族値と合わせて三値とも呼ばれる。

個々のポケモンが生まれ持った素質として設定されている能力値。この数値によってレベルアップ時に上昇する各ステータス値の量が変化し、最大レベルに達した時点での能力が大きく変わる。

同じ種類のポケモンであっても個性を与える事ができ、他のポケモンとは違う「自分だけのポケモン」に愛着を持ってもらおうという意図があったのか、はたまた「生き物なのだから個体差があって然るべき」という認識があったのか、どういった理由で個体値が設定されたのかは定かではない(そもそも公式は個体値の存在をはっきりと認めるような発言は公では一切していない)。

問題はこの個体値が一定量の数値を各ステータスに割り振る形で個性を出す型式ではなく、各ステータスに割り振られる個体値の合計数そのものが変動するという点にある(一定量の数値を各ステータスに割り振るという要素は基礎ポイントが担っているが、こちらはシステムを理解していればプレイヤー側が任意で調整できるという点で異なっている)。つまり全ステータスが最大値である個体も最小値である個体も存在する可能性があるという事であり、同じ種類のポケモンであっても強い個体と弱い個体が存在するという格差が生じてしまうのである。
これが対戦における最強ポケモンを追い求める廃人達に多くの苦行を強いる原因の一つとなっている。

作品ごとの個体値

本編第2世代まで

「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくしゅ」の4つのパラメータにそれぞれ0から15までの値が割り振られる方式。
「HP」の個体値は上述の4つのパラメータをもとにして計算されていたため存在せず、第2世代の「とくこう」「とくぼう」は、同じ「とくしゅ」のパラメータを参照していた。

第1世代ではタマゴはまだ存在していないため、厳選手段は「ポケモンをひたすら捕まえる」以外の方法は無かった。そもそも三値の存在とそのシステムを知っているプレイヤー自体が少なかった。

第2世代以降は、タマゴから生まれたポケモンが親の個体値の一部を引き継ぐようになり、「タマゴを使った厳選」も行われるようになった。

本編第3世代以降

「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」の6つのパラメータに0から31までの値が割り振られる方式。
「ルビー・サファイア」時点では理想的な個体の厳選は非常に困難であり、廃人プレイヤーはともかく、カジュアルプレイヤーにはあまりにも厳しすぎるという批判の声が多かった。
開発側もさすがにこのままではマズいと感じたのか、これ以降の作品ではカジュアルプレイヤーでも手軽に厳選が行えるよう、世代ごとに厳選の手間少しずつ緩和されていくことになる。

第4世代では「パワー○○」という持ち物が登場し、タマゴから生まれるポケモンに対し、(1種類のパラメータだけだが)確実に特定の個体値を遺伝させることができるようになった。

第6世代では、タマゴの親となるポケモンに「あかいいと」というアイテムを持たせることで、最大5個までの個体値が遺伝するようになった。
タマゴが利用できない伝説ポケモンについても、最低でもいずれか3つの個体値が最大で登場するようになっている。
また、多数のポケモンのサブウェポンとして扱われてきためざめるパワーの威力変動が廃止され、60固定でタイプのみ変動となり、この点でも厳選難易度は低下した。

第7世代では長年隠されてきた「個体値」のパラメータを、プレイヤーがグラフの形で遂に目視で確認できるようになった。もちろん、「あかいいと」による個体値の遺伝の仕組みもそのまま引き継がれている。
更に、「すごいとっくん」が追加され、個体値が低いポケモンであっても最終的には個体値を最大まで強化することが可能になった。詳しくは当該項目参照。
ただし、すごいとっくんによって引き上げられた個体値パラメータは「さいこう」ではなく「きたえた!」と表示されるため、それを嫌って今までどおりの厳選を行っているプレイヤーも存在する。

第8世代では、新要素のマックスレイドバトルで高個体値のポケモンと遭遇しやすくなっている。
レベルが上がるほどポケモンの個体値は高くなり、基本的には挑戦するレベル-1個のステータスで「さいこう」の状態が保障されているが、ピックアップレイドでは挑戦するレベルと「さいこう」になっているステータスの個数が同じになっているため、最高ランクの★5のレイドをクリアできれば、5V以上の個体が確実に手に入ることになる(運が良ければ6V個体や即戦力として使える個体が手に入ることも)。もちろん最高ランクであることもあり、攻略難易度は相応に高いものの、苦労して挑戦するだけの価値は十分にあると言えるだろう。
また、本作の預かり屋では「横並び遺伝」という新たな遺伝のシステムも確立。技スペースに空きを設けておけば、同種のポケモン同士であれば性別に関わりなくタマゴ技を継承させることが可能となり、後から理想個体のポケモンに有用なタマゴ技を習得させることが可能となった。
まためざめるパワーが廃止された代わりにわざマシンの種類が実質200種類に増加、めざパ依存だったポケモンも何らかの形でサブウェポンを覚えられるようになった。こうしたテコ入れもあり、第8世代はこれまでの作品と比較しても厳選難易度が劇的に低下しており、カジュアルプレイヤーであっても、遺伝の仕組みやタマゴグループに関する知識さえしっかり身に着けることができれば孵化厳選も含めた個体値厳選が比較的手軽に行えるようになった

個体値0のメリット

こうしてお手軽に最高値を狙えるようになった個体値だが、「ダメかも…」判定、つまり最低値を狙うプレイヤーも多い。というのも最低値にすることに大いに意義があるからである。
先述の通り31は狙いやすくなっているが、31に固定化されるということは0を狙いにくくなっているということであり、厳選はやや面倒となっている。もしもどこかしらのステータスが「ダメかも」になっている個体を持っていた場合は、安易に手放さずに遺伝要因として残しておくことをお勧めする。

個体値0を狙うメリットとしては以下の通り。

トリックルーム下で先手を取る
通称S0
最もメジャーな0を狙う理由。もちろん狙い過ぎると枷になるのでそこは要相談。

ジャイロボールを採用する
ゆうかんナットレイ(素早さ種族値20)が撃つ場合、個体値Vだと最速レジエレキ相手ですら最大威力を出せないが、0だと最速キノガッサでも最大威力を狙える。

天候・フィールドを奪う
アナウンスされる特性は基本的に素早さの高いポケモンから発動するため最後に発動して上書きする。ユキノオーカバルドンコータスなどが代表格。

イカサマこんらん自傷時のダメージを減らす
通称A0
特にあく弱点のエスパー・ゴースト特殊アタッカーのAを0にすることは上級プレイヤーの間では必須と言われている。
あく弱点でなくともこんらん時の自傷ダメージを軽減できるというメリットがあるので決して無駄にはならない。
なお、とくこう最低(通称C0)は現状A0と比べるとこれといったメリットがなく(強いて挙げるとすれば後述のパワーシェア対策くらいか)、無理に厳選する必要はないとする見方が多い。

パワーシェアで相手を弱らせる
攻撃・特攻を搾り取って弱らせる。ツボツボに使わせる場合はほぼ必須。
ただ、パワーシェアは現状かなり使いどころが限られる技なので、これを理由に0を狙うというプレイヤーはあまり多くない。

反射技のダメージを増やす
カウンターなど。防御・特防が中途半端に高いと反射ダメージが足りない、という場合。
第8世代のダイマックス環境では結構重要。

ポケモンGOにおける個体値

「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」の3つの個体値パラメータが存在する。
実装から長らくは大まかな値を教えてもらえるだけであったが、2019年7月のアップデートでグラフによる可視化が実現され、完全な確認が可能になった。

個体値の厳選は基本的には不可能であり、ひたすら数を捕まえるしかないが、「天候ブーストを受けている」「タマゴから生まれた」「レイドバトルフィールドリサーチで出現」等のポケモンは個体値が高くなりやすい。
2019年9月時点で、ポケモンの個体値を変化させる手段は「ポケモン交換」と「リトレーン」の2つだけ。
ポケモン交換は自分が捕まえたポケモンしか行えないので、同じポケモンを何度も交換に出して個体値を厳選することはできない。
リトレーンは個体値を確実に高めることができるが、「シャドウポケモン」と呼ばれる特殊なポケモンでなければ行うことができないため、普通の個体には縁がない要素である。

ただ、本作は個体値が0~15の範囲で変動となっており、原作と比べると個体値による性能差がそこまで極端に大きいわけではないため、そこまで個体値にこだわる必要はないと言われている(ただし、GOバトルリーグで好成績を残したいのであれば話は別で、しかもランクによっては指定されたCP内で強化しなければならない関係上、本編とはまた違った基準での個体値の判別が必要となる)。
そのため、個体厳選はどちらかといえば一種のやりこみ要素としての趣の方が強い。

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ポケモン ポケモン廃人 三値
めざめるパワー 個体値でタイプや威力が決まる。

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