はじめに
本項ではゲーム『ポケットモンスター』シリーズ全般におけるポケモントレーナーについて解説しています。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのファイターとしての解説は、ポケモントレーナー(スマブラ)をご覧下さい。
概要
ポケモントレーナーとは、ポケモンを捕まえ、育て、勝負する人を指す言葉。
詳細
ゲーム『ポケットモンスター』の主人公(プレイヤー)はポケモントレーナーとなり、様々なポケモンを捕まえ、ポケモンバトルを通してポケモンを育て、ジムバッジを集めながら各地を旅し、チャンピオンとなるのが目標の1つとなっている。
だが、チャンピオンを目指さずとも、ポケモンを育て勝負させていればポケモントレーナーと呼ばれる。ゲーム中には、年齢・性別・人種・職業を問わず、様々なトレーナーが至る所に存在している。
テレビアニメ版(第1~7シリーズ)、及びテレビアニメ版(第1シリーズ)をベースとした漫画版小説などでは、ポケモントレーナーは法律上で成人として定められている10歳から資格を得られるとされているが、原作であるゲーム版においてはそういった設定はなく、幼年である「えんじ」というカテゴリのトレーナーも存在している。
多くのゲームシリーズでは、プレイヤーがトレーナーへ話し掛けるか視界に入ると、近付いて来て勝負が始まる。ゲーム中では「目が合ったら」と説明されるが、こちらがトレーナー側を向いていなくとも勝負となる。
『ポケモンSV』ではフィールド上にいるトレーナーに話し掛けることでバトルが開始されるように変更された。
中には走り回っていたり、向く方向を変えたり、草むらへ隠れていたり、背景やマップポケモンに擬態しているトレーナーもいるので注意が必要。シリーズによっては、走っていると自動的にこちらを向く場合も。
そのため野生・トレーナーを問わず連続バトルでボロボロとなったタイミングで、隠れたトレーナーの不意打ちで全滅させられる事故も稀に起きる。
なお、街中で戦闘となることは余りなく、道路や水道、洞窟といった開けた場所で行うことが多い。街中の場合はバトルコートやポケモンジムといった特定場所でのみ可能なようである。
1人のトレーナーが同時に連れていけるポケモンは6匹まで。連れているポケモンを「手持ちポケモン」と言う。
既に手持ちが一杯の状態でポケモンを捕まえると、ゲームでは自動的にパソコンのボックスに送られる。手持ちを入替えたい際はポケモンセンター等に置いてあるパソコンから「ポケモン預かりシステム」のボックスへアクセスして行う。『ピカブイ』からポケモンボックスという道具が登場し、ポケモンセンターに行かずともポケモンの出し入れが可能となった。
アニメでは、ポケモン図鑑をくれた博士の研究所へ転送されたり(アニポケ1期カントー地方)、モンスターボールへロックが掛かる(アニポケ4期イッシュ地方)。
トレーナーはポケモンセンターの施設を自由に利用可能。
ゲームでは勝負に負けたトレーナーは、勝ったトレーナーに賞金を支払う。額はゲームの進行度やトレーナーの種別、強さ等によって異なる。例としてかいパンやろうは少ないが、お金持ちのおじょうさまやおぼっちゃまは高額であるといった特徴がある。
プレイヤーも例外ではなく、ポケモンが全滅すると相手へ賞金を払わなければならない。第2世代までは所持金の半分であったが、それ以降は「所有しているポケモンの最高レベル×100円」となっている。野生ポケモンに負けた場合は慌てて落としてしまう。
ちなみに「ポケモントレーナー」の活動自体には明確な定年といったものはない。やめるかどうか、他の職種と兼業しながら続けるかどうかは主に個人判断による。
また、ゲームやアニメでは一切描写がないが、小説版においてはポケモントレーナーの資格を持ったままポケモンセンターで生活保護を受けとる脱落トレーナーが描写されていた。老体になると体力的にも精神的にもドクターストップが掛かってジム戦許可すら取れなくなるという。
名前について
こちらではゲーム版のトレーナーの名前の由来について記述する。
以下の設定はポケモントレーナーであると明確に設定されていない人物にも適用されることがある。
主人公・ライバル
ゲームフリーク関係者(田尻智・石原恒和)や任天堂関係者(岩田聡・宮本茂)より取られるパターンとタイトルに関係しているパターン、一般的な人名に由来するパターンの3種類ある。そうでなくとも、一定の法則に従っている例がほとんど(後述)。
タイトル関連パターン
- 初代:「色」
- 第2世代:「金」・「銀」・「クリスタル」
- 第4世代:「宝石」に関するワード(主人公:輝き・光、ライバル:純度)
- 第5世代(BW):「色」(主人公が透明、ライバルが黒と白。BW2のライバルもここに含まれる)
- 第7世代:「太陽」と「月」に関するワード
一定の法則性のパターン
- 第3世代:「遥か」に関するワード
- 第4世代(HGSS):「音」に関するワード
- 第5世代(BW2):「共鳴」
- 第6世代:「静か」を意味するワード
- 第8世代:「強さ」と「勝利」に関するワード
- 第9世代:「青春」に関するワード
ジムリーダー・四天王・バトル施設の強豪達
基本的に植物が由来で、ポケモンに登場するキャラクターの命名法則としては最もメジャーなものだろう。
これはポケモン博士やマコモなどの一部NPCも同様であるが、時間軸に由来するポケモンSVの博士2人、上り線と下り線に由来するサブウェイマスター(ただし、この2人は藤の花が由来とする説もある)のように例外もある。
敵組織
ボスは主に植物の名前を冠しているが、幹部名はその組織の名前に関連したものに由来する。
- ロケット団:ロケットの名前
- マグマ団:炎に関するワード
- アクア団:水に関するワード
- ギンガ団:天体の名前
- プラズマ団:色の名前(※)
(※)7賢人とアクロマが該当。プラズマとの関係はあまりないが、作品タイトルが「白と黒」に由来しており、そこから色が由来となったと思われる。一方、ゲーチスやN自体は音楽用語から取られている(ゲーツィスとナチュラル)。
しかし、第6世代以降は幹部名にも植物の名前が使われる他、場合によっては1つのシリーズに複数の組織が登場することも増えて来ているため、徐々にこの法則は薄れつつある。
例として、第9世代の「スター団」は人名ではなく、5つ存在するチームの名前がカシオペヤ座の別名から取られている。
一般トレーナー
一般トレーナーは現実でもありふれた名前が採用される傾向にある。
しかしながら、一般トレーナーグラフィックを使用していながら、声優やスタッフといった実在するポケモン関係者やフィクションキャラやタイプや出現施設に関連した事象に由来するトレーナーもいる。
一例を挙げてみると次の通り。
- ポケモン関係者由来:ゲームフリークのモリモト(ディレクター・森本茂樹)、ミニスカートのリカ(サトシ役・松本梨香)など
- ポケモンファンの著名人由来:エリートトレーナーのショウコ(中川翔子、ノブヒコ(岡本信彦)、アヤナ(椿姫彩菜)など
- フィクション由来:ドクターのキリツグ(Fate/Zeroの主人公・衛宮切嗣)、かいじゅうマニアのリク(ウルトラマンジードの主人公・朝倉リク)など
- タイプ由来:タイプエキスパートのサッチャー(鉄の女の異名を取るサッチャー)、タイプエキスパートのボツリ(強力な毒を持つボツリヌス菌)など
派生作品
派生作品においても一定の法則で命名されている例とそうでない場合がある。
例えば、『ポケモンレンジャー』の場合は過半数が星座や星に関するワードから(ゴーゴー4兄妹は時間帯から)、『ポケモン+ノブナガの野望』の場合は原作になったゲームの特性から日本史の人物から名前が取られている傾向にある。
ポケモントレーナーの種類・肩書
ポケモントレーナーは多種に分かれ、人によっては兼務している場合もある。
○○トレーナー
狭義には「ポケモン勝負を中心として活動する者」のこと。
ポケモンとの触れ合いや状態管理は、戦闘に関することが主軸となる。
ゲーム中のNPCの肩書に「トレーナー」とついている場合、それ以外の職を持たない人物であることが多い(ポケモントレーナー、エリートトレーナー、ホープトレーナー、ベテラントレーナーなど)。
タイプエキスパート/タイプマスター
ポケモンのタイプを1つに絞って極めるトレーナーを指す。最終的にはジムトレーナーやジムリーダーを目指す者が多い。
ゲーム内で主人公がなることの出来る数少ない肩書の1つ。
ゲーム本編では「タイプエキスパート」だが、アニポケ1期のカスミが「水タイプマスターを目指す」と発言していたことから「タイプマスター」と呼ばれることが多い。
キャプテン
詳しくはキャプテンの項を参照。
しまキング・しまクイーン
アローラ地方に住む守り神に認められた者がなることが出来る、各島の実力者。
詳しくはしまキング・しまクイーンの項を参照。
ポケモンジム所属トレーナー
ポケモンジムを取り仕切っているトレーナーであり、ジム内で1番の実力者。
ポケモンリーグより任命されており、ジム挑戦者の実力を見定めることが仕事。
自身が実力を認めた挑戦者へジムバッジを与える資格を有する。
ポケモンジム内でジムリーダーのもとで活動しているトレーナーのこと。
それぞれジムのテーマに沿ったタイプを使用することが多い。なお、ガラル地方以外では他の職業(肩書)と兼務していることがほとんど。
ポケモンリーグ所属トレーナー
それぞれの地方におけるポケモン勝負の最高峰かつトレーナーとしての最終目標地点である「ポケモンリーグ」に所属し、挑戦者を待ち受けるトレーナー。
ガラル地方では興行を行う関係でポケモンジムの関係者もリーグ所属となっている。パルデア地方もジムとの結び付きが強く、シリーズ史上初めてジムリーダーと四天王を兼任する人物がいる。
ゲーム内で主人公がなることが出来る数少ない肩書の1つ。
それぞれ、ポケモンリーグ四天王・ポケモンリーグチャンピオンの項を参照。
バトル施設所属トレーナー
各地方にはバトルフロンティアやバトルハウス、バトルツリーといった、ジムやポケモンリーグからは独立した勝負の腕前を競うバトル施設がある。
このうちバトルサブウェイについては交通機関でもあるため、ここの職員は企業関係者と兼務していると見て良いであろう。
連勝していくと、各施設の管轄者やそれに相当する人物が施設内最強のトレーナーとして挑戦者に立ちはだかる。
それぞれフロンティアブレーン、サブウェイマスター、バトルシャトレーヌを参照。
育成関連
ポケモンブリーダー
ポケモンを育成することへ活動中心を置く職業。初代、第2世代では育て屋とも呼ばれていた。
アニポケ1期でタケシが「ポケモンブリーダーになりたい」と発言したのが初出。これが逆輸入され、ゲーム版では『ルビー・サファイア』から登場した。トレーナーから預かったポケモンを育ててレベルアップさせる育て屋、預かったポケモンの世話をする預かり屋の周辺に多くいる。
アニメでの描写によると、ブリーダーはポケモン毎の味の好みや状態を考え、エサの調合・管理もこなす。また、ブリーダーからポケモンドクターやポケモン研究者を目指すトレーナーもいる。
ポケモンソムリエ
アニメ『ベストウイッシュ』に登場する職業。イッシュ地方発祥且つ限定トレーナー。
詳細はポケモンソムリエを参照。
スポーツ関連
ポケモンと共にスポーツ競技を行うトレーナー。
イッシュ地方ではサッカー選手、野球選手、テニスプレイヤーなどポケモンと一緒に競技に参加するトレーナーが多く存在する。
また、アローラ地方ではマンタインへ乗ってサーフィンをする「マンタインサーフ」が盛んに行われている。
ポケモンレーサー
ポケモン騎乗を得意とするトレーナー。
ゲームでは『XY』にて主人公の母親サキがサイホーンによるレースを行う「サイホーンレーサー」として登場した。
基本的にアニメで多く描写され、カントー地方のポケモンレース、ジョウト地方のポケモンライド、アルトマーレの海上レース、カロス地方のサイホーンレースやメェークルレースなどが確認されている。また、オレンジ諸島のジム戦では、海上レースや雪山レースなどが採用されている。
ポケスリート
ジョウト地方のポケスロンドームで行われるポケスロンに参加するトレーナーのこと。初出は『ハートゴールド・ソウルシルバー』。
3匹のポケモンと共に「パワー」「スピード」などの各部門に分かれた競技に出場し、合計点を競って優勝を目指す。
ゲーム内で主人公がなることが出来る数少ない肩書の1つ。
芸能関連
ポケモンと共にアイドル業や演技、競技会等の分野で活動するトレーナー。
特殊な肩書はないが、演技の世界では『BW2』のイッシュ地方に登場するポケウッドにて映画俳優となるトレーナーや、チャンピオン業の傍ら大女優として名前を馳せるカルネ、「エレクトリカルストリーマー」を名乗るジムリーダー兼動画配信者ナンジャモなどがいる。
ポケドル/アイドルトレーナー
ポケモンと一緒に歌って踊ったり、テレビ出演等の芸能活動を行うトレーナー。
アニポケ番外編『ライコウ雷の伝説』においてマリナがアイドルトレーナーの存在を初めて明確に表現している。
ゲームではシンオウ地方にてアイドルが肩書として初登場した他、イッシュ地方では芸能活動を行うトレーナーがポケドルという名称で登場した。
なお、マリナはアイドルトレーナー志望から後述のコーディネーターに転身している。
ポケモンコーディネーター
第3世代(アニポケでは第2期)より登場。ゲーム内で主人公がなることのできる数少ない肩書の1つ。
ポケモンの魅力を競うポケモンコンテストで優勝することを目的に活動するトレーナー。
審査内容はゲームでは主にビジュアル・ダンス・演技、アニメではポケモンの演技とバトル。
元々アニメ発祥の言葉であったが、『DPt』のヨスガシティでこの発言をするNPCがおり、ゲームの方もこの呼称が採用されている模様。
アニメにおいては、特に優れたコーディネーターは「トップコーディネーター」と呼ばれる。
ゲーム第4世代『DPt』の主人公の母親アヤコはコンテストのマスターランクに出場する腕前を有するコーディネーターである。
ミクリやメリッサなどジムリーダー業の傍らコンテストに出場するトレーナーもいる。(ミクリはアニメでのみコンテストマスターと呼ばれる)
また、第6世代『ORAS』コンテストライブに登場するルチアはコンテストアイドルの肩書を持ち、事実上アイドルトレーナーと兼業している。
ポケモンパフォーマー
アニポケ5期に登場。カロス地方にて開かれているトライポカロンの競技者のこと。
アニメにおけるポケモンコンテストはバトルも行うが、こちらは純然たる演技審査を行い、ポケモンとトレーナーが息が合ったパフォーマンスを見せることが求められる。
コンテストと異なりこちらはアニメのみで、ゲームにはトライポカロン自体存在しない。
公的機関等
人々は教育・研究・医療・治安維持等、様々な形で社会やポケモンへ関わっており、ポケモントレーナーの育成活動やその補助支援にも様々な方法で携わっている。
ポケモン研究者(ポケモン博士)
ポケモンに関する様々な事柄について研究する人達のこと。研究テーマは生態・進化・技・歴史など様々。
ポケモン図鑑とは彼らのポケモン研究の成果の1つであり、主人公が旅をしてポケモンを捕まえるのも図鑑を埋めて彼らに研究資料を提供するためという側面がある。
ポケモントレーナーへ初心者用ポケモンを提供するのは主に彼らの役目となっている。
ポケモン研究における第1人者としてオーキド博士がいる。
NPCトレーナーではけんきゅういんが該当し、博士の助手を務めていることが多い。
医療
ゲームではポケモンセンターで、ポケモン回復を担当する女性職員(アニメのジョーイに相当)が受付として常駐している。第7世代『サン・ムーン』『ウルトラサン・ウルトラムーン』のバトルツリーで登場する際の肩書は「PCお姉さん」(PC=ポケモンセンターの略)。
その他、該当する肩書のトレーナーとして「ドクター」「ナース」がいる。
ちなみに『BW2』の主人公の母親はポケモンセンター元受付という設定である。
アニメではポケモンの治療を行う「ポケモンドクター」という職業が存在し、ジョーイ等もこれに該当する。
ジョーイ一族らが中心となって各地のポケセンで人間とポケモン治療を担当しており、病院やレスキュー隊などもこちらの部類へ入る。地方によってアシスタントポケモンが異なる。
人・ポケモン共に看護師養成学校が存在している。
教育
作中にはポケモントレーナーの基礎知識を教える「トレーナーズスクール」があり、その先生たる人物は相応に勝負の腕を持っている。代表例としてジムリーダーと兼業しているチェレンがいる。
NPCトレーナーでは「先生」が該当。
また、ガラル地方には「マスター道場」と呼ばれる修業所が存在し、師範マスタードは元チャンピオンである。
パルデア地方では巨大トレーナー養成所「オレンジ/グレープアカデミー」があり、ポケモンリーグすら傘下へ置く程の全地方的な権威・権力を持っている。
治安維持トレーナー
主にポケモントレーナーやポケモンの犯罪を取り締まる。
警察関係
ゲームでは「おまわりさん」や国際警察が登場。『SM』では作中で初めて交番が描かれた。
特に国際警察といえば多くの作品に登場するハンサムが御馴染の存在となっている。組織の詳しい全貌は不明であるが、主に各地方で起こる組織犯罪の調査や、特定の地方に出現する異世界の生命体への対処をしており、所属する者を数字のナンバーで呼んでいる描写がある。
アニメではジュンサー一族らが中心となって人間やポケモンの犯罪を取り締まり、ポケモンの生命より人間の治安と平和を最優先に守る。地方によってパートナーポケモンが異なる。
カントー地方を見る限り銃携帯は可能であるが、海外アニメ進出後は装備が警棒となった。
また、警官の一部にロケット団へ協力している者がおり、釈放金による釈放が問題となっている。
ポケモンレンジャー
ゲームでは第3世代以降及び外伝作『[[ポケモンレンジャー』シリーズに登場。
ポケモンと自然保護活動や自然災害への対処、人々が困っている問題などをポケモンと協力して解決していく職業。「レンジャーユニオン」という組織に所属する。
手持ちポケモンの他、野生ポケモンと気持ちを通わせて力を貸して貰い活動する。
特に優秀なレンジャーは「トップレンジャー」と呼ばれる。
アニメでは犯罪組織を取り締まる職業としても描かれている。ポケモン保護を目的としているので所有ポケモンは基本的に1匹のみであり、任務によって野生ポケモンを仲間とし、任務終了後は野生へ返すのが基本となっている。
以下、アニメのみ登場。
ジム監査官
非公認ジムを公認ジムとする資格があるかどうかを調査する。また、公認ジムを再調査することもある。中には準伝説級ポケモンを所持する監査官もいる。
過去においてはユズジム・ヤスジム・ハナダジム・ニビジムなどが調査されている。
ポケモンGメン
犯罪組織を取締まる職業の1つ。アニメのワタルがこの職業についている。犯罪者に対してダイレクトアタックが認められている(海外警官で言う発砲許可、ポケモン世界ではポケモンによる攻撃)。
過去にロケット・マグマ・アクア団を取り締まった。
企業・団体関係者
ポケモンに関する様々な企業や団体が作品中には登場し、そこで働く者達もまたポケモンを所持している。
とはいえ本職はビジネスであるため、(例外もあるが)専門職程腕がある訳ではないようである。
単独では「ビジネスマン」「OL」「作業員」といった肩書を有するトレーナーが見受けられる。
アローラ地方ではエーテル財団と呼ばれる団体が存在し、ポケモン生態系に関する保護活動を行っている。
ガラル地方ではマクロコスモスと呼ばれる一大企業グループが存在し、ガラル地方に関する様々な事業を手掛けている。
この他、シルフカンパニー(カントー地方)、デボンコーポレーション(ホウエン地方)などがある。
秘密結社/悪の組織
シリーズにほぼ必ず登場する、ポケモンの力を利用して悪事を行う組織。主人公の壁として度々立ちはだかり、ストーリー上で重要な立ち位置を占めることが多い。
ロケット団
通称「ポケモンマフィア」。ポケモンを利用した犯罪組織である。主に勢力拡大や金儲けを企む。
『RGBP』『FRLG』では主人公へ敗北したサカキの意向により解散させられているが、それから3年後の『GSC』『HGSS』でも残党が活動を続け、サカキを呼び戻そうとしている。
また、『USUM』ではサカキがパラレルワールドボスを集めたレインボーロケット団を結成していたり、『ポケモンGO』ではGOロケット団が存在する。
アニメでは外食店、遊園地、賭博など様々な分野へ食い込んでおり、軍事力や科学力も高水準である。さらに外部にも、果ては警察内部にすら協力者が存在する。
マグマ団
グラードンの力を利用して陸地を増やすことが目的。作品によって立ち位置が違う。
『ORAS』ではさらに「人類にとっての理想の地球の追求」が目的へ加わる。
アクア団
カイオーガの力を利用して海を増やすことが目的。作品によって立ち位置が違う。
『ORAS』ではさらに「ポケモンにとっての理想の地球の追求」が目的へ加わる。
ギンガ団
今ある世界を消し、新世界を創ることが目的。
表向きは宇宙エネルギー開発を謳っており、都会のド真ん中へ堂々とアジトを構え、CM放送も行っている。
過去の物語『LEGENDSアルセウス』では、ポケモン調査や人々の警備・医療を担う団体であったことが確認出来、主人公はそのギンガ団へ入団することとなる。
プラズマ団
人間からポケモンを解放することを表向きの目的とし、裏で様々な悪事を行う。
組織内では「ポケモンの解放」を本気で行おうとしていた者達(N派)と、口実を隠れ蓑にポケモンを自分達のみ保有することで悪事へ利用し、世界征服を企んでいた者達(ゲーチス派)へ二分され、『BW2』では前者が組織を抜けて分派している。
フレア団
争いのない世界を作るべくその原因となる人間の数を減らそうと目論む。
科学者が組織内で高い地位にいたり、ラボの運営を行うなど科学力に長けている。また、マスコミ関係者との繋がりによる情報操作を行っていたと思われる描写がある。
スカル団
アローラ地方における不良少年少女によって構成される集団。 その多くはアローラの風習である島巡りの脱落者である。
他悪の組織と異なり特に明確な目的もなければ制度化された組織機構もなく、試練の邪魔をしたりポケモンを奪ったりと各々がチンピラじみた行いをしている。
一方で、ゴーストタウンと化した街一帯を本拠地として占拠するぐらいの規模はある。
以下、外伝作へ登場
シャドー
世界征服を目的として活動する秘密結社。
『コロシアム』で1度解体されたが5年の時を経て『XD』で再結成された。
ポケモンのココロを強制的に閉ざし、戦闘マシン染みたダークポケモンへと改造する技術を有している。
基本的に表社会で大っぴらには活動していないが、複数の街を実効支配していたり砂漠のド真ん中に巨大な塔を建てたりと存在感はかなりのモノ。
五年後にメンバーを一新して再結成された際は巨大貨物船をキャトったり山間部に馬鹿デカい工場を構えていたり大きな火山島を丸々1つアジトとしたりと行動がさらに大規模に。
スナッチ団
オーレ地方にアジトを構えているポケモン窃盗団。シャドーと業務提携を結んでいる。
既に他人が捕獲したポケモンを再捕獲するスナッチマシンを保有しており、これでトレーナー所有ポケモンを強奪することを生業としている。
悪の組織の下へさらに悪の組織がいるという中々珍しい構成であり、表社会へ顔を出さないシャドーとは異なり、彼らはニュースへ組織名が出る等かなり名が知れていた様子。
ゴーゴー団/ヤミヤミ団/ポケモンナッパーズ
それぞれ『ポケモンレンジャー』シリーズへ登場する悪の組織。
彼らはポケモンを操って使役しているため、厳密にはポケモントレーナーではない。
グレーゾーンのポケモントレーナー
作品によっては合法だったり、違法だったりするポケモントレーナー。
ポケモンハンター
アニメへ登場。
ポケモンを捕まえたり狩る仕事をしているためかやたら強いトレーナーが多く、戦闘用ポケモン育成、機械技術、特殊な特技などに長けている者が多い。
珍しいポケモンを捕らえたり付加価値のあるポケモンを他所で売るなど目的は様々。
普通のトレーナーがモンスターボールでポケモンを捕まえるのに対し、ハンターは大抵の場合ポケモンを生身で捕らえ檻へ閉じ込めて輸送する。
大規模な犯罪組織としては、「ポケモンハンターJ一味」が確認されている。
飛行艇で集団行動する危険なハンター達であるが、仕事優先であり、失敗したら撤退を優先する。仕事や撤退の邪魔をする者は抹殺対象となる。 ジュンサーやポケモンレンジャーとの抗争も多い。
中規模、単独犯行を行うポケモンハンターの種類としては、オレンジ諸島のラプラスハンターの海賊、ダグトリオハンターのダグトリオ泥棒団、バンギラスハンター、毒タイプハンターのリョウ、密猟者のアメールなどが確認されている。
余談であるが、人間へ危害を加えるポケモンを処分する仕事は大抵ジュンサーが担当するため、害獣を駆逐する善人のポケモンハンターは未だに登場していない。
ジム破り
アニメへ登場。ジムを乗っ取る旅のポケモントレーナーも存在する。ジム破りが合法なら犯罪にならないため、一応需要はあるようである。
ハナダジムを狙った不良一味や、『ベストウイッシュ』でサンヨウジムを狙ったジム破りのドラコなどが該当する。
エール団
団と付いているが悪の組織ではない。
ガラル地方スパイクタウンを根城とするジムリーダー兼シンガーソングライター・ネズをリーダーとし、ネズの実妹・マリィを応援するために、スパイクタウンジムトレーナーで結成された団のこと。
マリィをリーグトーナメントで優勝させるため、他チャレンジャーを徹底的に妨害する。
要は悪質サポーターである。
ただし、ネズはこれへ加担していないどころかエール団の行動へ気付いてすらいなかった。そのため厳密にはエール団ボスと呼ぶには語弊がある。詳細はエール団及びネズの記事を参照。
pixivにおけるタグとしての扱い
pixivでは、
などといった理由のために、以下の形によって記事やタグでの使い分け対策が取られている。
人物名(トレーナー)、人物名(ポケモン)、人物名((作品名)
ちなみに()はタグとして利用出来る半角文字が使われる。
主なポケモントレーナーの肩書き一覧
各トレーナーを記すとキリがないため、該当人物等は各肩書きのリンク先を参照。
主要トレーナー
ポケモンジム
ポケモンリーグ
※ガラル地方には四天王が存在しない。
島巡りで立ちはだかるトレーナー
悪の組織
プラズマ団 フレア団 スカル団 エーテル財団 レインボーロケット団 マクロコスモス(ポケモン) スター団
バトル施設
一般トレーナー
<男性>
初代より登場
かいじゅうマニア かいパンやろう かじばどろぼう からておう ギャンブラー ジェントルマン
第2世代から登場
第3世代から登場
こんちゅうマニア ドラゴンつかい ニンジャごっこ ポケモンコレクター
第4世代から登場
第5世代から登場
第6世代から登場
第7世代から登場
外伝作品に登場
ローラーボーイ バンダナやろう ほがらかおじいさん はたらくおじさん
<女性>
初代より登場
第2世代から登場
第3世代から登場
アロマなおねえさん うきわガール オカルトマニア おじょうさま
かくとうむすめ センパイとコウハイ バトルガール パラソルおねえさん
第4世代から登場
第5世代から登場
第6世代から登場
第7世代から登場
外伝作品に登場
大道芸人 ほのぼのおばあさん スーツのおねえさん ニュースキャスター
<男女共通>
初代より登場
第2世代から登場
第3世代から登場
第4世代から登場
第5世代から登場
第6世代から登場
げいじゅつおやこ スカイトレーナー ツアーきゃく ハネムーン ふりょうアベック
第7世代から登場
エリートコンビ かんこうきゃく ゴルファー しれんサポーター
スポーツきょうだい バッドカップル ベテランコンビ ホープコンビ みずぎカップル
外伝作品に登場
アニメ版
以下を参照。
アニメ『ポケットモンスター』シリーズ全般
第1 - 7シリーズで登場
第8シリーズで登場
余談
ゲーム中に登場するすべてのトレーナーを倒すのはポケモンの楽しみ方の1つであり、RTA種目としては全トレーナーに勝利するというものもある。
関連タグ
トレーナー:こちらのタグが使用されることもあるが、多義語であるため極力本タグの使用を推奨する。
2次創作専用タグ
オリトレ(ポケモン):2次創作用ポケモントレーナータグ。本家との混同を避けるために、オリジナルのポケモントレーナーについてはこちらの方を使用することを推奨。