基礎データ
概要
英語版ORAS特別体験版で初めて姿が明らかになった(日本語版はメガハガネール)。
元々鬼のような形相だったオニゴーリがさらに鬼に近くなり、額に氷の角が生えた。
しかし最大の特徴はその口裂け女のように大きく開いた顎。メガシンカの強力すぎるエネルギーに耐えられず、顎が外れて壊れてしまったとのこと。
結果常時開けっ放しの口からは、体内に収まりきらない冷凍エネルギーが常に吹雪になって漏れ出ている。大丈夫なのかオイ。
その分冷気の威力は各段にパワーアップしており、本気で吐き出すと辺り一帯をホワイトアウトに陥れるほどな上、その口へ直に放り込まれた相手は一瞬で凍ってしまうと言う。
しかしこのように容易く獲物を凍らせたとしても、顎が壊れて閉じれなくなってしまっているため、食うにも食えずに苛立っているらしい。
元々オニゴーリはかみくだくを習得できるため、そんな顎で噛み砕けるのかと突っ込まれる事も。
ゲーム上での性能
H | A | B | C | D | S | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
オニゴーリ | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 480 |
メガオニゴーリ | 80 | 120 | 80 | 120 | 80 | 100 | 580 |
上昇値 | ±0 | +40 | ±0 | +40 | ±0 | +20 | +100 |
見た目こそ凶悪化しているものの、タイプはこおり単体のまま変化していない。
能力は攻撃と特攻が大きく上昇し、素早さもこれに追従している。反面、耐久はメガシンカ前と全く変わっていない。つまり強化されたのは言葉通り攻撃面のみである。
特性はフリーズスキンに変化する。アマルルガの持つ特性と同じで、特性自体は強力な部類に当たる。
…のだが、困った事にオニゴーリはノーマル技のレパートリーが非常に貧弱。
物理技はおんがえしやからげんき(レート使用を考えないならばすてみタックル)と有用な技自体はあるのだが、それに対して特殊技はいびき・りんしょう・はかいこうせんという使うには癖がありすぎる3種類しかないため、メガオニゴーリの運用はほぼ物理重視の型となる。
ORASではみずタイプへの対抗技であるフリーズドライを習得できるようになったので、一応物理特化以外の型にしても問題は無い。
能力の上昇が前述通り、攻撃面に偏っている点も問題。
元がALL80と言う平坦な数値であるため、いずれかの能力に特化した能力上昇にする事が難しく、メガシンカにしては火力不足になってしまうのは仕方ない。
一応フリーズスキン適用技+じしんで大半の相手には対抗できるのでこれもあまり問題ではない…とはいえ、やはりメガシンカ全体で見ると能力も技も不足しているとしか言えない。
また、こおりタイプは攻めで強い分耐性が非常に低い。
高い防御面の数値でタイプ不利をある程度誤魔化せるグレイシアやクレベースとは違い如何せん中途半端な数値の耐久を持つオニゴーリは不一致弱点の攻撃すら辛くなる。
その癖、メガシンカによる耐久上昇は全く無いため「メガシンカで確定数をずらす」事は不可能なのである。
メガガブリアスやメガラティオスと言った純粋な評価のあまり高くないメガシンカも、この利点があるから差別化が効かせられるのだが、コイツの場合はそれすら許されない…。
ここは、アローラゴローニャに並ぶスキン特性の*「だいばくはつ」使いである点に注目したい。
その威力は実質487.5と圧倒的であり、生半可な耐久のポケモンは一瞬で塵と化す。
しかし1戦で1枠しか使えないメガシンカ枠を、そんなホイホイ自爆させて良いものなのだろうか…。
しかもこれだけ決死の攻撃を仕掛けても、防御特化クレセリアは確定で耐えてしまう。現実は非情である。
メガシンカ前の特性・ムラっけと組み合わせるのも一つの手である。
ただし、どの能力が上昇するかが安定しない上に通常のオニゴーリでいるターンが実質長くなってしまうため上級者向け。
やはりメガシンカの中ではあまり良い立場であるとは言えない。
勿論、だから使えないと言うわけではない。メガオニゴーリだからこそ出来る戦法も上記のようにあるのである。
それが自爆なので殊更目立つのだが…。
しかしそんなメガオニゴーリでも活躍できる場面はあった。さかさバトルである。
こおりタイプはさかさバトルにおいては守りにおいて強く(弱点が同じこおりタイプのみ)、数値の不安を誤魔化しやすい。
また、こおりタイプの弱点を唯一突けるという点でも評価が高い。
ただし、さかさバトルでは強力なタイプであるくさタイプやドラゴンタイプに技が通りにくくなってしまっているのが難点。
使用トレーナー
番外作品
『ポケモンGO』
- 2022年12月のウィンターワンダーランドで実装。こおりタイプの最強技「ゆきなだれ」を覚えているので、マンムーを凌ぐ火力を持つ。…が、ガラルヒヒダルマには負けている。しかもこれで2匹しかいないこおりタイプのメガシンカポケモン中で高い数値だというから、こおりタイプそのものの不遇さが垣間見える。
- しかし、耐久はこおりアタッカーの中ではそこそこ高いので回避が苦手という人は活躍させてみてはいかがだろうか。前に実装されたメガユキノオーと比べるとアメボーナスの効果は劣るが攻撃のDPS面では誇っているため差別点は十分にある。
『ポケとる』
- ニンテンドー3DS及びスマートフォン向けアプリであるポケとるではステージ120にボスとして登場。こちらでは本編の扱いから一転して超強敵となる。
- パネルにグレイシアが混ざって揃えるパネルがデフォルトで5種類になる。
- 更にこちらのポケモンをユキワラシに変化させてくる。
- 縦2列をポケモンを動かせなくなるバリア状態に変化。
- とおじゃま攻撃のオンパレードを行ってくるため、ステージ到着時ではオジャマガード等のアイテムが無い状態でクリアするのはまず不可能に近く、対策をしていても運が絡んでクリアできないこともあってここで詰まる人は多い。まさにみんなのトラウマである。
- メガシンカ効果としては、通常ver.はV字にポケモンやオジャマを消すというもの。オニゴーリ自体の攻撃力がもともと低い(Lv1で60)ので経験値アップやビクティニを利用するなどして攻撃力を上げることを推奨する。
- ウインクver.は盤面上のブロックを最大10個消すというもの。メガハガネールと全く同じである。強力であるがその代わりメガシンカに必要な消去数が29とメガレックウザやメガバンギラス(通常色)に並ぶぐらい多いので、メガスキルアップやメガパワー+等のスキルを使うなどして対処するのが望ましい。
『ポケモンマスターズ』
- プリムのバディであるオニゴーリがバディーズ技を使用する事でメガシンカする。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 劇場版『ボルケニオンと機巧のマギアナ』
- 新無印編
- 第71~135話のED『バツグンタイプ』のラストで登場。
『ORASメガスペシャルアニメ』
- メガハガネールとバトルを繰り広げ、顎に噛みついている。
関連イラスト
関連リンク
0361.ユキワラシ→0362.オニゴーリ(メガオニゴーリ)→0363.タマザラシ