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フェアリータイプ

ふぇありーたいぷ

フェアリータイプ(Fairy Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

フェアリータイプは、「ポケットモンスターX・Y』(第6世代)から追加された18番目のタイプ。
新規タイプの追加は第2世代のあくはがね以来なので、4世代・約14年ぶりとなる。

「フェアリー」タイプの名の通り、妖精のような小柄可愛らしい姿をしているものが多い。
特にお菓子に関連するポケモンは、現状ほとんどがフェアリータイプである(例外はバニプッチ系統とタルップルのみ)。
とは言え、バリヤードメレシーのような変わった見た目のポケモンもいるし、グランブルオーロンゲのような厳めしい見た目のポケモンもいる。
フェアリータイプの伝説ポケモンなどは妖精というより精霊の立ち位置であるケースが少なくない。
「ようせい」タイプではなく「フェアリー」タイプなのは精霊のモチーフもこのタイプに含まれるからなのだろう。
ちなみに英語の「Fairy」と言われた場合日本でいうと妖精というより妖怪の立ち位置である生き物も少なくない(ゴブリンスプリガン等)。
少なくとも「小柄で可愛らしい生き物だけがフェアリーではない」と言える。
そのせいか、タマゴグループの「ようせい」はあまり関係なかったりする。
なお日本で想像されるティンカー・ベルのような妖精は英語では「Pixie」と呼ばれる。
とはいえ、ドールハウスのようなクノエジムや、フェアリータイプ専門トレーナー「メルヘンしょうじょ」、フェアリータイプのZワザやダイマックスわざ「ダイフェアリー」のエフェクトなどを鑑みるに、基本はやはり「ファンシーで可愛い」をイメージしたタイプと言える。
キュワワーフラベベなどのように、くさタイプでないのに植物が絡むポケモンがちらほらいるのも特徴のひとつである。

タッグチーム
Cherry Blossoms


『XY』にて登場した際には既存ポケモンにもフェアリータイプが加わった。
マリルプリンクチート等は新たにフェアリーが追加されており、ピッピブルーに至っては追加どころかタイプ自体がノーマルからフェアリーに変更されている
だが「何であいつらがフェアリーでがフェアリーじゃないんだ!!」という批判が飛び交っている。
ただ可愛いだけではフェアリーにならないことの証明と言えるだろうか。
やみくもにフェアリーを増やすと例えばハピナスクレセリアがフェアリータイプになった場合、とんでもないことになってしまうので考え物ではあるが。

相性面で一番の特徴はドラゴン技が無効であること。
たとえそれが時間を歪める技だろうが空間ごと切り裂く技だろうが特性を消す技だろうが巨大化した相手を大ダメージを与える技だろうが平然と無効化してしまうのである。
そしてこちらはドラゴンタイプの弱点を突けるため、ドラゴンタイプにとっては文字通り天敵となる。
ドラゴンタイプに対しての効果抜群はバランス調整のためだと公式の質疑応答で語られている。
なおあくタイプかくとうタイプの弱点も突けるが、その理由は現状公式では言及されていない(この記事でも過去に考察・議論が起こったが、結論は出ないままだった)。

これによって、今まであくタイプに不利だったサーナイトが今度はあくタイプ相手に有利に戦え、4倍弱点がないのが強みだったズルズキンサザンドラに4倍弱点が、弱点の無かったヤミラミミカルゲに初めて弱点ができ、さらにはマリルリがドラゴンキラーとしての地位を獲得するなど、タイプ相性に大きな変動が生じた。
……バランス調整の一環として追加されたタイプである筈なのに、フェアリータイプ自身が第7世代でバランスブレイカーになったのは皮肉だが。


フェアリーの弱点は攻撃属性としては不遇の筆頭だったどくタイプはがねタイプのみ。
この2タイプに対してはフェアリータイプの技も今一つである。
またほのおは弱点ではないがフェアリー技を半減してしまう。
この3タイプは耐性の多いタイプのベスト3であり、「フェアリータイプの技に耐性がある相手にはサブウエポンも通用しない場合が多い」という弱点が意図的に設定されている。
弱点及び半減されるタイプは全てじめんタイプが弱点でこのタイプと相性補完に優れているとよくいわれているが、じめん技を覚えるフェアリータイプは少なかったりする。
その他のフェアリータイプの耐性としては、弱点を突ける3タイプに加え、何故かむしタイプが該当する。
威力半減タイプの数がくさタイプと並んでワーストになってしまったむしタイプの皆さんの心中や如何に。
耐性が優秀とはいえ、ドラゴンかくとうの両タイプはサブウェポンが豊富で得意なタイプだからといって安易にフェアリータイプを交代で繰り出すと、等倍以上の攻撃を食らって倒されてしまうケースも多い。
フェアリータイプのポケモンの種族値を見てもらえれば分かるが、基本耐久面は「とくぼう」の方が高く、「ぼうぎょ」は平均並かそれ以下というポケモンが多いため、物理攻撃には案外脆い。
特に使用率が高いガブリアスはタイプ一致の「じしん」を多用する。
じめん技はフェアリータイプには等倍だが、耐久が低ければ「じしん」で押し切られるとかなり危ない。
「げきりん」を読んで登場できればよいが、ガブリアスは「どくづき」や「アイアンヘッド」を覚えている場合もあるので油断はできず、多少なりとも慎重な立ち回りを必要とする。
かくとうタイプの方も多くが物理攻撃型でかつ先制技枠に「バレットパンチ」を所持していたり、「どくづき」を覚えられる種族も多く、気が抜けない。
というかドラゴンタイプやかくとうタイプどころか対人戦ではフェアリータイプへの対策は必然と行われており、タイプ相性では互換以上だったとしても、思わぬところでどくタイプ、はがねタイプの技をぶつけられるときもある。

なお、エスパータイプとはイメージカラーがどちらもピンク色(エスパーはやや濃い目のマゼンタ寄り、フェアリーは淡いピンク)なのでどくタイプに間違って撃ったり繰り出したりしないように。

こうしたフェアリータイプの耐性は、他のタイプとの複合で真価を発揮すると言ってよい。
前述のマリルリやカプ・レヒレのようなみずタイプクチートクレッフィのようなはがねタイプと弱点を補える複合が強力に特にはがねタイプとは上手に弱点を打ち消し合っており、弱点2・耐性11という凄まじい耐久性能になっている。
逆を言えばスペック不足なフェアリータイプは一気に不遇にさらされるという事でもあり(もっとも、他のフェアリータイプと比べて不遇に見えるだけで全ポケモンで見れば不遇とは言えない)、トップメタがほぼ複合タイプに偏っているのもその為。
この辺りは、エスパー・ドラゴンの両タイプと似た問題を抱えているとも言える。

技で見た場合、特殊技は新規タイプの割には多く「ムーンフォース」「マジカルシャイン」など威力の高いものも揃っている。
逆に物理技は非常に少なく、第8世代現在でも「じゃれつく」「ソウルクラッシュ」の2つのみ。
「ソウルクラッシュ」はオーロンゲの専用技なので、大抵の物理型フェアリーポケモンは「じゃれつく」に頼らざるを得ない。
変化技は「ミストフィールド」「ジオコントロール」などがある。
また、既存の変化技「あまえる」「つきのひかり」「てんしのキッス」もフェアリータイプに変更されている(これに関しては第2世代でもいくつか前例がある)。

ちなみにミミッキュ専用のZワザぽかぼかフレンドタイムとてもフェアリーと思えないおぞましい光景が繰り広げられる。
無邪気さや気紛れの表れと見ることができなくはないが。

なお、『XY』発売前から話題になっていた「めざめるパワー」の仕様についてだが、タイプの計算式はそのままであるためめざパ妖は存在しない
恐らくは過去作産のめざパのタイプが変わらないようにするための措置であろう。
もっとも第8世代ではめざめるパワーが廃止されており、ミストフィールド時に同世代で追加された「だいちのはどう」を使うことで実現できるのだが。
一方アルセウスは、新たに登場した「せいれいプレート」によってフェアリータイプになれるようになった。
(余談だが、フェアリータイプの技の威力を上げられるアイテムはこの「せいれいプレート」のみ。他のタイプはプレート以外にもあるというのに)
後に発売された「LEGENDSアルセウス」において、めざめるパワーが「誰に打っても必ず効果抜群になる(相手ポケモンが最も苦手とするタイプに変化する)」仕様に変わった為、ミカルゲなどフェアリータイプが弱点のポケモンに打つとめざパ妖になる。ただし、めざパがアンノーン専用技と化している為、他のポケモンでめざパ妖は打てない。

総括して、フェアリータイプは属性というよりも種族としての印象が強い
もっとも、この件に関しては前例があるため珍しいものではない。
無邪気、気紛れ、小柄、可憐、ファンシー等々様々な要素を含んだ複雑なタイプと言える。

フェアリータイプ
メガ×メガ



漢字では「妖」と表記される事が多い。

ポケモンカードゲームにおいては初登場となるXY期の『ポケモンカードゲームXY』においてマゼンタのイメージカラーを持つ「フェアリータイプ」として登場したが、剣盾期の『ポケモンカードゲームソード&シールド』で廃止されてしまい(タイプそのものの廃止は今回が初)、超タイプに統合された。

世代ごとの変遷

第6世代

初登場にして黎明期時代。

妖精のような可愛らしいタイプと銘打って登場したが、発売前のフェアリー追加組の中にマリル(マリルリ)クチート(メガクチート)がおり、どちらも特性ちからもちである。
この時点でどう見ても嫌な予感しかしなかった人が多数いたことだろう。
そして、その嫌な予感はものの見事に的中することになった。

物理ではマリルリとメガクチートが超火力、高耐久、優秀な耐性、新技「じゃれつく」を引っ提げ環境を席捲。
特殊ではメガサーナイト、ニンフィア、(『ORAS』から)メガチルタリスが新特性フェアリースキンによる超火力を引っ提げ同じく環境を席捲。
その他、クレッフィが「いたずらごころ」による変化技乱舞と弱点の少なさで、メレシーが超耐久と「トリックルーム」「ガードシェア」等の技で活躍。
伝説戦ではゼルネアスが超性能の積み技「ジオコントロール」を駆使し、超火力全体技兼ドラゴン狩りの役目を負っている。
天敵と目されていたはがねタイプは耐性見直しにより一気にその数を減らしており、フェアリーの勢いは絶えることなく続いた。
はかいポケモンより余程破壊的なポケモンが目立つ形となり、ぶっちゃけ第1世代のこおり&エスパータイプ、前世代のドラゴンタイプの如く、破壊の限りを尽くした。
フェアリーって何だっけ……?

とはいえフェアリータイプ自体はまだ生まれたてのタイプだった事と、今世代の暗黒時代の原因を作った2匹が猛威を振るう対戦環境だったこともあり、決して一強とは言い難い面もある。
役割対象であるドラゴンタイプも前述のようにサブウェポンが豊富な為、不意に弱点を突かれて倒される危険があるため油断できなかった。

一方で従来猛威を振るっていたトゲキッスは、ノーマル剥奪による耐性変更、フェアリー技が殆ど与えられていない等が原因でやや鳴りを潜めた。
エルフーンもファイアローの登場によって、「いたずらごころ」によるギミックが成り立たなくなる事態が多発した。

第7世代

フェアリー天下の時代、到来。

御三家初のフェアリータイプ持ちであるアシレーヌ、映画で登場した新しい幻のポケモンであるマギアナなど、この世代で追加された数は比較的多め。

特に対戦ではカプ神が大暴れしており、それぞれ強力なフィールドを展開して潰しにかかった。
エレキフィールドを展開し、素早さ130族で高威力のでんき技を撃てる他補助技も豊富なカプ・コケコサイコフィールドを展開し、先制技を無効化しながら圧倒的な火力で有無を言わさず吹き飛ばすカプ・テテフミストフィールドを展開し、耐久が高い上に状態異常無効かつ定数ダメージ持ちで技を受けながら潰すという独自の立ち位置を築くカプ・レヒレグラスフィールドを展開し、くさタイプ中物理最高火力を叩き出すカプ・ブルルという強力なラインナップ。
4匹とも相手のHPを現在値の半分にする新技しぜんのいかりを覚えられ、Zワザ化することで現在値の1/4にすることもできる。

更にゴースト複合のミミッキュも強力な特性「ばけのかわ」を駆使し暴れ回り、カプ神と並び対策必須のポケモンに名を連ねた。
USUMではさらに専用Zワザを獲得し、強さに拍車をかけることとなった。
リージョンフォームで新たに加わったこおり複合のアローラキュウコンは、隠れ特性ゆきふらしと新技オーロラベールを駆使して立ち回る。
ただ強さの大半はこおりタイプ由来で、フェアリーとしてはドラゴン無効、かくとう等倍などタイプ耐性の面が強い。

幻のポケモンのマギアナは、はがね複合で耐性が多く、更に場のポケモンが倒れる度にとくこうが上がるという特性ソウルハートと、使用後とくこうが2段階下がるが威力130を誇るフェアリー特殊技フルールカノンという固有かつ強力な要素を持つ。
ただし「フルールカノン」以外の技威力に乏しく、フェアリー技もその下が「マジカルシャイン」になってしまう。

ただ、前作でスキン持ちが暴れ過ぎた影響からか、スキン系特性の補正倍率が1.2倍にダウン。
これにより「フェアリースキン」を持つメガサーナイトとメガチルタリスはやや弱体化した。
おまけにサーナイトは同タイプのカプ・テテフの登場によって、かなり厳しい立場に立たされた。
メガシンカや相性の良い相方のおかげでダブルでは大きく復権したが。
そしてサブウェポンが少ないニンフィアも、ほぼ上位互換となるアシレーヌの台頭で大きく数を減らした。

それでもフェアリーの勢いは一切衰えず、あのガブリアスをシングルバトルのトップメタから引き摺り降ろし、その座にミミッキュが居座り始めたほど。
その他にもフェアリー耐性がなく、ある程度の能力がないあく・かくとう・ドラゴンもほぼ全滅。
対策としてメタグロスを連れてくるプレイヤーも後を絶たなかった。

また、フェアリータイプ限定の話ではないが、エルフーンとクレッフィが幅を利かせた要因となった「いたずらごころ」に「変化技のうち相手にぶつけるタイプの技は、あくタイプに対してのみ必ず失敗する」というデメリットが追加され、かなり手痛い弱体化となった。
こうして、エルフーンもクレッフィも今までほど無闇に変化技をバラ撒くことはできなくなった。
一応あくタイプに対してはタイプ一致のフェアリー技で弱点を突くことはできるが、2匹ともそこまで火力特化しているポケモンではなく押し切られる場合もあり、安定はしない。

この世代こそ、フェアリータイプ最大の全盛期とも言えるだろう。

第8世代

新勢力の参入。

新規追加はエスパー複合のブリムオンにあく複合のオーロンゲ、単色のマホイップ、加えて禁止級にあたる伝説ポケモンのザシアン
リージョンフォームではマタドガスギャロップがフェアリータイプを獲得することとなった。
キョダイマックスはブリムオン・オーロンゲ・マホイップが持つ。
フェアリータイプのダイマックス技「ダイフェアリー」は「ミストフィールド」を展開する。

全体として見た場合、「じゃれつく」がわざレコードに収録されたことで習得者が大きく増加した。
一方、追加された物理技は専用技であるソウルクラッシュ」のみと、相変わらずタイプ一致の物理技不足に悩まされている。
またフェアリータイプのポケモンのうち多くがわざマシンで「マジカルフレイム」を覚えられるようになり、「めざめるパワー」なしでもはがねタイプへの対抗手段を得られるようになった。

今世代では使えるポケモンが著しく制限され、段階を経て増えていくという形式を採っているため、同世代内でも段階によってフェアリータイプの地位は微妙に変化している

ちなみにこの世代では新たなフェアリータイプのスペシャリストが2人登場したが、クイズを出すのが好きな顔芸婆さん、そしてライバル時は別のタイプのエキスパートだったがその婆さんに染められたインパクト絶大の後継者という、クノエジムやメルヘンしょうじょで積み上げてきたファンシーなイメージを真っ向から覆すような強烈なキャラとなった。

剣盾初期

新規勢では、優秀な耐性に特性「いたずらごころ」からの場作りを得意とするオーロンゲがサポート役として見出されている。
攻撃種族値も高いため、アタッカーに回ることも可能なのが強み。
ダブルでは「トリックルーム」の発動に適した能力・特性に加え、打点も非常に高いブリムオンが新たなトリル要員のエースとして活躍している。
専用キョダイマックス技「キョダイテンバツ」は混乱の追加効果を持ち、「ダイサイコ」で貼った「サイコフィールド」を上書きしないというメリットも強み。
マホイップは対戦よりも40種類以上もある見た目の違いやその進化方法で衝撃を与えた。
専用キョダイマックス技の「キョダイダンエン」はダメージを与えるだけでなく、味方全員のHPを回復する。
ガラルマタドガスほぼ全ての特性を無力化する専用特性「かがくへんかガス」を持つ。
今まで「ふゆう」のみだった原種も同じ特性を得たが、タイプと隠れ特性が異なっているため差別化はされている。
ザシアンはというと、アタッカーとして無駄のない完璧な種族値、けんのおう時のはがねとの優秀な相性補完により活躍している。
特に解禁されたルールではトップメタの一角として大活躍を見せた。
……おかげで同じパッケージポケモンであるザマゼンタが草葉の陰で泣くことに。

既存組は、前世代でトップメタの筆頭だったミミッキュ専用Zワザの没収と特性に弱体化が入ったのだが、その弱体化が「ばけのかわ」を剥がされた際に体力が最大分の1/8減るだけという微妙な弱体化だった上に、新要素であるダイマックスとのシナジーが非常に高く、ポリゴン2など対抗できるポケモンが軒並み不在だったため、依然としてトップメタの地位に君臨していた。
もっとも、同じくトップメタのドラパルトを筆頭としたゴーストタイプがかつてないほどの勢いで蔓延しており、ミミッキュだけが注目を浴びていたわけではないが。
また、それまで「マジカルシャイン」しか覚えなかったトゲキッスが「ドレインキッス」「じゃれつく」を新たに習得し、また微妙に足りなかった火力をダイマックスや「じゃくてんほけん」で補うことで完全復活を遂げた。
特にダイジェットですばやさを上げられるのが非常に強力で、初期環境のトップメタの一角として大活躍を見せた。
エルフーンは前述のオーロンゲが新たな対抗馬として現れたが、ダブルではトップメタの一角として変わらず猛威を振るっていた。
ニンフィアは強力なライバル達の不在に加え、ダイマックスに「フェアリースキン」が適用されるようになったことにより初期は地位を取り戻した。
一方バリヤードはフェアリーの新技追加がなく、ガラルバリヤードとその進化形のバリコオルに出番を持っていかれるという肩身が狭い思いをすることになった。
サーナイトは前世代に続きまたしても同じ複合持ちで能力がよく似たポケモンが登場し、更にはメガシンカも失ったため失速した。
クチートメガシンカを失い、幾つかの技が過去作限定になったことで、第一線から完全に姿を消した。

鎧の孤島

鎧の孤島』では、マリルリ・クレッフィ・キュワワーなどが復活。
DLC配信に前後して、『ポケモンHOME』の解禁によりアシレーヌも復帰した。
追加された新技は「ミストバースト」で、まさかの自爆である。
しかも場が「ミストフィールド」のときに威力が上がり、特性「しめりけ」で不発に終わるという……いったいどういう原理なんだ。
これまで「ミストフィールド」で火力面の増強効果が存在していなかったので、この技が実質初となるが、だとしても1発限りとあっては使いどころが非常に限られる。
起点づくりのコンボ用と割り切るのがよいだろうか。

フェアリー一致技が「じゃれつく」のみだったデデンネはようやく「マジカルシャイン」を覚えられるようになった。
しかしフィラのみ等の回復量減少に加えて「リサイクル」と「どくどく」没収で「ほおぶくろ」型が弱体化した。
アシレーヌは目立った弱体化が専用Zワザが使用できない点のみで、ほぼ変わらない強さを保った。
ライバルが復帰した途端、失速する憂き目に遭ったニンフィアは泣いていい。
ガラル御三家の隠れ特性とキョダイマックス解禁・連撃ウーラオスの追加など、ミミッキュに不利となるポケモンが増えてしまった。
それでも、トゲキッス・エルフーンと共にトップメタの地位に居座り続けていたが、ランクバトルのシリーズ6ではミミッキュを含んだ3匹がシリーズ7まで使用禁止となってしまった(ちなみにタイプ内で3匹も禁止されるのはほのお、くさと並び最多)。

冠の雪原

『冠の雪原』ではグランブル、フラージェスを除いた全てが復帰。
同時に前世代で猛威を振るったしたカプ神も復帰し、再び第7世代ばりのフェアリー全盛期が来る……と思いきや。
各種フィールドがミストフィールド以外弱体化、さらに全員が『鎧の孤島』で追加された新技を含め有用な追加技を一切もらえないというまさかの事態。
さらに競合するの登場により、前世代での強みだったメイカー系がカプ神固有の特性で無くなってしまった
さらにダイマックス技でフィールドの書き換えが可能になった事も重なり、レヒレ以外は使用率を大きく落とすという結果になってしまった。
しかしタイプの違いと役割対象がそれぞれ異なるので、依然として強いことに変わりはない。

カプ・レヒレはトップメタであるウーラオスの専用技を半減できることに加えて、「ドレインキッス」の習得で耐久型の運用がよりし易くなった。
カプ・ブルルゴリランダーの後塵を拝しており、カプ・コケコとカプ・テテフはダイマックスとの相性があまりよくなく、扱いは慎重を要する。
そしてサンダー・メタグロス・ヒードランなど、相性不利となるポケモンが次々と帰還したことでトゲキッスがトップメタから凋落し、ミミッキュも対抗できるポケモンが大幅に増えたため、決して油断できなくなった。
DLC解禁による対戦環境への影響は大きく、トップメタにはエルフーン、ミミッキュ、カプ・レヒレ、オーロンゲといった強豪が上位ランクに留まる程度になった。
禁止級が1体だけ解禁されたランクバトルの竜王戦ルールでは、ゼルネアスとザシアンが共にトップメタを確保し、ここでは十分に地位を保った。
特にザシアンに至っては、ダイマックス禁止のシリーズ10でシングル使用率1位の座についている。

弱体化が入ったとはいえ依然として強豪タイプであることに変わりはないが、何だかんだで前作で暴れたツケが回っており、全体としては落ち着いていると言ってもいいだろう(ほのおやひこう等、他タイプの躍進も大きいが)。


外伝作品

ポケモンGO

本作では第6世代以降のタイプが基準になっているため、第1世代のポケモンしか存在していなかったサービス開始当初からピッピ系統やプリン系統がフェアリータイプのポケモンとして存在していた。
当初は全体的に種族値の低い種ばかりであり、さらに技にも有用なものがなかった(特に通常技でフェアリータイプのものが1つもなかった)ことが災いして、プレイヤーからはさほど注目されないタイプであった。
しかし、種数が増えていくにつれ、サーナイトやトゲキッス、ニンフィアといった原作でも名を馳せた強豪たちが参戦するようになると、その評価も変わっていき、2019年に遂に待望のフェアリー通常技である「あまえる」(原作ではダメージを与えない技であったが、本作では攻撃技として扱われれている)が追加されたことで、アタッカーとしても申し分のない活躍を見せるようになった。
ゲージ技はジム・レイドバトルとトレーナーバトルで評価が大きく分かれている。例としてジム・レイドでは2ゲージ技の「マジカルシャイン」や「じゃれつく」がダメージが入りやすいのに対し、トレーナーバトルでは「ムーンフォース」が2者の完全上位互換技として設定されている。これにより何を覚えているかで役割が二分化する(但し、ザシアン(歴戦の勇者)の様な通常技のラインナップがトレーナーバトル向けであるケースがあるため一概ではない)現状がある。

対戦面においては、ドラゴンタイプやかくとうタイプへの対抗策としての役割が強く、ジム攻防においてはハピナスカビゴンといったノーマルタイプの後にフェアリーポケモンを置くことでかくとうタイプによる突破を防いだり、トレーナーバトルにおいても、現在環境トップの活躍を見せているチルタリスギラティナへの対抗策として起用されたりと活躍の機会が多い。とはいえメタグロスボスゴドラ等のはがねタイプに不利なのは相変わらずなので対策はしやすい。

原作同様、フェアリータイプのポケモンはそこまで多いとは言えないが、こうした事情もあり、対戦面においては決して無視できない存在となっており、プレイヤーの間では精鋭揃いの強豪として認知されている。


タイプ相性と特性

タイプ相性

攻撃側タイプ
抜群(2倍)かくとう、ドラゴン、あく
今ひとつ(0.5倍)ほのお、どく、はがね
効果なし(無効)-
防御側タイプ
抜群(2倍)どく、はがね
今ひとつ(0.5倍)かくとう、むし、あく
効果なし(無効)ドラゴン


タイプ特性

  • 「ねらいのまと」を持つと、ドラゴンタイプの技が当たるようになる。


※他のタイプ記事では定番になっている「タイプ相性の考察」ですが、過去に編集合戦に発展する事態に陥っているため、本記事では載せないことになってます。


フェアリータイプのポケモン一覧

※剣盾(ポケモン剣盾に登場するか否か)が◎になっているものは追加DLCで出現しポケモンホーム開始とともに剣盾に送れるもの、△になっているものは今後のDLCで登場予定となっていることを表します。
伝説のポケモン幻のポケモン太字で記載。

第5世代まで

No.初期No.中間No.最終形態剣盾
173ピィ035ピッピ036ピクシー変更
174ププリン039プリン040プクリン追加
439マネネ 122バリヤード※2-追加
175トゲピー176トゲチック468トゲキッス変更
298ルリリ183マリル184マリルリ追加
209ブルー210グランブル--変更
280ラルトス281キルリア282サーナイト追加
303クチート----追加
546モンメン547エルフーン--追加


※1:進化系統毎の並びなので全国図鑑の番号は昇順とは限らない。タイプが変更されたポケモンはいずれもノーマルタイプが差し替えられている。
※2:第8世代からリージョンフォーム専用の進化形態が追加。

第6世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
669フラベベ670フラエッテ671フラージェス
682シュシュプ683フレフワン--
684ペロッパフ685ペロリーム--
700ニンフィア--
702デデンネ----
703メレシー----
707クレッフィ----
716ゼルネアス----
719ディアンシー----


第7世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
730アシレーヌ
742アブリー743アブリボン--
755ネマシュ756マシェード--
764キュワワー----
778ミミッキュ----
785カプ・コケコ----
786カプ・テテフ----
787カプ・ブルル----
788カプ・レヒレ----
801マギアナ----


第8世代

No.初期No.中間No.最終
858ブリムオン
859ベロバー860ギモー861オーロンゲ
869マホミル870マホイップ--
888ザシアン----
905ラブトロス----


メガシンカポケモン

ポケモン
メガサーナイト
メガクチート
メガチルタリス※3
メガタブンネ※4
メガディアンシー

※3:ひこうタイプからフェアリータイプに変化する。
※4:フェアリータイプが追加される。

リージョンフォーム

ポケモンタイプ(変化前)タイプ(変化後)
アローラキュウコンほのおこおりフェアリー
ガラルギャロップほのおエスパーフェアリー
ガラルマタドガスどくどくフェアリー


フォルムチェンジ

No.ポケモン形態名
493アルセウスせいれいプレート
773シルヴァディフェアリーメモリ



フェアリータイプポケモンの主な使い手

マーシュ様
マツリカさんとアブリボンの群れ
マーシュマツリカ
ジムリーダー(カロス)キャプテン(アローラ)
ポプラwithマホイップ
♥♥♥
ポプラビート
ジムリーダー(ガラル)ジムリーダー(ガラル)



その他のタイプ

ノーマルタイプほのおタイプみずタイプ
でんきタイプくさタイプこおりタイプ
かくとうタイプどくタイプじめんタイプ
ひこうタイプエスパータイプむしタイプ
いわタイプゴーストタイプドラゴンタイプ
あくタイプはがねタイプフェアリータイプ



関連タグ

ポケモン ポケモン一覧 ポケモンのタイプ一覧 ポケモン技絵
ポケモンXY ORAS ポケモンSM ポケモンUSUM LPLE ポケモン剣盾 BDSP

ふりそで メルヘンしょうじょ

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