ピクシブ百科事典

目次[非表示]

「ウルゥーード!!」

基礎データ

図鑑番号No.889
分類つわものポケモン
タイプかくとう(れきせんのゆうしゃ)/かくとう・はがね(たてのおう)
高さ2.9m
重さ210.0kg(れきせんのゆうしゃ)785.0kg(たてのおう)
特性ふくつのたて


概要

初登場は『ポケモンソード・シールド』。
ガラル地方伝説のポケモンで、シールド版のパッケージを飾る。

古傷だらけの逞しい身体を持つ赤い狼の姿であり、前面を煌めく『』状の装甲で覆い、マントのような体毛を纏う、狼系の体形でありながら鬣を持った獅子にも見える雄々しい出で立ち。感情が高ぶると目がオレンジ色に発光する。
黄金の「剣」を咥えるザシアンとは対をなし、共に長い眠りについていた姉であるザシアンのライバルとも伝えられている。

人の王と力を合わせガラルを救った「伝説の英雄」と呼ばれる存在で、金属を取り込み武具に変化させて戦う力を有している。

体表を覆う金属の盾の強度は凄まじく、ドラゴンタイプのポケモンたちの鋭い爪でも、傷ひとつつけられないほど。
その鉄壁の防御力は同時に強力な攻撃手段でもあり、力任せに突進すればその威力で大地はひび割れ、同時に起こる衝撃波で数百の敵を打ち倒すと評されている。

どんなに過酷な戦場にも怯まず、正々堂々と敵陣に乗り込み、敵を討つ。威風堂々とした戦士の振る舞いにより、相対するものは圧倒されるという。

ザマゼンタ


この事から『格闘王の盾』の異名を持ち、味方はおろか敵からも崇められていたようだ。
特に前面へ扇上に展開した赤く発光する盾を構えての突進は、ダイマックスポケモンの持つパワーに強い特効性を有し、そびえる山を穿つほどの破壊力だと云われている。

名前の由来は「The・マゼンタ(色の一種)」から。
曰く「赤いやつに出会った」「紅い騎士を見た」といった人間の目撃証言が言い伝えとなり、ザシアン共々そのまま名前として定着していったらしい。

全身の色合いはザシアンと比べると濃い原色寄りの色調になっており、色違いは全身がよりはっきりしたマゼンタ色に変化する。
鳴き声は「wolf(狼)」+「shield(盾)」を組み合わせたものと思われる。

フォルム

ザマゼンタは2種類の姿を持ち、普段の姿は「れきせんのゆうしゃ(歴戦の勇者)」というフォルムでかくとう単タイプ。「くちたたて」の力により盾と鎧を装備した「たてのおう(盾の王)」となり、はがねタイプが追加される。

れきせんのゆうしゃ


歴戦の勇者の姿は、鮮やかな紅い体毛に紺色の補色が映える、ある意味では装備後よりワイルドさを感じさせる風貌となり、右耳の半分は切れている。

ゲーム上での特徴

フォルムHABCDST
歴戦の勇者9213011580115138670
盾の王9213014580145128720
上昇値0030030-1050


歴戦の勇者でも攻守共に優れた能力を持ち、このままでも十分強力。盾の王が苦手とするほのおタイプじめんタイプのポケモンが増えて来たら此方の形態にするのも手。

歴戦の勇者の時点ではザシアンと全く同じ能力であるが、くちたたてを装備して盾の王になると素早さが下がって防御・特防が上がる。

シリーズでは初となるかくとうタイプのパッケージ伝説で、格闘の中では守り寄りのステータス。HPはやや控えめだが防御・特防が結構高く、下がったとはいえ素早さも割と高め。抜かれて困るのは素早さ130族位。なお、
はがねタイプのおかげでかくとうタイプが苦手とするフェアリーも等倍で受けられる。

専用特性「ふくつのたて」(不屈の盾)は場に出ただけで防御ランクが1段階上昇。他に無い唯一固有の効果だが実質的に得られる恩恵は「いかく」とほぼ同等。効果対象の違いや場面では劣る要素もあれば勝る要素もあるのでどちらが優れてるとも言い切れない。
またたてのおうの姿のみ使用できる専用技「きょじゅうだん」ははがねタイプの物理技で、その名の通りダイマックスにより巨大化した相手へのダメージが倍になるが、この技を使うにはアイアンヘッドを覚えている必要がある。

この他、ダブルバトルでのサポート性能も優秀で、を張りつつ「サイコファング」で相手の壁を壊し、圧倒的素早さから「こわいかお」をぶつけて相方を動きやすくしたり、「てっていこうせん」で退場したりとアタッカー一辺倒(盾が殴るしかできないというのもアレだが)でない活躍もできる。

耐久・素早さ・小技が揃った、耐久寄りのバランス型といったスペックで、パワーだけなら禁止級に届く一般ポケモンも少なくないので、守ってくれつつ殴れるサポーターというのは侮れない存在。


しかし問題点はアタッカーとして見た場合、何をやってもザシアンの劣化にしかならないことにある。
特に実用的なかくとう技が「インファイトしかないのが欠点で、調子に乗って連発しているとせっかくの耐久力が台無しになってしまう上、それさえふとうのけん込みのザシアンの方が火力が出てしまう始末。

「くちたたて」を持たせると火力アイテムを持てない為、火力に難儀することも多く、性能的にこの上なく似合っている「ボディプレス」は残念ながら覚えられない。
デメリットの無い格闘技は他にもあるのだが、ほぼ間違いなく技名のせいで「せいなるつるぎ」も「つるぎのまい」も使えない悲しみを背負っている。

ザシアン同様ダイマックスは出来ないので、耐久値に任せた強引な立ち回りや格闘技のデメリットを補填してくれる「ダイナックル」とは無縁なのも痛い。あるいは「インファイト」で下がった耐久を「ガードスワップ」で押し付ける戦法も考えられるが、禁止級のやる戦法かと言われると微妙である。

高い耐久を活かし、相手の攻撃を耐えてメタルバーストで反撃する、という戦法を取りたいところだが、メタルバーストは優先度が0であるため、素早さの高いザマゼンタとは相性が良くない。ならば優先度がマイナスのカウンターミラーコートを、と言いたい所だが、ザマゼンタはこの2つの技を習得することが出来ない。「耐えて反撃する」という、盾の名に相応しい戦法が取りづらいのはなんとも歯痒いものである。

またポケモンの耐久型に必須な「回復技」を致命的にも持たない上、持ち物の都合で状態異常耐性も低いので、「盾の王」なのに持久戦さえするのもされるのも苦手。
耐性も鋼・格闘であるザマゼンタより、鋼・フェアリーであるザシアンの方が弱点が少なく恵まれており、覚える技的にも逆だった方が良かった気がしないでもない。

単体性能で見る分には特別弱いわけではないのだが、禁止級の1枠という制限に入れるかと言われると厳しい。
結果、禁止級が1体のみ解禁されたシリーズ8ルールでは、ザシアンが禁止級の中で使用率トップなのに対し、こちらは100位以内にも入れていない。


一方ダブルバトルにおいては使用率こそ70位付近とそこまで使われている訳ではないものの、耐久が高くサポート技も豊富、そしてきょじゅうだんの性能故にある程度の火力があることが評価され、対策必須のポケモンの一体に数えられている。

ザマゼンタを先に処理すれば隣のアタッカーが襲ってくるし、かといって隣のアタッカーを先に処理しようとするとザマゼンタ自身が殴ってくることも。
最悪両方の処理に悩んでる間に取り返しのつかないことになっている…ということもしばしば。
禁止伝説が一体しか使えない竜王戦ルールでこれなのでGSルールとなれば、お察しください

一部のマックスレイドバトルでも持ち前の耐久でダイマックスポケモンの攻撃を受け止め、壁を張って味方を守った後は自分でダメージを与えに行く事もザシアン程の火力ではなくとも十分可能。

例えばオノノクスが相手の場合、その凄まじいAから放たれるダイアースを余裕をもって耐えるのはザシアンには出来ない芸当であり、高難度位レイドではザマゼンタの方が生命線になってくれる事もしばしば。
とはいえボディプレスを覚えられないのはやはり残念。

ちなみにかくとうタイプのポケモンの中で唯一かわらわりを覚えられない。

外部出演

スマブラ

期間限定のコラボイベントにおいて、スピリッツボードにザシアンとセットのアタッカースピリット(無属性)として登場。階級は伝説に相応しい「LEGEND」級。
余談だが、パッケージデザインの伝説ポケモンが、最高クラスのスピリットに設定されるのは、何気にホウオウ以来だったりする。(マイチェンも含めるならばギラティナ(超化)以来。)

対戦では、バックシールド装備のウルフキルソード持ちのフォックスを相手に、終点化したテンガン山やりのはしらをステージに戦う。
特別なステージギミックは無い為、気軽に戦えると思えるが、攻撃力の高いウルフに加え、10000超えの強さもあるので、油断はせずに1体ずつ倒してクリアする事を薦める。

ポケモンGO

ザシアン共々、企画「ウルトラアンロック」の第三弾として、2021年8月下旬より第7世代を通り越してのまさかの実装が決定し、プレイヤーを騒然とさせた(設定上はあるポケモンのイタズラにより呼び寄せられたとされている)。
勿論★5のレイドボスおよびGOバトルリーグの報酬限定で、こちらは2021年8月26日~9月1日までの間出現する。
なお、今回登場するのは「れきせんのゆうしゃ」の姿のみで、「たてのおう」の姿での実装は当面先になる模様。

れきせんのゆうしゃ

原作同様、すべてのステータスが高水準でまとまっており、非常に強力。
技は通常技が「でんこうせっか」「こおりのキバ」「バークアウト」「メタルクロー」の4つ、ゲージ技が「ムーンフォース」「インファイト」「アイアンヘッド」「かみくだく」の4つと非常に多彩。

惜しむらくは通常技でタイプ一致技がないところか。
バトルで使用することを考えた場合、ゲージ回収効率に優れた「バークアウト」がおすすめ。ゲージ技は一致技の「インファイト」でまず確定。サブ技としては「アイアンヘッド」と「かみくだく」がそれぞれ違った相性保管を果たしている。

若しくは、通常・ゲージ技共にはがね・あく技で固められるという点を活かして、疑似はがね・あくタイプとして運用すると言う手もある。
前者の場合、単かくとうタイプな為、主にはがねが求められる対フェアリーとの対面は厳しいが、相手が持ってくる技次第ではサポートアタッカーとしての活躍も望めるだろう。
後者に関しては、あくタイプのアタッカーが既に飽和状態(バンギラスダークライイベルタル等)であることを考えるとやや旨味は薄いと言えるか。

たてのおう

2021年現在、図鑑にも記載がなく、そもそもデータそのものがまだ追加されていない可能性が高い
本作ではポケモンにアイテムを持たせる仕様がない為、今後登場するとすれば別のポケモンという形か、アメや専用アイテムを消費してのフォルムチェンジになると思われる。

ザシアンとは異なり、今のところ原作の悪評から様子見に回ろうとするユーザーが多いものの、本作のシステムと今後の習得技の噛み合わせ次第では一気に化ける可能性もあり得る。

モチーフ考察

「騎士」のような風貌の鬣が『盾』になった「狼(っぽい獣)」ということで、この3要素を中心にモチーフ考察が進められている。

「騎士」要素については、本作の舞台からしてアーサー王伝説に登場する聖杯に選ばれた騎士ガラハッドとする説が有力。
「盾」については、前述のガラハッドから連想してガラハッドの持つ十字盾がモチーフだと言われている。また、アーサー王も船に変形するプリドゥエンという盾を所持している。

一方「狼」モチーフについては第7世代の後に発売された作品に登場する事から北欧神話における太陽と月を食らう双子の狼という説や、アーサー王の飼っていた狼ゴルラゴンである説。

一部では狼みたいだけど、ライオンも元ネタではという意見も存在する。ライオンはイギリスにも深い関係のある生き物で、アーサー王伝説にもユーウェインのお供として登場する事がある。というかアーサー王伝説ではブリテンに生息している生き物というトンデモ設定である。

余談

これまで「自然物を身に纏う防具にする」(ミノムッチ、イシズマイ系統など)、「体の一部が防具になっている」(ブリガロン、ギルガルドなど)、「体自体が強固な防具」(タテトプス系統、カブト)など、防御能力を有するポケモンは多数登場したが、「兵器としての盾を武具に持って」登場したのはこのポケモンが初。

金属を武器に加工する力で以て行ったのが鋼の外殻や角の形成などではなく明らかに人間の使用する道具である盾の作成だった辺り、この姉弟は人間の営みに極めて近い場所にいたものと推測される。
同じく「鎧を着た人間の戦士」がモチーフの伝説のポケモンである聖剣士たちが、ポケモンを護り人間を誅するポジションだったことを考えると面白い差異だと言える。

『身体に盾を纏う動物のキャラクター』はそれなりに多いが、専ら亀や貝といった「元から甲羅や殻を持つ生物」ばかりであり、機動力を強みとする狼と関連付けられるのは珍しい。

関連イラスト

ザマゼンタ
Zamazenta


盾わんわん
ザマゼンタ



関連タグ

伝説ポケモン ポケモン剣盾  オオカミ
ザシアン 剣盾姉弟

禁止級・対になるポケモン

世代ポケモンポケモン
第2世代ホウオウルギア
第3世代カイオーガグラードン
第4世代ディアルガパルキア
第5世代レシラムゼクロム
第6世代ゼルネアスイベルタル
第7世代ソルガレオルナアーラ
第8世代ザシアンザマゼンタ
第9世代コライドンミライドン

関連記事

親記事

剣盾姉弟 けんたてしてい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivで「ザマゼンタ」のイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで「ザマゼンタ」の小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 3761062

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました