基礎データ
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』に登場するポケモンで、マッギョのガラルのすがた。
正式名称は『マッギョ(ガラルのすがた)』。
鉄分を豊富に含む泥の中で生活していた結果、薄い身体が鋼でコーティングされた様なものへと変わり、頭や尻尾の先もヒレが変異したとされる鋭い牙状に変化した。
原種同様平たい身体を泥で隠し、モンスターボールのように紅白になった目立つ唇で獲物を誘い出し、頑丈ながらも非常にしなやかな身体を一瞬で折り畳んで、踏んだ相手を挟み込む。
この様に、相手を感電させる文字通りの地雷だった通常のマッギョに対し、こちらはトラバサミさながらの姿と生態となっている。
表情も従来のマッギョより険しく攻撃的なものになっており、口にもトラバサミのような鋭いギザ歯が生えている。
体の模様も「!」マークから、足跡や水草を思わせる緑色の模様に変わっている他、身体を折り畳むと底部の模様がちょうど目に見える凝ったデザインになっている。
後述するエンカウント方法と相まって、ポケモン剣盾には登場しないビリリダマ系列やタマゲタケ系列からミミック枠の役目を引き継いだポケモンと言えるだろう。
マッギョの他にもボールに擬態するポケモンは上記のようにいくらかは居るのだが、マッギョはその中でも特に明確にボールを取りにくる獲物を狩ることに特化した身体形状と生態をしている。
ゲーム上における特徴
エンカウント
「第二鉱山」や「まどろみの森」で紅白の唇だけを出して地面に埋まっており、これを踏むように移動すると地中からガラルマッギョが飛び出してくる。
飛び出してきた本体に接触するとそのまま戦闘に突入するが、自転車やダッシュなどで飛び出してくる前に突っ切るとそのまま素通りできる。また、地面に埋まったままその場からは動かないため、踏まないように注意して動けば戦闘になる事は無い。逆に捕獲や経験値稼ぎが目的ならば自ら踏んでやれば直ぐに飛び出してくる。
なお、トラバサミに挟まれたからと言って主人公や自転車、手持ちのポケモンに何らかのダメージが発生する事は無く、ただ普通に戦闘に突入するのみである。逃げられない強制戦闘というわけでもない。
また地面に潜んでるガラルマッギョは、スティック押し込みで口笛を吹くと一瞬だけだが地上に出てきて反応してくれる。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
原種 | 109 | 66 | 84 | 81 | 99 | 32 | 471 |
ガラルのすがた | 109 | 81 | 99 | 66 | 84 | 32 | 471 |
増減 | ±0 | +15 | +15 | -15 | -15 | ±0 | ±0 |
じめんタイプがあるのは従来のマッギョと同じだが、でんきタイプからはがねタイプとなり、種族値も原種の物理面と特殊面を入れ替えた能力をしている。
また専用技として、新たな拘束技の「トラバサミ」をレベル45で習得する。
鋭い鋼の牙を手に入れたからかかみくだくやこおりのキバを使えるようになった。その反面習得できるはがねの物理技はメタルクローのみであり、アイアンヘッドは覚えることが出来ない。
また、上述のトラバサミは何故か何一つ関係ないくさタイプの技であり、設定ミスなのか意図があるのかは不明。
この為、ハガネールやドリュウズ、アローラダグトリオといった同タイプ達のように耐性を活かしたタンクアタッカーを務める事は難しい。
専用特性「ぎたい」はフィールドに応じてタイプが変化するものだが、これまたトラバサミ以外の草・電気・エスパー・フェアリーの攻撃技を全く覚えられない為、攻撃面で活かすことはできない。一応鎧の孤島でフィールドに応じてタイプが変化するだいちのはどうを得たが、この特攻では火力にはあまり期待できない。
攻撃的なイメチェンを果たしていながら、むしろ攻撃面は原種のマッギョより低下し、その代わり防御面が強まった性能と言える。
しかしマッギョは元々、攻撃力に頼らない戦術や技構成が強みのポケモン。
ふいうち、ステルスロック、あくび、てっていこうせんと言った癖の強い技を覚える為、起点作りとしては非常に強力。上述の特性も、急に耐性を変化させる事で弱点を突かれづらくする防御用と割り切れば、中々に有用である。だいちのはどうもフィールド下では常にタイプ一致なので忍ばせておくのも悪くないだろう。
攻撃を受け止められるポケモンをトラバサミで逃げられなくし、じわれを連発する、運次第だが凶悪な戦法で敵を屠っていく事も可能。
総じて、原種のマッギョ同様油断していると痛い目に遭うポケモンと言える。
使用トレーナー
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
ジェネレーションチャレンジ2020:セレブレーションに伴って実装。
従来のマッギョと比べ技の範囲が広く、でんき技の代わりに通常技が「メタルクロー」、ゲージ技が「ラスターカノン」、どろばくだんはソード・シールドで使用不可となったためじしんに置き換わっており、そして4つ目の技として「いわなだれ」を覚える。
原種のマッギョ同様ジム・レイドバトルではあまり強さを発揮できないが、トレーナーバトルではそれなりの活躍が見込める。チャージ技の連発が取り柄だった原種に対し、こちらは1発の威力重視型になっている。
タイプ相性もはがねタイプがあることで比較的多くの相手に挑める。ただし肝心の相手には弱点を突かれるので注意。特にマリルリは原種と違い弱点を突けないためハイドロポンプ持ちを引くとあっという間にやられてしまう。
このように、原種とは違う特徴を持ち合わせているので、パーティーを組むときはそれも考慮すべし。
ガラルマッギョの主戦場はスーパーリーグであるが、ハイパーリーグでも活躍することが出来るのでMAX強化をしても損は無い。最大CPは2445(CPブースト込で2474)であり2500には届かないが、耐久力は高い。ただし、同複合タイプでより耐久力が高いハガネールと競合している。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ゴウのガラルマッギョ
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 盾・シルドミリアのメガ
- 性別:♂️・特性:ぎたい
- シルドミリアがまどろみの森で意識を取り戻した時には既に行方不明となっていた手持ち。
- 実はシーソーコンビにより他の手持ち共々連れ拐われており、しかしながら挙げ句に各地へ捨てられたキロ(サシカマス)・ペタ(コオリッポ)・テラ(ストリンダー)の3匹とは異なり、彼らのグソクムシャが持っていた(同様にタイレーツのギガもドータクンに捕まっていた)。
- エネルギープラントにて、ギガと共にシルドミリアと再会を果たす。
- 名前の由来は「メガバイト」。
〈シルドミリアの手持ち〉 |
---|
キロ (サシカマス♂️) |
テラ (エレズン→ストリンダー・ロー↔️キョダイマックス♂️) |
ペタ (コオリッポ♂️) |
ギガ (タイレーツ) |
メガ (ガラルマッギョ♂️) |
ビット(ヒバニー→ラビフット→エースバーン♂️) |
関連タグ
0617.アギルダー→0618.マッギョ(ガラルマッギョ)→0619.コジョフー