全国図鑑	No.0341
ホウエン図鑑	No.129
イッシュ図鑑	No.279
セントラルカロス図鑑	No.051
アローラ図鑑	No.357
ガラル図鑑	No.102
キタカミ図鑑	No.011
ローマ字表記	Heigani
ぶんるい	ごろつきポケモン
タイプ	みず
たかさ	0.6m
おもさ	11.5kg
せいべつ	50%♂・50%♀
特性	かいりきバサミ / シェルアーマー / てきおうりょく(隠れ特性)
おとしもの	ヘイガニのから
タマゴグループ	すいちゅう1/すいちゅう3

各言語版での名称

言語	名称	由来
日本語	ヘイガニ	兵+ザリガニ
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語	Corphish	corps(兵団)+crayfish(ザリガニ)
ドイツ語	Krebscorps
フランス語	Écrapince
韓国語	가재군
中国語	龙虾小兵

進化

ヘイガニ → シザリガー（Lv.30）

概要

第3世代『ポケットモンスタールビー・サファイア』から登場している、ザリガニをモデルとしたポケモン。

名前の由来は「兵」＋「ザリガニ」。

元ネタのザリガニ同様、凄まじい生命力・適応力・繁殖力の持ち主で、どんなに汚れて淀んだ水場にも適応して元気に生活でき、そのままどんどん数を増やしていく。

似たような設定のポケモンとしてヒンバスやバスラオなどがおり、彼らしか棲まなくなってしまった水場は割と多いらしい。

食性も選り好みせずなんでも食べる雑食性で、鋭いハサミで獲物を捕まえ、そのまま食べるまで決して離さない。

初登場したホウエン地方土着の生物ではなく、元々外国に住んでいたが、ペットとして輸入されたものが野生化して異常繁殖したという、所謂侵略的外来種。

アメリカモデルのイッシュ地方や、フランスモデルのカロス地方のみ図鑑にその記述がない事から、ヘイガニ自身は本来このいずれかを故郷とする説もあるが…(同じくアメリカモデルであるポケモンXDの舞台オーレ地方はある理由から考えにくい)。

気質も非常にわんぱくで威勢が良く、他のポケモンに出会うとヘイヘイと絡んでいき、気の弱い相手ならそうやって追い出してしまう事も珍しくない。

生態やデザインもアメリカザリガニじみている。

本来はこのように雑魚エネミーじみた設定である為、下記のアニメでの大抜擢には当時驚いた人も多く、可愛らしいマスコットじみた意外な印象を得ることになった。

ゲーム上の特徴

RSE・ORAS

102ばんどうろ、117ばんどうろ、トウカシティに「いいつりざお」「すごいつりざお」を使う場合のみ遭遇でき、トレーナーが使ってすらこないという非常に地味な役回りだった。上記の設定どこへやら。

さすがにこれは不味いと思われたのか、『エメラルド』ではモブトレーナーやリーグ関係者が進化後を使用してくる他、『ORAS』では123ばんどうろでも釣れる様になっている。

DPt・BDSP

殿堂入りかつ全国図鑑入手後に手に入る「すごいつりざお」でカンナギタウンにある水辺で使うと釣れる。なお、『BDSP』では全国図鑑入手後の地下大洞窟にも出現する。

ハートゴールド・ソウルシルバー

ジョウト地方のサファリゾーンにて、湿原エリアに水辺ブロック10個を置いて「いいつりざお」を使う、水辺の岩場エリアに水辺ブロック15個置いて「すごいつりざお」を使うと出現する。なお、ブロックを更に5個置くとレベルが上がる。

ブラック・ホワイト・BW2

『BW』ではホワイトフォレストにバックパッカーのエミ、カルロス、ベテラントレーナーのケン、ジュンイチがいれば水上に出現する。

『BW2』では3ばんどうろとサンヨウシティの水上に通常出現する。

XY

3ばんどうろとパルファム宮殿の水辺に「いいつりざお」を使うと釣れる。また、ストーリーにおいては友達であるティエルノの手持ちとしても登場し、5ばんどうろと7ばんどうろでのバトルで使用してくる。

サンムーン・ウルトラサンムーン

『USUM』でポニの大峡谷にある泡に釣りすると釣れる。

ソード・シールド

第2鉱山(釣り)、ワイルドエリアの「ミロカロ湖」(エンカウント)「巨人の帽子」(釣り)、DLC『鎧の孤島』ではヨロイ島にも出現する。

スカーレット・バイオレット

DLC『碧の仮面』で内定。キタカミの里では水辺や田んぼに生息しており、いかにもザリガニである。

性能

種族値

HP	攻撃	防御	特攻	特防	素早さ	合計
43	80	65	50	35	35	308

甲殻類のためメインウエポンとして「クラブハンマー」を覚えられ、進化後の関係であくタイプのわざも多く覚える。第五世代から追加された夢特性は「てきおうりょく」といかにもらしいもの。

使用トレーナー

ゲーム版

ティエルノ：XYライバル

アニメ版

サトシ
リーク(BW99話)

漫画版

アクア団(ポケスペ)
マジシャン(ポケスペ)
ティエルノ(ポケスペ)

番外作品

ポケモンレンジャー

ドブでも生息できる生態を反映して、フォルシティのちかすいどうに生息しており、主人公を見るなり接近してくる。口からは泡を発射してくるが、序盤に登場する為か、全くハサミは使ってこない。

ポケモン不思議のダンジョン

「赤・青の救助隊」では、仲間の時のセリフは片言の日本語を喋る外国人のような口調である。

「時・闇・空の探検隊」では、ギルドのメンバーの一匹として登場。アニメ版のイメージに近い性格で、「ヘイヘイ！」と威勢良く喋る。

ポケパーク

『ポケパークWii』では、つどいの広場にいる門番でさっそく出会えるがこの個体に話しても友達にはなれない。しかし、ビーチエリアにあるリサイクルボックスにビンを4個入れると出現する個体とバトルに勝てば友達になってくれる。

『ポケパーク2』では、チーム・ヘイガニが登場。ピカチュウ達の前に立ちはだかり、ヘイガニ達を避けて宝箱を取ったり、3匹とバトルする「試練」を受ける事となる。

アニメ版

アニポケ・第1-7シリーズ

〈レギュラーの手持ち〉

サトシのヘイガニ
- (CV:小西克幸)　詳細は当記事にて

〈ゲスト等〉

AG21話

実はサトシは上記の個体を手持ちにする前、別個体を釣り上げていた事があったが逃げられてしまった。

DP112話

魔の海域と呼ばれる海にある無人島に住む野生の個体が登場。ある嵐の日に島に向かって飛んできたデオキシスが雷に打たれて結晶体の姿になって山に落ちるのを目撃する。その際に島の周りの岩が反応したのを見て、岩を削って仲間のタマンタが運んできた岩を結晶体に当てていた。そんな折に島に流れ着いたサトシのピカチュウとヒカリのポッチャマと出会って岩運びを協力してもらう事に。

大量の岩を運んできて結晶体に当てると結晶体は光り輝いて岩からエネルギーを吸収しはじめるが、ロケット団の新兵器にやられてしまう。すると岩のエネルギーを吸収して結晶体からデオキシスが復活し、ロケット団を撃退してくれた。