基礎データ
ずかん | No.0208 |
---|---|
ぶんるい | てつへびポケモン |
タイプ | はがね/じめん |
たかさ | 10.5m |
おもさ | 740.0kg |
とくせい | すなのちから |
概要
てつへびポケモン・ハガネールがメガシンカした姿。
胴体の側面及び突起と尻尾の先端部分の金属が剥がれ、剥がれた金属片が首回りをエリマキの様に浮遊回転する様になり、内部からメガシンカエネルギーの影響でより強固な結晶体と化した組織が現れる様になった。また、目が赤色から青色に変化している他、特徴的だったしゃくれ顎も更に大型化して剣型ショベルを連想させる形状に変化している。
どんな鉱物よりも硬く、どんな高温にも耐えうる身体を手に入れた事で、動作が遅いデメリットを気にせずに攻撃を仕掛ける事が出来る。
また、(元からなのだが)顎の形状が「モンスターハンター」のウカムルバスによく似ている。
コロコロコミックに付録されているORAS体験版の1回目のクリア時に、ハガネールナイト持ちのハガネールを入手出来る。
これをORAS本編に送る事で本格的に使用出来る様になるが、本編中でも入手出来るのでご安心を。
ゲーム上での性能
H | A | B | C | D | S | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハガネール | 75 | 85 | 200 | 55 | 65 | 30 | 510 |
メガハガネール | 75 | 125 | 230 | 55 | 95 | 30 | 610 |
メガシンカ前との比較 | ±0 | +40 | +30 | ±0 | +30 | ±0 | +100 |
攻撃・防御・特防が大きく上昇する。
反面、特攻と素早さは一切上がらないと言うメガクチートに似た能力変化をする。
公式では「動作は極めて遅い」とあるが、素早さが下がる事は無い。
また、図鑑表記にて「どんな高温にも耐えうる」ともあるがほのおタイプには変わらず弱いので注意。
特性はすなのちからに変化する。
ハガネールははがね・じめんタイプ故に一致技に特性が乗る。
その為、自身の攻撃面の不足を補う事が出来る面では相性が良い特性と言える。
仮に特性がたいねつに変化していた場合には、物理耐久に特化するだけで特化メガリザードンXのフレアドライブを確定4発にすると言う理不尽極まりない耐久になる為、この辺は妥当なバランス調整なのだろう。
欠点としては、すなおこしのターンが制限された事と、ハガネール自身のタイプのせいですなあらしの特防補正が得られない事が挙げられる。
また、優秀な特性であるがんじょうも捨てねばならない。
とは言え4倍弱点も無く素の耐久も上昇する為、この辺は然程気にしなくとも良い。
同じ「すなあらし」の影響を受けるメガシンカにはメガガブリアスとメガバンギラス、タイプ上メガプテラがいるものの、ガブリアスもバンギラスもメガシンカに頼らなくても強いポケモンであり、プテラも砂パに入る事は稀な為に砂パのメガシンカ枠の競合はこれまた然程気にしなくとも良い。
ただ、ガチの対戦環境としてはかなり厳しい。
前述の通り同じすなあらしの影響を受ける同特性のメガガブリアスが既に存在し、はがねタイプの耐久型のメガシンカには特性・フィルターのメガボスゴドラが既に存在してしまっている。
流石にタイプが完全に一致している訳では無い為優劣はつけ難いものの、流石に二番煎じになってしまっている感は否めない(なお、砂パ内ではボスゴドラは恩恵を潰す事になるメガシンカを使用しない事が多いので、共存は実は上手い事出来ている)。
その肝心の特性も、第5世代から天候特性に5ターンの制限が掛かってしまった為使い辛い。
とは言えアタッカーとしては必要な能力が上昇しており、耐久の数値自体は上昇している為に全く埋もれた存在であるかと言うとそうでも無い。
メガシンカとしては低めとは言え攻撃力は立ち回るだけなら十分な数値はあり、物理耐久自体もHP振りだけで不一致弱点程度ならば確定2~3発に抑える程の高さを誇る。
また、メガシンカの中でもとりわけ遅い(メガハガネールより遅いのはメガヤミラミのみ)事を利用したトリックルーム構築におけるメガシンカとしても候補に挙げられる。
メインはメガシンカ前同様ジャイロボールを採用したい所だが、体重が740kgもあるのでヘビーボンバーを採用するのも一つの手。特に第7世代の環境主流のフェアリーの殆どが軽量級なので一考の価値あり。
とどのつまり、言葉通り「動作が遅いデメリットを気にせずに攻める」のがメガハガネールの主戦法である。
ハガネールの持ち物第1位はハガネールナイトであり、愛用者は結構多い。
上手く他のメンバーでサポートしながら、その性能を活かせる様にすべきである。
第7世代では当初こそ解禁されていなかった物の、大会の商品やシリアルコードによって解禁。前作に比べより強力なフェアリータイプが増えたのはメガハガネールにとっては好都合である。特に新規フェアリーの筆頭格とも言えるミミッキュには滅法強い。但し呪い型には突破される恐れがあるので注意が必要。
カプ・コケコにも有利を取る事が可能で此方はほぼ完全に有利を取って行けるので安心して相手出来る他、フェアリータイプではないものの7世代で大幅強化された同じ鋼のメガシンカポケモンであるメガメタグロスにはタイプの関係上有利に立ち回れる。上記のミミッキュ、カプ・コケコとよく組まれる事も多く1匹で詰ませる事も出来るので相対的に評価は上がっていると言える。
一方カプ・テテフはメインウェポンこそ半減可能ではあるが、サブウェポンが豊富な上フィールド補正の掛かった並外れた火力によるメインのエスパー技で突破される可能性もあるので安心して相手する事は出来ず、カプ・レヒレやアシレーヌ相手はタイプ相性の関係で不利。
また、テッカグヤ等の強力な鋼タイプの出現により以前にも増して炎タイプの技の需要も上がっているので相手を非常に選ぶという事には変わりが無い。新しく登場したZワザによる予想外の役割破壊も気になる所。なので以前よりもより慎重に相手を選びつつ、役割対象の出現により強化されたタイプと種族値による強みを活かしていきたい所だ。
ハガネールナイト
ハガネールは前述の通り特別体験版で入手出来る。しかしハガネールはともかく、ハガネールナイトはある問題を抱えていたのである。
体験版で入手できるハガネールはレベル40なので、言う事を聞く様になるのは何故か自身が有利に戦えるテッセン戦後なのは仕方が無い。
それでも言う事さえ聞く様になれば、流石に高レベルのはがねタイプだけあって極端に足を引っ張る事は無く、バッジが少ない時点でこのスペックはある意味破格である。
…もっとも、この先のハジツゲタウンに辿り着けばメタルコートの入手に困らなくなるので、
イワークのタマゴを孵す→カロス地方で育ててくる→育てた個体を戻す
という手段も出てきてしまうのだが(※カロス地方の方がレベルが上げやすい上に命令を無視しないボーダーラインが高い)。
最大の難点はずばりハガネールナイトを入手できるタイミングである。
実はハガネールナイトが落ちているのはいしのどうくつ・地下2階。
ORASでは仕様変更によってじてんしゃを入手しなければ地下2階には行く事が出来ない。じてんしゃを入手しなければ。
じてんしゃを入手できるのは前述のキンセツシティである。つまりこの時点でいしのどうくつに戻ればハガネールナイトを入手出来る。
「体験版で入手出来るのだから嘸かしレアなメガストーンなんだろうな」と考えていたトレーナーは、盛大に肩透かしを喰らう羽目になってしまったのである…。
「りゅうのいぶき」をレベルアップで覚える事等から、もしかしたらドラゴンタイプになる道もあったのかもしれない…。
番外作品
ポケモンGO
2021年12月に実装。初のはがね/じめんタイプのメガシンカポケモンであり、アメボーナスを得られるタイプの幅が大幅に増え、あとはいわタイプを残すのみとなった(その後メガプテラが実装され全て揃うことになった)。特にサンドのコミュニティ・デイで大活躍してくれたことは印象的だろう。
防御が大幅にアップし、トリデプス並みの耐久を得たが、肝心のトレーナーバトルには参加できない。技構成も威力不足やタイプ不一致が多くジム・レイドでは使い辛く、現状は上記のアメボーナス用のお供というポジションである。
その代わりかは不明だが、メガシンカに必要なメガエナジーは何故か唯一、スペシャルリサーチでの獲得の機会が多くレイドバトルをしなくともメガシンカ可能と言う超優遇を得ている。
アニメ版
劇場版『ボルケニオンと機巧のマギアナ』
悪役・ジャービスがメガウェーブで無理やり操ったメガシンカポケモンの1体として登場。
他の操られたメガシンカポケモン達と共に、マギアナを取り戻すべく拠点に乗り込んで来たボルケニオンやサトシ達に襲い掛かった。
タケシのメガハガネール
「俺は強くて硬い石の男!行くぞ、メガシンカ!」
『サン&ムーン』編43話にて、タケシのハガネールがメガシンカ。
カキのバクガメスが繰り出したZ技「ダイナミックフルフレイム」を真正面から受け止め、大ダメージを受けながらも耐え切り、「ストーンエッジ」でバクガメスを撃破し勝利した。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ORAS
ポケモン一覧 はがねタイプ じめんタイプ
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0207.グライガー→0208.ハガネール(メガハガネール)→0209.ブルー