基礎データ
概要
てつへびポケモン・ハガネールがメガシンカした姿。
胴体側面及び突起と尻尾の先端部分の金属が剥がれ、剥がれた金属片が首回りをエリマキの様に浮遊回転する様になり、内部からメガシンカエネルギーの影響でより強固な結晶体と化した組織が現れる様になった。
また、目が赤色から青色へ変化している他、特徴的であったしゃくれ顎もさらに大型化して剣型ショベルを連想させる形状に変化している。
どんな鉱物よりも硬く、どんな高温にも耐え得る身体を手に入れたことで、動作が遅いデメリットを気にせずに攻撃を仕掛けることが可能。
また、(元からなのであるが)顎の形状が「モンスターハンター」のウカムルバスに良く似ている。
ゲームでの特徴
ハガネールナイトの入手方法
- コロコロコミックに付録されているORAS体験版1回目クリア時に、ハガネールナイト持ちのハガネールを入手可能。これをORAS本編へ送ることで本格的に使用出来る様になるが、本編中でも入手出来るので御安心を。
ORASの問題点
- しかしハガネールはともかく、ハガネールナイトはある問題を抱えていたのである。
- 体験版で入手可能なハガネールはLv.40なので、いうことを聞く様になるのは何故か自身が有利に戦えるテッセン戦後なのは仕方がない。それでもいうことさえ聞く様になれば、流石に高レベルはがねタイプだけあって極端に足を引っ張ることはなく、バッジが少ない時点でこのスペックはある意味破格である。
- …もっとも、この先のハジツゲタウンへ辿り着けばメタルコート入手に困らなくなるので、イワークのタマゴを孵す→カロス地方で育てて来る→育てた個体を戻すという手段も出て来てしまうのであるが(※カロス地方の方がレベルが上げやすい上に命令を無視しないボーダーラインが高い)。
- 最大の難点はずばりハガネールナイトを入手出来るタイミングである。実はハガネールナイトが落ちているのはいしのどうくつ・地下2階。ORASでは仕様変更によってじてんしゃを入手しなければB2Fには行くことが出来ない。自転車を入手しなければ。
- じてんしゃを入手出来るのは前述のキンセツシティである。つまりこの時点でいしのどうくつに戻ればハガネールナイトを入手出来る。「体験版で入手出来るのであるから嘸かしレアなメガストーンなんだろうな」と考えていたトレーナーは、盛大に肩透かしを喰らう羽目となってしまったのである…。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハガネール | 75 | 85 | 200 | 55 | 65 | 30 | 510 |
メガハガネール | 75 | 125 | 230 | 55 | 95 | 30 | 610 |
比較 | ±0 | +40 | +30 | ±0 | +30 | ±0 | +100 |
- 攻撃・防御・特防が大きく上昇する。反面、特攻と素早さは一切上がらないというメガクチートに似た能力変化をする。公式では「動作は極めて遅い」とあるが、素早さが下がることはない。また、図鑑表記で「どんな高温にも耐え得る」ともあるがほのおタイプには変わらず弱いので注意。
- 特性はすなのちからへ変化する。ハガネールははがね・じめん故に一致技に特性が乗る。そのため、自身の攻撃面の不足を補うことが出来る面では相性が良い特性といえる。仮に特性がたいねつへ変化していた場合には、物理耐久に特化するだけで特化メガリザードンXのフレアドライブを確定4発とするという理不尽極まりない耐久となるため、この辺は妥当なバランス調整なのであろう。
- 欠点としては、すなおこしターンが制限されたことと、ハガネール自身のタイプのせいですなあらしの特防補正が得られないことが挙げられる。また、優秀な特性であるがんじょうも捨てねばならない。とはいえ4倍弱点もなく素耐久も上昇するため、この辺は然程気にしなくとも良い。
- 同じ「すなあらし」の影響を受けるメガシンカにはメガガブリアスとメガバンギラス、タイプ上メガプテラがいるものの、ガブリアスもバンギラスもメガシンカに頼らなくても強いポケモンであり、プテラも砂パに入ることは稀なために砂パのメガシンカ枠の競合はこれまた然程気にしなくとも良い。
- ただ、ガチ対戦環境としてはかなり厳しい。前述の通り同じすなあらしの影響を受ける同特性メガガブリアスが既に存在し、はがねタイプの耐久型メガシンカには特性「フィルター」のメガボスゴドラが既に存在してしまっている。流石にタイプが完全に一致している訳ではないため優劣はつけ難いものの、流石に二番煎じとなってしまっている感は否めない(なお、砂パ内ではボスゴドラは恩恵を潰すこととなるメガシンカを使用しないことが多いので、共存は実は上手いこと出来ている)。
- その肝心の特性も、第6世代から天候特性に5ターンの制限が掛かってしまったため使い辛い。
- とはいえアタッカーとしては必要な能力が上昇しており、耐久数値自体は上昇しているために全く埋もれた存在であるかというとそうでもない。メガシンカとしては低めとはいえ攻撃力は立ち回るだけなら十分な数値はあり、物理耐久自体もHP振りだけで不一致弱点程度ならば確定2 - 13発に抑える程の高さを誇る。
- また、メガシンカの中でもとりわけ遅いメガハガネールより遅いのはメガヤミラミのみ)事を利用したトリックルーム構築におけるメガシンカとしても候補に挙げられる。
- メインはメガシンカ前同様ジャイロボールを採用したい所だが、体重が740kgもあるのでヘビーボンバーを採用するのも1つの手。特に第7世代の環境主流のフェアリーのほとんどが軽量級なので一考の価値あり。とどのつまり、言葉通り「動作が遅いデメリットを気にせずに攻める」のがメガハガネールの主戦法である。
- ハガネールの持ち物第1位はハガネールナイトであり、愛用者は結構多い。上手く他のメンバーでサポートしながら、その性能を活かせる様にすべきである。
第7世代
- 当初こそ解禁されていなかったものの、大会の商品やシリアルコードによって解禁。前作に比べより強力なフェアリーが増えたのはメガハガネールにとっては好都合である。特に新規フェアリーの筆頭格とも言えるミミッキュには滅法強い。ただし、呪い型には突破される恐れがあるので注意が必要。
- カプ・コケコにも有利を取ることが可能で此方はほぼ完全に有利を取って行けるので安心して相手出来る他、フェアリーではないものの7世代で大幅強化された同じ鋼のメガシンカポケモンであるメガメタグロスにはタイプ関係上有利に立ち回れる。上記のミミッキュ、カプ・コケコとよく組まれる事も多く1匹で詰ませることも出来るので相対的に評価は上がっているといえる。
- 一方カプ・テテフはメインウェポンこそ半減可能ではあるが、サブウェポンが豊富な上フィールド補正が掛かった並外れた火力によるメインのエスパー技で突破される可能性もあるので安心して相手することは出来ず、カプ・レヒレやアシレーヌ相手はタイプ相性の関係で不利。
- また、テッカグヤ等の強力な鋼タイプの出現により以前にも増して炎タイプの技の需要も上がっているので相手を非常に選ぶということには変わりがない。新しく登場したZワザによる予想外の役割破壊も気になる所。なので以前よりもより慎重に相手を選びつつ、役割対象の出現により強化されたタイプと種族値による強みを活かして行きたい所だ。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2021年12月に実装。初のはがね/じめんのメガシンカポケモンであり、アメボーナスを得られるタイプの幅が大幅に増え、あとはいわタイプを残すのみとなった(その後メガプテラが実装され全て揃うことになった)。特にサンドのコミュニティ・デイで大活躍してくれたことは印象的だろう。
- 防御が大幅にアップし、トリデプス並みの耐久を得たが、肝心のトレーナーバトルには参加できない。技構成も威力不足やタイプ不一致が多くジム・レイドでは使い辛く、現状は上記のアメボーナス用のお供というポジションである。
- その代わりかは不明だが、メガシンカに必要なメガエナジーは何故か唯一、スペシャルリサーチでの獲得の機会が多くレイドバトルをしなくともメガシンカ可能という超優遇を得ている。
『ポケモンマスターズ』
- ミカンのバディであるハガネールが、バディーズ技を使用することでメガシンカする。
『ポケとる』
イベントステージ内のランキングステージとして登場。手数は16。
オジャマは岩やブロックを主体としたものを2ターン周期で召喚して来るが、残り手数が8以下になると手持ちポケモンを召喚し大コンボのチャンスとなるフィーバータイムとなる。何かとオジャマが激しいので、いわを消す+(岩3個消し)以上やブロック崩し+(ブロック3個消し)以上のスキルを連れて行くなど良いであろう(あくまで一例なので詳細な攻略法や編成例などについては各自検索されたい)。
メガシンカ効果はブロックを10個消し相手へダメージを与えるというもの。性能はウインクオニゴーリと同じで、抜群相手にタイプレスコンボ(発動後全タイプのダメージ2.5倍)と掛け合わせると最大ダメージが5000を軽く超える(この値に関しては他のオジャマ10個消しと同じでレベルに左右されることなく完全固定である)。ややメガシンカが遅いので、(中々登場しないが)ジラーチ(メガパワー+)を連れて行ったりメガスキルアップ(投与でメガシンカが早くなる)を使うなどで対処するのが良いであろう。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
〈その他〉
- 劇場版『ボルケニオンと機巧のマギアナ』
『ORASメガスペシャルアニメ』
- メガオニゴーリとバトルを繰広げた。
関連イラスト
関連タグ
0207.グライガー→0208.ハガネール(メガハガネール)→0209.ブルー
同複合タイプ
関連ポケモン等
- 蛇ポケモン