概要
ポケモンSVにて、ストーリークリア後に遊べる要素の一つ。
『バトルスクールウォーズ』ともいう。
学校の先生や、実力のある学生トレーナーたちとの勝ち抜きトーナメント戦。
挑戦するには、ザ・ホームウェイのストーリークリア後に、8人の強化ジムリーダーを全員倒す必要がある。
本作はVer1.1時点では、四天王及びチャンピオンとの再戦ができず、過去作におけるバトルサーチャーのような一般トレーナーとの再戦手段もないため、それらの代替として実装されたシステムと思われる。
クリア後のバトルイベントではあるが、バトル系の施設ではないため、戦闘中の道具は使用可能で、賞金や経験値も入手できる。また、試合が終了する毎に回復してもらえる上、テラスタルオーブもチャージしてもらえるので、出し惜しみをする必要はまったくない。
なお、エンディングが流れた後そのまま流れで関連イベントが始まるため勘違いされがちだが、上記にあるように一応クリア後要素の一つという立ち位置である。
そのため、ジムリーダーたちとの再戦イベントが始まった時点で完全スルーしてエンディング後の各種要素(2匹目のミライドン/コライドン等)に手を出すことは可能。
ちなみに、ストーリー的には、
- 1周目:新しくチャンピオンクラスとなった主人公をネモがお祝いするべく(クラベルからは多少ネモ本人のバトルがしたいという私欲があるとバッチリ見抜かれているが)、オモダカの協力を仰いで企画
- 2周目以降:アカデミーの先生と生徒の交流、ならびに地域活性化につなげるため、定期的に開催
という設定がなされている。
そしてDLC「藍の円盤」クリア後は、レベルが大幅に上昇する上に、大半のメンバーに手持ちの変更がある。
出場キャラクター
1周目はストーリー演出の一環であるためか、対戦相手は「ペパー➡ジニア➡キハダ➡オモダカ」の順で固定。
2周目以降はランダムな相手との対戦になるが、1~3戦目と4戦目で対戦相手が以下のように異なる。
※( )内は、紹介される際の肩書や異名。
1~3戦目
- ジニア(生物教師、ゆるやか系男子)
- タイム(数学教師、勝利の算術士)
- レホール(歴史教師、古の探究者)
- キハダ(バトル学教師、熱き血潮)
- サワロ(家庭科教師、強面アットホーム)
- セイジ(言語学教師、サ・コミュニケーション)
- ミモザ(学校保健師、医務室の天使)
- ペパー(2-G、秘伝の料理人)
- ボタン(1-D、流星のハッカー)
4戦目
学校最強大会の活用法
ver1.1現在では、従来まで存在していたバトルタワー系列の施設、そしてそこで使われていたBPが廃止され、今までBPで交換していた持ち物やミント等も店で金で買えるようになっている為に、消去法的に学校最強大会の周回が★6以上のテラレイドバトルの周回と並ぶ本作でのメインのエンドコンテンツとなっている。
優勝報酬としてテラピース、おうかん、ミント、レアボールなどが入手可能。しかしこれらの優勝報酬はもっと効率の良い入手法があるためそれ目当てで周回する意義は薄く、プレイヤーの間では専らトップイラストのように金策として利用されているのが現状である。
普通に6匹持ち込んで戦って周回してもそこそこの効率だが、
- 戦闘終了後に移動などを挟むことなく会話のみで次の戦闘へ進む
- 対戦相手の手持ちタイプが散っているため、誰が相手になっても使用タイプによる極端な不利を取られにくい(2~3匹苦手タイプのポケモンがいてもレベルや努力値によるごり押しが可能)
- 一部タイプが統一された手持ちの相手もいるが、それぞれ岩、格闘、ドラゴンと対処しやすい部類であり、特にフェアリー技の通りがよい
- 優勝後は受付前、それもそのまま話しかけて再び学校最強大会を始められる位置へ戻る
と、これまでの四天王など類似のシステムと異なる性質を持っており、全てを1番目の技1つのみで倒せるポケモンを用意できればAボタンを連打しているだけで周回できるため楽になる。
連射コントローラーを使えば放置で勝手に金が溜まるという便利さ。
ただし下記の理由により手持ちを金策ポケ1体のみにしなければならないため、控えにレベルを上げたいポケモンを置いての経験値稼ぎには使いにくい。純粋に金を稼ぐためだけの周回である。
※ Ver1.2.0現在、SVには過去のシリーズにはあったバトルの「いれかえ/かちぬき」設定が無く全てのバトルがいれかえバトル設定で固定であるため、手持ちを1匹にしない限りポケモンを入れ替える選択肢が出てしまい、連打のみで周回できなくなる。
「1匹で」「1つ目の技だけで」周回可能なポケモンはニンフィア、ハバタクカミ、イーユイなどいくつか候補がいるが、中でも最も安定性が高く、かつバージョンを問わず手に入り、1匹しか手に入らない準伝説でもないニンフィアが最も使われている。→金策ニンフィア
ただしA連打放置だとニンフィアでさえ運次第では稀に負けてしまう事があり、現状「絶対に負けない100%安定周回ができるポケモン」は考案されていない。
たまに掲示板などで「A連打放置していたらいつの間にかポケモンセンターにいました。バグですか?」等という質問が見かけられるが、元々そういうものなので運が悪かったと諦めましょう。
ポケモンHOMEの解禁により、はくばじょうのすがた(ブリザードランス)やマギアナ(ラスターカノン)も周回可能なポケモンの1体として考察されている。
じんばいったいやソウルハートにより倒しながら積むことで一撃で倒せるようになるためである。
ただしはくばじょうのすがたはブリザードランスのPPの低さからポイントアップやポイントマックスが必須なのと、素早さの種族値が低いため努力値も素早さを極振りしなければならない。
特に対戦でこくばじょうのすがたを使う場合はもとより、はくばじょうのすがたを対戦で使う場合も努力値を別途振り直すか、2匹目を用意する必要が出てくる。
後者のマギアナはそもそも入手困難だが、はくばじょうのすがたと比べ500年前の姿が対戦向きの個体値をしているため、QRコードの個体を無理に厳選しなくても済むのは嬉しい。
何気に素早さ種族値はニンフィアより高いことから、耐久へ振りやすいのも強み。
ただし2体とも倒す度に特性のエフェクトが入ることから、ニンフィアと比べて1戦あたり1分くらい遅くなるのが難点。
もっとも何十時間も周回するでもなければ問題ないはずだが。
ちなみにこくばじょうのすがたも一応周回はできるが、一致技のアストラルビットは無効にされるポケモンがいるため使えず、最大火力はあくのはどう止まり。
威力を落としてドレインキッスで確実に勝てるものの技エフェクトが長いため、上記よりも優先度は落ちる。
最近では、「ハッピータイム」を覚えたヒスイゾロアーク(DLCの早期DL特典)と上記の金策用のポケモンを組み合わせた周回方法も考案されている。この方法では自動周回が行えなくなる代わりに1回の周回で獲得できる金額がさらに2倍になるため、場合によってはこちらを利用するのもありだろう。
一応パルデアチャンプリボンを付ける手段でもあるため、四天王戦が1ROMで1回しか攻略できないからといってリボンコンプを諦めたりデータを初期化したりする必要はない。
SV自体Switch本体の連続稼働に弱く、あまりこの大会での連射コン金策で連続稼働しているとグラフィックのカメラワークなどがバグるため注意が必要。適当なところで稼働中断してやるのがベター。
…だったのだが、藍の円盤のシナリオクリア後は強化版にランクアップするため既存のポケモンでは安定しなくなっている。一部伝説のポケモン(主に高火力の氷タイプ)によってこれまで同様の周回が提案されているが、短期による自動周回は戦闘用アイテムを持たせても安定しないのが現状である。また、それすなわちおまもりこばんなど望むべくもないため安定したとしても効率が大幅に落ちる。ため別の金策も模索されている。
更にDLC番外編「キビキビパニック」クリア後にはさらに強化されることが確認されており、もはや安定するしないの領域ではなくなってしまっている。
この点から金策としては完全に終わってしまったと考えてよいだろう。
ポケモンHomeを活用すれば同じスイッチを使用するバージョンごとの移送は比較的楽なので、どちらかのバージョンを蒼の円盤クリア前の状態で止めた自動周回可能なデータとして残しておくのも手と言えば手である。この状態でも対戦に直接関わる要素としてはテラパゴスとモモワロウの捕獲およびテラピース(ステラ)集め以外であれば可能なので、バージョン限定のパラドックスポケモンの捕獲・移送等も基本的には問題ない。
また、両バージョンとも進め切ってしまっている場合はデータリセットを要するが、ジムバッジさえ集めきってしまえばLv100のカイオーガ等強力なポケモンを連れてきて強引にシナリオを乗り切ることも可能な上、副産物としてオーガポンやガチグマ(アカツキ)等1データ1匹のみ捕獲可能なポケモンの確保を兼ねられるため、2バージョン揃えている熱心なプレイヤーは様々な面で一考の価値があるだろう。
余談
イベントの命名者はネモで、ペパーの案である『バトルスクールウォーズ』とで意見が分かれたという。表向きにはネモの案が採用されたことになっているが、クラベル校長はバトルスクールウォーズの名前の方が好みなようで、学内でも意見が分かれている様子。
結局は両方の名前を使用する(学校最強大会のルビに“バトルスクールウォーズ”の読みを振る)ということで決着した模様。
ちなみに第1回の開会宣言の際、校長がとあるポーズをとる。
番外編「キビキビパニック」の進行中はネモ、ペパー、ボタンの3人はキタカミの里にいるため、本大会には出場しない。
pixivでは、学校の他の生徒や教員から金を巻き上げ続けることになる点や、連射コンによる周回プレイあるあるがネタにされている。
関連タグ
チャンピオン防衛戦 チャンピオンカップ再戦 ガラルスタートーナメント
これまでのシリーズでのクリア後のやり込み要素。