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かくとうタイプ

かくとうたいぷ

かくとうタイプ(Fighting Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

その名の通りパンチなどの物理攻撃を得意とするポケモンが区分されており、他、武術スポーツという「運動」をモチーフとしている種族が多い。全てではないものの人型のポケモンの割合も非常に高い
その一方で「武器を用いる武術」や「武器を用いる人物」モチーフのポケモンは第3世代まで一切所属していなかった。第4世代でエルレイド、第5世代で聖剣士が現れ、直近の第8世代ではとうとう身体の一部でないれっきとした武器を用いるかくとうタイプまで出たため、徐々に状況が変わってきているようだが。
また、♂のみ存在するポケモンが目に見えて多い。
ステータス的には「こうげき」が特に高く設定される傾向がある。

そうした漢らしい雰囲気からか、ジムリーダーまで格闘家が殆どで格闘技と無関係の人物でも基礎体力に秀でている典型的な体育会系の傾向が見られる。
また当初は専門に扱うトレーナーは男性の「からておう」だけが登場しており、「タイプエキスパート」と呼ばれるボス級のトレーナーも彼らに輪をかけた厳ついおっさんという有様だった。
第3世代より女性の「バトルガール」が登場し、以降女性トレーナーについては若くスタイリッシュな雰囲気を前面に押し出している。

全タイプの中で唯一、同タイプを専門とするジムリーダーか四天王が全シリーズに登場しているタイプである(範囲をタイプエキスパートに広げると、エスパータイプにも全作に専門とするトレーナーが存在する)。

旅パに入れておくと結構活躍してくれるタイプである。なぜかと言うと、悪の組織のメンバーがノーマルやあくタイプのポケモンを持っていることが多いからである。
特に第5世代においては、悪の組織黒幕切り札に刺さる上に反撃も受けづらいタイプであり、手持ちにかくとうを入れておいたおかげで命拾いした人も少なくないという。
さらに、アカネミルタンクセンリケッキングなど所謂みんなのトラウマはノーマルタイプであることが少なくなく、かくとうタイプを育てておくとこうした敵に対しても落ち着いて対処できる。
ただ後述するように得手不得手がハッキリしており、苦手なタイプにはきちんとケアしないとあっさり倒される。

格闘ゲームシリーズを元にしたアクションバトルゲームポッ拳POKKENTOURNAMENTでは、かくとうタイプ同士が戦うプロモーション映像が作られたり、参戦キャラクターが4匹もいたりと、戦うイメージを前面に押し出している。
一方で『スマッシュブラザーズ』シリーズへの参戦は比較的遅く、現在1種族のみだったりする。

技はパワータイプらしく威力100超えが9種類もあり、ステータスに合わせてかなり物理に寄っている。あまり他タイプに出回らない傾向があり、その点でもかくとうポケモンの需要は高かった……第7世代までは。
一方、高威力技の常としてデメリットも大きく、豪快なイメージに反して意外と戦略性を要求される。強い武人は往々にしてそんなものであるが。

世代別の動向

第1世代

初登場にして大冷遇時代

当時対抗策が全く機能していないエスパータイプに弱いため、一方的に弱点を突かれまくるという苦しいスタートとなった。
当時は「とくこう」と「とくぼう」が「とくしゅ」と一括りになっており、かくとうタイプは全般的に「とくしゅ」が低めに設定されていた。また「ふぶき」「10まんボルト」「サイコキネシス」の搭載率が非常に高い時代であり、特殊が低い=打たれ弱いということでもあった。
さらに、サワムラー以外のポケモンのまともな攻撃技は威力はともかく命中率と反動ダメージに一抹の不安を抱えるじごくぐるま」だけ。あえて加えるならば「けたぐり」と「ちきゅうなげ」。
しかも、当時の技の仕様からノーマルタイプやこおりタイプは先制すると圧倒的に有利を取れていたため、中低速に固まっていたかくとうタイプは「やる前にやられる」ことも普通にあった。
これらのことから、ほのお・むしと並ぶかなりの不遇タイプであった。
奇しくも上位で暴れていたポケモンがケンタロスこおりタイプというかくとうタイプを弱点とするポケモンばかりのため、かくとうタイプがまともな強さであれば止められたはずで、非常に歯痒い思いをすることとなった。

第2世代

大冷遇時代が一旦終わった

エスパーに強くかくとうに弱いあくタイプはがねタイプが出現し、かくとうタイプの需要が拡大した。
「とくしゅ」が「とくこう」「とくぼう」に分化し、カイリキーバルキー系統はとくぼうが高めに割り振られたことにより、特殊技であっさりやられることが少なくなった。
攻撃技にも「ばくれつパンチ」「きしかいせい」「マッハパンチ」等が加わり、他タイプの技仕様にも調整が入った事から、やや癖の強さは残るものの互角に戦っていけるようになった。
ただし、本格的にかくとうタイプが逆襲するのはもう少し後の話。

ヘラクロスの メガホーン!
威嚇カポ


また、この世代ではかわいらしい姿をしたポケモンも多く登場しており、かくとうタイプのカポエラーヘラクロスも例外ではない。カポエラーは同時に登場したバルキーが分岐進化要素を持つ、ヘラクロスは初のむしタイプ複合になったと、ゲーム中の扱いでも大きな印象を残した。
一方、強さの上ではカポエラーは専用技「トリプルキック」がさほど有用ではなく、むし側でも大火力の一致技「メガホーン」を持って現れたヘラクロスとは大きな差が付いてしまった。ヘラクロスなどそのまま全国大会で優勝したくらいである。

第3世代

前世代の流れを基に、さらに新しい領域への挑戦が積極的に行われた時代である。
これまでは手軽な技が無かったマシン技かわらわりが現れ、そこそこの威力で命中が安定する技が全かくとうタイプに配られた。
また、「けたぐり」の技仕様が変更され、「体重が重ければ重いほどダメージが上昇する」という新仕様で話題になった。
ポケモンでは、いわゆるポケモン御三家で初のかくとう複合かつ特殊アタッカーも可能なほのおタイプ複合のバシャーモ、宿敵エスパーを自ら取り込んだチャーレムくさタイプの変化技とかくとうタイプの攻撃技の両立をテーマとするキノガッサらが登場。より幅広い戦術が確立してゆく。
外見も全体的にスマートで、ファン層を拡大させていった。

ばしゃーも
チャーレム
キノガッサのきあいパンチ!


また、新たに特性が実装され、チャーレムがステータス以上の破壊力を持ったほか、カイリキーやヘラクロスを始めとしたポケモンは「こんじょう」によって、状態異常に逆に強くなるという強化を遂げた。
もっとも、その対抗策も当然用意されており、特に「こうげき」を引き下げるいかくは物理主体のかくとうタイプにとって大きな課題となった。
何の因果か、初代で相性を無視した大暴れを繰り広げたケンタロスがこれを持ってしまったり。
かくとうポケモンではカポエラーが「いかく」を得ているが、まだまだ力不足であった。

第4世代

第3世代で行われた取り組みの数々は、ゴウカザルで1つの完成を見ることになる。
位置付けこそバシャーモで既出のほのお御三家であったものの、両タイプ共に当時の最速を更新した素早さと、物理と特殊、攻撃と変化を選ばない器用さによって、様々な役割を1体でこなせるようになった。
アニメでもまた、ヒコザル系統の活躍も後押しして幅広い層から大変な人気を集めた。

また、ゴウカザルの強さを後押ししたものとして、この世代で新たに追加された大技インファイトとアイテムきあいのタスキがあった。
高威力技に付き物のデメリットを「耐久面を落とす」という点に集約したことで、先手さえ取れれば気兼ねなく連打する事が可能となり、下がった耐久も「きあいのタスキ」の効果で強引に帳消ししてしまうのである。
こうした戦法は、高速型のかくとうポケモンに広く共有されてゆくこととなる。

ゴウカザル!君に決めたっ!
騎士
るかりお


追加組ではキルリアからの分岐進化によってエスパー複合のエルレイドが登場。
高い火力と豊富な変化技を織り交ぜて戦う。
ドクロッグ系統はどく複合と特性「かんそうはだ」という場を選ぶ能力で登場したが、それらを上手く活かして世界大会の栄冠を掴んでいる。内面が滲み出た癖のある外見も、「キモかわいい」という評価を得てアニメでも盛んにクローズアップされた。
前世代中期に映画で先行登場していたルカリオもゲーム中に本格登場。
初のはがね複合で、ゴウカザル同様に物理特殊の二刀流が可能だが、耐久が低くすばやさも中途で話題性ほどの活躍はできなかった。

更にこの世代では技の物理特殊が個別に設定されるように改められ、それまで覚えられるだけで使い道の無かったいわゆる3色パンチもサブウェポンとして機能するようになり、幅広い局面に対応できるようになった。
かくとうタイプの技にも特殊技が登場しているが、上手く扱えるポケモンは現在でも先のルカリオくらいに留まっている。

既存組ではカイリキーが特性「ノーガード」を得て気兼ねなく「ばくれつパンチ」を振り回すポケモンになり、カポエラーは特性「テクニシャン」を得て先制技を主体に手堅く立ち回れるようになり、キノガッサは特性「ポイズンヒール」を得て自分より遅いポケモンに無限戦法を仕掛けてゆくようになった。
カポエラーの強化はわかりやすい派手さは無かったものの、ダブルバトルで有用な「ねこだまし」や「ふいうち」を得るなど着実な成長を見せており、既存特性の「いかく」もそれらに上手く嚙み合ったことで少しずつ人気を増していった。

第5世代

前世代に輪をかけての躍進を遂げた。全盛期突入である。
まずとびげり」「とびひざげり」の威力が大幅に上昇し、「インファイト」を覚えないポケモンや中速以下のポケモンのメインウェポンとなった。
前世代から登場していたドレインパンチ」も威力とPPが上昇し、持久戦がより展開しやすくなった。

ローブシンのビルドアップ!
コジョンドさん
ズルズキンの とびひざげり!


新ポケモンも種類が豊富かつ個性的な能力を有するものが多く、ゴウカザルに次ぐ高速からの「とびひざげり」と有用な特性を取り揃えたコジョンド、鈍足高耐久高火力だけでなく先制技までも備えたローブシン、初のあく複合となり高耐久のズルズキンなどである。
ただしズルズキン系統以外の大半が単タイプであった上、エンブオーに至ってはまさかの3代連続の御三家でのタイプ被りとなったことから、没個性を指摘されることとなった。

三闘+1


他方、いわゆる「準伝説」で初のかくとうポケモンとしてコバルオンテラキオンビリジオンが、同じく幻のポケモン初のかくとうポケモンとしてケルディオが登場した。
4種まとめて聖剣士としてピックアップされメディア展開が進んだだけでなく、4種共通で相手の能力変化を無視する物理攻撃技せいなるつるぎ」を、加えてケルディオは特殊技でありながら相手の防御でダメージを計算する特殊攻撃技しんぴのつるぎ」も覚えるなど、対戦面にも一際大きな影響を与えた。

既存ポケモンでは、バシャーモが新たに実装された隠れ特性によって強力な「かそく」を手に入れ、先述の「とびひざげり」強化と合わせて一気にトップメタに躍り出た
ただし入手方法に難があり、需要と供給の大きなギャップから不正改造問題の中心ともなってしまった。
キノガッサは同じく隠れ特性で「テクニシャン」を獲得し、伝統的な「ハメゲー」に加えて「いきなり殴りかかる」という正反対の選択肢を相手に突き付けられるようになった
こちらも「ドレインパンチ」強化の恩恵を受けたほか、くさ側でも「タネマシンガン」が強化されたなど環境の変化をしっかり捉えてこれまで以上の脅威となった。
カポエラーは新ルールのトリプルバトルに合わせて追加された「ワイドガード」「ファストガード」を習得し、「フェイント」強化の波にも乗れたことで団体戦の顔として定着した
ただし、「ふいうち」の習得については他の多くの種族と同じく前世代限定とされた。

第6世代

第1世代以来の、大冷遇時代再来。

新たに登場したフェアリータイプかくとう技への抵抗を持ち、またかくとうタイプの弱点を突ける存在として現れた。
「ぼうぎょ」の低い種族が多かったため、サブウェポンをぶつけられれば勝機もあったのだが、かくとうポケモンがよく使う技でフェアリータイプの弱点が突けるものは「バレットパンチ」くらい。
それすらも等倍に抑えてしまうみず複合はがね複合らの存在によって安定しなかった。
複合するどくタイプの方が一致弱点となるドクロッグも、やはりはがね複合によって抑止されてしまい、さらにエスパー複合によって逆に一致弱点を突かれ得るという大変厳しい状況に陥ってしまった。
そして対戦で蔓延っているフェアリーが大体これらの複合フェアリーという有様。
だが、まだこの頃のフェアリータイプは「対ドラゴンのメタ」としての生まれたてのタイプのため、かくとうタイプへの逆境要素がコイツ等の存在だけならばまだ良かったのだろう。

寧ろもっと強大な逆境要素はファイアローだった。
特性「はやてのつばさ」はひこうタイプの技を先制で使用できるという破格の性能を誇り、どんなに速かろうとブレイブバードを先手で入れられてしまうという状況下ではそもそも選出さえままならないという状況に陥った。
いわ複合のテラキオンならば対抗できると思いきやあちらは素の「すばやさ」で勝る上にほのお複合のせいで「おにび」まで使えるという始末。
はがねタイプの相性見直し等でゴーストタイプの数が増えたことも痛手で、特にギルガルドの「キングシールドはせっかく用意したサブウェポンを下手に振れない状況に追い込んだ。

これらにより環境から一気に駆逐され、前世代から一転冷遇タイプに転落した。

それでも強化がないことはない。
草御三家の最終形態として登場したブリガロンは隠れ特性「ぼうだん」によって一部の技を持つポケモンに対するメタとして機能した。
2匹目のあくタイプ複合となったゴロンダは攻撃的なステータスで、新登場の「すてゼリフ」は自主退場しつつ能力を下げられるというトリッキーな効果を持つ。
ルチャブル初のひこう複合かつかくとうタイプ最速を更新するポケモンとして現れ、こちらも容姿がかなり特徴的であったがアニメでの活躍が光った。

メガルカリオVSメガバシャーモ


新要素メガシンカが可能になった種族は5種、さらにメガシンカによってかくとうが加わるポケモンが2種現れた。
中でも『XY』の早期購入特典として配信され、同時に特性周りの設定見直しによって「かそく」が一般化したバシャーモ(メガバシャーモ)と、『XY』ストーリー中でメガシンカの指南役に抜擢され、そのまま1体がパーティに加わるメガルカリオはプレイヤーに非常に大きなインパクトを与えた。
第3世代のリメイクである『ORAS』ではメガエルレイドライバルの新たな切り札として登場している。
メガバシャーモは既存のバシャーモをそのまま強くしたステータスで、アイテムが固定されるもののすばやさが高くなったことで戦いやすくなった。
メガルカリオはすばやさが大幅強化されただけでなく特性がてきおうりょくになり火力も大きく上昇した。

だがこれらのポケモンであっても上記の逆風が完全に克服できるとは言い難く、メガバシャーモ・メガルカリオがシングル上位にいた程度でダブルバトルではほぼ全滅の憂き目にあった。
この世代ではファイアローの他にはガルーラが尋常ではないほどの強化を遂げていたのだが、こうした事情が重なったために満足に彼女らを止められず、最後まで大暴れを許してしまった
まさにフーディンとケンタロスの再来ともいえ、かくとうタイプにとっては初代以来の無念と言えるだろう。

第7世代

冷遇、収まらず。

キテルグマまとめ②
UB02


この世代ではこおり複合で重火力型の毛ガニボクサーケケンカニや、ノーマル複合で直接攻撃に強い特性を持つキテルグマ、ドラゴン複合で初のかくとうタイプ600族ジャラランガ、ダブルで倒れた味方の特性を受け継ぐナゲツケサルウルトラビーストで強力なむし複合のマッシブーンフェローチェが登場した。
そして、かくとうタイプ2匹目幻のポケモンにして初のゴーストタイプ複合であるマーシャドーが登場。
分かりやすい高速アタッカーで、かくとう・ゴーストの技相性は非常によく様々な相手に幅広く攻撃できる。

天敵であったファイアローが「はやてのつばさ」の下方修正で大幅に減少した一方で、第6世代の頃とは比べ物にならないくらい強力なフェアリータイプが増加してしまったために、依然として冬の時代は続いた。
中でもエスパー複合のカプ・テテフは「サイコフィールド」により先制技を無効にしてくるため「バレットパンチ」すら打てず、非常に厄介な存在となってしまっていた。
また、ゴースト複合のミミッキュが、これまたトンデモ特性「ばけのかわ」を引っ提げて登場。
かくとうタイプのみならずあらゆるポケモンに脅威を与え続けた。
その影響で増加したはがねタイプの弱点をつけるが、フェアリータイプを弱点としないほのおタイプやじめんタイプの方が優先されていた。
そんな中ではがね複合であるメガルカリオは、メガシンカ時の「すばやさ」の仕様変更もありまだ動きやすい状況だった。
また、今作で登場したZワザは、サブウェポンが豊富なかくとうタイプと相性が良く、これまで火力であと一歩届かなかった相手も突破しやすくなった。

対戦環境も当初こそカプ神に押されていたものの、研究が進むにつれキノガッサが大幅増加、更にバシャーモもしばらくしてメガシンカが解禁され、メガシンカ時の「すばやさ」によりカプ・テテフでも簡単に止まらなくなった。
ただ多くのかくとうタイプのポケモンは暴れ回るフェアリータイプやメガボーマンダといった相手の対処が難しく、前世代で暴れていたメガガルーラも数を減らしたため需要自体の回復までは行かなかった。
ローブシンは復権できず、キノガッサも「キノコのほうし」が無効化されることが増えた。
ダブルバトルでは更に酷く、カポエラーやズルズキン、フェローチェなどいっとき大きく落ち込んだポケモンが戦えるように型を整えて数を戻してきてはいるものの、これらのポケモンは元々ダブルバトルで戦えていたポケモンであったため、それ以外のポケモンはほぼ姿を消した。
かのゴウカザルも同じ「ねこだまし」使いのほのおタイプであり、かつ「いかく」まで備えるガオガエンに完全に仕事を奪われ、第一線から退いた。
そんな中『USUM』にて専用Zワザブレイジングソウルビートやその他技の追加が施されたジャラランガが大きく躍進した。

なおZワザを除くと何と本世代は新技なしである。
そして当のZワザは大技につきもののデメリットが一切なく、カクトウZの需要は結構高かった(主にサブウェポンとしてだが)。

第8世代

新機軸による開拓の時代へ

ザマゼンタ<3


新ポケモンとしていわゆるパッケージ伝説のザマゼンタが登場。

ネギガナイト
つよいぞぼくらのタイレーツ


一般枠では全身筋肉のタコオトスパス、リージョンフォーム限定だが念願の進化先を手に入れたネギガナイト、6匹1ユニットの群体ポケモンタイレーツが登場。
さらにDLCでは鎧の孤島で準伝説のダクマ系統が、冠の雪原では三鳥のリージョンフォームの1匹としてガラルサンダーが登場した。

だがメガシンカや登場ポケモン制限によって大きく戦力が削られ、特に剣盾初期はシングルでトップメタ不在となっていた。
ダブルではかくとうタイプが一致「マッハパンチ」、高火力を備えたローブシン一強となっており使用率もかなり高めであった。
シングルでも辛うじて気を吐いていたが、正直メジャーとは言い難かった。
メガシンカを没収されたルカリオは第一線から退き、新技「ソウルビート」を習得したジャラランガも専用Zワザの没収で大きく弱体化した。
一方カポエラーは漸く「ふいうち」を引っ提げて帰ってきたが、これ1つでどうにかなるほどではない上に「いかく」アンチが多くなったため以前ほどの力はない。
「インファイト」がわざレコード化したものの、それでもタイプ全体としての立ち位置はそれほど変わらなかった。

新要素「ダイマックス」において、かくとうタイプの技「ダイナックル」の追加効果は味方全体の「こうげき」1段階上昇という分かりやすいものになったが、その代償として威力が抑えられてしまっている。
具体的には「インファイト」の威力が120から95にまで下がる。
ただ、威力を犠牲にデメリットを打ち消したとも取れるため、相手の「いかく」に合わせる、弱っている相手のトドメに使うなど工夫したい。
それでも、威力が高い技が多いかくとうタイプにとっては似たようなどくタイプの「ダイアシッド」とは逆に技の威力が下がる影響はやはり大きいのは言うまでもない。
ダイアシッドは物理型が活かしにくいと言う難点があるが、その代わりに威力が95以上の技が3種しかないので追加効果による威力が下がる影響は少ない。
しかも、キョダイマックスを得たカイリキーのキョダイマックス技「キョダイシンゲキ」は同様威力が抑えられているだけでなく「きあいだめ」状態付与だけという悲劇。
モチーフが泣いている。

技ではボディプレスが登場。
ストレートで分かりやすい技が多いかくとうタイプにしては珍しく特異な技で、自分のこうげきではなくぼうぎょを参照してダメージが決まる
タイプ一致での習得者は少ないため主に持久戦主体の他タイプの攻撃手段として用いられ、これによって多くの耐久ポケモンが救済された
今まで悩まされてきた「いかく」の影響を一切受けないのも強力。
ちなみにこの技を素の状態(てっぺき等の能力ランク変化技を用いていない状態)で最も高火力で撃てるのはジャラランガだったりする。

ポケモンHOME解禁で聖剣士3匹が、「鎧の孤島」ではニョロボン、ヘラクロス、コジョフー系統が復帰した。

ウーラオス


新たに登場した準伝説ウーラオスはあく複合の「いちげきのかた」、みず複合の「れんげきのかた」の2種類が存在しており、両者共に「まもる」などの防御技を貫通して攻撃する効果がある特性「ふかしのこぶし」が非常に強力。
キョダイマックスすれば「ダイウォール」すらも貫通して攻撃できるようになる。
しかも選出画面ではどちらのかたなのか分からず、第6~7世代のリザードンを彷彿とさせる、ある意味で「ズルい」ポケモンになっている。かくとうなのに。
これで漸くもってトップメタと言えるポケモンが出てくるようにはなったが、技スペック自体はもう片方のタイプの強さに依存している状態なのが何とも悲しい。
ちなみにシリーズ13以前のランクバトルではいちげきのかたがダブルで最メジャーポケモンとして大活躍しており、シングルではれんげきのかたが多く採用されていた。

鎧の孤島での新技は「コーチング」。まさかの変化技である。
しかも味方の「こうげき」と「ぼうぎょ」を上げるが、自分は恩恵に与れない。
非常に特異な技だが、「いたずらごころ」持ちリオルフェローチェなどが使い手として活躍している。
ダイマックスアドベンチャーではこの技で味方3匹を強化できるため使い勝手がよい。
「かそく」したバシャーモなどに使わせるとよいだろう。

冠の雪原では前述の聖剣士3匹が正式に解禁され、御三家のバシャーモ、ウルトラビーストのマッシブーンとフェローチェが復帰した。
新たに追加されたガラルサンダーは必ず防御を下げる専用技「らいめいげり」を携え、サブ技こそ貧弱だがダイマックスと相性の良い複合を持つため注目される……が、原種サンダーがシングルで最メジャーポケモンになってしまったため、同時採用不可の制約で苦しんでいる。
既存勢ではバシャーモがメインウェポンの「とびひざげり」を没収された一方で「とんぼがえり」「インファイト」を新たに習得し、ダイマックス解除からの「バトンタッチ」という新たな戦術を生み出している。
マッシブーンはインファイトを習得し安定性が上昇し、フェローチェもシングルでダイマックスによるアタッカー、ダブルでは前述のコーチングによるサポート型として活躍の場を広げている。
心配されていたカプ神はカプ・レヒレ以外下方修正され弱体化し、ランドロスも単体では強力だがカバー可能な範囲にとどまっており、かくとうタイプとしてはどうにか命拾いしたと言える。

ランクバトルのシリーズ8ではザマゼンタが対戦環境に殴り込みをかけられるようになったものの、禁止級は1匹のみという制約とアタッカーとしてはどう足掻いてもザシアンの劣化にしかならず、シングルでの使用率は芳しくなかった。
一方ダブルではなどのサポートと専用技「きょじゅうだん」によるアタッカーもこなせることから、対のザシアンとは違った形で評価されている。

総じて、これまでにない仕様を持つポケモンや技で新たな戦いを見せ、攻撃一辺倒からの脱却を図っている時期と言えるだろう。


外伝作品

ポケモンGO

ポケモンGOには、プレイヤー同士による「ジムの攻防」というゲームシステムが存在する。
防衛に適したポケモンはハピナスを筆頭にノーマル単タイプのポケモンが少なくないため、素早く倒すためにはかくとうタイプで弱点を突くことが必要不可欠である。
また、ジムに不定期で襲来するレイドボスの中にも、バンギラスや一部の『伝説ポケモン』等、高ランクのボスに比較的かくとう技の刺さりやすい者が多いことから、攻略の筆頭格としてかくとうタイプのポケモンが選ばれやすい。
昨今の本編作品では優遇されているとは言い難いかくとうタイプだが、ここポケモンGOにおいては攻略の要として八面六臂の大活躍を見せている。

中でも高水準なステータスと入手のしやすさから、カイリキーが古くから愛され続けてきている。それ以外でも、攻撃力ではややカイリキーに劣るが耐久性のあるハリテヤマ、打たれ弱いがカイリキー以上の攻撃力を持つキノガッサ、ほのおタイプ複合でフェアリー弱点を克服したバシャーモ、耐性が豊富で攻撃面にも優れたルカリオ等が一定の活躍を見せている。

タイプ相性と特性

タイプ相性

攻撃側タイプ
抜群(2倍)ノーマル、こおり、いわ、あく、はがね
今ひとつ(0.5倍)どく、ひこう、エスパー、むし、フェアリー
効果なし(無効)ゴースト
防御側タイプ
抜群(2倍)ひこう、エスパー、フェアリー
今ひとつ(0.5倍)むし、いわ、あく
効果なし(無効)-


ノーマル、こおり、いわ、あく、はがね各タイプに抜群な理由としては以下が考えられる。

  • 平凡・普遍的なイメージの『ノーマル』に対する『かくとう』の(戦闘に関する)エキスパートのイメージ。
  • 打撃に弱い『こおり』、また反対に強固なイメージの『いわ』『はがね』に対する『かくとう』技の力技での破壊のイメージ。
  • 悪・暴力的なイメージの『あく』に対する『かくとう』技での正義の鉄槌のイメージ。
総じて平凡・物質的なタイプに強い傾向がある。

一方で、純粋な力技の通じない幽霊的なイメージの『ゴースト』に対して技が無効、飛行での回避・翻弄のイメージからか『ひこう』に半減、超能力により攻撃を妨害される故か『エスパー』にも半減、同じく苦手な搦手のイメージか『どく』にも半減、相手の無邪気さゆえに力が抜けてしまうからか『フェアリー』も半減。
このうち『ひこう』『エスパー』『フェアリー』はとりわけ苦手なのか弱点まで突かれる。天敵。

なお、『むし』タイプとは互いに効果がいまひとつ。虫によるが内外に柔らかい部位が多く力技が効きにくいが、比較的小さな生き物である虫の攻撃は強靭な肉体で防げてしまう…ということだろうか。


タイプ特性


かくとうタイプのポケモン一覧

※剣盾(ポケモン剣盾に登場するか否か)が◎になっているものは追加DLCで出現しポケモンホーム開始とともに剣盾に送れるもの、△になっているものは今後のDLCで登場予定となっていることを表します。
伝説のポケモン幻のポケモン太字で記載。

第1世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
056マンキー057オコリザル--
062ニョロボン
066ワンリキー067ゴーリキー068カイリキー
106サワムラー--
107エビワラー--


第2世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
214ヘラクロス----
236バルキー237カポエラー--


第3世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
256ワカシャモ257バシャーモ
286キノガッサ--
296マクノシタ297ハリテヤマ--
307アサナン308チャーレム--


第4世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
391モウカザル392ゴウカザル
447リオル 448ルカリオ--
453グレッグル454ドクロッグ--
475エルレイド


第5世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
499チャオブー500エンブオー
532ドッコラー533ドテッコツ534ローブシン
538ナゲキ----
539ダゲキ----
559ズルッグ560ズルズキン--
619コジョフー620コジョンド--
638コバルオン----
639テラキオン----
640ビリジオン----
647ケルディオ----


第6世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
652ブリガロン
674ヤンチャム675ゴロンダ--
701ルチャブル----


第7世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
739マケンカニ740ケケンカニ--
759ヌイコグマ760キテルグマ--
766ナゲツケサル--- -
783ジャランゴ784ジャラランガ
794マッシブーン----
795フェローチェ----
802マーシャドー----


第8世代

No.初期No.中間No.最終
852タタッコ853オトスパス--
※1(カモネギ)865ネギガナイト--
870タイレーツ----
889ザマゼンタ----
891ダクマ892ウーラオス--

※1:リージョンフォーム専用の進化。

メガシンカポケモン

ポケモン
メガミュウツーX※2
メガヘラクロス
メガバシャーモ
メガチャーレム
メガミミロップ※2
メガルカリオ
メガエルレイド

※2:メガシンカすると、かくとうタイプが追加される。

リージョンフォーム

ポケモンタイプ(変化前)タイプ(変化後)
ガラルカモネギノーマルひこうかくとう
ガラルサンダーでんき・ひこうかくとう・ひこう


フォルムチェンジ

No.ポケモン形態名
493アルセウスこぶしのプレート
648メロエッタステップフォルム
773シルヴァディファイトメモリ


かくとうタイプポケモンの主な使い手

shiba
シジマニョロボン
シバシジマ
ジムリーダー(ジョウト)
トウキ
ポケモン:スモモ&ルカリオ
トウキスモモ
ジムリーダー(ホウエン)ジムリーダー(シンオウ)
【闘】
センシティブな作品
レンブコルニ
四天王(イッシュ)ジムリーダー(カロス)
Hala & Crabominable
勝負!
ハラサイトウ
ジムリーダー(ガラル)


その他のタイプ

ノーマルタイプほのおタイプみずタイプ
でんきタイプくさタイプこおりタイプ
かくとうタイプどくタイプじめんタイプ
ひこうタイプエスパータイプむしタイプ
いわタイプゴーストタイプドラゴンタイプ
あくタイプはがねタイプフェアリータイプ


関連タグ

ポケモン ポケモン一覧 ポケモンのタイプ一覧 ポケモン技絵
RGBP GSC RSE FRLG DPt HGSS ポケモンBW ポケモンBW2 ポケモンXY ORAS ポケモンSM ポケモンUSUM LPLE ポケモン剣盾

からておう バトルガール

ポッ拳POKKENTOURNAMENT

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