データ
概要
第5世代から存在する技。
まくしたてるように怒鳴りつけて相手を攻撃する。
ちなみに「バークアウト」とは和訳すると「怒鳴り散らす」と言う意味になる。まさにその通り。
なお、音技なのでみがわりを貫通する強みとぼうおんで無効にされる弱点を有する。
初登場からわざマシンの常連になっている。
一方、自力習得者は少なめ。特に第6世代ではグラエナとイベルタルのみとかなり希少だった。
第9世代現在は多少増えているが、それでもあまり多くはない。
あくタイプの特殊技はこれを含めると現在5種類。その中でも一番威力が低い。しかし相手の特攻を必ず下げる効果は優秀であり、主に耐久型のポケモンに採用される。
ダブルバトル等では全体攻撃になる為、相手の勢いを削ぎやすくなる。特にGSルールで採用される伝説のポケモンは比較的特殊型が多い為、かなり刺さりやすい。
この技をメインとして使えるポケモンはアローラペルシアン等限られているが、トリミアンやライボルト等、非あくタイプにも適用できる。
シザリガー等が装備している事もあるため、面食らうこともあるかもしれない。また、地味にキバニア系統も習得できる。ザリガニやピラニアが吠えたりするのだろうか?というツッコミはさておき。
いかく解禁以降ダブルバトルで爆発的に数を増やしたガオガエンが、サポート重視の型の場合持っていることが多い。
強力な技のぶつけ合いが目立つシングルバトルではパッとしない技だが、上記の通りダブルなど味方が多く敵が強いシュチュエーションであるほど恩恵が大きい。
特に第9世代の「テラレイドバトル」では、相手がバリアを張っていようが必ず攻撃力を下げられる優秀なデバフ技として機能し、連発していけば味方全体の生存力を大きく引き上げられる。
当然、相手が物理型またはぼうおん持ちだと意味を成さないので、その場合はワイドブレイカーなど別の手段を検討するべし。
また、命中率が心もとないため、「むしのていこう」を覚えるポケモンに差し替える場合もある。
解禁までの経緯
ちなみにこの技、変わった解禁をされたことで有名。
実はBWの時点では自力習得者0・わざマシンも入手できないというある意味幻の技だった。
というのも、本来HGSSで手に入れる「ロックカプセル」なるアイテムを「てんそうマシン」で『ブラック・ホワイト』に送らないとこのわざマシンが手に入らない仕様になっていた。
しかし、肝心の「ロックカプセル」がHGSSで配布されなかったため、このイベントが丸ごとボツになってしまい、手に入らなくなった、ということなのだ。
この代替措置としてなのか、ポケサンとのコラボという形でこの技を習得したゾロアークがイベントで配布されており、ゾロアークからの遺伝で他のポケモンも使用可能になっている。
(タマゴグループ「陸上」の他、「陸上・○○」となっているポケモンからの連続遺伝でも習得可能)
そしてBW2で無事わざマシンが解禁され、現在に至っている。
なぜ配布されなかったのかは謎。映画との連動の予定が何らかの理由でできなくなってしまったのだろうか(奇しくもBW発売直前の映画は先のゾロアークがメインのものである)。
ポケモンGO
こちらでもあくタイプのワザとして実装。
威力は12と、ゲージ消費なしで使用できるわざとしては割と高火力を叩き出せるため、本作におけるあくタイプのメインウェポンの1つとなっている。反面硬直時間はやや長め。
なお、トレーナーバトルにおいてはゲージ回収効率が非常に良いため、あくタイプでなくとも習得できるのであれば覚えさせておくことが強く推奨されている。