基礎データ
進化
アローラディグダ → アローラダグトリオ(LV.26)
※通常種と進化条件は同じ。
通常種は「ダグトリオ」を参照。
概要
第7世代『サン・ムーン』から登場する、アローラ地方の環境に適応し姿を変化させたダグトリオのリージョンフォーム。
ディグダの時は三本であった金属質の髭がフサフサと大量に増毛されている。ヘアースタイルも個別ごとに異なっているが、これは個々の毛を構成する金属成分がわずかに違うためらしい。
非常にゆっくりとだが一生伸び続けるこの髭は、ヘルメットのように身を守り、かつ進化前より高度なセンサーとして数キロ先の音も感知できる。
加えて某妖怪少年の様に自在に操る事が可能であり、得意技の「アイアンヘッド」や特性の「カーリーヘアー」の発動も、この髭を振り回す事で行っている。
一方、金属質ゆえに重いので素早さはいまいちだが、硬い岩盤も掘りぬくパワーを実現できる為あまり気にはしていない。
これを表すかの様に重さも通常の2倍へと増加し、素早さもわずかに防御へとまわされている。
アローラにおけるダグトリオは大地の女神たちの化身として崇められ、遭遇した場合は地面に膝をつき深く礼を捧げる習わしがある。
またこの髭を持ち出すと祟られ不幸になるという言い伝えがあることから、抜け落ちた髭を外部へ持ち出す事は禁じられている。
モチーフはマグマの一部が急激に冷やされ、髪の毛状になった物体「火山毛」。
これを別名「ペレーの毛」と呼ぶが、ペレとはハワイ神話に登場する火山の女神のこと(ただし、アローラダグトリオはほのおタイプを持たない)。
現代になってからも信仰されている女神であり、彼女の好物を勝手に持ち出す事は禁じられているとされる。
なお、北九州市のポケふたに選ばれているのも神話からの連想であり、この場合は北九州市にある宗像神社で祀られている宗像三女神に掛けていると思われる。
宗方三女神は交通の守護神ともされるので、じめんタイプを有し、三つの頭を持つアローラダグトリオは正にうってつけの人選だと言える。
ゲームでの特徴
SM・USUM
『SM』ではウラウラ島のハイナ砂漠、ポニ島のポニの大峡谷・ポニの海岸・エンドケイブに出現。『USUM』ではアーカラ島のシェードジャングルにも出現するようになった(SMではアローラディグダが出現していた)。
ストーリーではマーレインの手持ちで登場する。また、SMではしまクイーンのハプウの手持ちにいたが、USUMではマーレインが四天王になった影響か手持ちで登場していない。
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ
原種ディグダを捕獲していればシオンタウンのポケモンセンターにいるNPCのレディダグからアローラディグダが交換で入手可能。
ソード・シールド
内定。ポケモンHOMEから連れてきたり、DLC『鎧の孤島』でアローラディグダ捜しで全て探すとアローラディグダが貰えたり、DLC『冠の雪原』のダイマックスアドベンチャーで出会えたりする。
ちなみに、アローラディグダ探しではダグトリオが出てくることも…「ファッサー!!」
BDSP / LEGENDSアルセウス
未登場。
スカーレット・バイオレット
当初はHOME連携を通しての入手だったが、DLC『藍の円盤』ではブルーベリー学園にあるテラリウムドーム・コーストエリアの「ともしびの迷路」に出現する。
また、『藍の円盤』でのシナリオでは、ブルベリーグ四天王・ネリネの手持ちとしてエアームドと共に先発で立ちはだかる。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アローラ | 35 | 100 | 60 | 50 | 70 | 110 | 425 |
原種 | 35 | 100 | 50 | 50 | 70 | 120 | 425 |
増減 | ±0 | ±0 | +10 | ±0 | ±0 | -10 | ±0 |
タイプには「はがね」が付加されており、同じモグラポケモンのドリュウズと同タイプに。
原種と比較すると、前述したように素早さが下げられその分を物理防御に回された……のだが、元が酷すぎるので相変わらず物理・特殊耐久指数共に1万以下。なので、はがねタイプ追加による強靭な耐性はあまり活きていない。
特性はダグトリオの生命線である「ありじごく」と引き換えに直接攻撃の技を当ててきた相手の素早さを1段階下げる特性「カーリーヘアー」が追加。
耐久的に向かない受け身の特性であり、相性がよろしくない。
習得技には追加されたはがねタイプの技が相応に追加。
総合的に「はがねタイプの技が使えるダグトリオ」と言った印象が強い。
しかし、リージョンフォーム化によるメリットよりもデメリットの方が甚大であるため、一部ではリージョンフォーム最弱と言われてしまっている。
「ありじごく」を返せとまで言わなくても、せめてまだ出ていないフェアリー複合や特性ががんじょうだったら…。
なお、剣盾のみ「ステルスロック」を覚えないと言う謎の仕様になっている。
原種との差別化を図った可能性はあるが、そもそもまだ強みがある原種の方が強いため、気遣いが逆効果になってしまっている感は否めない。
結局、SVでは返してもらう事になった。
ちなみに、SVではそっくりさんが登場した。
が、アローラダグトリオ同様生命線の「ありじごく」がなくこちらも見事なまでの悲惨な性能になってしまっている。
……ダグトリオは亜種や近似種を出したら弱くなる呪いでもかかっているのだろうか?
使用トレーナー
ゲーム版
※1:ポケモンマスターズでもバディー
アニメ版
- レオ(SM)
漫画版
- マーレイン(ポケスペ)
番外作品
ポケモンマスターズ
マーレイン&アローラダグトリオ
ストーリー第26章をクリアすると仲間にできるマーレインのバディとして実装された☆4の鋼アタッカー。
性能は「メタルクロー」と「アイアンヘッド」の2つの技を持ち、「プラスパワー」で攻撃、トレーナー技の「しなやかに硬く」で素早さ2段階、防御・特防を1段階上げる。
技
メタルクロー | 10%の確率で自分の攻撃を1段階あげる |
---|---|
プラスパワー | 自分の攻撃を2段階あげる |
アイアンヘッド | 30%の確率で相手をひるみ状態にする |
しなやかに硬く | 自分の防御と特防を1段階+素早さを2段階あげる |
バディーズ技
スーパーノヴァする ちょうぜつらせんれんげき |
---|
追加効果なし |
パッシブスキル
被物理攻撃時相手に素早さ↓1 | 物理技で攻撃を受けたときに20%の確率で攻撃してきた相手の素早さを1段階さげる |
---|---|
ひんし時攻撃特攻↓G2 | ひんし状態になる直前に相手全員の攻撃と特攻を2段階さげる |
アニメ版
アニポケ・第1~第7シリーズ
- レオのジェシカ・マイケル・アシュリー
- 22話で初登場。ククイの幼馴染みDJレオのパートナーである。楽屋兼自宅は彼らに合わせて床張りはない。ジェシカ(ロング型)、アシュリー(おかっぱ型)、マイケル(パーマ型)のニックネームを持つ。(ニックネームが前者2つは女性名、後者は男性名とも捉えられるのは、ポケモン世界と現実世界の感性が少し異なるからなのか、アニメ上ではトリオの性別が異なる個体が多く存在するからなのか、詳細は不明)
- 自分達に憧れるアローラディグダが現れたときは驚いて文字通り引いていたが、そのディグダが弟子入りを志願し、歌と踊りのパフォーマンスを見せたら、彼(?)の素質を認めたのか笑顔で○サインを出した。
- 途中、方向性の違いからかセンター争いからか解散の危機に陥った。どちらにしろ、物理的には解散できないが(拝借表現)。
- SM42話
- アローラとカントーとの個体の違いという形で登場したが、この時出したのはカントー…つまりアローラ地方の外なので上記の「髭を持ち出すと祟られる」設定に反してそうな気もする。多分、個体その物ならセーフなのかもしれない。
- ちなみにカントーの個体を初めて見たカキは「神聖なヒゲが抜け落ちてる」とショックを受け、カントーのダグトリオにカツラを被せていた。カキ「しかたない…俺のカツラをかぶってください」 サトシ「こっちのダグトリオはツルツルなんだよ」
その他
SM | 71話・79話・81話・110話(看板) |
---|---|
新無印 | 37話 |
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
14章でマーレインの手持ちで登場。
余談
そのヘアースタイルのせいでロバート秋山にしか見えないと一部で話題になっていた。
関連イラスト
関連タグ
0050.ディグダ(アローラディグダ)→0051.ダグトリオ(アローラダグトリオ)→0052.ニャース(キョダイマックスニャース/アローラニャース/ガラルニャース)
同複合タイプ
関連ポケモン等
- その他
- ウミトリオ:そっくりな別種