データ
初出 | 第7世代 |
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威力 | 95 |
命中 | 95 |
PP | 10 |
タイプ | じめん |
分類 | 物理 |
直接攻撃 | ○ |
範囲 | 単体 |
効果 | なし |
英語名 | High Horsepower |
概要
第7世代より存在する技。
凄まじい馬力で相手を蹴り飛ばして攻撃する。攻撃時に出る蹄の跡が特徴的。
何気に「10まんボルト」以来久々の名前が数字で始まる技である。
ちなみに、この数値は鉄腕アトムのそれと同じ。
……冷静に考えるとポケモン1匹がジャンボジェット機並みのパワーを発揮しているということとなるので物凄く怖い技である。
強烈な馬力を誇るドロバンコ系統の他、カビゴンとゴルーグも習得可能。ゴルークが習得者に選ばれているところからも元ネタが鉄腕アトムであることが見て取れる。
「USUM」ではギャロップとドンファンがタマゴ技として習得できるようになったが、ゼブライカは覚えない様子。
「剣盾」ではわざレコード94に収録され、習得可能ポケモンが大幅に増えた。
「じしん」と違い「グラスフィールド」下で威力が低下することがないが、それでも直接攻撃であるなどの理由からシングルでの採用率は低い。グラスメイカーでグラスフィールドを展開するゴリランダーはじしんも習得可能だがこちらを採用されることが多い。
ただし、ダブルでは広範囲攻撃技威力が根本的に低下する以上最強のじめん物理技となる他、味方を巻き込まないため、こちらでは採用される。
第8世代ではバラまかれたことでこの傾向がさらに強まり、ドリュウズ等が採用するようになっている。
マックスレイドバトルでキョダイストリンダーがピックアップされた際には、この技のわざレコードがパスコードで貰えるようになっていた。「味方を巻き込まない」という点もレイドバトルでは重要視される部分であり、運営側としても「じしん」による同士討ちは避けて欲しいという意図での配布だと思われる。
命中安定でダイマックス時に威力がこの技と同じ130となる「じだんだ」でいいじゃんという突っ込みは駄目。
ちなみにドロバンコがこの技を習得するのは何とLv.24(剣盾ではLv.28)。
中盤に差し掛かった時点でじしんに匹敵する技を習得するという良く分からないこととなっている。初代におけるディグダのあなをほる(当時威力100)に通じるところがある。
覚えさせておけばじめん弱点はほぼ確実に消し飛ぶ。
ポケモンGOでは2022年11月12日開催のコミュニティ・デイでガチグマの専用技として登場した。威力はジム・レイドでは110、PvPでは100のフルゲージ技。
これだけだと一見すると「じしん」の下位互換的な技と思えなくもないが、特筆すべきはその硬直時間の短さで、何と僅か1.6秒。これは「ブレイブバード」「メテオビーム」「シャドーダイブ」よりもさらに早い。フルゲージ技としては悪くない性能である。
一方のトレーナーバトルも、「テクノバスター」「メテオビーム」「ラスターパージ」「ミストボール」と同じく必要エネルギー量60とフルゲージ技としてはそこそこの量に収まっており、比較的発動させやすいといえる。
あとは通常技でチャージ量の多い技を与えられるかどうかで使い勝手が決まって来るであろう。