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じめんタイプ

じめんたいぷ

じめんタイプ(Ground Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンのタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

じめんタイプのカテゴリーに分類される特徴としては、主に地中に住むポケモンが入れられる。ただ、見た目などがいわタイプのポケモンと被ってしまう。
強いて言えば、見た目から「硬い」イメージがするものがいわタイプで、逆に「硬い」イメージをあまり抱かないものがじめんタイプ。

じめんタイプのポケモンは、「こうげき」と「ぼうぎょ」のステータスが優れているものが多い傾向にある。これまたいわタイプに近いが、こちらの方が「HP」が高く、総合的に防御面が優れる傾向がある。

じめんタイプというと地味な印象を与えがちであるが、実はかくとうタイプと並んで5つのタイプの弱点を突くことができる強力なタイプである。
中でも唯一でんきタイプの弱点を突くことができるという点が大きい。
その上で、第1世代から登場している威力・命中率とも安定して高いじしんが強力。わざマシンで多くのポケモンが覚えられる利便性も備えている。この「じしん」がじめんタイプの強さの原動力となっている。
だが、「じしん」を越える威力の汎用技が未だにない。漸く第6世代でグラードン専用技だんがいのつるぎ威力120で出はしたが、一般でそのような威力の技は存在しない。また、「じしん」は物理技であり、特殊技の最高威力はだいちのちから」の威力90止まりである。

攻撃相性で見ると、無効が1タイプあるものの半減は2タイプのみである為、技の通りはかなりいい……のだが。
じめん技を無効化する特性「ふゆう」、場の全員のじめん無効を打ち消す「じゅうりょく」、使った瞬間にひこうタイプがなくなりじめん技が当たってしまう回復技「はねやすめ」、使った相手1体のじめん無効を打ち消すいわタイプの技「うちおとす」、持たせるとじめんタイプの技が当たらなくなる道具「ふうせん」……など、何かと相性を引っ掻き回されるタイプでもある。
今目の前の相手に本当にじめん技が通るかどうかはよく確認しないといけない。

防御相性で見ると、でんきタイプの技を唯一無効にすることができる。攻守ともにでんきタイプのストッパーである。
その他は半減2つ、弱点3つと割合平均的である。

いわタイプはがねタイプと共に天候「すなあらし」でダメージを受けないタイプの1つ。
その為「砂嵐パーティ(砂パ)」を形成しやすい。特性「すながくれ」「すなかき」「すなのちから」の所有者はじめんタイプに多い。

余談

アニメでは2004年10月23日に発生した新潟県中越地震の影響で「ゆれる島の戦い! ドジョッチVSナマズン!」がお蔵入りになってしまい、またそのせいで、以降のアニメでは「じしん」と「じわれ」が一切使われなくなってしまった。
(技「じならし」や地面への攻撃で揺らす程度は使うので、単に「じしん」「じわれ」というワードを避けているだけの節もあるようだが)
被災者への配慮という意味では致し方なしとはいえ、迫力が若干薄れてしまったのも否めない。主人公ポケモンですらも容赦しなかったくらいである。
ベストウイッシュシーズン1の放送期間中には東日本大震災が起こったので、以降もその傾向は続いていくのだろう。
というかアニメにおいては「あなをほる」が戦術的な応用性や機転にもつなげ易く、日常的にも作画の節約的にも優秀なので、じめんタイプに限らずこちらの方が使用頻度がかなり高かったりする。

世代別の特徴

第1世代

最初から「じしん」の技マシンがあり、またでんきタイプが強かったこともあって、覚えられるポケモンには搭載されていた。
だが肝心のじめんタイプはこおりタイプが強かったこともあって、そこまで強くはなかった。
そんな中1匹だけ物凄く強かったのが当時から現在までじめんタイプ最速のダグトリオである。
非常に多くのポケモンに先制可能で、技マシンにもなっていた技じわれが強烈であった。
(当時、一撃必殺の命中はすばやさの高さに依存していた)
これ以外にも「かげぶんしん」「どくどく」などで攪乱する戦法も取れ、何より当時強かったサンダースに圧倒的に強かったことから、大人気を博した。
また、いわタイプとの複合であるゴローニャノーマルタイプの技を半減できる貴重な存在で、「だいばくはつ」で最悪でも相打ちに持っていけるポケモンとしてそれなりに活躍していた。
一方同複合のサイドンは相討ちすら叶わず押されていった。敵組織のボスの切り札だというのに。

第2世代

今度は打って変わってガラガラが環境の中心に躍り出た。
何と専用アイテムふといホネを手に入れ、攻撃力のステータスが実数値の2倍という破格のステータスを手に入れた。
これで『クリスタル』ではつるぎのまい」まで覚えてしまったものだからもう止まらない。
この他新登場したポケモンとしては、ヌオーグライガーハガネールイノムードンファンがいるが、特にハガネール、イノムーは共にでんきタイプに滅法強く、当時登場した「めざめるパワー」も相手がこおりタイプであれば悠々受け止められた。
ちなみに特性の概念がなかったこともあり、この時代まではノーマルタイプとじめんタイプの技さえあれば、プテラエアームド以外の全てのポケモンに等倍以上のダメージを通せた。

第3世代

ダブルバトルが始まり、その中で「じしん」は相手2体と味方1体に威力100を同時に飛ばすことができるというとんでもない性能を誇っていた。
この世代の追加組で注目すべきはやはりじめんタイプ初の伝説のポケモンで『ルビー』のパッケージポケモンにもなったグラードンである。
圧倒的なこうげき、ぼうぎょに加え専用特性「ひでり」で弱点であるみずタイプの技を軽減可能、自身が強化されるわけではないがほのおタイプの技威力が上がる。
それに加えて先の「じしん」の性能である為、カイオーガの陰に隠れがちだったものの対策必須のポケモンであった。
実際ダブルバトルではグラードンの「じしん」を止められないとまず大会で勝ち上がれないほど。カイオーガは多人数攻撃をほぼ持たないと言ってよく(「なみのり」は当時2体攻撃でかつ威力半減)、実力差はそこまでなかった。
一般ポケモンで見ると、御三家で初めてじめんタイプがついたラグラージは、安定した能力、弱点の少なさ、優秀な技を誇り現在でも強力なポケモンの一角である。
またドラゴン複合のフライゴンはがねに強いドラゴンとしてそれなりの需要を誇っていた。この頃までは。
この頃から特性が登場し、旧来のポケモンも相応に強化された。
特にガラガラとサイドンはひらいしんを手に入れ、ダブルででんきタイプの動きを制限することができるようになり、ダグトリオはありじごくを手に入れ、相手を逃がさずに戦えるようになった。ヌオーは「ちょすい」によってみずタイプへの耐性を手に入れた。
だが、同時に「ふゆう」も出てきてしまい、本来攻撃が当たるはずの相手に当たらないことが増えた。
同じじめんタイプ内でも、この時新登場のフライゴンやネンドールが特性「ふゆう」を持ち、前世代のグライガーしかいなかったでんきとじめんを両方無効化するポケモンという立ち位置を得た。

第4世代

史上最強の安定感を誇るドラゴン複合のガブリアスが登場。能力、技、タイプ相性のどれも殆ど隙がなく、これ以降シングルバトルで最前線を張るようになった。
同タイプのフライゴンが草葉の陰で泣いている。
だがダブルでの「じしん」の威力が75に修正された為、ダブルではそこまで流行しなかった。
また、圧倒的な物理耐久を誇り、かつすなおこしで天候を変えられるカバルドンが登場し、砂嵐パーティの起点にもなると共にガブリアスの「すながくれ」を発動させられるという凶悪なオプションも持つ。
この2匹ないしいわタイプのバンギラスを中心とした砂パが第4世代全体を通じて猛威を振るうことになった。

この世代で追加された既存ポケモンの進化形3匹が軒並み強力で、サイドンの進化形ドサイドンは新特性「ハードロック」を手に入れ火力と耐久を両立し、グライガーの進化形グライオンは高い物理耐久でかくとうタイプへの抑止力として、イノムーの進化形マンムーこおり、じめん両方の技を生かしメジャーポケモンに強いポケモンとして活躍した。

なお、この頃特殊技として「だいちのちから」が加わったが、恩恵を受けられたポケモンは少なかった。
ラグラージやフライゴンが特殊技中心で使用機会があった程度。

第5世代

天候全盛の時代であり、その中でも天候を利用できる新ポケモン、ドリュウズランドロスが大活躍した。
ドリュウズは新特性すなかきを持ち、高火力と高機動力を両立し、更には「つるぎのまい」や「いのちのたま」も引っ提げ次々と相手を薙ぎ倒していった。はがねタイプ複合の為耐性が多いのも魅力。
ランドロスはこちらも新特性すなのちからを持ち、しかも物理特殊どちらも高い為どちらが来るか分からない恐ろしさも兼ね備えた。
BW2になるとこの2匹が別の要素を手に入れ、更に強化された。
ドリュウズは隠れ特性「かたやぶりが解禁され、「ふゆう」や「がんじょう」諸共潰しにかかるようになった。
ランドロスはあろうことかフォルムチェンジを獲得し、バランスの取れた高いステータスに加え特性「いかく」まで手に入れ、対策必須のメジャーポケモンに登り詰めた。

既存ポケモンでは漸く「だいちのちから」のまともな使い手が増えてきた。
トリトドンがよびみず」の仕様変更でみず耐性がついたことで使い勝手がよくなった他、ニドキング、ニドクインは共に隠れ特性「ちからずく」を手に入れ、火力が底上げされた。
更にがんじょう」の仕様変更でゴローニャ、ドンファン、ハガネールが必ず一発耐えられるようになり強化された。
隠れ特性の追加も大きく、ヌオーがてんねんの獲得で積み技主体のポケモンに強くなり、マンムーがあついしぼうの獲得でこおりを半減するじめんタイプになり、サンドパンすなかきの獲得で砂パのアタッカーに名乗りを挙げた。

第6世代

新ポケモンが何とホルードジガルデの2匹だけという事態。
しかも永続天候が終了してしまい、天候パーティがかなり難しくなってしまった。
だがじめんタイプ自体の需要は変わらず高く、ガブリアス、ランドロス、ドサイドン、マンムー、ラグラージを中心に安定した使用率を誇った。
メガシンカは現在までで4匹、ゲンシカイキも1匹確認されている。
特にゲンシグラードン4倍弱点であるはずのみず技を自身の天候によって無効化し、弱点が何とじめんタイプのみと、物凄い強化を受けた。更にじめん技の最大威力を更新する専用技だんがいのつるぎも手に入れ、ゲンシカイキしないグラードンも強化された。
新ポケモンでは、ホルードが何と隠れ特性でちからもちを手に入れ、ガブリアス以上の火力の「じしん」を放てる他、ジガルデは専用技「グランドフォース、先制技「しんそく」など独特の技を持つ。

第7世代

新ポケモンは単じめんのドロバンコ系統とゴースト複合のスナバァ系統の2系統4種類。
バンバドロシロデスナとも物理耐久が高めかつ、パッシブで「ぼうぎょ」が上がる特性を持っているのが特徴。
リージョンフォームではディグダが複合ではがねタイプを獲得している。

Zワザの登場で、ダブルバトルでも1度だけなら単体で強力なじめん技をぶつけることができるようになり、使い勝手が良くなった。
強力なフェアリータイプの増加やS102の利点希薄化でガブリアスが減少した一方、起点づくりの性能を買われてカバルドンが需要を伸ばしランドロスもダブルだけでなくシングルでもトップメタになるなど大幅に躍進。
マンムーも当初こそ使われていたもののサイクル戦における火力や耐久の低さから減少。
更にはがねタイプの需要増を買われてドリュウズが、天候始動要員が増えたことでトリトドンがかなりの使用率を誇っている。

他のタイプとの相性

じめんタイプの技を相手に与えた場合

  • ほのお・でんき・どく・いわ・はがねタイプのポケモンには、効果が抜群になる。
  • くさ・むしタイプのポケモンには、効果が今一つになる。
  • ひこうタイプのポケモンには、効果が無しになる。

他のタイプの技をじめんタイプに与えた場合
  • みず・くさ・こおりタイプの技は、効果が抜群になる。
  • どく・いわタイプの技は、効果がいま一つになる。
  • でんきタイプの技は、効果が無しになる。

タイプ特性

  • 天候「すなあらし」によるダメージを受けない。
  • でんきタイプの技「でんじは」が効かない(でんきタイプ以外の技タイプで技「でんじは」を受けた場合は効く)。


勘違いされやすいが、じめんタイプは「まひ」状態にならないわけではない。
ただし、かつて第4世代「バトルルーレット」ではじめんタイプに「まひ」の耐性があった。

じめんタイプのポケモン一覧

第1世代(『赤緑』)

No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
027 サンド 028 サンドパン - -
031 ニドクイン
034 ニドキング
050 ディグダ 051 ダグトリオ - -
074 イシツブテ 075 ゴローン 076 ゴローニャ
095 イワーク - -
104 カラカラ 105 ガラガラ - -
111 サイホーン 112 サイドン

第2世代(『金銀』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
194 ウパー 195 ヌオー - -
207 グライガー - -
208 ハガネール - -
220 ウリムー 221 イノムー
231 ゴマゾウ 232 ドンファン - -
246 ヨーギラス 247 サナギラス


第3世代(『RS』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
259 ヌマクロー 260 ラグラージ
290 ツチニン - -
322 ドンメル 323 バクーダ - -
328 ナックラー 329 ビブラーバ 330 フライゴン
339 ドジョッチ 340 ナマズン - -
343 ヤジロン 344 ネンドール - -
383 グラードン - - - -

第4世代(『DP』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
389 ドダイトス
413 ミノマダム(すなちのミノ)- -
423 トリトドン - -
443 フカマル 444 ガバイト 445 ガブリアス
449 ヒポポタス 450 カバルドン - -
464 ドサイドン
472 グライオン - -
473 マンムー

第5世代(『BW』)
No. たね    No. 1進化   No. 2進化  
529 モグリュー 530 ドリュウズ - -
536 ガマガル 537 ガマゲロゲ
551 メグロコ 552 ワルビル 553 ワルビアル
618 マッギョ - - - -
622 ゴビット 623 ゴルーグ - -
645 ランドロス - - - -

第6世代(『XY』)
No. たね    No. 1進化  
- - 660 ホルード
718 ジガルデ - -

第7世代(『SM』)
No. たね    No. 1進化  
050アローラディグダ051アローラダグトリオ
749 ドロバンコ 750 バンバドロ
769 スナバァ 770 シロデスナ

メガシンカポケモン

ゲンシカイキ

特殊な条件で追加・変化)

じめんタイプポケモンの主な使い手


トキワジムリーダー
キクノ


ドリルは漢の魂だ!!
バンバドロとハプウ



その他のタイプ


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