基礎データ
概要
むげんポケモン・ラティオスがメガシンカした姿。
『オメガルビー・アルファサファイア』にてラティアスと共にメガシンカすることが明らかになった。 ラティアスと共に準伝説ポケモンの中では初めてのメガシンカポケモンとなる。
メガシンカ前よりも腕が巨大化し、背中にあった翼はその巨大化した腕の部分に移動しているなど、全体的にモチーフであるジェット機により近い姿になった。
また、元々胸にあった三角形のマークも腕(肘)についた。体色は鮮やかな青から薄紫に近い色に変化している。
メガシンカ前と同様に腕を折り畳んで飛行するようだが、メガシンカ前は腕を前に向けて折り畳んでいたのに対し、メガシンカ後は後ろに向けて折り畳んでいる(メインイラストを見れば分かるように翼の向きの都合上、通常時は翼の向きが逆になる)。
一見するとメガラティアスとほぼ見分けがつかない見た目となってしまい、違いが分かりにくすぎる(瞳の大きさ及び色、体の大きさ等)為か、デザインの評価はあまり良くない。
しかし、ラティオスとラティアスはあくまでも「同じ種類のポケモンのオスとメス」と言う設定があるので、ここまで似通ったデザインになってしまったのは仕方無いとも言える。
ゲームでの特徴
ラティオスナイト入手方法
XY | 7 SPOT配布個体が持っている or 通信交換で入手する。 |
---|---|
オメガルビー | みなみのことうで手に入るラティオスが持っている。 |
アルファサファイア | 2回目の殿堂入り後、おかあさんから貰える。 |
SM | ふしぎなおくりもののあいことばで「DRACHE」と入力する。 |
USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
ラティオスは原典同様に通常は『オメガルビー』でのみ捕獲可能となる。
但し、むげんのチケットがあれば『アルファサファイア』でもラティオスを入手する事が可能である。
対応するメガストーンもとある人物から入手可能だが、その人物曰く「その辺に落ちてた」とのこと。
ゲーム中ではメガラティオスの背中に乗ってホウエン地方の上空を飛び回ることが可能。
メガラティアスよりも大柄で高速。…という設定があるが、全くそんなことはなかった。
余談だが、『ORAS』のPVでは少年が通常のラティオスの背中に乗っていた。
実は『XY』のデータの中に紛れ込んでいたことが2013年11月初頭に海外でリークされており、実際にラティオスナイトは『XY』に転送できる。
『ORAS』が発売された後の『XY』環境でメガラティオスが存在するのは改造とは限らない。注意。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ラティオス | 80 | 90 | 80 | 130 | 110 | 110 | 600 |
メガラティオス | 80 | 130 | 100 | 160 | 120 | 110 | 700 |
上昇値 | ±0 | +40 | +20 | +30 | +10 | ±0 | +100 |
メガシンカすると攻撃を中心に、防御・特攻・特防が上昇する。 特性は引き続きふゆう。 その為、メガシンカは純粋に能力を強化するだけのものとなっている。
特殊アタッカー主体であるにもかかわらず攻撃が大幅に上昇したり、高速ドラゴンが多いORAS環境にもかかわらず素早さ据え置きである等、能力上昇的にはマイナス面が非常に目立つガッカリメガシンカと言わざるを得ない。
しかしメガシンカ自体は上手く今までの戦法との差別化は可能となっており、一概に「産廃」と決め付けるのは考えものである。
特に耐久面が不安なせいで簡単に落ちやすいラティオスにとって、防御面の上昇は大きい。 特にXYで諸々の弱体化に加えて先制技で呆気なく倒される事が多く、持ち前の火力を発揮できない事が多かった。 しかし、耐久面が上昇する事によってこれを耐える可能性を生み出す事ができる。 なお、ファイアローの鉢巻「ブレイブバード」程度なら確実に1発耐える。
また、持ち物が「ラティオスナイト」(もう「こころのしずく」でいいじゃん)固定になる点も案外大きな利点。特に汎用技としてばら撒かれているはたきおとすの補正が掛からない点は、あくタイプが弱点であるメガラティオスにとっては嬉しい。
状態異常が怖いがみがわり・しんぴのまもり・サイコシフトといくらでもいなす技を習得できる為ある程度対応できる。
ラティオスはりゅうのまいもある為、その攻撃を活かすのも悪くない。最低限の技もある。なにせ攻撃力130と言うのはガブリアスと同値。弱いわけがないのである。「りゅうせいぐん」を使った後で物理技で戦う事もでき、特殊アタッカー主体である事を逆利用した奇襲としてはもってこいである。
また、攻めでラティオスが苦手としていたはがねタイプに唯一抜群を取れるじしんを採用しやすくなり、めざめるパワーに頼らなくてもはがねタイプに対応できる。
とは言え特攻160を捨ててまで物理特化にするのも難しいので、基本は「じしん」のみ採用の両刀型がベースとなる。じしんならばバンギラスやギルガルドの安易な繰り出しも防げるのはポイント。
イカサマが怖いが、1発で落とされる程やわな耐久はしておらず、そもそもイカサマ持ちは元々ラティオスでは相手しづらい相手ばかりなのでそこまで気にする程ではないだろう。
総じて今までとは違う動きやすさを重視したメガシンカであると言える。 素早さも上がっていないとは言え肝心の強敵・メガボーマンダは準速が主流なので、案外楽に対処できたりする(ラティオスは最速前提の為)。ただし最近は最速メガボーマンダも多くなってきたので注意。
とは言え、1戦に1枠しか使えないメガシンカを回すのが難しいと言う難点は無視できない。 特に大きすぎるのは妹であるメガラティアスの存在。メガラティアスは高い耐久力・据え置きながらも高い素早さ・それでいて水準以上の火力と非常にバランスが良く、扱いやすさでは兄を遥かに越えているからである。めいそうを積むならば完全にあちらが上回る。タイプも全く同じだし。
その為メガストーンは基本的に持たされる事はなく、今もメガネ型が多い。 とは言え仮にも合計種族値700。弱いわけではない為、メガシンカ枠に困ったら入れてみるのも悪くないだろう。
使用トレーナー
ゲーム版
漫画版
番外作品
ポケモンカード
メガシンカポケモンとして登場。
メガシンカさせる手間はあるが、相手のベンチに逃げたポケモンを確実に仕留められる。
ポケモンGO
2022年5月上旬(ゴールデンウィーク後半)に、妹共々実装。メガ伝説レイドの記念すべき第1弾に選ばれている。なお、最初の実装時には専用技の「ラスターパージ」を覚えた特別な個体が配信された。
ただでさえ高かった攻撃力はさらに上昇、防御力もメガラティアス程ではないがアップしているため、安定性の高い性能となっている。ジム・レイド戦はもちろんGOロケット団戦においても活躍してくれることだろう。
レイドバトルの方はというと、メガラティアスと比べると防御力が低いこともあってそこまで理不尽な硬さとはなっていないものの、攻撃力はこちらの方が高いため、手持ちの1体あたりの生存時間が短くなりがちな点には注意。特にソーラービーム持ちの個体の場合、くさ技に耐性のあるタイプで挑まないと一撃で即死してしまうので要警戒。
ポケモンマスターズ
マジコスユウキのバディとしてプレイアブル参戦したラティオスがバディーズ技を使用する事でメガシンカする。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
メガシンカ図鑑にて、メガラティアスと共に紹介され、メガチャーレムを倒している。
ORASメガスペシャルアニメ
- ユウキを乗せて飛んでいた。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
第13章で再登場したエメラルドの友達の個体が、ルビーに協力することを決めて絆を結びメガシンカを成し遂げ、ヒガナのメガボーマンダ(ルビーにとっては幼少期に運命を狂わされた因縁の相手)を倒す。ちなみにメガシンカ時の口上に関して律儀にツッコミを入れている。
関連イラスト
関連タグ
0380.ラティアス(メガラティアス)→0381.ラティオス(メガラティオス)→0382.カイオーガ(ゲンシカイオーガ)
関連ポケモン等
同複合タイプ
第3世代の伝説・幻ポケモン
第3世代メガシンカ組
No. | No. | ||
---|---|---|---|
0254 | メガジュカイン | 0257 | メガバシャーモ |
0260 | メガラグラージ | 0282 | メガサーナイト |
0302 | メガヤミラミ | 0303 | メガクチート |
0306 | メガボスゴドラ | 0308 | メガチャーレム |
0310 | メガライボルト | 0319 | メガサメハダー |
0323 | メガバクーダ | 0334 | メガチルタリス |
0354 | メガジュペッタ | 0359 | メガアブソル |
0362 | メガオニゴーリ | 0373 | メガボーマンダ |
0376 | メガメタグロス | 0380 | メガラティアス |
0381 | メガラティオス | 0384 | メガレックウザ |
固定そらをとぶ抜擢仲間
- リザードン (SM・USUM)
- 相棒ピカチュウor相棒イーブイ(ピカブイ)
- アーマーガア(ソード・シールド)
- ムクホーク (BDSP)
- ヒスイウォーグル (LEGENDSアルセウス)
- イキリンコ ヨルノズク エアームド(SV)
他関連ポケモン等
- 鯨ポケモン:ラティ兄妹はイルカ説がある。