概要
ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の登場人物。
パルデア地方のアカデミーでバトル学を教えている教師。年齢は25歳で趣味は筋トレ。口癖は「押忍(オス)!」で一人称は「わたし」。
相方のポケモンはチャーレムで、事あるごとにリアクションを取るのが特徴。
容姿と人物像
ぱっちりした瞳が特徴の美人で、後ろ髪を結んでおり、額には傷がある。
黒いジャージと金ピカのグローブおよびスニーカーを着用しており、スポーティーな印象を与える。ジャージの背中部分には、かくとうタイプを思わせる拳マークが描かれている。
そして、ジャージの上からわかるくらいにスタイルがいい。
一方で、趣味を筋トレと言ったり、主人公に「タンパク質(若しくはプロテイン)を摂取しているか?」と聞いたりするなど、若干筋肉バカ染みた一面を見せることも。
快活で男勝りな口調で話す熱血教師で、「座学でもグラウンドに集合」というポリシーを持つものの、実践をやろうとして講義時間が終わってしまうのがお約束(ちなみに中間・期末テストは教室内でペーパーテスト)。
決して根性論を説く人ではなく、バトルで上達する上で重要となる基礎知識をわかりやすく教えてくれ、相棒との信頼関係を何よりも大切にしている好人物である。
また、最初の座学のテーマが「技の分類」なのだが、そこでの結論が以下の様になっている。
「物理技が得意なポケモンは特攻よりも物攻を高めて、特殊技が得意なポケモンは物攻よりも特攻を高めるべし!」
「どっちつかずのステータスだと、勝負で力を発揮しにくいぞ!」
つまりこれは、「公式は、二刀流のバトルスタイルをあまり推奨していない」というメッセージを発しているとも捉えられる。勿論、「物攻と特攻が同じ種族値であるため」「相手の不意を突くため」にどちらも覚えさせるといった手もあるので、必ずしも二刀流が悪いわけではない点には注意されたし(いずれも、覚える技のレパートリーなどにもよるが)。
大雑把かつ肉偏重(具に生ハム、チョリソーなど肉類しか入れない)、更に乱雑に調理してしまう(サンドウィッチを作成する光景を見ていた家庭科教師のサワロ先生曰く「ただ暴れてるだけに見えた(意訳)」)など、料理は不得手。
かつてミモザ先生がキハダ先生手製のサンドウィッチを食べた時は具合が悪くなったという。
主人公がトレーニング後に供されたサンドウィッチを食した際も、SMのマオと同等レベルの激マズの表情を浮かべ「食感が異常な上に何故か味がしない(意訳)」という批評が飛び出した。
しかし、その後絆ストーリーを進めると、主人公やサワロに見守られながらも特訓したおかげか「味は濃いけどまあイケる」ぐらいには改善。後に学校最強大会でも、「…意外かもしれないが 大人も日々学んでいるんだよ でないと子供に勉強しろと偉そうに言えないだろう!?」という台詞があることから、努力家な一面もあることがうかがえる。
ジムリーダーのリップとは子供の頃から付き合いがあり、負けたほうが勝ったほうの言う事を聞くというルールでポケモンバトルをしていたという(あれ?この構図、どこかで見たことがあるような…)。
この関係でベイクジムのジムテストでは喜怒“驚”楽エクササイズのインストラクターとして試験官を務めている。この喜怒驚楽エクササイズはRTAにおけるイライラタイムの1つとして界隈に認知されている。
ちなみにリップはエスパータイプのジムリーダー。対してキハダの専門タイプは前述した通りかくとうタイプ。言うまでもなくキハダが不利な勝負なわけだが………初代のジム乗っ取りの如く一方的な戦いだったのだろうか?
なお、エクササイズはベイクジムクリア後もミニゲームとして挑戦が可能。
4つの難易度がある「基本コース」と、ミスするか151回成功するまで終わらない「失敗するまでコース」があり、クリアするとそれぞれきのみが入手できる。
……のだが、その報酬がパルデア地方ではエリアゼロでしか拾えないチイラのみやカムラのみといった能力上昇系きのみの他に、なんとサンのみとスターのみというそんじょそこらじゃ手に入らない代物まで含まれている。
サンのみとスターのみの2つは、このエクササイズこそが本作における唯一の入手手段である。しかもクリアするたびに何度でも貰える。
これらの希少なきのみをなぜ所持しているのかについて、作中で語られることはない。
リーグ部特別講師として呼んだリップとの勝負に勝った時の報酬がスターのみなのでリップが仕入れている可能性もある(リップがどこから仕入れているのかという疑問が残るが)。
使用ポケモン
- タイレーツ Lv65
- パルデアケンタロス(ほのおフォルム) Lv65
- チャーレム Lv65
- パルデアケンタロス(みずフォルム) Lv65
- ルチャブル Lv65
- ハリテヤマ Lv65(テラスタル:かくとう)
学校最強大会にて参戦。肩書は「熱き血潮」(但し、表示されるのは2周目から)。かくとうタイプで統一されている(授業中にかくとうタイプが好きだと語っており、テストにも問題として出題されている)。
全員ひこうタイプが弱点だが、多くがいわ、でんきといった逆に弱点をつけるタイプの技を覚えているなどしっかり対策が取られている。
またタイプの違うケンタロスを計2体連れており、繰り出してくる段階ではどちらが出てくるのかわからないのも注意したい点の一つ。
藍の円盤クリア後
- カポエラー
- チャーレム
- パルデアケンタロス(ブレイズ種)
- パルデアケンタロス(ウォーター種)
- ルチャブル
- ハリテヤマ (かくとうテラスタル)
先発がカポエラーになったことで先制技での殺意(テクニシャン補正の乗ったねこだましやバレットパンチ)が高くなった。
アニメ
CV担当は松井恵理子。過去に放課後のブレスにてネモを演じている。
余談
- 名前の由来は魚のキハダ…ではなく、ミカン科の樹木である"キハダ"からである。
- 25歳という年齢は、ポケモンシリーズで言うと初登場時のダイゴと同じ年齢である(ただ、時間軸は本作の方が後だと思われるので、同い年というわけではないと思われる)。
- その風貌から山口久美子ことヤンクミ(特に仲間由紀恵が演じた実写版)の面影を感じる人がいるとかいないとか。また、対戦時の待機モーションはブルース・リーに酷似している。
- 投球フォームのモデルは読売ジャイアンツ(巨人)で活躍した斎藤雅樹氏と有志によって見做されている。
- 本作ではカメラアプリに自撮りモードが搭載されているものの屋内ではカメラが使えず、NPCとのツーショットが撮れないことを嘆く声が多く上がっているが、キハダはエクササイズの受付として屋外に常駐しているためツーショットが撮り放題になっている。
- 本作では、かくとうタイプのエキスパート枠として、もう1人:スター団ボスのビワが登場しており、かくとうタイプのみエキスパートトレーナーが2人いるという謎の優遇を受けている。
- なお、DLC後編配信後の現在においても、両者が互いに言及することは一切ないため、どう認識しあっているのかは不明(スター団設立の経緯を考えると、そもそも面識がない可能性もある)。
- ちなみに、ビワはナゲツケサルを除くほぼ全ての手持ちが二足歩行型のポケモンであるのに対し、キハダ先生の場合はタイレーツやケンタロスのように二足歩行型でないポケモンも多めに手持ちに入れているという違いがある(が、DLC後編ではケンタロス以外の手持ちがほぼ二足歩行型のポケモンで固められている)
関連イラスト
関連タグ
表記揺れ:キハダ キハダ(トレーナー)
他のかくとうタイプの使い手