ピクシブ百科事典

かくとうタイプ

かくとうたいぷ

かくとうタイプ(Fighting Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
目次[非表示]

概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

その名の通りパンチなどの物理攻撃を得意とするポケモンが区分されており、他、武術スポーツという「運動」をモチーフとしている種族が多い。全てではないものの人型のポケモンの割合も非常に高い。武器を常に使用するかくとうタイプはネギガナイトが初。
また、♂のみ存在するポケモンが目に見えて多い。ステータス的には「こうげき」が特に高く設定される傾向がある。

そうした漢らしい雰囲気からか、ジムリーダーまで格闘家が殆どで格闘技と無関係の人物でも基礎体力に秀でている典型的な体育会系の傾向が見られる。
また当初は専門に扱うトレーナーは男性の「からておう」だけが登場しており、「タイプエキスパート」と呼ばれるボス級のトレーナーも彼らに輪をかけた厳ついおっさんという有様だった。
第3世代より女性の「バトルガール」が登場し、以降女性トレーナーについては若くスタイリッシュな雰囲気を前面に押し出している。

全タイプの中で唯一、同タイプを専門とするジムリーダーか四天王が全シリーズに登場しているタイプである。(範囲をタイプエキスパートに広げると、エスパータイプにも全作に専門とするトレーナーが存在している。)

旅パに入れておくと結構活躍してくれるタイプである。なぜかと言うと、悪の組織のメンバーがノーマルやあくタイプのポケモンを持っていることが多いからである。
特に第5世代においては、悪の組織の黒幕の切り札に刺さる上に反撃も受けづらいタイプであり、手持ちにかくとうを入れておいたおかげで命拾いした人も少なくないという。
さらに、アカネミルタンクセンリケッキングなど所謂みんなのトラウマはノーマルタイプであることが少なくなく、かくとうタイプを育てておくとこうした敵に対しても落ち着いて対処できる。
ただ後述するように得手不得手がハッキリしており、苦手なタイプにはきちんとケアしないとあっさり倒される。

現代の「格闘」といえば外せないのが「格闘ゲーム」であり、その格闘ゲームシリーズを元にしたアクションバトルゲームポッ拳POKKENTOURNAMENTでは、かくとうタイプ同士が戦うプロモーション映像が作られたり、参戦キャラクターが4匹もいたりと、戦うイメージを前面に押し出している。
一方で『スマッシュブラザーズ』シリーズへの参戦は比較的遅く、現在1種族のみだったりする。

技はパワータイプらしく威力100超えが9種類もあり、ステータスに合わせてかなり物理に寄っている。あまり他タイプに出回らない傾向があり、その点でもかくとうポケモンの需要は高い。
一方、高威力技の常としてデメリットも大きく、豪快なイメージに反して意外と戦略性を要求される。強い武人は往々にしてそんなものであるが。
漢字では「闘」と表記される事が多い。

世代別の動向

第1世代

初登場にして冬の時代
当時対抗策が全く機能していないエスパータイプに弱いため、一方的に弱点を突かれまくるという苦しいスタートとなった。
また、当時は「とくこう」「とくぼう」が「とくしゅ」と一括りにされており、かくとうタイプは特殊攻撃面の不器用さを強調するためにこれがかなり低めに設定されていた。くしくも当時は「ふぶき」「10まんボルト」の搭載率が非常に高い時代。特殊が低い=打たれ弱いということでもあった。
さらに、サワムラー以外のポケモンのまともな攻撃技は威力はともかく命中率と反動ダメージに一抹の不安を抱えるじごくぐるま」だけ。
しかも、当時の技の仕様からノーマルタイプやこおりタイプは先制すると圧倒的に有利を取れていたため、中低速に固まっていたかくとうタイプは「やる前にやられる」ことも普通にあった。

フーディン無双


これらのことから、かなりの不遇タイプであった。
奇しくも上位で暴れていたポケモンがケンタロスこおりタイプというかくとうタイプを弱点とするポケモンばかりのため、かくとうタイプがまともな強さであれば止められたはずで、非常に歯痒い思いをすることとなった。

第2世代

エスパーに強くかくとうに弱いあくタイプ・はがねタイプが出現し、かくとうタイプの需要が生まれた。
「とくしゅ」が現在の「とくこう」「とくぼう」に分化され、カイリキーバルキー系統はとくぼうが高めに割り振られた事により、特殊技であっさりやられることが少なくなった。
攻撃技にも「ばくれつパンチ」「きしかいせい」「マッハパンチ」等が加わり、他タイプの技仕様にも調整が入った事から、やや癖の強さは残るものの互角に戦っていけるようになった。
ただし、本格的にかくとうタイプが逆襲するのはもう少し後の話。

ヘラクロスの メガホーン!
威嚇カポ


また、この世代では女性ファンの増加を狙ってか、かわいらしい姿をしたポケモンが多く登場している事が特徴で、かくとうタイプのカポエラーヘラクロスも例外ではない。カポエラーは同時に登場したバルキーが分岐進化要素を持つ、ヘラクロスは初のむしタイプ複合になったと、ゲーム中の扱いでも大きな印象を残した。
一方、強さの上ではカポエラーは専用技「トリプルキック」がさほど有用ではなく、むし側でも大火力の一致技「メガホーン」を持って現れたヘラクロスとは大きな差が付いてしまった。ヘラクロスなどそのまま全国大会で優勝したくらいである。

第3世代

前世代の流れを基に、さらに新しい領域への挑戦が積極的に行われた時代である。
これまでは手軽な技が無かったマシン技かわらわりが現れ、そこそこの威力で命中が安定する技が全かくとうタイプに配られた。
また、「けたぐり」の技仕様が変更され、「体重が重ければ重いほどダメージが上昇する」という新仕様で話題になった。
ポケモンでは、いわゆる「御三家」初のかくとう複合かつ特殊アタッカーも可能なほのおタイプ複合のバシャーモ、宿敵エスパーを自ら取り込んだチャーレムくさタイプの補助技とかくとうタイプの攻撃技の両立をテーマとするキノガッサらが登場。より幅広い戦術が確立してゆく。
外見も全体的にスマートで、ファン層を拡大させていった。

ばしゃーも
チャーレム
キノガッサのきあいパンチ!


また、新たに特性が実装され、チャーレムがステータス以上の破壊力を持ったほか、カイリキーやヘラクロスを始めとしたポケモンは「こんじょう」によって、状態異常に逆に強くなるという強化を遂げた。
もっとも、その対抗策も当然用意されており、特に「こうげき」を引き下げるいかくは物理主体のかくとうタイプにとって大きな課題となった。何の因果か、初代で相性を無視した大暴れを繰り広げたケンタロスがこれを持ってしまったり。
かくとうポケモンではカポエラーが「いかく」を得ているが、まだまだ力不足であった。

第4世代

第3世代で行われた取り組みの数々は、ゴウカザルで1つの完成を見ることになる。
位置付けこそバシャーモで既出のほのお御三家であったものの、両タイプ共に当時の最速を更新した素早さと、物理と特殊、攻撃と補助を選ばない器用さによって、様々な役割を1体でこなせるようになった。
ビジュアル的にも西遊記孫悟空をモチーフとした主人公オーラ漂うイケメンとしてデザインされており、アニメでのヒコザル系統の活躍も後押しして幅広い層から大変な人気を集めた。

また、ゴウカザルの強さを後押ししたものとして、この世代で新たに追加された大技インファイトとアイテムきあいのタスキがあった。
高威力技に付き物のデメリットを「耐久面を落とす」という点に集約したことで、先手さえ取れれば気兼ねなく連打する事が可能となり、下がった耐久も「きあいのタスキ」の効果で強引に帳消ししてしまうのである。こうした戦法は、高速型のかくとうポケモンに広く共有されてゆくこととなる。

ゴウカザル!君に決めたっ!
騎士
るかりお


キルリアからの分岐進化によって、二種族目のエスパー複合となるエルレイドも出現。チャーレム同様攻撃に偏ったステータスで、素早さもサーナイトに進化した場合と変わらない80ではあったが、キルリア譲りの豊富な補助技によって差別化してゆく。
ドクロッグ系統はどく複合と特性「かんそうはだ」という場を選ぶ能力で登場したが、それらを上手く活かして世界大会の栄冠を掴んでいる。内面が滲み出た癖のある外見も、「キモかわいい」という評価を得てアニメでも盛んにクローズアップされた。
前世代中期に映画で先行登場していたルカリオもゲーム中に本格登場。初のはがね複合で、ゴウカザル同様に「両刀」可能なステータスとそれに見合う多彩な技を備えた。
もっとも、はがねタイプを複合するとゴウカザルが持つ2タイプ共に弱くなり、すばやさもやや遅めで先行を許してしまった事から、当時はさほど対戦面での評価は高くなかった。

更にこの世代では技の物理特殊が個別に設定されるように改められ、チャーレムやエルレイドのようなポケモンはそれによっても安定して高火力が出せるようにもなった。
それまで覚えられるだけで使い道の無かった所謂3色パンチもサブウェポンとして機能するようになり、かくとうポケモンの需要は格段に上がった。かくとうタイプの技にも特殊技が登場しているが、上手く扱えるポケモンは現在でも先のルカリオくらいに留まっている。

また、新たな特性によって以前とは異なる戦法を確立するポケモンも出てきた。
カイリキーは「ノーガード」を得て気兼ねなく「ばくれつパンチ」を振り回すポケモンになり、カポエラーは「テクニシャン」を得て先制技を主体に手堅く立ち回れるようになり、キノガッサは「ポイズンヒール」を得て自分より遅いポケモンに無限戦法を仕掛けてゆくようになった。
カポエラーの強化はわかりやすい派手さは無かったものの、ダブルバトルで有用な「ねこだまし」や「ふいうち」を得るなど着実な成長を見せており、既存特性の「いかく」もそれらに上手く嚙み合ったことで少しずつ人気を増していった。

第5世代

前世代に輪をかけての躍進を遂げた。
まずとびげり」「とびひざげり」の威力が大幅に上昇し、「インファイト」を覚えないポケモンや中速以下のポケモンのメインウェポンとなった。
前世代から登場していたドレインパンチ」も威力とPPが上昇し、持久戦がより展開しやすくなった。

ローブシンのビルドアップ!
コジョンドさん
ズルズキンの とびひざげり!


新ポケモンも種類が豊富かつ個性的な能力を有するものが多く、ゴウカザルに次ぐ高速からの「とびひざげり」と有用な特性を取り揃えたコジョンド、鈍足高耐久高火力だけでなく先制技までも備えたローブシン、初のあく複合となり高耐久のズルズキンなどである。
ただしズルズキン系統以外の大半が単タイプであった上、エンブオーに至ってはまさかの3代連続の御三家でのタイプ被りとなった事から、かくとうファン以外からは流石にマンネリとの声も聞こえてくるようになった(とは言っても最終進化系でほのおかくとう複合を持つのはこの3種類だけなのだが)。

三闘+1


他方、いわゆる「準伝説」級初のかくとうポケモンとしてコバルオンテラキオンビリジオンが、同じく幻のポケモン初のかくとうポケモンとしてケルディオが登場した。
この4種はかくとうタイプ初の四足獣でもあり、彼らが牽引する形で各種メディア展開の上でもかくとうタイプの露出が以前にも増して目に付くようになった。
また4種共通で相手の能力変化を無視する物理攻撃技せいなるつるぎ」を、加えてケルディオは特殊技でありながら相手の防御でダメージを計算する特殊攻撃技しんぴのつるぎ」も覚えるなど、対戦面にも一際大きな影響を与えた。

既存ポケモンでは、バシャーモが新たに実装された隠れ特性によって強力な「かそく」を手に入れ、先述の「とびひざげり」強化と合わせて一気にトップメタに躍り出た。ただし入手方法に難があり、需要と供給の大きなギャップから不正改造問題の中心ともなってしまった。
キノガッサは同じく隠れ特性で「テクニシャン」を獲得し、伝統的な「ハメゲー」に加えて「いきなり殴りかかる」という正反対の選択肢を相手に突き付けられるようになった。こちらも「ドレインパンチ」強化の恩恵を受けたほか、くさ側でも「タネマシンガン」が強化されたなど環境の変化をしっかり捉えてこれまで以上の脅威となった。
カポエラーは新ルールのトリプルバトルに合わせて追加された「ワイドガード」「ファストガード」を習得し、「フェイント」強化の波にも乗れたことで団体戦の顔として定着した。ただし、「ふいうち」の習得については他の多くの種族と同じく前世代限定とされた。

第6世代

超冷遇時代突入。

新たに登場したフェアリータイプかくとう技への抵抗を持ち、またかくとうタイプの弱点を突ける存在として現れた。
「ぼうぎょ」の低い種族が多かったため、サブウェポンをぶつけられれば勝機もあったのだが、かくとうポケモンがよく使う技でフェアリータイプの弱点が突けるものは「バレットパンチ」くらい。それすらも等倍に抑えてしまうみず複合はがね複合らの存在によって安定しなかった。
複合するどくタイプの方が一致弱点となるドクロッグも、やはりはがね複合によって抑止されてしまい、さらにエスパー複合によって逆に一致弱点を突かれ得るという大変厳しい状況に陥ってしまった。
そして対戦で蔓延っているフェアリーが大体これらの複合フェアリーという有様。

そこに追い打ちをかけるようにファイアローが登場。
特性「はやてのつばさ」はひこうタイプの技を先制で使用できるという破格の性能を誇り、そもそも選出さえままならないという状況に陥った。
いわ複合のテラキオンならば対抗できると思いきやあちらは素の「すばやさ」で勝る上にほのお複合のせいで「おにび」まで使えるという始末。
はがねタイプの相性見直し等でゴーストタイプの数が増えたことも痛手で、特にギルガルドの「キングシールドはせっかく用意したサブウェポンを下手に振れない状況に追い込んだ。

これらにより環境から一気に駆逐され、前世代から一転冷遇タイプに転落した。

それでも強化がないことはない。
くさタイプ御三家最終形態として登場したブリガロンは隠れ特性には新設の「ぼうだん」を持ち、その効果によって独特の耐久寄りポケモンとしてキノガッサらとはまた異なる個性を見せた。
2匹目のあくタイプ複合となったゴロンダは攻撃的なステータスで、新登場の「すてゼリフ」は自主退場しつつ能力を下げられるというトリッキーな効果を持つ。

ルチャブル


ルチャブル初のひこう複合かつかくとうタイプ最速を更新するポケモンとして現れ、こちらも容姿がかなり特徴的であったがアニメでの活躍が光った。

メガルカリオVSメガバシャーモ


新たに実装されたメガシンカには5種のかくとうポケモンがノミネートされ、さらにメガシンカによってかくとうが加わるポケモンが2種現れた。
中でも『XY』の早期購入特典として配信され、同時に特性周りの設定見直しによって「かそく」が一般化したバシャーモ(メガバシャーモ)と、『XY』ストーリー中でメガシンカの指南役に抜擢され、そのまま1体がパーティに加わるメガルカリオはプレイヤーに非常に大きなインパクトを与えた。
メガバシャーモは既存のバシャーモをそのまま強くしたステータスで、アイテムが固定されるもののすばやさが高くなったことで戦いやすくなった。メガルカリオはすばやさが大幅強化されただけでなく特性がてきおうりょくになり火力も大きく上昇した。

だがこれらのポケモンであっても上記の逆風が完全に克服できるとは言い難く、メガバシャーモ・メガルカリオがシングル上位にいた程度でダブルバトルではほぼ全滅の憂き目にあった。
この世代ではガルーラが尋常ではないほどの強化を遂げていたのだが、こうした事情が重なったために満足に彼女らを止められず、最後まで大暴れを許してしまった。まさにケンタロスの再来ともいえ、かくとうタイプにとっては初代以来の無念と言えるだろう。

第7世代

天敵であったファイアローが「はやてのつばさ」の下方修正で大幅に減少した一方で、強力なフェアリータイプが増加してしまう。中でもエスパー複合のカプ・テテフは「サイコフィールド」により先制技を無効にしてくるため非常に厄介な存在となってしまっている。
そんな中ではがね複合であるメガルカリオは、メガシンカ時の「すばやさ」の仕様変更もあり、かなり動きやすい状況となっている。また、今作で登場したZワザは、サブウェポンが豊富なかくとうタイプと相性が良く、これまで火力であと一歩届かなかった相手も突破しやすくなった。

キテルグマまとめ②
UB02


この世代ではこおり複合で重火力型の毛ガニボクサーケケンカニや、ノーマル複合で直接攻撃に強い特性を持つキテルグマ、ドラゴン複合で初のかくとうタイプ600族ジャラランガ、ダブルで倒れた味方の特性を受け継ぐナゲツケサルUBで強力なむし複合のマッシブーンフェローチェが登場した。
そして、かくとうタイプ2匹目幻のポケモンにして初のゴーストタイプ複合であるマーシャドーが登場。分かりやすい高速アタッカーで、かくとう・ゴーストの技相性は非常によく様々な相手に幅広く攻撃できる。惜しむらくはこのポケモンが幻枠であることか。

対戦環境も当初こそカプ神に押されていたものの、研究が進むにつれキノガッサが大幅増加、更にバシャーモもしばらくしてメガシンカが解禁され、メガシンカ時の「すばやさ」によりカプ・テテフでも簡単に止まらなくなった。
ただ多くのかくとうタイプのポケモンは暴れ回るフェアリータイプやメガボーマンダといった相手の対処が難しく、前世代で暴れていたメガガルーラも数を減らしたため需要自体の回復には至っていない。ローブシンは復権できず、キノガッサも状態異常が封じられることが多く全く安定しない。
また、フィールドの恩恵がより受けられるダブルバトルでは依然として肩身が狭い。
カポエラーやズルズキン、フェローチェなどいっとき大きく落ち込んだポケモンが戦えるように型を整えて数を戻してきてはいるものの、これらのポケモンは元々ダブルバトルで戦えていたポケモンであったため、それ以外のポケモンは改善されていない。
そんな中『USUM』にて専用Zワザブレイジングソウルビートやその他技の追加が施されたジャラランガが大きく躍進した。
かたやゴウカザルは同じ「ねこまだし」使いのほのおタイプであり、かつ「いかく」まで備えるガオガエンに完全に仕事を奪われ、第一線から退いた。

ちなみにZワザを除くと何と今世代は新技なしである。
そして当のZワザは大技につきもののデメリットが一切なく、カクトウZの需要は結構高かったりする(主にサブウェポンとしてだが)。

第8世代

ザマゼンタ<3


新ポケモンとして伝説のポケモンであるザマゼンタが登場。

ネギガナイト
つよいぞぼくらのタイレーツ


全身筋肉のタコオトスパス、リージョンフォーム限定だが念願の進化先を手に入れたネギガナイト、6匹1ユニットの群体ポケモンタイレーツが登場した。
なにげに人型・獣人型のポケモンが全くいないという、かくとうタイプとしては異例のメンツぞろいとなっている。
環境では天敵だったカプ神が消え、更にゴーストタイプの隆盛でエスパータイプが軒並みマイナー化したため防御面での不利はかなり緩和され、これまでよりは動きやすくなった。
ただしゴーストタイプが環境を席捲しているということは、攻撃面では通りが悪くなってしまっているため一長一短である。メガシンカやZクリスタルの廃止により「はたきおとす」の通りが非常に良くなっているため、「おにび」にさえ気をつければ対抗できなくもない。

一方でミミッキュが相変わらず猛威を奮っている他、ポリゴン2の後継ともいえる強烈な物理受けであるガラルサニーゴが登場したため第5世代以前程の活躍は期待できない。
とはいえ第7世代よりは動かしやすいのは確実……だが。

真の問題は前作でメジャーだったかくとうタイプが軒並み未登場となっている点である。
もともと環境は逆風だった中で、バシャーモメガルカリオなどは持ち前のスペックで環境に食いついていたわけなのだが、今作ではメガシンカ廃止に伴いルカリオが勢いを失い、バシャーモはそもそも存在すらしないという状態。その他キノガッサも姿を消し、テラキオンフェローチェと言った準伝説達も登場しなかった結果、現状シングル環境においてかくとうタイプでトップメタと呼べるポケモンが存在しないという状態である。
既存勢ではフェアリー減少によりローブシンが少しずつ勢いを取り戻している他、新規勢では念願の進化を果たしたネギガナイトや、その個性的で可愛い見た目や強力な専用技からタイレーツがキャラ愛で踏ん張っているが、ローブシン共々とてもメジャーとは言えない。カイリキーも「ノーガード」と「ばくれつパンチ」がダイマックスとの相性が良く刺さりはいいが環境に姿を見せるほどではない。
一方ダブルではかくとうタイプが一致マッハパンチ、高火力を備えたローブシン一強となっており使用率もかなり高め。一方カポエラーは漸く「ふいうち」を引っ提げて帰ってきたが、これ1つでどうにかなるほどではない上に「いかく」アンチが多くなったため以前ほどの力はない。

新要素となったダイマックスも自陣のこうげきが1段階上がる効果を与えられたはいいが、その代償としてダイマックスわざの威力上昇が抑え込まれている(具体的に言うと「インファイト」が威力120から95にまで下がる)。このため工夫しないと上手く使うことができない。
キョダイマックスを得たカイリキーのキョダイマックス技「キョダイシンゲキ」も同様威力が抑えられている上に「きあいだめ」状態付与だけという悲劇。これではキョダイサンゲキである。

技ではボディプレスが登場。ストレートで分かりやすい技が多いかくとうタイプにしては珍しく特異な技で、自分のこうげきではなくぼうぎょを参照してダメージが決まる。タイプ一致での習得者は少ないため主に持久戦主体の他タイプの攻撃手段として用いられる。

追い討ちをかけるかのようにDLCで200体程ポケモンが追加され、全ての伝説のポケモンが復活すると明言されている。
なので天敵のカプ神も復活するのはもちろん、不利ながら戦えなくもなかったランドロスもダイジェットをバンバン使うことが予想される。
相変わらずメガシンカも無いままであり、発売当初はそこそこ需要のあったあくタイプが衰えればいよいよ以て危ない。

かくとうタイプの明日はどっちだ。

外伝作品

ポケモンGO

ポケモンGOには、プレイヤー同士による「ジムの攻防」というゲームシステムが存在する。
防衛に適したポケモンはハピナスを筆頭にノーマル単タイプのポケモンが少なくないため、素早く倒すためにはかくとうタイプで弱点を突くことが必要不可欠である。
また、ジムに不定期で襲来するレイドボスの中にも、バンギラスや一部の『伝説ポケモン』等、高ランクのボスに比較的かくとう技の刺さりやすい者が多いことから、攻略の筆頭格としてかくとうタイプのポケモンが選ばれやすい。
昨今の本編作品では優遇されているとは言い難いかくとうタイプだが、ここポケモンGOにおいては攻略の要として八面六臂の大活躍を見せている。

中でも高水準なステータスと入手のしやすさから、カイリキーが古くから愛され続けてきている。それ以外でも、攻撃力ではややカイリキーに劣るが耐久性のあるハリテヤマ、打たれ弱いがカイリキー以上の攻撃力を持つキノガッサ、ほのおタイプ複合でフェアリー弱点を克服したバシャーモ、耐性が豊富で攻撃面にも優れたルカリオ等が一定の活躍を見せている。

タイプ相性と特性

タイプ相性

攻撃側タイプ
抜群(2倍)無、氷、岩、悪、鋼
今ひとつ(0.5倍)毒、飛、超、虫、妖
効果なし(無効)
防御側タイプ
抜群(2倍)飛、超、妖
今ひとつ(0.5倍)虫、岩、悪
効果なし(無効)-


タイプ特性


かくとうタイプのポケモン一覧

※剣盾(ポケモン剣盾に登場するか否か)が◎になっているものはポケモンホーム開始とともに剣盾に送れるもの、△になっているものは今後のDLCで登場予定となっていることを表します。
伝説のポケモン幻のポケモン太字で記載。

第1世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
056マンキー057オコリザル--
062ニョロボン
066ワンリキー067ゴーリキー068カイリキー
106サワムラー--
107エビワラー--


第2世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
214ヘラクロス----
236バルキー237カポエラー--


第3世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
256ワカシャモ257バシャーモ
286キノガッサ--
296マクノシタ297ハリテヤマ--
307アサナン308チャーレム--


第4世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
391モウカザル392ゴウカザル
447リオル 448ルカリオ--
453グレッグル454 ドクロッグ--
475エルレイド


第5世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
499チャオブー500エンブオー
532ドッコラー533ドテッコツ534ローブシン
538ナゲキ----
539ダゲキ----
559ズルッグ560ズルズキン--
619コジョフー620コジョンド--
638コバルオン----
639テラキオン----
640ビリジオン----
647ケルディオ----


第6世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
652ブリガロン
674ヤンチャム675ゴロンダ--
701ルチャブル----


第7世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
739マケンカニ740ケケンカニ--
759ヌイコグマ760キテルグマ--
766ナゲツケサル--- -
783ジャランゴ784ジャラランガ
794マッシブーン----
795フェローチェ----
802マーシャドー----


第8世代

No.初期No.中間No.最終
852タタッコ853オトスパス--
※1(カモネギ)865ネギガナイト--
870タイレーツ----
889ザマゼンタ----
???ダクマ???ウーラオス--

※1:リージョンフォーム専用の進化。

メガシンカポケモン

ポケモン
メガミュウツーX
メガヘラクロス
メガバシャーモ
メガチャーレム
メガミミロップ
メガルカリオ
メガエルレイド

※:メガシンカすると、かくとうタイプが追加される。

リージョンフォーム

ポケモンタイプ(変化前)タイプ(変化後)
ガラルカモネギノーマルひこうかくとう


特殊な条件で追加・変化

No.ポケモン形態名
493アルセウスこぶしのプレート
648メロエッタステップフォルム
773シルヴァディファイトメモリ


かくとうタイプポケモンの主な使い手

shiba
シジマニョロボン
シバシジマ
ジムリーダー(ジョウト)
トウキ
ポケモン:スモモ&ルカリオ
トウキスモモ
ジムリーダー(ホウエン)ジムリーダー(シンオウ)
【闘】
センシティブな作品
レンブコルニ
四天王(イッシュ)ジムリーダー(カロス)
Hala & Crabominable
勝負!
ハラサイトウ
ジムリーダー(ガラル)


その他のタイプ

ノーマルタイプほのおタイプみずタイプ
でんきタイプくさタイプこおりタイプ
かくとうタイプどくタイプじめんタイプ
ひこうタイプエスパータイプむしタイプ
いわタイプゴーストタイプドラゴンタイプ
あくタイプはがねタイプフェアリータイプ


タイプ相性に関する余談

あくタイプ、ノーマルタイプ、はがねタイプ、こおりタイプに抜群な理由としては以下が考えられる。

  • 能力が平凡すぎる『ノーマル』に対して『かくとう』技のエキスパートの方が強い。
  • いくら硬い『はがね』や『いわ』、『こおり』と言えど強い力が掛かれば壊れてしまう。
  • 『あく』の怪獣や宇宙人を倒すウルトラマンのイメージから。或いは暴力に対する武力のイメージから。

あくに抜群な理由は諸説あるが、かくとうタイプは正義の味方のイメージが強く、ヒーローの代表的存在であるウルトラマンをイメージしているのではないかともいわれている(実際、ポケモンのルーツは『ウルトラセブン』のカプセル怪獣であるため、ウルトラマンがイメージの根底にあったとしても不自然な話ではない)。
一方で実体のない相手に拳を向けても効くはずがないと考えられるためゴーストが無効、飛んで回避することができるためひこうが半減、闇雲に放った力を知力で押さえつけることからエスパーが半減、強靭な肉体であっても体内を侵食される恐れがあるためどくが半減、相手の無邪気さゆえに拳を振りづらいことからフェアリーが半減……ということだろうか。
このうちひこう・エスパー・フェアリーは弱点を突かれる。純粋な拳をうまく回避して翻弄するためだろうか。

なお、むしタイプとは互いに効果がいまひとつという関係にある。「骨がないため拳が効いても倒しきれないが、相手の攻撃は強靭な肉体で防げてしまう」ということだろうか?

関連タグ

ポケモン ポケモン一覧 ポケモンのタイプ一覧 ポケモン技絵
RGBP GSC RSE FRLG DPt HGSS ポケモンBW ポケモンBW2 ポケモンXY ORAS ポケモンSM ポケモンUSUM LPLE ポケモン剣盾

からておう バトルガール

ポッ拳POKKENTOURNAMENT

関連記事

親記事

ポケモンのタイプ一覧 ぽけもんのたいぷいちらん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「かくとうタイプ」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1138038

コメント