基礎データ
全国図鑑 | No.0099 |
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カントー図鑑 | No.099 |
ジョウト図鑑 | No.165 |
ガラル図鑑 | No.099 |
ヨロイ島図鑑 | No.039 |
ローマ字表記 | Kingler |
ぶんるい | はさみポケモン |
タイプ | みず |
たかさ | 1.3m |
おもさ | 60.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | かいりきバサミ/シェルアーマー/ちからずく(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう3 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | キングラー | king(英語で王)+crab(英語でカニ)+king crab(英語でタラバガニ) |
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語 | Kingler | 日本語名に同じ |
フランス語 | Krabboss | crabe(カニ)+boss(英語でボス、親分) |
韓国語 | 킹크랩 | king(英語で王)+crab(英語でカニ)+king crab(英語でタラバガニ) |
中国語(簡体字) | 巨钳蟹 | 巨大的(jùdàde、極めて大きい)+蟹钳(xièqián、カニの爪)+螃蟹(pángxiè、カニ) |
中国語(繁体字) | 巨鉗蟹 | 巨大的(jùdàde、極めて大きい)+蟹鉗(xièqián、カニの爪)+螃蟹(pángxiè、カニ) |
ヒンズー語 | किंगलर | 英語名の音写 |
ロシア語 | Кинглер | 英語名の音写 |
タイ語 | คิงเกลอร์ | 日本語名の音写 |
進化・強化
- クラブ → キングラー(Lv28)
- キョダイマックスキングラー(キョダイマックス)
概要
クラブがレベル28で進化。ごつい表情と片方だけ大きいハサミが特徴(青バージョンでは、なぜか両方のハサミが大きい)。
大きなハサミには1万馬力のパワーを秘めているが、重すぎてうまく動かせない上に、スピードが遅くなってしまった(後述)。仲間との合図を送り合う際にはこのハサミを振るのだが、重すぎてすぐに疲れてしまう。と強すぎるパワーの代わりに様々なものを犠牲にしてしまった。
モデルになっているのは片方だけ巨大になったハサミを持つカニの一種シオマネキ。進化前のクラブの分類上の蟹であるサワガニも片方だけ大きくなるためそれを極端にしたようなシオマネキがチョイスされたのかもしれない。ただし、サワガニの鋏の偏向肥大化は基本オスのみでしかも右側が大きくなることが多い。
名前の由来はking crab(タラバガニ)からか。ちなみにタラバガニはカニではなく、ヤドカリの仲間である。
現実の生物にはタスマニアンキングクラブという巨大なカニがおり、こちらの方が姿も名前もキングラーらしい。
ゲームでの特徴
- 基本的には「すごいつりざお」で釣れるポケモン。だが、HGSSで19番水道と断崖の洞窟では「いわくだき」を使用すると飛び出してくる様になって以降は釣り以外でも出現する様になった。
- ポケモン剣盾ではキョダイマックスを獲得しキョダイマックスキングラーへと変化することが可能になった。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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第1世代 | 55 | 130 | 115 | 50 | ※ | 75 | 425 |
第2世代から | 55 | 130 | 115 | 50 | 50 | 75 | 475 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 圧倒的な攻撃と高い防御を持つがHPと特殊方面は低い。A130以上で威力100以上の物理技を撃てるみずタイプはキングラーだけであり、素早さも活かしようのある数値。
- 第3世代までは技の物理・特殊が技のタイプによって決まる仕様であったため、一致のみず技に攻撃のステータスを参照させることができず、攻撃の種族値の持ち腐れであった。
- USUMにて「アクアブレイク」が幅広く配られたため、キングラーも特性を活かせる待望の一致技を習得した。また、「じだんだ」の習得により、「ハサミギロチン」を外しても「じだんだ」で追撃できるようになった。
- 動きが遅いという設定だが意外と素早さは高くバタフリー等よりも速い。
- 隠れ特性は「ちからずく」。生かせる技の大半は特殊技なのが厳しいところだが、いのちのたまの効果もあり、「れいとうビーム」や「ふぶき」がまともな威力になったりはする(特に後者はガブリアスを確1に出来る)。
- そして、先述の通りUSUMにて「アクアブレイク」を習得。それでも尚シザリガーに火力は及ばないが素早さや「こうそくいどう」の差により使い心地は変わるだろう。
使用トレーナー
ゲーム版
- ユウマ:キングラーマスター
アニメ版
漫画版
- チャクラ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンGO
- 第1世代のポケモンなので、サービス開始当初から実装されている。キングラー自身の出現率は低いが、進化前のクラブがサービス開始当初はみずタイプにおけるコモン枠の1つになっており、水辺を中心にいたるところで出現していたために入手難易度自体はそこまで高くはなかった。
- 現在は後発のポケモンが多数実装されたためにクラブの出現率が下がったこともあり、そこそこレアなポケモンになっている。しかし、サービス開始から3年以上もの間、キングラーはプレイヤーからは殆ど注目されることのない不遇なポケモンであった。
- そもそもみずタイプは、同期のシャワーズやギャラドスを始め、ただでさえ強力なポケモンたちが多数鎬を削り合う激戦区であり、攻撃力が高いだけで、左程強力な技を持ち合わせていなかったキングラーはそんな強豪たちにすっかり埋もれてしまっていたのである。そのため、当初は単なる図鑑埋めやコレクション用の域を出ない地味な存在であった。
- 自体が大きく動いたのは、サービス開始から3年1ヵ月が経った2019年8月末。この時に開催されたウォーターフェスティバルに合わせて、遂に準専用技である「クラブハンマー」を習得できるようになったのである(しかも、ハイドロカノン等とは異なり、イベント限定の技ではないので、いつでも好きな時に習得させることができる)。
- このクラブハンマーは威力85の2分割ゲージ技。2分割ゲージ技としてはかなりの威力であり、技の硬直時間も短めという大変優れた技である(トレーナーバトルでは低確率ながら攻撃力アップの効果もある)。この技と通常技で「あわ」を覚えさせたキングラーのDPSはなんとたきのぼり/ハイドロポンプのコンボを覚えたカイオーガをも上回るという驚くべき検証結果も出ている。
- これまで殆ど見向きもされなかったキングラーだが、ここにきて、一躍最強のみずポケモンの座に名乗りを上げる程の強ポケへと躍進することになり、プレイヤーから大きな注目を集めるようになっている。
- とはいえ、強化されたと言ってもそれは攻撃面のみであり、HPが低いために非常に打たれ弱い点は変わっていない。攻撃性能こそ圧倒的だが、その真価を発揮させるには投入させるタイミングや戦い方などをよく吟味する必要があると言えるだろう。
『ポケモンスナップ』
- ビーチに特定の角度から見るとキングラーに見える『ポケモンのしるし』『キングラーいわ』がある。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲストなど〉
- ロケット団とキングラー
- 無印ではサカキの手持ちで登場、描写的に複数所持してると思われる。シゲルのウインディと対決した時には「だいもんじ」に敗れるが、その後ムサシが代理として使用した時にはサトシのフシギダネを倒す活躍を見せた。
- それから時が立ち、新無印31話のロケット・ガチャットから別個体のキングラーが排出されコジロウが使用。しかし、ナミのひーちゃんがヒンバスからミロカロスに進化され撃退された。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
関連イラスト
関連タグ
0098.クラブ→0099.キングラー(キョダイマックスキングラー)→0100.ビリリダマ(ヒスイビリリダマ)
関連ポケモン等
- カニ仲間
- ハサミ仲間