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ストリンダー

すとりんだー

ストリンダーとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0845
ガラル図鑑No.311
パルデア図鑑No.199
ローマ字表記Strinder
分類パンクポケモン
タイプでんき/どく
高さ1.6m
重さ40.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性パンクロック/プラス(ハイなすがた)orマイナス(ローなすがた)/テクニシャン(隠れ特性)
タマゴグループひとがた

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語ストリンダーstring(英語で弦)+salamander(英語でサンショウウオ、サラマンダー)
英語・イタリア語・スペイン語Toxtricitytoxic(毒)+electricity(電気)
ドイツ語RiffexRiff(リフ)+Echse(トカゲ)
フランス語Salarsensalamandre(サンショウウオ)+larsen(ハウリング)
韓国語스트린더日本語名の音写
中国語(簡体字)颤弦蝾螈颤(震える)+弦+蝾螈(イモリ)
中国語(繁体字)顫弦蠑螈顫(震える)+弦+蠑螈(イモリ)
タイ語สตรินเดอร์日本語名の音写

進化・強化編集

どくタイプDischarge!!


概要編集

ポケモン剣盾』から初登場したエレズンの進化形で、爬虫類両生類の亜人のような姿となった。

性格によって異なる姿に進化するというシリーズ初の特徴を持ち、二つの姿は特性、習得技、鳴き声のトーンに小さな差異がある。


毒素の化学反応で生まれる電気エネルギーは約15000ボルトと、進化前と比べものにならない程強くなっており、よどんだ水を好んでガブ飲みする事で水中にある毒素を取り込む。

どちらも胸に紫の突起状の発電器官がついており、これを掻きむしるように操作することでを鳴らしながら発電する。


ガラル地方ではポケモンバンドマキシマイザズのメンバーとして登場。

もちろんポジションはギタリスト及びベーシストで、ボーカルのタチフサグマ、ドラマーのゴリランダーと共に活動している。


また、港町バウタウンの灯台横には2体のストリンダーの像があり、かつてその灯台を守ったという逸話が残されている。

殿堂入り後にマキシマイザスがいるのもこの銅像のすぐ傍であり、バウタウンのモデルはリバプールだと言われ、そこ出身のバンド・ビートルズを意識しているのかもしれない。


特性名やデザインなどから鑑みるに、モチーフはパンクロッカーエレキギター、名前の由来は「ストリングス(弦楽器)」+「サラマンダー」と推測される。

ガラル地方のモデルのイギリスは、アメリカ合衆国とともにロックンロール及びパンクロックの発祥・発展の中心地であることから着想を得たと思われる。


ストリンダーのすがた編集

ストリンダーは上記の通り性格によって姿が異なるポケモンで、下記の2つの種類に進化する。


ハイなすがた編集


ストリンダーのオーバードライブ!

ようき、いじっぱりといった、俗に言う陽キャ寄りの性格をしたエレズンが進化。

体色は紫と黄色で、トサカから背中にかけてモヒカン状に黄色の電気が発せられている。

ケンカ腰な気の短い性格で、発電と共に発せられるのはエレキギターのような音。


エレズンの時にせいでんきであれば、特性はプラスになり、わざはベノムショックギアチェンジといった攻撃寄りの技を覚える。

該当する性格は「がんばりや/ゆうかん/いじっぱり/やんちゃ/すなお/わんぱく/のうてんき/せっかち/ようき/むじゃき/うっかりや/なまいき/きまぐれ」。


ローなすがた編集


ストリンダー(ローなすがた)

おくびょう、ひかえめといった、俗に言う陰キャ寄りの性格のエレズンが進化。

体色は水色と紫で、背中に青い電撃が2列、背びれのように発せられている。

いかなる相手もナメきった態度をとる肝の据わった性格で、発電と共にベースのような音を響かせる。


エレズンの時にせいでんきであれば、特性はマイナスになり、わざはベノムトラップじばそうさといった耐久寄りの技を覚える。

該当する性格は「さみしがり/ずぶとい/のんき/おくびょう/まじめ/ひかえめ/おっとり/れいせい/てれや/おだやか/おとなしい/しんちょう」。


ちなみに、ベノムショックとベノムトラップはわざマシン・わざレコードが存在するが、自力習得できない方には使っても覚えさせられない。


ゲーム上における特徴編集

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
7598701147075502

タイプは「でんき・どく」という今までにない組み合わせ。

この複合は弱点が地面4倍とエスパー2倍のみ、耐性は草・電気・格闘・飛行・毒・虫・フェアリー・鋼の8つと非常に優秀。(ふしょく持ちを除けば)どく・まひ状態にならないなど、状態異常への耐性も備える。


ステータスは攻撃と特攻こそ高いが他は平凡。特に耐久が中途半端なせいでせっかくの優秀な耐性を活かしにくいのが難点。素早さも高いとは言い難いので、相手に高火力で先制されるとアッサリ沈んでしまうことも多い。

とは言え紙耐久というほど脆くはなく、鈍足というほど遅くもないのは確か。調整の幅が広いというのはメリットでもある。


専用特性にして新特性パンクロックは自分の音技の威力を上げ、受ける音技ダメージを半減させるという音技に特化したもの。電気タイプの新技オーバードライブとは非常に相性がいい。

単純にオーバードライブを連打しているだけでもかなりの火力が期待出来る他、オーバードライブが刺さらない相手に対しては「ばくおんぱ」がある。メイン火力が音技なので「みがわり」持ちにも強い。


相手からの音技を半減できる一方で自身も音技に頼っているため、こちらの音技を封じてくる「ぼうおん」や「じごくづき」持ちには滅法弱い。特に「じごくづき」はサブウェポンとして忍ばせるポケモンがそれなりに居るので要注意。


特殊型はタイプ一致の技には苦労しないが、サブウェポンがほとんど無いのが欠点。逆に物理は3色パンチや「ドレインパンチ」など、やや威力が低めなれど範囲は広い。

他には追加効果が優秀な「アシッドボム」や、見た目によらず「ほっぺすりすり」を覚えるので麻痺撒きも可能。特にほっぺすりすりからの「たたりめ」は当時環境に影響を与えていたドラパルトミミッキュを返り討ちにできる。変化技は「がむしゃら」や「アンコール」といったものを習得。


物理型にする場合はギアチェンジを覚えるハイなすがた、特殊型にする場合はひかえめやおくびょうを採用できるローなすがたが向いている。ただし読まれやすいので、例えばハイなすがたに性格補正を変えるミントを使って特殊型として使用する欺瞞作戦もアリ。


物理型で使う場合はギアチェンジ習得の都合上「ハイなすがた」一択となる。一方で特殊型として使う場合はハイ・ローどちらにせよ特殊型と極端に相性のいい技は覚えないため、見た目の好みで選んでしまっていいだろう。ハイなすがたなら相手に多少のブラフを仕掛けられ、ローなすがたならミントを使わずに済むという利点がそれぞれある。


なお他の特性だが……

「プラス」および「マイナス」はこの特性所有者が味方にいないと機能しない。だがどのポケモンもじめん弱点を持っているため特性を活かそうとなるとじめん技が誘発されてしまう。

一応ローの方であれば「じばそうさ」で耐久戦法が取れるが、ハイはこの戦法を取れない。

また隠れ特性「テクニシャン」はモチーフからすれば非常に納得がいくのだが、実用面ではこの特性が適用される技で有用なのが「でんげきは」「エレキネット」「くさわけ」「アシッドボム」「ほっぺすりすり」くらいしかなく、採用するとなるとテクニシャン補正があっても威力不足感が否めない。

確かに威力90で必中のタイプ一致でんき技を撃てるが、「パンクロック」であれば威力104で命中100、「エレキネット」と「くさわけ」は100%で相手の素早さを下げられるがストリンダー自身の素早さが中途半端なので、少し下げたところで抜けない場合が多い。わざわざそれをやるならスカーフでも巻いていた方がよっぽど実用的である。


シナリオ中では預かり屋で進化前のエレズンを貰えるため、手持ちに入れていたプレイヤーも多いだろう。NPCのポケモンとしては、メインシナリオクリア後にネズライムがローの姿を使用してくる。


第9世代編集

どくタイプでは珍しく習得してなかったどくびしを習得。他にはあまえるアンコールなどが使えるようになり、起点作成型が強化された。

第9世代ではある相手に強いため一部で注目されている。そう、ラウドボーンである。

特性「パンクロック」のおかげで「フレアソング」を事実上半減受けできる上に、テラスタイプノーマル状態ならゴーストタイプ打点は無効。特殊型なので「おにび」もほぼ無効で、オーソドックスなHB型なら「こだわりメガネ」を持って「オーバードライブ」を放てば「たべのこし」+「なまける」による回復にも追い付かれずに済む。

DLCにてかいふくふうじ効果のある音技「サイコノイズ」を習得、耐久型崩しが更に強力に。また、一時的に没収されていた「ヘドロウェーブ」も再習得を果たしている。


シーズン3以降から追加されたテツノツツミハバタクカミなどに対しても基本的には有利に立ち回ることが可能。但し、採用率がそこそこあるじめんテラスタルやサイコショックなどには注意。

前作のダイマックスとの相性はイマイチだったが、今作のテラスタルとは相性が良く、ばくおんぱの威力を大きく上げるノーマルタイプや、テラバーストガブリアス等の地面タイプに一泡吹かせられるこおりタイプなどが候補にあがる。


シリーズ6以降から追加されたアシレーヌにはタイプ面でも特性面でも極めて相性がよく、数を増やしたシーズン8ではその対策として使われることがある。


使用トレーナー編集

ゲーム版

ハイなすがた

ポケモンマスターズ、マジコス時


ローなすがた


外見や設定の通り音楽関係のジムリーダーに使われる。なお、ネズもライムもジムチャレンジは純粋な腕試しという共通点がある。


アニメ版


漫画版


番外作品編集

ポケモンマスターズ編集

マジコスホミカ&ストリンダー

2023年10月31日のイベントに合わせて実装。「もうどくゾーン」と「エレキフィールド」を使いこなすテクニカルロール、EXロールはアタッカー。

この個体は、ネズから託されたエレズンをホミカが育てたとの事。


マジコスネズ&ストリンダー

こちらも2023年10月31日のイベントに合わせて実装。「もうどくゾーン」と「エレキフィールド」を使いこなすアタッカーロール、EXロールはサポート。

トレーナーがあのネズなのでダイマックスはしないが、強力なシンクロ技を持つ。


アニメ版編集

アニポケ第1~7シリーズ編集

  • ネズのストリンダー:新無印99話序盤でバンドメンバーとして登場。こちらではハイ・ロー両方いる。
  • その他:新無印131話

アニポケ・第8シリーズ編集

第35話でポケモンハンターの手持ちでローなすがたが登場し、シャインのアノクサを救出しにきたリコ達と対峙。リコ達はアノクサ達が囚われている檻に近づけずにいたが、フリード博士キャプテンピカチュウの作戦によってニャオハホゲータに気が向いている隙に依頼主のお嬢の手持ちであるクレベースがキャプテンピカチュウの奇襲を受けて倒された上に進化したアノホラグサによってポケモン達が脱出。最後はキャプテンピカチュウの「かみなりパンチ」でまとめて倒された。


61話(テラスタルデビュー)から登場。

詳細は当記事にて


POKÉTOON編集

『まっててね!コイキング』でハイとローの両方が登場。


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

  • 盾・シルドミリアのテラ
    • 性別:♂️・特性:パンクロック
    • ローなすがた。
    • まどろみの森でシルドミリアが意識を取り戻した時には既に行方不明となっていた手持ちで、ルミナスメイズの森で野生のドラメシヤにケンカを売って世話役のドロンチとの戦闘で興奮して我を忘れていたところで再会する。
    • 電気を発生させる時のベース音がスラップ弾きのような音になっているのが特徴で、照れ屋でええかっこしいな性格をしている。暗闇の中で電気モヒカンを光らせて相手をわざと突っ込ませ、技をぶつける戦法をエレズンの時から特訓している。
    • ケンカを売った相手が手ごわいとカーッとなって我を忘れてしまい、一度興奮すると分泌される毒の汗で皮膚が刺激されて興奮がどんどん強くなり、シルドミリアからの指示も聞こえなくなってしまう悪いクセがある。
    • シルドミリアも知らなかったが実はキョダイマックスでき、体内に蓄えた10万リットル以上の毒液やキョダイマックス技を使って相手をどく状態にする。ポプラ戦では最後の手持ちとしてキョダイマックスし、キョダイマホイップと戦うが巨大化した体に生クリームミサイルが全弾直撃して錯乱、自分自身を攻撃して戦闘不能になった。
    • 後に明らかとなったが、シーソーコンビがニダンギルでシルドミリアの意識を奪った後、他の手持ち共々拐われた挙げ句に捨てられた事が真相であった。
    • 名前の由来は情報の大きさを表す単位「テラバイト」。
〈シルドミリアの手持ち〉
キロ (サシカマス♂️)
テラ (エレズン→ストリンダー・ロー↔️キョダイマックス♂️)
ペタ (コオリッポ♂️)
ギガ (タイレーツ)
メガ (ガラルマッギョ♂️)
ビット(ヒバニーラビフットエースバーン♂️)

コラボ編集

ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs編集


余談編集

デザインは漫画家のコザキユースケ氏。

進化前のエレズンタイレーツ、『ポケモンSV』ではブロロンブロロロームアルクジラハルクジラも担当している。


関連イラスト編集


ストリンダーストリンダー

⚡️ストリンダー⚡️ガラルポケLOG


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン ポケモン剣盾

ポケモン一覧 でんきタイプ どくタイプ

ProjectVOLTAGE どくミク


0848.エレズン0849.ストリンダー(ハイなすがた/ローなすがた/キョダイマックスストリンダー)→0850.ヤクデ


関連ポケモン等編集



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