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フェアリータイプ

ふぇありーたいぷ

フェアリータイプ(Fairy Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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【注意】

ポケモンは沢山のキャラクターが登場するゲームですが、一部においてポケモンに対する扱いや能力、対戦での使用率を主観的、かつ過度になじる編集者が散見されます。


キャラ設定は今後のシリーズで変わること、対戦環境は変化を繰り返すこと、本サイトの性質上記事の内容もあくまで個々人の見解に過ぎない旨を理解し、全てを鵜呑みにしないようご注意下さい。


概要

ポケモンは種族ごとに1、2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。

そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。


フェアリータイプは、「ポケットモンスターX・Y』(第6世代)から追加された18番目のタイプ。

新規タイプの追加は第2世代のあくはがね以来なので、4世代・約14年ぶりとなる。


「フェアリー」タイプの名の通り、妖精のような小柄可愛らしい姿をしているものが多い。

特にお菓子に関連するポケモンは、現状ほとんどがフェアリータイプである(例外はバニプッチ系統とタルップルのみ)。

好事家からは「小柄で可愛らしいだけがフェアリーの魅力ではない」との声も上がるが(実際バリヤードのような変わった見た目のポケモンも、グランブルオーロンゲのような厳めしい見た目のポケモンもいる)、ドールハウスのようなクノエジムや、フェアリータイプ専門トレーナー「メルヘンしょうじょ」、フェアリータイプのZワザやダイマックスわざ「ダイフェアリー」のエフェクトなどを鑑みるに、基本はやはり「ファンシーで可愛い」をイメージしたタイプと言える。

妖精というより精霊っぽいポケモンも多く所属する割にあくまで「フェアリー」タイプというネーミングなのも、ファンシーなイメージを大事にした結果なのかもしれない。


「羽根が無く地面を歩いているのにひこうタイプ」などと同様、たまにタイプ詐欺じみた事例も見られる。

例えばタマゴグループの「ようせい」に属するピンク色のポケモンなのにフェアリータイプでないラッキー一族、見た目が花そのものなのに単フェアリーでくさタイプでないフラベベキュワワーなど。


技に目を向けると、つきのひかりやアロマミストのような自然の力による清め、あるいは癒しをイメージするもの、てんしのキッス、チャームボイス、あまえるのように蠱惑的なイメージのものなど、あくやゴーストとはまた違った方向性で相手に精神的な影響を与えるような描写をされたものが多くを占める。

第9世代時点で未登場の複合タイプはほのおタイプじめんタイプの2つ。


タッグチームCherry Blossoms

『XY』にて登場した際には、既存ポケモンにもフェアリータイプが加わり、これによって第6世代にてフェアリータイプのポケモンが決して多くなかったのに対し、既にかなりのフェアリータイプを持つポケモンが存在する事になっていた。

マリルプリンクチートなどは新たにフェアリーが追加されており、ピッピブルーに至っては追加どころか、タイプ自体がノーマルからフェアリーに完全に変更されている

だが、「何であいつらがフェアリーでがフェアリーじゃないんだ!?」という意見が飛び交っている。

ただ可愛いだけでは、フェアリーにならないことの証明と言えるだろうか。

やみくもにフェアリーを増やすと例えばハピナスクレセリアムウマージ等がフェアリータイプになった場合、とんでもないことになってしまうので考え物ではあるが。


相性面で一番の特徴は、ドラゴン技が無効であること。たとえそれが時間を歪める技だろうが、空間ごと切り裂く技だろうが、特性を消す技だろうが、巨大化した相手に大ダメージを与える技だろうが、平然と無効化してしまうのである。そして、こちらはドラゴンタイプの弱点を突けるため、ドラゴンタイプにとっては文字通り天敵となる。ドラゴンタイプに対しての効果抜群は、バランス調整のためだと公式の質疑応答で語られている。(フェアリータイプ登場前はドラゴンタイプに対してはがねタイプが半減にできる以外の耐性がなく、対戦環境にてドラゴンが跋扈していた。)

『ポケットモンスター X・Y公式ガイドブック 完全ストーリー攻略ガイド』掲載のスペシャルインタビューで本作ディレクター兼ゲームフリーク開発本部長(当時)の増田順一は、フェアリータイプを追加した上で対戦全体のバランス調整とやり込み具合を徹底的に練り込んだのは、上級者に対する配慮であると説明している。

なお、あくタイプかくとうタイプの弱点も突けるが、その理由は現状公式では言及されていない。この記事でも過去に考察・議論が起こったが、結論は出ないままだった。


これによって、今まであくタイプに不利だったサーナイトが今度はあくタイプ相手に有利に戦え、4倍弱点がないのが強みだったズルズキンサザンドラに4倍弱点が、弱点のなかったヤミラミミカルゲに初めて弱点ができ、さらにはマリルリがドラゴンキラーとしての地位を獲得するなど、タイプ相性に大きな変動が生じた。

……バランス調整の一環として追加されたタイプであるはずなのに、フェアリータイプ自身が第7世代でバランスブレイカーになったのは皮肉だが。



フェアリーの弱点は攻撃属性としては、不遇の筆頭だったどくタイプはがねタイプのみ。

この2タイプに対してはフェアリータイプの技も今一つである。 また、ほのおは弱点ではないがフェアリー技を半減してしまう。この3タイプは耐性の多いタイプのベスト3であり、「フェアリータイプの技に耐性がある相手にはサブウエポンも通用しない場合が多い」という弱点が意図的に設定されている。弱点及び半減されるタイプはすべてじめんタイプが弱点で、このタイプと相性補完に優れているとよくいわれているが、じめん技を覚えるフェアリータイプは少なかったりする。

その他のフェアリータイプの耐性としては、弱点を突ける3タイプに加え、なぜかむしタイプが該当する。威力半減タイプの数がくさタイプと並んでワーストになってしまったむしタイプの皆さんの心中や如何に。

耐性が優秀とはいえ、ドラゴンかくとうの両タイプはサブウェポンが豊富で得意なタイプだからといって安易にフェアリータイプを交代で繰り出すと、等倍以上の攻撃を食らって倒されてしまうケースも多い。

フェアリータイプのポケモンの種族値を見てもらえれば分かるが、基本耐久面は「とくぼう」のほうが高く、「ぼうぎょ」は平均並かそれ以下というポケモンが多いため、物理攻撃には案外脆い。

特に使用率が高いガブリアスは、タイプ一致の「じしん」を多用する。じめん技はフェアリータイプには等倍だが、耐久が低ければ「じしん」で押し切られるとかなり危ない。「げきりん」を読んで登場できればよいが、ガブリアスは「どくづき」や「アイアンヘッド」を覚えている場合もあるので油断はできず、多少なりとも慎重な立ち回りを必要とする。

かくとうタイプのほうも、多くが物理攻撃型で「アイアンヘッド」や「どくづき」を覚えるポケモンも多く、気が抜けない。

というか、ドラゴンタイプやかくとうタイプどころか対人戦ではフェアリータイプへの対策は必然と行われており、タイプ相性では互角以上だったとしても、思わぬところでどくタイプ、はがねタイプの技をぶつけられるときもある。


なお、エスパータイプとはイメージカラーがどちらもピンク色(エスパーはショッキングピンクでフェアリーはライトピンク)なので、どくタイプに間違って撃ったり繰り出したりしないように。


こうしたフェアリータイプの耐性は、他のタイプとの複合で真価を発揮すると言ってよい。前述のマリルリやカプ・レヒレのようなみずタイプクチートクレッフィのようなはがねタイプと弱点を補える複合が強力である。特にはがねタイプとは上手に弱点を打ち消し合っており、弱点2・耐性11という凄まじい耐久性能になっている。

逆を言えば、スペック不足なフェアリータイプは一気に不遇にさらされるということでもあり(もっとも他のフェアリータイプと比べて不遇に見えるだけで全ポケモンで見れば不遇とは言えない)、トップメタがほぼ複合タイプに偏っているのもそのため。

この辺りは、エスパーやドラゴンの両タイプと似た問題を抱えているとも言える。


技で見た場合、特殊技は新規タイプの割には多く「ムーンフォース」や「マジカルシャイン」など威力の高いものも揃っている。逆に物理技は非常に少なく、第9世代現在でも「じゃれつく」と「ソウルクラッシュ」の2つのみ。「ソウルクラッシュ」はオーロンゲとテツノブジンの2匹しか使えない技なので、大抵の物理型フェアリーポケモンは「じゃれつく」に頼らざるを得ない。

変化技は「ミストフィールド」「ジオコントロール」などがある。

また、既存の変化技「あまえる」「つきのひかり」「てんしのキッス」もフェアリータイプに変更されている(これに関しては第2世代でもいくつか前例がある)。


ちなみに、ミミッキュ専用のZワザぽかぼかフレンドタイムとてもフェアリーと思えないおぞましい光景が繰り広げられる。無邪気さや気紛れの表れと見ることができなくはないが。


なお、『XY』発売前から話題になっていた「めざめるパワー」の仕様についてだが、タイプの計算式はそのままであるためめざパ妖は存在しない。恐らくは、過去作産のめざパのタイプが変わらないようにするための措置であろう。もっとも、第8世代ではめざめるパワーが廃止されており、ミストフィールド時に同世代で追加された「だいちのはどう」を使うことで実現できるのだが。

一方、アルセウスは新たに登場した「せいれいプレート」によってフェアリータイプになれるようになった。

余談だが、フェアリータイプの技の威力を上げられるアイテムはこの「せいれいプレート」のみ。他のタイプはプレート以外にもあるというのに。

後に発売された「LEGENDSアルセウス」において、めざめるパワーが「誰に打っても必ず効果抜群になる(相手ポケモンが最も苦手とするタイプに変化する)」仕様に変わったため、ミカルゲなどフェアリータイプが弱点のポケモンに打つとめざパ妖になる。ただし、めざパがアンノーン専用技と化しているため、他のポケモンでめざパ妖は打てない。


総括して、フェアリータイプは属性というよりも種族としての印象が強い。もっとも、この件に関しては前例があるため珍しいものではない。無邪気、気紛れ、小柄、可憐、ファンシーなど様々な要素を含んだ複雑なタイプと言える。

フェアリータイプメガ×メガ


漢字では「妖」と表記されることが多い。


ポケモンカードゲームでは、初登場となるXY期の『ポケモンカードゲームXY』においてマゼンタのイメージカラーを持つ「フェアリータイプ」として登場したが、剣盾期の『ポケモンカードゲームソード&シールド』で廃止されてしまい(タイプそのものの廃止は今回が初)、超タイプに統合された。

またノーマルタイプの一部が第6世代でフェアリータイプに変更されたのを加味するとポケモンによっては無色タイプからフェアリータイプに変更されたという事にもなる。


フェアリータイプのポケモン一覧


第5世代まで

No.初期No.中間No.最終形態
0173ピィ0035ピッピ0036ピクシー変更
0174ププリン0039プリン0040プクリン追加
0439マネネ0122バリヤード※2-追加
0175トゲピー0176トゲチック0468トゲキッス変更
0298ルリリ0183マリル0184マリルリ追加
0209ブルー0210グランブル--変更
0280ラルトス0281キルリア0282サーナイト追加
0303クチート----追加
0546モンメン0547エルフーン--追加

1:進化系統毎の並びなので、全国図鑑の番号は昇順とは限らない。タイプが変更されたポケモンはいずれも、ノーマルタイプが差し替えられている。

※2:第8世代からリージョンフォーム専用の進化形態が追加。


第6世代


第7世代


第8世代


第9世代


メガシンカポケモン

※3:ひこうタイプからフェアリータイプに変化する。

※4:フェアリータイプが追加される。


リージョンフォーム

ポケモンタイプ(変化前)タイプ(変化後)
アローラキュウコンほのおこおりフェアリー
ガラルギャロップほのおエスパーフェアリー
ガラルマタドガスどくどくフェアリー

フォルムチェンジ

No.ポケモン形態名
0493アルセウスせいれいプレート
0773シルヴァディフェアリーメモリ

タイプ相性と特性

タイプ相性

攻撃側タイプ
抜群(2倍)かくとう、ドラゴン、あく
今ひとつ(0.5倍)ほのお、どく、はがね
効果なし(無効)-
防御側タイプ
抜群(2倍)どく、はがね
今ひとつ(0.5倍)かくとう、むし、あく
効果なし(無効)ドラゴン

※他のタイプ記事では定番になっている「タイプ相性の考察」ですが、過去に編集合戦に発展する事態に陥っているため、本記事では載せないことになってます。気になる人は他のタイプの記事を参照してください。


世代ごとの変遷

第6世代

初登場にして黎明期時代。


妖精のような可愛らしいタイプと銘打って登場したが、発売前のフェアリー追加組の中にマリル(マリルリ)クチート(メガクチート)がおり、どちらも特性はちからもちである。この時点でどう見ても嫌な予感しかしなかった人が多数いたことだろう。

そして、その嫌な予感はものの見事に的中することになった。


物理ではマリルリとメガクチートが超火力、高耐久、優秀な耐性、新技「じゃれつく」を引っ提げ環境を席捲。特殊ではメガサーナイト、ニンフィア、(『ORAS』から)メガチルタリスが新特性フェアリースキンによる超火力を引っ提げ同じく環境を席捲。

その他、クレッフィが「いたずらごころ」による変化技乱舞と弱点の少なさで、メレシーが超耐久と「トリックルーム」「ガードシェア」等の技で活躍。

伝説戦ではゼルネアスが超性能の積み技「ジオコントロール」を駆使し、超火力全体技兼ドラゴン狩りの役目を負っている。

天敵と目されていたはがねタイプは耐性見直しにより一気にその数を減らしており、フェアリーの勢いは絶えることなく続いた。

はかいポケモンよりよほど破壊的なポケモンが目立つ形となり、ぶっちゃけ第1世代のこおり&エスパータイプ、前世代のドラゴンタイプのごとく、破壊の限りを尽くした。

フェアリーって何だっけ……?


とはいえ、フェアリータイプ自体はまだ生まれたてのタイプだったことと、今世代の暗黒時代の原因を作った2匹が猛威を振るう対戦環境だったこともあり、決して一強とは言い難い面もある。

役割対象であるドラゴンタイプも前述のようにサブウェポンが豊富なため、不意に弱点を突かれて倒される危険があるために油断できなかった。


一方で従来猛威を振るっていたトゲキッスは、ノーマル剥奪による耐性変更、フェアリー技がほとんど与えられていないなどが原因でやや鳴りを潜めた。エルフーンもファイアローの登場によって、「いたずらごころ」によるギミックが成り立たなくなる事態が多発した。


第7世代

フェアリー天下の時代、到来。


御三家初のフェアリータイプ持ちであるアシレーヌ、映画で登場した新しい幻のポケモンであるマギアナなど、この世代で追加された数は比較的多め。


特に対戦ではカプ神が大暴れしており、それぞれ強力なフィールドを展開して潰しにかかった。

エレキフィールドを展開し、素早さ130族で高威力のでんき技を撃てる他補助技も豊富なカプ・コケコサイコフィールドを展開し、先制技を無効化しながら圧倒的な火力で有無を言わさず吹き飛ばすカプ・テテフミストフィールドを展開し、耐久が高い上に状態異常無効かつ定数ダメージ持ちで技を受けながら潰すという独自の立ち位置を築くカプ・レヒレグラスフィールドを展開し、くさタイプ中物理最高火力を叩き出すカプ・ブルルという強力なラインナップ。

4匹とも相手のHPを現在値の半分にする新技しぜんのいかりを覚えられ、Zワザ化することで現在値の1/4にすることもできる。


さらに、ゴースト複合のミミッキュも強力な特性「ばけのかわ」を駆使し暴れ回り、カプ神と並び対策必須のポケモンに名を連ねた。

USUMではさらに専用Zワザを獲得し、強さに拍車をかけることとなった。

リージョンフォームで新たに加わったこおり複合のアローラキュウコンは、隠れ特性ゆきふらしと新技オーロラベールを駆使して立ち回る。

ただ、強さの大半はこおりタイプ由来で、フェアリーとしてはドラゴン無効、かくとう等倍などタイプ耐性の面が強い。


幻のポケモンのマギアナは、はがね複合で耐性が多く、さらに場のポケモンが倒れる度にとくこうが上がるという特性ソウルハートと、使用後とくこうが2段階下がるが威力130を誇るフェアリー特殊技フルールカノンという固有かつ強力な要素を持つ。ただし、「フルールカノン」以外の技威力に乏しく、フェアリー技もその下が「マジカルシャイン」になってしまう。


ただ、前作でスキン持ちが暴れ過ぎた影響からか、スキン系特性の補正倍率が1.2倍にダウン。

これにより「フェアリースキン」を持つメガサーナイトとメガチルタリスはやや弱体化した。おまけにサーナイトは同タイプのカプ・テテフの登場によって、かなり厳しい立場に立たされた。

メガシンカや相性の良い相方のおかげでダブルでは大きく復権したが。

そして、サブウェポンが少ないニンフィアも、ほぼ上位互換となるアシレーヌの台頭で大きく数を減らした。


それでもフェアリーの勢いは一切衰えず、あのガブリアスをシングルバトルのトップメタから引き摺り降ろし、その座にミミッキュが居座り始めたほど。

その他にもフェアリー耐性がなく、ある程度の能力がないあく・かくとう・ドラゴンもほぼ全滅。

対策としてメタグロスを連れてくるプレイヤーも後を絶たなかった。


また、フェアリータイプ限定の話ではないが、エルフーンとクレッフィが幅を利かせた要因となった「いたずらごころ」に「変化技のうち相手にぶつけるタイプの技は、あくタイプに対してのみ必ず失敗する」というデメリットが追加され、かなり手痛い弱体化となった。こうして、エルフーンもクレッフィも今までほど無闇に変化技をバラ撒くことはできなくなった。

一応、あくタイプに対してはタイプ一致のフェアリー技で弱点を突くことはできるが、2匹ともそこまで火力特化しているポケモンではなく押し切られる場合もあり、安定はしない。


この世代こそ、フェアリータイプ最大の全盛期とも言えるだろう。


第8世代

新勢力の参入。


新規追加は、エスパー複合のブリムオンにあく複合のオーロンゲ、単色のマホイップ、加えて禁止級にあたる伝説ポケモンのザシアン

リージョンフォームではマタドガスギャロップがフェアリータイプを獲得することとなった。

キョダイマックスはブリムオン、オーロンゲ、マホイップが持つ。

フェアリータイプのダイマックス技「ダイフェアリー」は「ミストフィールド」を展開する。


全体として見た場合、「じゃれつく」がわざレコードに収録されたことで習得者が大きく増加した。

一方、追加された物理技は専用技であるソウルクラッシュ」のみと、相変わらずタイプ一致の物理技不足に悩まされている。

また、フェアリータイプのポケモンのうち多くがわざマシンで「マジカルフレイム」を覚えられるようになり、「めざめるパワー」なしでもはがねタイプへの対抗手段を得られるようになった。


今世代では使えるポケモンが著しく制限され、段階を経て増えていくという形式を採っているため、同世代内でも段階によってフェアリータイプの地位は微妙に変化している


ちなみに、この世代では新たなフェアリータイプのスペシャリストが2人登場したが、クイズを出すのが好きな顔芸婆さん、そしてライバル時は別のタイプのエキスパートだったがその婆さんに染められたインパクト絶大の後継者という、クノエジムやメルヘンしょうじょで積み上げてきたファンシーなイメージを、真っ向から覆すような強烈なキャラとなった。


剣盾初期

新規勢では、優秀な耐性に特性「いたずらごころ」からの場作りを得意とするオーロンゲがサポート役として見出されている。

攻撃種族値も高いため、アタッカーに回ることも可能なのが強み。

ダブルでは「トリックルーム」の発動に適した能力・特性に加え、打点も非常に高いブリムオンが新たなトリル要員のエースとして活躍している。

専用キョダイマックス技「キョダイテンバツ」は混乱の追加効果を持ち、「ダイサイコ」で貼った「サイコフィールド」を上書きしないというメリットも強み。

マホイップは対戦よりも40種類以上もある見た目の違いやその進化方法で衝撃を与えた。

専用キョダイマックス技の「キョダイダンエン」はダメージを与えるだけでなく、味方全員のHPを回復する。

ガラルマタドガスほぼ全ての特性を無力化する専用特性「かがくへんかガス」を持つ。

今まで「ふゆう」のみだった原種も同じ特性を得たが、タイプと隠れ特性が異なっているため差別化はされている。

ザシアンはというと、アタッカーとして無駄のない完璧な種族値、けんのおう時のはがねとの優秀な相性補完により活躍している。

特に解禁されたルールではトップメタの一角として大活躍を見せた。

……おかげで同じパッケージポケモンであるザマゼンタが草葉の陰で泣くことに。


既存組は、前世代でトップメタの筆頭だったミミッキュ専用Zワザの没収と特性に弱体化が入ったのだが、その弱体化が「ばけのかわ」を剥がされた際に体力が最大分の1/8減るだけという微妙な弱体化だった上に、新要素であるダイマックスとのシナジーが非常に高く、ポリゴン2など対抗できるポケモンが軒並み不在だったため、依然としてトップメタの地位に君臨していた。

もっとも、同じくトップメタのドラパルトを筆頭としたゴーストタイプがかつてないほどの勢いで蔓延しており、ミミッキュだけが注目を浴びていたわけではないが。

また、それまで「マジカルシャイン」しか覚えなかったトゲキッスが「ドレインキッス」「じゃれつく」を新たに習得し、また微妙に足りなかった火力をダイマックスや「じゃくてんほけん」で補うことで完全復活を遂げた。

特にダイジェットですばやさを上げられるのが非常に強力で、初期環境のトップメタの一角として大活躍を見せた。

エルフーンは前述のオーロンゲが新たな対抗馬として現れたが、ダブルではトップメタの一角として変わらず猛威を振るっていた。

ニンフィアは強力なライバルたちの不在に加え、ダイマックスに「フェアリースキン」が適用されるようになったことにより、初期は地位を取り戻した。

一方、バリヤードはフェアリーの新技追加がなく、ガラルバリヤードとその進化形のバリコオルに出番を持っていかれるという肩身が狭い思いをすることになった。

サーナイトは前世代に続き、またしても同じ複合持ちで能力がよく似たポケモンが登場し、さらにはメガシンカも失ったために失速した。

クチートメガシンカを失い、いくつかの技が過去作限定になったことで、第一線から完全に姿を消した。


鎧の孤島

鎧の孤島』ではマリルリ、クレッフィ、キュワワーなどが復活。DLC配信に前後して、『ポケモンHOME』の解禁によりアシレーヌも復帰した。追加された新技は「ミストバースト」で、まさかの自爆である。しかも、場が「ミストフィールド」のときに威力が上がり、特性「しめりけ」で不発に終わるという……いったいどういう原理なんだ。

これまで「ミストフィールド」で火力面の増強効果が存在していなかったので、この技が実質初となるが、だとしても1発限りとあっては使いどころが非常に限られる。起点づくりのコンボ用と割り切るのがよいだろうか。


フェアリー一致技が「じゃれつく」のみだったデデンネは、ようやく「マジカルシャイン」を覚えられるようになった。しかし、フィラのみ等の回復量減少に加えて「リサイクル」と「どくどく」没収で「ほおぶくろ」型が弱体化した。

アシレーヌは目立った弱体化が専用Zワザが使用できない点のみで、ほぼ変わらない強さを保った。ライバルが復帰した途端、失速する憂き目に遭ったニンフィアは泣いていい。

ガラル御三家の隠れ特性とキョダイマックス解禁・連撃ウーラオスの追加など、ミミッキュに不利となるポケモンが増えてしまった。

それでも、トゲキッス・エルフーンとともにトップメタの地位に居座り続けていたが、ランクバトルのシリーズ6ではミミッキュを含んだ3匹がシリーズ7まで使用禁止となってしまった(ちなみにタイプ内で3匹も禁止されるのはほのお、くさと並び最多)。


冠の雪原

『冠の雪原』ではグランブル、フラージェスを除いたすべてが復帰。

同時に前世代で猛威を振るったしたカプ神も復帰し、再び第7世代ばりのフェアリー全盛期が来る……と思いきや。

各種フィールドがミストフィールド以外弱体化、さらに全員が『鎧の孤島』で追加された新技を含め有用な追加技を一切もらえないというまさかの事態。

さらに競合する新勢の登場により、前世代での強みだったメイカー系がカプ神固有の特性でなくなってしまった

さらに、ダイマックス技でフィールドの書き換えが可能になったことも重なり、レヒレ以外は使用率を大きく落とすという結果になってしまった。

しかし、タイプの違いと役割対象がそれぞれ異なるので、依然として強いことに変わりはない。


カプ・レヒレはトップメタであるウーラオスの専用技を半減できることに加えて、「ドレインキッス」の習得で耐久型の運用がよりし易くなった。

カプ・ブルルゴリランダーの後塵を拝しており、カプ・コケコとカプ・テテフはダイマックスとの相性があまりよくなく、扱いは慎重を要する。

そしてサンダー、メタグロス、ヒードランなど、相性不利となるポケモンが次々と帰還したことでトゲキッスがトップメタから凋落し、ミミッキュも対抗できるポケモンが大幅に増えたため、決して油断できなくなった。

DLC解禁による対戦環境への影響は大きく、トップメタにはエルフーン、ミミッキュ、カプ・レヒレ、オーロンゲといった強豪が上位ランクに留まる程度になった。

禁止級が1体だけ解禁されたランクバトルの竜王戦ルールでは、ゼルネアスとザシアンが共にトップメタを確保し、ここでは十分に地位を保った。

特にザシアンに至っては、ダイマックス禁止のシリーズ10でシングル使用率1位の座についている。


弱体化が入ったとはいえ依然として強豪タイプであることに変わりはないが、何だかんだで前作で暴れたツケが回っており、全体としては落ち着いていると言ってもいいだろう(ほのおやひこうなど他タイプの躍進も大きいが)。


BDSP

もし、当時にフェアリータイプが存在したら・・・。


第4世代のリメイクであるBDSPにも勿論登場。

しかし、当時は存在しないタイプだった故か、最終進化形は全8体に激減

素早さの高いポケモンが殆ど居ない事もあって、フェアリータイプは受けとして採用される事が多い結果になった。特にピクシートゲキッスの採用率が高め。


タイプ相性もあって当時の最強格とされたラティオスボーマンダなどを止める事は出来たが、数の少なさは否めず、ガブリアスがシングルバトル最強に返り咲いてしまった。

各ポケモンのサブウェポンの採用率にも影響が生じており、当時に比べればマシだがどく技はがね技の採用率が下がった。


ただし、マジカルシャインわざマシンとして販売されていたので、サブウェポンとしては高い採用率を見せた。


第9世代

テラスタルの導入、変わる世界。


追加は単色の犬枠バウッツェル、はがね複合のデカヌチャン、古代種でゴースト複合のハバタクカミ、古代種でエスパー複合のサケブシッポ、未来種でかくとう複合のテツノブジン


テラスタルで変化できるタイプとしては環境初期から最メジャークラスで人気のあるタイプであり、一致・不一致、攻撃目的・耐性目的問わず広く使われている。困ったらこれにしておけとまで言われるほどで、事実テラスタイプフェアリーが使用率上位にあるポケモンは非常に多い。


SV初期

シリーズ1環境ではアタッカーとしてミミッキュ、マリルリが、クッションとしてニンフィアが、サポーターとしてデカヌチャンがそれぞれ活躍していた。


だがミミッキュはフェアリー対策をテラスタルで行ったドラゴンに手を焼き、シーズン1に使用率6位だったものがシーズン2には使用率13位まで順位を下げている。デカヌチャンも最初のシーズン1は使用率30位に到達した程度で、評価を上げるのに時間がかかった。


シリーズ2ではハバタクカミサケブシッポが追加され、ハバタクカミはシーズン3とシーズン4でシングルバトル使用率1位を記録。ダブルバトルに至ってはシーズン3からシーズン10まで使用率1位を記録。サケブシッポはシリーズ2では「かなしばり」「アンコール」「トリックルーム」などを活かしたサポーターとして一定数使われた。

シリーズ4シングルバトルでは使用率ベスト30に入ったかどうかで言うとフェアリータイプがハバタクカミとミミッキュの寡占状態となった。ダブルバトルではさらに顕著で、シーズン10にニンフィアが27位に入ったのを除いてハバタクカミが孤軍奮闘する状況となった。


碧の仮面

シリーズ5からはピクシーアブリボンアローラキュウコンガラルマタドガスが新たに追加。


新規追加組ではアローラキュウコンがぜったいれいどを剥奪されたものの天候の仕様変更を追い風に受けて大きく躍進し高い地位を築いており、アブリボンもとびつくを新規習得して起点作成役としての性能に磨きをかけた。しかしピクシーはちいさくなるを失った上に同特性で強力なライバルが登場していることで解禁して早々に低迷している。


既存組ではかたやぶりで特性を貫通するオーガポンと圧倒的な対面性能を誇るガチグマの特殊個体が環境トップに躍り出たことでミミッキュが更に勢いを失った結果使用率ベスト30スレスレを彷徨う事態となっている一方で、サケブシッポミストバーストを習得したことで起点役としての性能を更に高められ評価を伸ばしている。


藍の円盤

シングル・ダブル共にアシレーヌが、ダブルではエルフーンが環境に追加。既存組ではシングル・ダブル共にハバタクカミが環境に残っている。


この時期には生半可なフェアリーの出る幕が無く、シングルのミミッキュですら強力なはがね枠の追加によってベスト30から離れるに至った。ダブルでもオーロンゲが同様の理由でベスト30から離れるようになった。


レギュレーションGではオーロンゲが「いたずらごころ」を活かしてシングル・ダブル共にある程度復権。ハバタクカミはシングル・ダブル共に環境の中心にい続けている。


外伝作品

ポケモンGO

本作では第6世代以降のタイプが基準になっているため、第1世代のポケモンしか存在していなかったサービス開始当初からピッピ系統やプリン系統がフェアリータイプのポケモンとして存在していた。

当初は全体的に種族値の低い種ばかりであり、さらに技にも有用なものがなかった(特に通常技でフェアリータイプのものが1つもなかった)ことが災いして、プレイヤーからはさほど注目されないタイプであった。幸い、タイプの耐性は優秀だったためジムの防衛で使われることはあった。

しかし、種数が増えていくにつれ、サーナイトやトゲキッス、ニンフィアといった原作でも名を馳せた強豪たちが参戦するようになると、その評価も変わっていき、2019年に遂に待望のフェアリー通常技である「あまえる」(原作ではダメージを与えない技であったが、本作では攻撃技として扱われている)が追加されたことで、アタッカーとしても申し分のない活躍を見せるようになった。後に2つ目の通常技として「ようせいのかぜ」も追加され、使い勝手も良くなった。

ゲージ技はジム・レイドバトルとトレーナーバトルで評価が大きく分かれている。例としてジム・レイドでは2ゲージ技の「マジカルシャイン」や「じゃれつく」がダメージが入りやすいのに対し、トレーナーバトルでは「ムーンフォース」が2者の完全上位互換技として設定されている。これにより何を覚えているかで役割が二分化する(ただし、ザシアン(歴戦の勇者)の様な通常技のラインナップがトレーナーバトル向けであるケースがあるため一概ではない)現状がある。


対戦面においては、ドラゴンタイプやかくとうタイプへの対抗策としての役割が強く、ジム攻防においてはハピナスカビゴンといったノーマルタイプの後にフェアリーポケモンを置くことでかくとうタイプによる突破を防いだり、トレーナーバトルにおいても、現在環境トップの活躍を見せているチルタリスギラティナへの対抗策として起用されたりと活躍の機会が多い。とはいえ、メタグロスボスゴドラなどのはがねタイプに不利なのは相変わらずなので対策はしやすい。ドンファンカバルドン等のじめんタイプを後続に置いて対策させてあげよう。間違っても、ドサイドンマンムーといったはがね弱点持ちを置かないように。


原作同様、フェアリータイプのポケモンはそこまで多いとは言えないが、こうした事情もあり、対戦面においては決して無視できない存在となっており、プレイヤーの間では精鋭揃いの強豪として認知されている。


フェアリータイプポケモンの主な使い手

ファンシーなデザインが多い故か、第7世代までフェアリータイプの使い手は女性が担当していたが、第8世代で登場したビートをきっかけに男性のフェアリータイプの使い手も登場した。



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