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音技

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おとわざ

ポケモンがバトル中に使用するわざの分類の一つ。 公式の名称ではなく、あくまで俗称として通用している。

概要

ポケモンの使用するわざの中で、「音」を利用して相手を攻撃したり特殊な影響を与えるわざを指す。この「音」についてはただの鳴き声であったり超音波であったり羽音であったり金属音であったりとわざによって様々。

一部の公式テキストからは「音の技」「音の攻撃」と呼ばれている。

システム上、以下のような特徴を持っている。

  • 特性ぼうおん」を持つポケモンには効果が無い。初出の第3世代からしばらくの間、音技とはこの特性を定義するだけのために存在していたカテゴリだった。
  • 技「みがわり」によって出現している分身を無視して相手本体に直接影響を及ぼす(第6世代以降)。
  • 特性「うるおいボイス」を持つポケモンが使用した場合はみずタイプになる。
  • 技「じごくづき」を受けたポケモンはこの分類に属するわざが2ターン使用できなくなる。但しZワザである「ブレイジングソウルビート」は例外的に使用可能。
  • 特性「パンクロック」のポケモンが使用すると威力が増加し、同特性のポケモンへはダメージが軽減される。
  • のどスプレーを持っているときに使うと自分の特攻が1段階上げる。

「音」は視覚ではほとんど判断できない上に無作為に周囲へと拡散されるためか、比較的命中率に長けるわざが多い(一方でうたうなどのようにやたら命中率が低いわざもあるが)。また、ダブルバトルトリプルバトルなどでは攻撃範囲にも長けている傾向がある。ただし広すぎて仲間のポケモンにまで影響を及ぼしてしまうわざもある点には注意。

ダメージを与えるわざは非接触の特殊攻撃となっている。大半がノーマルタイプであるが最近は様々なタイプの技が増えてきている。

その他、相手のステータスを引き下げながら交代するすてゼリフ、ダメージを与えた相手のやけど状態を治療してしまううたかたのアリア、同名のわざが使用される度にどんどん威力が上がっていくエコーボイス、攻撃しながら相手のPPも削るぶきみなじゅもんなど、独特な効果を持つわざが多い。

極めつけは敵も味方も自分さえも問わず、場の全員を3ターン後に強制的にひんし状態に陥れるほろびのうたで、同じ効果を持つ特性ほろびのボディが後に登場した。

最大と思われるメリットは第6世代から追加されたみがわりを貫通するという効果で、みがわりを用いた耐久型のポケモンには天敵となり得る。特にスキン系特性持ちがハイパーボイスを撃ち続けていた時代は、意図せずしてみがわりが強く牽制されていた。

一方でぼうおんの特性を持つポケモンにはどんなに壮絶な大音量だろうと心に響くような美しい音色だろうと一切効果が無い

……はずなのだが、なぜか周囲で誰かが騒いでいると眠れず、直前まで寝ていても即座に目を覚ます(第5世代以降)。狸寝入りか何かだったのだろうか?初出の第4世代では眠れはせずとも起こされもしなかったのだが。

ただし、ぼうおんは味方の音技も無効化する。ダブルバトルでもばくおんぱうたかたのアリアなどにも巻き込まれないのは長所だが、いやしのすずまで無効になってしまうのは注意した方が良いだろう。一応さわげば前述の仕様からぼうおんだろうと眠らせない・眠っても後から能動的に起こせるという動きは可能(ねごとでは選ばれないので自分で騒いで勝手に起きるようなことは元々ない)。また、ちょうはつアンコールはみがわりを貫通するがこれらは音技には分類されないためかぼうおんでも無効化されない。

とおぼえは明らかに音を出している技にもかかわらず、範囲が使用者のみだったためか第7世代までぼうおんの影響を全く受けなかった。

第8世代から味方全員が対象の音技となったが、実態は「使用者以外の特性ぼうおんの味方には効果がない」「使用者以外のみがわりをなぜか貫通できず効果がない」と、どういうわけかデメリットだけが例外的に強調された仕様になってしまっている。

「使用者自身への効果」は阻害されないのが救いと言えるだろうか、その場合第7世代以前と大差ないが……。

一方第8世代で追加されたソウルビートはZワザの簡易版のようなもので、新しい音技であるにもかかわらず範囲が使用者単体の変化技だが、のどスプレー(こちらも第8世代で追加)を発動できるため音技である意味はないわけでもない。

ちなみにときのほうこうは「咆哮」、シンクロノイズは「ノイズ」とあるが音技ではない。これらの技はどちらかというとエネルギーそのものを放射しているイメージが強めである。後者は電波(エスパー)だが。また、ドラムアタックはあくまで植物による打撃であるため、こちらも音技ではない。

逆にポケモンXDダークポケモンが使うダークわざの一つ「ダークパニック」(相手全員を混乱)はなぜかぼうおんで防げるので音技として扱われる場合がある。といっても第3世代の作品なのでみがわりにはどのみち無力(当時はすりぬけもない)。

総じて、細かい仕様変更の影響を受けやすいカテゴリの技群であると言える。

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