基礎データ
全国図鑑 | No.0207 |
---|---|
ジョウト図鑑(GSC) | No.189 |
シンオウ図鑑 | No.153 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.193 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.221 |
マウンテンカロス図鑑 | No.115 |
ヒスイ図鑑 | No.185 |
キタカミ図鑑 | No.121 |
ローマ字表記 | Gliger |
ぶんるい | とびさそりポケモン |
タイプ | じめん / ひこう |
たかさ | 1.1m |
おもさ | 64.8kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性1 | かいりきバサミ:相手に攻撃を下げられない。 |
特性2 | すながくれ:天候が「すなあらし」の時、このポケモンに対する技の命中率が0.8倍になる。手持ちの先頭に置くと砂嵐の吹いている場所では野生のポケモンが出現しにくくなる |
隠れ特性 | めんえき:どく状態にならない。自分が受けたどく状態を回復する。 |
おとしもの | グライガーのキバ |
タマゴグループ | むし |
各言語版での名称
ドイツ語 | Skorgla |
---|---|
英語・スペイン語・イタリア語 | Gligar |
フランス語 | Scorplane |
韓国語 | 글라이거 |
中国語(簡体字) | 天蝎 |
中国語(繁体字) | 天蠍 |
進化
グライガー → グライオン(「するどいキバ」を持たせて夜・深夜にレベルアップ(LEGENDSアルセウスでは夜に使用する))
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)で初登場したポケモン。
コウモリのような長い耳と皮膜に、サソリのようなハサミの前足と毒針の尻尾を持つ、独特の姿をしている。
同じサソリポケモンとしてスコルピ系統がいるが、両者は全くの別種らしい。
ムササビのような体型に違わず滑空が得意で、切り立った崖に巣を作り、普段は崖に張り付いて獲物を待ち伏せている。
そして獲物を見つけると、音を立てずに滑空して獲物の顔面に飛びつき、視界を塞がれた相手が驚いている隙に尻尾の毒針をブッ刺してトドメを刺す。
この狩りの仕方から、『とびさそり』という分類名になった模様。
一方、滑空に特化している生態である為、地上での移動は苦手で、巣に帰る際にはぴょんぴょん飛び跳ねるという可愛らしい面も持つ。
手足のツメは暴れる獲物の顔にしがみいたり、崖を登るために使う模様。
本家シリーズではあまりそう言った面は見られないが、ポケモンレンジャーシリーズでは崖を登っている主人公達に体当たりを仕掛けてくるなど、本家で明かされた生態が遺憾無く発揮されている。
これでグライガーがトラウマになった人も多いのではなかろうか。体当たりの際の効果音がどこか兵器っぽいのはご愛嬌。
名前の由来は、グライダー(滑空する動作)と思われる。ガーが何を意味するのかは不明だが、進化系の名前に『ライオン』が入っているのでライガーというネコ科動物から取ったという説や、欧州のモンスターガーゴイルから取ったという説がある。
ゲーム上の特徴
- 初登場となる第2世代において野生では金とクリスタルで45ばんどうろに出現するが、どのバージョンでもトレーナーは使用しない。よって、野生で出ない「銀」ではみつけた数に登録することも出来ない。
- 第3世代「エメラルド」では、殿堂入り後のサファリゾーンに出現する。
- 第4世代では進化後にグライオンが追加された。ダイパではエメラルドとダブルスロットしなければ出現しなかったが、「プラチナ」では通常に206ばんどうろで出現するようになっている。しかし、BDSPではブリリアントダイヤモンドのみ地下大洞窟に出現するという形になっている。
- 昔のシンオウ地方…ヒスイ地方が舞台のLEGENDSアルセウスでは、天冠の山麓と純白の凍土に生息していた。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
65 | 75 | 105 | 35 | 65 | 85 | 430 |
- タイプは「じめん/ひこう」という珍しい組み合わせ。登場当時は唯一の組み合わせであり、「どく」タイプっぽい見た目から勘違いしてじめん技で攻撃しても無効化されるので注意。タマゴグループはきちんと『むし』に分類されている。見るからに地面要素が少ない気もするが気にしてはいけない。
- 防御がやや高いのだが、小型ポケモンのまま進化しないため攻撃面が物足りない。登場当時は「じしん」を覚えるにはポケモンスタジアム金銀でかなり厳しい条件をクリアしないといけなかった為火力不足感が否めなかった。
- 第3世代以降はじしんがわざマシンで習得可能になった他、「つばめがえし」などのひこう技が追加されたため、悩ましかった攻撃面が充実した。更に研究が進みかくとうタイプへの対抗手段兼一撃必殺持ちとして見出され、能力は低いものの対人バトルにおいて採用されることが珍しくなくなった。
- そんな中で第4世代にてグライオンへと進化できるようになり、先の戦術がそのまま活用できる物理壁として脚光を浴びるようになった。
- 続く5世代で登場したアイテム「しんかのきせき」を装備させることにより、進化しないほうが耐久力を確保できるようになり、前線へと復帰した。
- 隠れ特性は毒状態にならない「めんえき」であるが、この隠れ特性はグライオンに進化すると上位特性の「ポイズンヒール」になる。これにより、装備込みで防御力の高いグライガーか、全体的に能力高めのグライオンかを戦術に合わせて選べるようになった。
- なお、第3世代の教え技でのみ何故か「ゆめくい」を覚えられる。とはいっても、グライガー自身に相手を眠らせる技がないため、他のポケモンに眠らせてもらう必要があるなど、一切活用の機会が無い技であった。続編である第4世代以降の技マシンではこの技を覚えなくなっている。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
『ポケモンGO』
- 2017年頃にジョウト地方のポケモン達と共に実装されたが、中途半端な性能からレイドやジム防衛に採用されることもなく、進化先のグライオンが実装されてからも進化させてから使う人が多く、トレーナーバトル実装後も耐久力のあるポケモンとして注目されることはあるも、技の性能が悪く極度の物好き以外は採用しないという有り様であった……。
- しかし、GBLのシーズン16において「あなをほる」と「つばめがえし」の強化が施されてからは話が変わった。同シーズンでは「ゴッドバード」の弱体化も施されており、環境で強力なひこうタイプとして猛威を振るっていたヨルノズクやチルタリスの性能が落ち、どのひこうタイプを代わりとして使おうかと誰もが考えていた時に注目されたのがこのグライガーである。
- いざシーズン16が始まり、グライガーが使われ始めると環境に多いチャーレムにはもちろんひこう技に耐性をもつ多くのはがねタイプやランターンに「あなをほる」で弱点を突け、さらに弱点がみずタイプとこおりタイプの二つと少なく、環境への刺さりと耐性の良さ、そしてそこそこ高い耐久力があるという、攻守共に優れ安定して戦えるポケモンとして活躍し始め採用率トップ10に食い込むほどの大出世を遂げる事となった。
- 安定した強さ持ったポケモンではあるが、チャーレムが相手であったとしても「れいとうパンチ」で返り討ちにされたり「つばめがえし」を採用していない場合、バルジーナに打点が無く不利対面になってしまう等といった思わぬ負け筋に繋がってしまう場合もあるため、技構成の熟考や環境に多いポケモンとの対面知識をしっかりと深めながらグライガーを活躍させていこう。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
- サトシのグライガー
〈ゲストやライバルの手持ち達〉
- 無印138話
- 「グライガーマン」なる謎のヒーローが登場している。バットマンのパロディと思われる。ちなみに作中にて彼の娘が「グライガール」として二代目を名乗った。
- 無印227話
- 野生のポケモンで登場。
- マサムネのグライガー
- 予選のタッグバトルではガロンのカイリキーがくりだすクロスチョップやばくれつパンチでダメージを受けつつハサミギロチンで倒し、ガラガラのれいとうビームで翼を凍らされるも至近距離からアイアンテールを喰らわせて勝利する。
- サトシ戦では5番手で登場。背中に飛び乗ったジュプトルを振り落とし、ハサミギロチンで勝利。続くオオスバメとの戦いではつばめがえしとはがねのつばさの三度に亘るぶつかり合いの末に引き分けた。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章で野生のグライガーがゴールドがウツギ博士から貰ったタマゴを盗んで食べようとしていたが、間一髪でエーたろう(エイパム)達が追い払った事でタマゴは無事であった。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS
ポケモン一覧 じめんタイプ ひこうタイプ
グライオン
0206.ノコッチ→0207.グライガー→0208.ハガネール/メガハガネール
同複合タイプ
夜進化仲間
イーブイ/ブラッキー(+なつき) |
ニューラ/マニューラ(+するどいつめ) |
リーシャン/チリーン |
アマルス/アマルルガ |
アローラコラッタ/アローララッタ |
カラカラ/アローラガラガラ(SM・USUM) |
イワンコ/ルガルガン(まよなかのすがた) |
ガラルマッスグマ/タチフサグマ |
ユキハミ/モスノウ(+なつき) |
マホミル/マホイップ(まっちゃ・レモン・ソルト・ミント・トリプル) |
リングマ/ガチグマ(満月の夜+ピートブロック) |
ボチ/ハカドッグ |
4世代追加進化組
No. | 進化前 | No. | 進化後 |
---|---|---|---|
0315 | ロゼリア | 0407 | ロズレイド |
0190 | エイパム | 0424 | エテボース |
0200 | ムウマ | 0429 | ムウマージ |
0198 | ヤミカラス | 0430 | ドンカラス |
0215 | ニューラ | 0461 | マニューラ |
0082 | レアコイル | 0462 | ジバコイル |
0108 | ベロリンガ | 0463 | ベロベルト |
0112 | サイドン | 0464 | ドサイドン |
0114 | モンジャラ | 0465 | モジャンボ |
0125 | エレブー | 0466 | エレキブル |
0126 | ブーバー | 0467 | ブーバーン |
0176 | トゲチック | 0468 | トゲキッス |
0193 | ヤンヤンマ | 0469 | メガヤンマ |
0133 | イーブイ | 0470 | リーフィア |
0133 | イーブイ | 0471 | グレイシア |
0207 | グライガー | 0472 | グライオン |
0221 | イノムー | 0473 | マンムー |
0233 | ポリゴン2 | 0474 | ポリゴンZ |
0281 | キルリア | 0475 | エルレイド |
0299 | ノズパス | 0476 | ダイノーズ |
0356 | サマヨール | 0477 | ヨノワール |
0361 | ユキワラシ | 0478 | ユキメノコ |
関連ポケモン等
- サソリ仲間
- ハサミ仲間
- その他
その他
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