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トリプルバトル

とりぷるばとる

トリプルバトルとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するバトルの形式の1つである。
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概要編集

初出は第5世代(『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』)。

ダブルバトルから更に出せるポケモンが増え、場に3匹ずつ並べて戦う。

従って、例えば上記イラストのような御三家揃い踏みや、地方の伝説ポケモン3匹を並べて出すということも可能。


ルールはダブルバトルに準ずるが、以下の点で異なる。


  • 両端にいるポケモンは、反対側にいるポケモンに対して技や特性の効果を与えることができない。これは相手のみならず反対側の味方にも適用される。特に、相手側とのこの位置関係を対角と言う。
  • ただし例外として、ひこうタイプの技(「エアカッター」「めざめるパワー」「しぜんのめぐみ」は除外)、技名に「はどう」とつく技(「あくのはどう」など)は自分以外全てのポケモンを対象にできる。
  • 両端にいるポケモンは、技を選ばないことを条件に真ん中に移動することができる。これを「ムーブ」という。ムーブするタイミングは移動するポケモンの「すばやさ」に依存する。
  • 真ん中にいるポケモンが使う技や発動する特性の効果は相手3匹の全員を対象にする。

端にいるポケモンは反対側から狙われることがない為倒されにくいが、中央にいるポケモンはどこからも狙われる可能性がある為倒されやすい。しかし中央にいると全体攻撃で効率的にダメージを与えられるため、役割に合わせて出す位置を変える必要がある。


環境としては、場のポケモンが多い分サポートがしやすいため、ギミックパーティが他ルールと比べても非常に多い。特に単体性能が高く少ない手数で完成するエルテラの並びは使用率でも上位であった。

また、ドードーカモネギなどの他ルールではなかなか見られないポケモンも、特有の役割を見いだされて採用されることがある。

ただしこれで全てでは当然なく、フェアリースキンハイパーボイスが強いニンフィアが使用率1位、高い種族値に便利な特性「いかく」を兼ね備えるランドロスが使用率2位と堅実に強いポケモンが多い。


第7世代の『ポケットモンスター サン・ムーン』で廃止となった。

しかし現在でも、専門wikiが開設されるなどコアなファンによってORASのフリーバトルで遊ばれている。


2024年4月9日には3DSのオンラインサービスが終了してしまったものの、オフライン大会が引き続き開催されている。


第7世代以降では「おどりこ」、「さいはい」、「かがくへんかガス」などの、明らかにトリプルバトルと組み合わせると危険でゲーム性を破壊しかねない技・特性が続々登場している。


主な担い手編集

イッシュ地方において何人かのトレーナーがトリプルバトルを仕掛けてくる。


ライモンシティのジムを制覇するまで5番道路を塞いでおり、ライモンジムを制覇した後にバトルすることになる「バイクずきのチャールズ」が、ホワイト、ホワイト2ではトリプルバトルを仕掛けてくる。多くのプレイヤーにとってはこれが最初のトリプルバトルとなるだろう。尚、ブラック、ブラック2においてはローテーションバトルを仕掛けてくる。


「対戦やり込み施設」では以下のトレーナーがトリプルバトルのエキスパートとして登場する。



その他、以下の施設にてトリプルバトルで戦うことができる。



近いもの編集

スマブラにおいてポケモントレーナーが参戦し、最後の切りふだ『さんみいったい』がこのトリプルバトルに近い。

参戦当時のポケットモンスターはダブルバトルが一度に場に出せる最大数だった為、原作ではさんみいったいは再現不可能だった。


また、セガの『龍が如く8』のミニゲームの1つである「スジモンバトル」は3体3のバトル形式になっていたことから、ポケモンファンの間では「廃止されたトリプルバトルを『龍が如く』が拾ってくれた」と謎の感動を呼ぶことになった。もっとも、似たような絵面になっているだけで、バトルのシステム自体はまったくの別物である。

ちなみに、『8』の舞台はハワイである。奇しくもトリプルバトルが完全に廃止された第7世代の舞台のモデルになった場所でもあり、なんたる因果であろうか…。


他形式編集


外部リンク編集

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