基礎データ
全国図鑑 | No.0823 |
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ガラル図鑑 | No.023 |
パルデア図鑑 | No.042 |
ローマ字表記 | Armorga |
ぶんるい | カラスポケモン |
タイプ | ひこう/はがね |
たかさ | 2.2m |
おもさ | 75.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | プレッシャー/きんちょうかん/ミラーアーマー(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひこう |
おとしもの | ココガラのはね |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | アーマーガア | armor(英語で鎧)+ガアガア(カラスの鳴き声) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Corviknight | corvid(カラス科)+knight(騎士) |
ドイツ語 | Krarmor | Krähe(カラス)+armor(英語で鎧) |
フランス語 | Corvaillus | corvus(ラテン語でワタリガラス)+vaillant(雄々しい) |
韓国語 | 아마까오 | armor(英語で鎧)+까마귀(カラス)+오(カラス)+아(カラス) |
中国語(簡体字) | 钢铠鸦 | 钢(鋼)+铠(鎧)+鸦(鴉、カラス) |
中国語(繁体字) | 鋼鎧鴉 | 鋼+鎧+鴉(カラス) |
ロシア語 | Корвинайт | 英語名の音写 |
タイ語 | อาร์เมอร์การ์ | 日本語名の音写 |
進化
ココガラ→アオガラス(レベル18)→アーマーガア(レベル38)
キョダイマックス
タイプ | ひこう/はがね |
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たかさ | 14.0m~ |
おもさ | ???.?kg |
カラスポケモン・アーマーガアがキョダイマックスした姿。
詳細は「キョダイマックスアーマーガア」のを参照。
概要
『ポケットモンスター ソード・シールド』で初登場した、黒鉄の外殻で身体が覆われた大型のカラスポケモン。
名前の由来は「アーマー(鎧)+ガア(カラスの鳴き声)」と思われる。
公式イラストでは小柄に見えるが、高さ2.2mと同じカラスポケモンのヤミカラス、ドンカラスよりもはるかに大きく力強い。ゲーム中でもCPUや野生で登場する時は、しっかりと大きめなサイズで登場する。
このサイズは伝説系やメガシンカを除いた鳥ポケモンの内では現時点で最大級。
ガラル地方の空の王者。颯爽と飛行する姿が確認されており、黒光りする鋼の姿は相手を威圧し恐れさせ、鋭い眼光と鳴き声で戦いを仕掛けたポケモンを追い払う。
また、飛行能力だけでなく知能も鳥ポケモンの中では優れている。
ガラル地方では、アーマーガアに自動車のような形をしたゴンドラを持たせ、そこに人を乗せて街から街へと運ぶガラル交通社のアーマーガアタクシーが人々の交通手段としてお馴染み。
ゲーム内ではプレイヤーがエリア間を素早く移動する手段として機能するほか、『剣盾』のオリジナルアニメ『薄明の翼』にも、タクシー業に従事するアーマーガアやタクシードライバーの姿が度々登場。
その一方、パルデア地方では天敵であるデカヌチャンに常に狙われている為タクシー業が出来ず、役割をイキリンコに譲っている。
ガラルでは王者でも、別の地方ではそうはいかないらしい。ただし、デカヌチャンがいないパルデアの大穴では多数生息している様子が見られる。
つまるところアーマーガアにとっては地上よりエリアゼロの方が安全という事である。これは酷い
パルデアの大穴以外では北2番エリアにもテラスラル個体が出現する。テラスタイプはかくとう。
デカヌチャンに狙われかねない環境に常に身を置いていても生活ができるほどの実力者ということだろうか。
色違い
色違いは黄色味を帯びた銀色のカラーリングになっている。
ゲーム上における特徴
7ばんどうろ(ランダム)、まどろみの森奥地、ワイルドエリアの「みはりとうあとち (固定シンボル)」「ミロカロこ・きた (シンボル)」「エンジンリバーサイド (固定シンボル・雨雷照雪吹砂)」「さじんのくぼち (ランダム・雪)」「きょじんのぼうし(固定シンボル)」「げきりんのみずうみ (ランダム)」「ナックルきゅうりょう (固定シンボル)」、DLC『冠の雪原』では「ボールレイクのこはん (固定シンボル・晴雪)」に出現する。
ストーリーにおいてはライバルであるホップ、DLC『鎧の孤島』ではマスター道場の師範・マスタードの手持ちで登場する。
未登場。
内定。上述した通り天敵の存在から、野生ではエリアゼロ(パルデアの大穴内部)と北1番エリア(テラスタイプ:かくとう)のみ生息。
ストーリーにおいては、パルデア四天王・ポピーの手持ちとして登場するが、彼女のエースポケモンはデカヌチャンである。幼い彼女がいかに実力の高いかわかるだろう。
性能
何気に複合の鳥ポケモンでは初めて1つ目のタイプがひこうになっている。ちなみにひこう・はがねの順番なのはこの系統が唯一。
実は同作の序盤鳥「ココガラ」の最終進化系で、鉄砲魚がタコに、ピラニアがサメに進化する世界とはいえ、まさかアオガラからカラスに進化するとは誰が予想しただろうか。
また、同カテゴリの中では、進化するレベルが最も遅い。
その為如何にも強そうな見た目だが、種族値は合計値がファイアロー以下と際立って高いわけではない。しかし配分に無駄がなく、物理耐久はエアームドにほんの少し劣るだけで十分な数値があり、物理受けとして名高いヤドランとほぼ同等。
特殊耐久も不一致「だいもんじ」程度なら耐えるくらいにはあり、素早さも高くないとは言えバンギラスなどのメジャーな低速ポケモンを上回る絶妙な値。
通常特性は相手にきのみの使用を禁じる「きんちょうかん」と相手のPP消費を増やす「プレッシャー」、隠れ特性は第8世代初かつ専用となる、相手からの能力ダウン効果を跳ね返す「ミラーアーマー」。
通常特性2種も弱くはないが、ダイマックス技による能力ダウンが猛威を振るう第8世代では隠れ特性が活きる場面が多く、ランクバトルにおいては「ミラーアーマー」の採用率がおよそ9割と圧倒的。
技も回復技の「はねやすめ」に耐久を高める「てっぺき」「ビルドアップ」、後続をサポートする「リフレクター」「ひかりのかべ」、積み技による突破を許さない「ちょうはつ」と耐久型をやる上で欲しい技は一通り揃っている。
アタッカーとしても最低限の攻撃力が確保されており、攻撃技では先述の「てっぺき」と相性がよい「ボディプレス」を覚えるほか、癖のない一致技の「ドリルくちばし」「アイアンヘッド」、壁貼りとの相性がよい「とんぼがえり」も覚える。
しかし、エアームドの十八番である「ステルスロック」「ほえる」といった技はことごとく覚えられず、「どくどく」も習得者に大幅に制限がかかった影響で覚えられないためエアームドと同じような運用はできない。
「リフレクター」「ひかりのかべ」で味方をサポートしたり、「ちょうはつ」「いやなおと」「きんぞくおん」「こわいかお」等によるエアームドとは違うベクトルでの妨害が得意。
また、「ビルドアップ」や「つけあがる」を覚えるので、高耐久にものを言わせたねむねご戦法を取るのも面白いだろう。
アーマーガアはクレバーなポケモンだが、トレーナーにもアーマーガアに恥じないクレバーな運用が求められるといえるだろう。
対戦環境(ランクバトル)ではミミッキュ、ドリュウズ、カビゴンといった最メジャー級の物理アタッカーに対して明確な有利が付く。てっぺき、ボディプレスを活かした物理受けとして高い使用率を誇っていたが、最近ではダイジェットを活かしたサポートアタッカーが流行。
ますます動きが読めず、ドラパルト、オーロンゲと並びに第8世代の強ポケとして認知されて、ランクバトルのシングル使用率ランキングにおいては、シーズン1から長らく『剣盾』での新ポケモンの中ではドラパルトの次に高い順位をキープしていた。
序盤鳥ではファイアロー以来のトップメタなのだがファイアローはポケモン対戦の根幹を揺るがすチート特性を持っていたのに対して、アーマーガアは単純な使いやすさや優秀な複合タイプ、型の多さ等が評価されており、同タイプの先輩と同様にバランスの良さ故の高使用率を獲得していると言った点で異なる。
しかし2020年6月、隠れ特性が解禁されたエースバーンとゴリランダーの使用率がうなぎのぼりとなり、遂にその座は陥落した(使用率のデータはポケモンホームの統計による)。
第9世代
耐性10タイプに加え、壁張りと「いやなおと」「うそなき」「ちょうはつ」を覚えることから、初期はテラレイドバトルにおけるサポート要員として活躍していたが、これらはバリア相手にほぼ何もできない弱点があるため、現在では「ボディプレス」持ちアタッカーが主流。味方との連携が取れるか、相手がデバフ解除を使ってこないなら先のサポーターとして運用してもよい。
★7テラレイドバトルでは最強のダイケンキや最強のゴリランダーでソロ攻略適性があり、重宝された。前者はむしタイプなのでひこうテラスタイプで「ドリルくちばし」をメインに、後者はノーマルタイプなのでかくとうテラスタイプで「ボディプレス」をメインに据える。
対戦面ではアーマーガア自身に大きな変更点はないが、準伝説、パラドックスポケモンなしで行われるランクバトルシリーズ1シーズン1ルールでは主流受けポケモンの1体として活躍している。ドオーの一致メインウエポン両方を無効化できることもさることながら、初期環境における耐久型の頂点に立ったキョジオーンにもタイプ相性上有利で「てっぺき」+「ボディプレス」により崩しも行えるのが大きい。
回復技の最大PPが仕様変更により軒並み減少した影響で耐久型ポケモン1体あたりの総PPが減少傾向となり、そのことから「プレッシャー」型が刺さりやすくなった。「いかく」持ちが環境に少なくなった上にデバフ系ダイマックスわざも廃止され、「ミラーアーマー」が刺さりにくいというのもあり、第8世代よりも「ミラーアーマー」型が少なくなって「プレッシャー」型が比較的多くなっている。
上位帯では忽ちアーマーガアとドオーの耐久型コンビの対策をしないと勝てないとまで言われるようになった。
初期環境から600族ドラゴンのラインナップが豪華なので、それらの数値と耐性を活かしたサイクルパも組まれる。
テラスタイプは元々苦手なほのおやでんきに強く出られるドラゴン、「ボディプレス」の火力を底上げできるかくとう、ひこうウエポンでの遂行力を高められるひこうがメイン。変わり種としては「つけあがる」とのシナジーを考慮したあくもある。
シリーズ2環境においては、研究が進むにつれて、相性補完の良いテツノカイナに「とつげきチョッキ」を持たせて特殊を受けさせ、自身で物理を受けるコンビが使われるようになった。ハバタクカミ対策の「アイアンヘッド」を覚えた型、「バトンタッチ」クエスパトラで「つけあがる」エースアーマーガアをサポートする「クエスアマガ」なども結果を残した。
その後は「ちょうはつ」や「はねやすめ」で嵌められるか、「とんぼがえり」で後続を投げてからの動きが安定する環境か、という点に評価は若干左右されるが、比較的安定して使われる。また環境が回るにつれて、対パオジアン、イーユイに特化したみずやほのおのテラスタルの型も、サーフゴー、ハバタクカミの「シャドーボール」に焦点を合わせたノーマルテラスタル型も見られるように。
碧の仮面で「タラプのみ」が復活。ドラゴンテラスタルなどの特殊受け用テラスタルとの相乗効果が期待できる。新たに追加されたアカツキガチグマには、浮いているはがね枠ということで「テラバースト」を考慮しなければこれと云った有効打を与えない。
シーズン11には「ひかりのかべ」を貼ってからなまいき最遅でアカツキガチグマの下から「とんぼがえり」を放つ型が流行。最遅にするのは、アカツキガチグマの上から「はねやすめ」を放つと「だいちのちから」が下から抜群で通ってしまうという事情もある。
シーズン15辺りになると、極一部の極端な例として「とつげきチョッキ」と「ヘビーボンバー」でひたすらハバタクカミに厚くした型まで見られた。
シーズン17になると戦術の対アカツキガチグマなまいき最遅クッション型が最メジャー格の1つとなった。
レギュレーションGでも相変わらずパオジアン、ハバタクカミ、アカツキガチグマはトップメタの一角にあるため、きちんと焦点を絞って育てればまだまだ現役である。また、新たに解禁されたザシアンに強いのも利点。
伝説のポケモン、幻のポケモン、パラドックスポケモンが使用不能のレギュレーションHでは、受けを粉砕する超パワー禁止級伝説や苦手なイーユイ、テツノツツミが不在ということで、レギュレーションGより大きく数を増やした。
シーズン22シングルバトル最終1位構築には王道の「ゴツゴツメット」耐久型がエントリーされていた。
レギュレーションHでは準伝説・パラドックスポケモンが使用不可で火力デフレが起こっている上に、アカツキガチグマ、マスカーニャに明確に有利で、ブリジュラスもテラスタルの択次第で「てっぺき」+「ボディプレス」によって薙ぎ倒せることから、シーズン22の時点でそれなりの立ち位置で、シーズン23ではトップメタの一角に立っている。
このレギュレーションではクエスパトラの「ルミナコリジョン」と「アシストパワー」、後は偶に見かけるアーマーガアミラーの「つけあがる」ぐらいしか崩しが重くないため、それピンポイントのあくテラスタルが主流。
テラレイドバトルの味方NPCアキトが使うアーマーガアは可も不可もない立ち位置。それなりの生存能力と安定した攻撃技、「こわいかお」でのデバフが武器。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
番外作品
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
期間限定の追加スピリットとしてスピリッツボードに登場。階級は「HOPE」。
対戦の流れは空中攻撃強化の補正が付いたメタリドリーとジャイアントメタリドリーを連戦で行うルール。
通常のサイズの後に、ジャイアントが登場するのは上述のキョダイマックスが元ネタと考えられる。
余談であるが、公式ツイッターでアーマーガアのスピリット情報を掲載する際に、階級を間違えて投稿してしまうというミスが発生、後に訂正と詫びの投稿もされた。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
- 第2話『サトシとゴウ、ルギアでゴー!』
初登場。モブがルギアとのレイドバトルで使用。
- 第68話『ゴウにライバル!? ミュウへの道!!』
- 第99話『スパイクタウンのマリィ!』
ゴウが乗ってきたアーマーガアタクシーが一瞬登場している。
- 第100話『密着! ダンデのスペシャルトレーニング!!』
ワイルドエリアにて2羽が登場。恐らく番と思われる。子供のココガラの1羽がなんらかでケガを負っていた為に気が立ってしまい、周囲のポケモン達を追い払っていた。ダンデが相手になった事で落ち着きを取り戻し、怪我を負っていたココガラもダンデにより治療された。
- 第115話『開幕! マスターズトーナメント!!』
冒頭でアーマーガアタクシーが登場。
アニポケ・第8シリーズ
第2話『はじまりのペンダント 後編』から登場した、アメジオの手持ちポケモン。詳細は当記事にて、
薄明の翼
タクシー業に従事する個体が全ての話で登場。少年・ジョンは最終話におけるこの個体とダンデとのある出来事がきっかけで……
放課後のブレス
第1話「息をふく」で登場。コレクレーのコインを奪い取るが、アカデミー生の手持ち個体であるデカヌチャンに襲われる。…が慌てる様子もなく悠々と飛び去っていった。どうやら狙われる身とはいえそこまで脅威にも感じていないようだ。
ポケモンローカルActs
埼玉県所沢市にミニリュウと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
所沢市には所沢航空記念公園がある。
余談
モチーフ
モチーフはワタリガラスと思われ、ガラル地方のモチーフたるイギリスにおいてはアーサー王の化身とされているとの神話が伝えられており、鎧に身を包んでいるのもその為と思われる。
また、かの王はイギリスの危機に蘇るとされているので、ワタリガラスがいなくなる事はイギリスが滅びることを意味するとされ、同じようにガラルにも「アーマーガアがいなくなるとガラル地方は滅ぶ」という昔話が伝えられている。
他にも、アーサー王に関係した動物は獅子、熊と諸説存在する。
また、ドンカラスもワタリガラスに似ているが、あちらは帽子の形からギャングやオーディンを思わせる要素が強い。
名前から某ロボットゲームを連想した人も多い。奇遇にも搭乗者達の異名もワタリガラスが由来になっている他、博士と同じ名前のキャラも登場している。
デザイン担当
過去にギルガルドやメガスピアーも担当したありがひとし⇒ありがひとし 2019年11月15日のツイート。ちなみに彼は別のロボットゲームの漫画で有名である。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0822.アオガラス→0823.アーマーガア(キョダイマックスアーマーガア)→0824.サッチムシ
同複合タイプ
関連ポケモン等+グループタグ