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タイレーツ

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たいれーつ

タイレーツとは「ポケットモンスターソード・シールド」に登場するポケモンの一種である。

基礎データ

全国図鑑No.0870
ガラル図鑑No.345
パルデア図鑑No.300
ローマ字表記Tairetsu
分類じんけいポケモン
タイプかくとう
高さ3.0m
重さ62.0kg
せいべつ不明
特性カブトアーマー/まけんき(隠れ特性)
タマゴグループようせい/こうぶつ

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語タイレーツ隊列
英語・スペイン語・イタリア語Falinksphalanx(ファランクス、古代の重装歩兵による陣形)+link(結びつき)
ドイツ語LegiosLegion(軍隊)
フランス語Hexadronhexa-(接頭辞、6つの)+escadron(騎兵大隊)
韓国語대여르대열(隊列)
中国語(簡体字)列阵兵列阵(陣形)+兵
中国語(繁体字)列陣兵列陣(陣形)+兵

概要

ポケットモンスター 第8世代ソード・シールド』から初登場するポケモンで、一見するとハナチャンのような姿をしているが、その実態は星のカービィに出てきそうな球状の姿をした個体が6匹集まって並んでいるという群体生物。

デザインを担当したコザキユースケ氏によると、自分らをむしタイプのように見せかける事で、弱点であるエスパータイプを威嚇しているとのこと。…ひこうタイプ、特にこいつらからの襲撃は増加しそうだが大丈夫なのだろうか。

ヘイチョーと呼ばれるリーダーの個体と、後ろに並んでいるヘイと呼ばれる5匹がグループを組むことで1つのポケモンを構成している。

つまり「タイレーツ」という名前は、上記の6匹のチーム名という意味合いが強く、名前の由来もそのまま『隊列』となっている。

このように、複数匹でひとつという特性上、性別の違う個体が混ざることもザラな為か性別も不明。ただ複数体で性別が固定されている前例もあるので、本当に無性別なポケモンかもしれない。

ヘイチョーは他のヘイと比べるとひと回り大きく、で前面を覆って移動する。伸縮する大きな一本角を持ち、6匹の中でいちばん強くて賢い個体が昇格するらしい。

ヘイも盾はあるが常時兜と一体化したような配置で、角もやや小さい。

バトルではヘイチョーの命令を絶対とし、様々な陣形を組み替えながら戦う抜群のチームワークを持っている。実際、戦闘場面の待機モーションでも行きの揃った足踏みを見せている他、ポケモンキャンプでも全員一丸となってボールを運ぶ姿が拝める。

その分個々の力は弱いのか、ダメージを受けると列が乱れてバラバラになったり、ダメージを受けると瞳が「><」になったり、更に倒れるとアニポケで戦闘不能になった時と同じくぐるぐる目になる。

図鑑においては地味に高さが3mもあると記載されているが、これは6体全員の「合計分」を扱っているからで、ここから推測すると1匹あたりの体長は

  • ヘイチョー:0.55m
  • ヘイ:0.49m

程だと思われる。同じく群体ポケモンのタマタマは一匹での大きさで測ってあるが、タイレーツの場合はヘイチョーとヘイで体長が違う為、全員並んだ時の長さが図鑑に記載されていると思われる。

一個体の体自体は小さく、初登場となった「ソード・シールド」では8ばんどうろの壁に空いた小さな穴から行進してくる。

色違いは、黄色い鎧が茶色に、赤いツノが黄色になるという、正に兵隊のような色合いとなる。

たこ焼きとは言ってはいけない。

ゲームでの特徴

8ばんどうろにて横切って出現する他、ワイルドエリアの「げきりんのみずうみ」にて曇時にランダムエンカウントする。

ストーリーにおいては、『ソード』ではファイナルトーナメントにおいてジムリーダーサイトウの手持ちとして立ちはだかる。

また、クリア後ストーリーにおいては主に『シールド』でバトルする事となるシルディの手持ちでも登場。

未登場。

西1番エリア、北2番エリア、ロースト砂漠に生息。東3番エリアには「はがねテラスタル」する個体が出現する。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
65100100706075470

攻撃・防御が高く、素早さもまあまあ。ただし特殊耐久はかなり低い。その為、後述の積み技もあって物理アタッカーとして運用される場合が殆ど。

メインウェポンはインファイトでほぼ確定。他にも同威力のばかぢからやインファイト以上の火力が出せるきしかいせいや壁の破壊が出来るかわらわりがあるが、ばかぢからは攻撃ダウンのリスクがあり、きしかいせいは最大火力を出すのにきあいのタスキが必須であり、かわらわりは威力が低すぎる為、特に狙いがなければインファイトで良い。

見た目の割に技範囲がかなり広く、サブにはフェアリータイプ対策になるアイアンヘッドどくづき等が候補に挙がる。

また、むしタイプっぽい見た目からかメガホーンであいがしらも習得する。一応、エスパータイプに通るので十分視野に入る。

他にはひこうタイプ対策と技範囲の拡張も兼ねるがんせきふうじいわなだれ、更にゴーストタイプに通るじごくづきが候補に上がる。

ちなみに特殊技ははかいこうせんいびきりんしょうきあいだましか覚えず、ゴーストタイプ相手に詰む可能性もある為特殊型は扱いが難しい。

専用技としてはいすいのじんを覚える事が可能。バトルから逃げたり交代したりできなくなる代わりに全ての能力が1段階ずつ上がる効果を持つ。

積み技としては破格の性能だが、基本的に1試合で1回しか使用できない上にであいがしらとの併用が難しいのがネックである。やけどになったり、不利な相手が交代で出てきたり、逆に積みの起点にされてしまうという目も当てられない事態になるので使い所を見極める必要がある。

ただ1つ言えるのは、この技のお陰でタイレーツは他の単かくとうタイプとの大幅な差別化を可能にしているということである。

積み技としては他にてっぺきビルドアップも候補に上がる。

持ち物はまひややけど対策になるラムのみや、そう高くはない耐久を補えて、はいすいのじんとのシナジーもあるきあいのタスキが主流。

とくに後者は、はいすいのじんとであいがしらを再利用できるのはもちろん、かくとうタイプのダイマックスワザであるダイナックルは追加効果で自身の攻撃を上げられる為、インファイトで耐久を削らずに攻撃面を補強できるので居座ることの多いタイレーツにとって非常に相性が良い。ただ、素の威力はインファイトに大きく劣りパワーに欠く点には注意したい。

また、『こだわりスカーフで最速ではいすいのじん→ダイマックスしてこだわり効果を解除し攻める』という戦法もある。決まれば効果は絶大だが、解除されたら攻撃も撤退もできない敗残兵に成り下がってしまうため注意。

特性は急所に当たらないカブトアーマー、能力を下げられると攻撃を上げるまけんきがある。同じくまけんき持ちで防御以外は完全劣化であるナゲツケサルとの更なる差別化を目指したい、きあいのタスキを用いない、ダイマックス後も安定性が欲しい場合はカブトアーマー、火力を求めたい場合やダイマックスワザ等能力低下の対策が欲しいならばまけんきと、使いたい場面や技と相談して比べよう。

惜しかったのは環境におけるゴーストタイプとダイジェットの流行である。

前者は元より前世代のメジャーポケモンの多くが存在しない中でエスパータイプの牽制にもなっているものの、メインウェポンのかくとう技が通りにくいのは非常に痛い。どこからおにびのろいが飛んでくるか分からないのも脅威である。特にじごくづきが等倍かつタイプ一致技で弱点を突かれるミミッキュ、素早さが一段階上がっても先手を取れないことが多いドラパルトちからをすいとるを使った物理受け型が主流であるガラルサニーゴは天敵。

後者は自身の素早さを一段階上げる効果を持つひこうタイプのダイマックスワザであり、積む前のタイレーツが食らえば致命傷なのはもちろん、せっかく上げた素早さもあっさり上を取られてしまうことだってありえる。何よりダイマックスの性質上、ひこうタイプの技を覚える遅すぎないアタッカーなら誰が覚えていてもおかしくないというのが恐ろしい。

これらはかくとうタイプ全般の課題と言えばそうなのだが、タイレーツは積みアタッカーという性質上これらがダイレクトにのしかかってくるのである。タマゴグループが妖精と鉱物なのだし、せめてはがねタイプフェアリータイプとの複合であれば…。

第9世代

新たにくさわけボディプレスを習得。

ダイマックスが廃止されたことでダイジェットで吹っ飛ばされることはなくなり、代わりに登場したテラスタルによって自身の弱点タイプを変えたり、かくとう技の威力をさらに高めることが可能となった。

特にゴーストタイプにテラスタルとは相性がよく、相手のゴーストポケモンをテラバーストで仕留めることができるだけではなく、はいすいのじんの弱点であった交代不可能のデメリットをなくすことが可能となった。

タイレーツを使う上では、お膳立てだけでなく引き際もきちんと考えておくのが最大のポイントとなるだろう。素の種族値では心許ないとはいえ、インファイトやであいがしらといった撃ち逃げに向いた技を覚えるのも事実であり、こだわりのアイテムやとつげきチョッキを持たせて奇襲をかけるプレイヤーも存在する。

「タイレーツと言えばはいすいのじん」というイメージを上手く読み合いに活かし、逆に相手の起点にされないよう注意したい。

DLC「碧の仮面」では「とびかかる」「はたきおとす」「10まんばりき」といったサブウェポンを獲得している。

使用トレーナー

ゲーム版

アニメ版

漫画版

番外作品

ポケモンGO

2021年8月のウルトラアンロックパート3「剣と盾」で実装。地域限定ではないため世界中で見かけることができる。

また、実装から3年後の2024年9月にはレイド・デイの対象にも選ばれ、色違いも実装。

ローブシン以来の「カウンター」持ちのかくとうポケモンだが、ゲージ技が「ばかぢから」「かわらわり」とやや頼りにくい上に、サブ技もむし技の「メガホーン」のみと貧弱(「きあいだまは残念ながら没収)。一応「かわらわり」に確定で相手の防御を下げる効果があるため、PvPでデパフ要員として使えないこともないか。

なお、列をなすポケモンである以上、マップ上ではアローラナッシーの横版みたいな現象が起こっている。ステータス・図鑑画面でも横に向けると見切れてしまう

アニメ版

アニポケ第1-7シリーズ

レギュラーの手持ち

CV:光部樹、坂田将吾

新無印73話で登場。

ガラル地方へタイレーツの調査にやって来たサトシ達に野生の個体がバトルを仕掛けてくるが、まだチームを組んで日が浅いのかイマイチ統率が取れておらず、ピカチュウの攻撃を一発もらっただけで負けただけでなく、ヘイ達とヘイチョーが離れ離れになる。この敗北からすっかり自信をなくしてヘイ達の元へ戻るのを拒むヘイチョーを見かねたゴウエースバーンサルノリライチュウバオップヒヤップの協力も得ての特訓を課し、何とか自信を取り戻してヘイ達の元へ戻る事を決意(ちなみにヘイチョーを待っている間、ヘイ達はピカチュウを無理矢理リーダーにしていた)。

その後、住処の寒冷地からガラル地方へ流れ着いた野生のはぐれコオリッポと鉢合わせになってバトルになった際、特訓の成果が実って抜群のチームワークを発揮。攻防一体の陣形でコオリッポを撃破し、リーダーとしての自信を完璧に取り戻す。

バトルの結果を見届けたゴウは、これからも6匹で頑張れよと別れを告げたが、タイレーツたちは話し合った末ゴウの仲間になることを決め、ゴウにゲットされた。

新無印

ミリーファタウンの花火大会の準備会場に現れ、打ち上げ筒の前に陣取って花火大会の準備の邪魔をしたために、市民とのトラブルに発展していた。

しかし、ポケモンと会話ができるココが、打ち上げ筒の中に仲間が入り込んで出られなくなってしまったことを聞きだし、そのことを察した市民やサトシと協力して仲間を救出してくれたおかげで事なきを得た。

無事に仲間と合流できた後は、他の市民と共に花火の打ち上げを眺めていた。

  • サイトウのタイレーツ

新無印85話で登場。ラテラルスタジアムで他の手持ちと共に訓練したり、スイーツを食べていた。

放課後のブレス

第3話『息をつくで登場。ビワと共にトレーニングしていた。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

特性カブトアーマー

シルドミリアがまどろみの森で意識を取り戻した時には既に行方不明となっていた手持ち。

実はシーソーコンビにより他の手持ち共々連れ拐われており、しかしながら挙げ句に各地へ捨てられたキロ(サシカマス)・ペタ(コオリッポ)・テラ(ストリンダー)の3匹とは異なり、彼らのドータクンが持っていた(同様にガラルマッギョのメガも彼らのグソクムシャに捕まっていた)。

エネルギープラントの堀に落ちていたがパイプを通って内部に入り、地下からエレベーターに乗って最上階へ登ったところでやっとシルドミリアと再会する。

ヨロイ島ではクララのガラルヤドンと最初に戦う。

名前の意味は情報の大きさを表す単位の「ギガ」。

ポケモンローカルActs

千葉県香取市ココガラとと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。

余談

姿のモチーフは古代ギリシャの重装歩兵およびそれにより構成された隊列「ファランクス」であり、英語名もこれをもじった「ファリンクス」となっている。ドイツ語だと古代ローマ軍団を意味する「レギオン」由来の『レギオス』となる。ただし、専用技の「はいすいのじん」は中国の故事からの引用となるので注意。

とてもかくとうポケモンには見えないデザインにも納得である。

ちなみに古代ギリシャ式の最小陣形単位は36人。ちょうどタイレーツ6匹でパーティを組むと再現できる。

余談ながら、古代ギリシャはボクシングレスリングパンクラチオンなど非常に格闘技が盛んな地域だったとされ、加えてレオニダスが活躍したスパルタは苛烈なまでの厳格な教育の下に男児(正確には女性も)が鍛えられたという。かくとうタイプを贈られるのも納得である。

しかしながら、初登場はイギリスをモチーフとしたガラル地方である為、ギリシャモチーフの地方で活躍するのはまだまだ先の話になりそうである。

シンボルでのグラフィックにおけるインパクトの強い見た目と、いざ触れてみると分かる可愛らしい仕草とのギャップから、事前情報が無いながらも人気の高いポケモンになっており、対戦でもガラル限定とはいえ念願の進化を遂げたネギガナイト共々愛好家も多い。

なお、技を出す際に1匹がヘイチョーの後ろに隠れる為、5匹と間違われて描かれることもある。イラストを書くときは要注意。

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    前作の閲覧、いいね、ブックマーク、コメント、ありがとうございます。 続きを待っていただけてるとは、有り難い限りです。 やっぱりタイレーツってかわいいですよね。 カービィの世界に紛れても、絶対違和感ないですし、絶対楽しい。 本作のタイレーツは過剰戦力なので、間違っても紛れてはいけないと思いますが。 けど、自由奔放さだけ見れば、問題ない……?? ということで、こちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12396499)の続きです。 ヘイチョー、大ピンチです。 次の話でラストですかね。 もしかしたら、トレーナーサイド一回挟むかもですが。 まぁ、ノリと勢いで書いてるため、どうなるかは不明です。 またアンケート置きましたので、良ければ答えてやってください。 タイレーツとかギギギアルとかあの辺のポケモン達って不思議ですよね。 生命の神秘なのか、メタモンの神秘なのか。
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    前作の閲覧、いいね、ブックマーク、タグ、コメントありがとうございます。 ということで、こちらの(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13710078)の続きです。 閑話となります。 (と言いつつ、いろいろぶちこんでいます。) 何で会議って、気付いたら脱線するんだろー。不思議だなー(現実逃避)。byヘイチョー マシュマロ https://marshmallow-qa.com/right?utm_medium=url_text&utm_source=promotion
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    タイレーツ(ヘイチョー)、成り代わり夢です。 需要があるかは知りません。 しかし、後悔はしていない。 タイレーツ、すごくかわいいですよね。 タイレーツに夢を見ています。
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    我輩はヘイチョーである 3

    前作の閲覧、いいね、ブックマーク、コメントありがとうございます。 またもや、デイリーランキング入り、誠にありがとうございます。 続き待ってもらえてると知り、ついつい書いちゃいました。 ということで、こちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12335121)の続きです。 新しい上司にはまだ会えません。 何故なら、試練が待っているからです。 あと、アンケート置いてみました。 良ければ答えていただけると、ヘイチョーが喜びます。 注)内容によります タイレーツ(ヘイチョー)、成り代わり夢です。 今回のメインはタイレーツの仕様(?)についてです。 オリジナル要素入りますので、御了承くださいませ。 ところで、ザインかっこいいですよね、個人的にはドライよりドライツェンの方が好きです。 ーーーーーーーーーー 「なぁ、ヘイチョー 一つ、気になったことあるんだけどよ」 「なんですか、グソクムシャ先輩」 「なんで、"ザイン"なんだ?」 「え? 3だからですけど」 「3は"ドライ"だろ」 「…………え?(驚愕)」 「……お前なぁ、またうっかりかよ(呆れ)」
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    我輩はヘイチョーである 8

    前作の閲覧、いいね、ブックマーク、コメント、タグありがとうございます。 デイリーランキング入りも誠にありがとうございます。 はいすいのじんのタグには思わず笑ってしまいました。 ということで、こちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12478045)の続きです。 ヘイチョーの一世一代の大勝負~後編~となります。 これにて、『我輩はヘイチョーである』は一区切りとなります。 たくさんの方に読んでいただけて、ありがとうございました。 シリーズとしてはまだまだ書きたいシーンがいっぱいあるので、これからは短編で書いてく予定です(多分)。 詳しくは後書きを見ていただければと思います。 あと、参考までに番外編についてのアンケートを設置しました。 良ければ答えてやってください。 以下は、本編に収まらなかった話です。 本編を読んだ後に、どうぞ。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ーーーーーーーーーーーーー 急に上空が暗くなった。上を見ると、何かが落ちてきた。 ドスンッ! 衝撃により砂煙が舞う。 「なんだ!?」 トレーナーの方々がびっくりしてらっしゃる。各々ボールに手をかけている。煙が少しずつ晴れてくると、見慣れたシルエットが現れた。 「グソクムシャ先輩……!!」 新しい上司に向かって敵じゃないことを全力でアピールすると、分かってくれたようで他のトレーナーにもボールを仕舞うよう促してくれた。私の新しい上司、めっちゃ優秀……!! 改めて、グソクムシャ先輩を見ると、隣にはアーマーガアが降り立っていた。 「上手くやったみてぇだな ま、元気でやれや ここに関してはオレ達でどうにかするから、心配すんな」 「アニキや旦那達と空飛べて、楽しかったですぜ」 わざわざ見送りに来てくれたみたい。そうだよな……前回の時は、思い立った捕まっちゃった訳だし。 「グソクムシャ先輩もお元気で……!」 「遊びに来るから、そんときはヨロシクな!」 ツヴァイよ、多分厳しいぞ、それは。 「もしかして、あのグソクムシャって噂の個体……?」 誰かがそう呟くのが聞こえた。 噂って何のこと?? そう思い、グソクムシャ先輩を見ると、顔をしかめていた。あ、この顔、めんどくさいって思ってるときにする顔だ。 「これ以上居るのはめんどそうだな じゃあな、ヘイチョー」 そう私の頭に手を置いて言った。 「また会いましょう、必ず……!!」 「永住以外では、ここに帰って来んなよ 行くぞ、アーマーガア」 その言葉を合図にアーマーガアは上空に浮かび上がった。グソクムシャ先輩がアーマーガアの足に手をかけると、それを止める声が聞こえた。ルリナさんだ。 「あなた、色違いのグソクムシャ、知らない!?」 色違い……? そんな個体、この『げきりんの湖』に居なかったと思うけど。 「グソクムシャ先輩……」 知ってるんですか、と言いたかったが、出来なかった。何も聞くな、そういう雰囲気だったから。 「いいんですかい?」 アーマーガアがそう問い掛けていたが、グソクムシャ先輩は何も答えなかった。その様子にアーマーガアはやれやれ、という感じで空に飛び立った。 あれ……? もしかして、グソクムシャ先輩とアーマーガアって昔からの知り合いだったの……? そう言えば、グソクムシャ先輩の昔の話、聞いたことなかった気がする。 ……ま、いいや! 「ありがとうございました!!」 「あばよ、タイレーツ!!」 「総員、敬礼っ!!」 右の盾だけを顔の前に出しながら、そう部下達に合図を出す。カシャンって音が聞こえたから、同じような動きを取っているはず。これが我々流の最大の敬意である。ちなみに、私が勝手に作りました。 そうして、我々はグソクムシャ先輩とアーマーガアを見送った。 よし、決めた!どうにか頑張ってまた『げきりんの湖』に来よう。その時に聞いてみればいいよね。グソクムシャ先輩に『はいすいのじん』を見せにも来なきゃだし!
  • 我輩はヘイチョーである

    我輩はヘイチョーである 2

    前作の閲覧、いいね、ブックマーク、コメントありがとうございます。 こんなに反響があって、驚きどころか戸惑いしかありません。 しかも、デイリーランキング入り、誠にありがとうございます。 そして、需要があっただと……!? ということで、こちら > https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12323293の続きです。 残念ながら、新しい上司にはまだ巡り会えません。 上司候補にサイトウさんがあがってますが、プレイしたの……盾なんですよね。 タイレーツ(ヘイチョー)、成り代わり夢です。 今回は部下達(ヘイ)の紹介話です。 濃い部下しかいません。 そして、みんなヘイチョー至上主義。 前作以上にタイレーツに夢見てます。
  • ポケットモンスター コスモ・アース

    第188話 ユウナVSサイトウ

    今回はサイトウちゃんとユウナちゃんの戦いがいよいよ開始。 そしてソベリアの地方のポケモンリーグの戦いのキツさが分かる内容です。
  • 作者の独り言6

    メガタイレーツ

    オリジナルメガシンカのメガタイレーツです。

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