概要
第1世代から登場するNPCトレーナー。
第9世代現在、ポケモン本編作品における皆勤賞キャラである。
フィールド上のあちこちにおり、冒険を始めたばかりの頃は必ずと言っていいほど対戦相手になる。
外観は主にキャップを後ろ向きに被り、肩書き通り短パンを着用している。
しかもこの短パンは冬の間でも履いているとの事らしく、本人らにとってはそれがポリシーらしい。
しかし、第5世代以降は目に見えて彼らのズボンの裾丈が長くなっており、「たんぱんこぞう」ならぬ「ハーパンこぞう」と呼べるような外見に変わりつつある。
ただし、後述にもある通り短パンで出ている作品もあり、第8世代では生足こそ見せていないが短パンの成人男性が登場しているので、表現の規制の厳格化というよりは、ハーフパンツ以上に裾丈の短いズボンを履いている男子が現実でほぼ見られなくなったことが作品にも反映されていると考えられる。
第6世代からはトレードマークの一つであったキャップを着用しない傾向にあり、
例外は『ORAS』や『LPLE』といった過去作のリメイク作品くらいであったが『ポケモンSV』で久々に着用している。
ピカチュウ版のリブートである『LPLE』では、HGSS以来約9年ぶりにハーフパンツではない見た目のたんぱんこぞうが登場、DPtのリメイクのBDSPでもリメイク元の短パン姿で登場した。
使用ポケモン
上記の通り、ゲーム序盤でよく登場し、コラッタやポッポといった、主に序盤のマップに生息するポケモンをはじめ、イシツブテやポチエナ、むしタイプなど男児受けのしやすそうなポケモンを使用してくる事が多い。
ファンシー系の可愛いポケモンを中心に扱うミニスカートの逆バージョンともいえる。
序盤で登場するということもあり、勝利した時に貰える賞金の金額は少なめ。
各世代の容姿と特徴
第1世代
ゲームボーイでの発売のため白黒で詳細なカラーリングは不明。
好戦的な性格なのか、索敵範囲が広い。
『ポケモンスタジアム』では帽子がオレンジ寄りの赤で描かれている。
第2世代
キャップと短パンは青、Tシャツは白。
30番道路にはポケギアに電話番号を登録できるたんぱんこぞうのゴロウがいる。
第3世代
キャップと短パンは青、Tシャツは黄色。
ゲームボーイアドバンスでの発売の為、鮮やかになったと共にやや裾丈が伸びた。
キャップと短パンは黄色、Tシャツは青。
歴代でキャップが黄色なのはこの作品のみ。
第4世代
キャップと短パンは紺色、Tシャツは赤。
最序盤の難関である「たんぱんこぞうのユウタ」は有名。特にRTAでは厳選失敗個体を容赦なく駆逐する篩としての機能がある。
GSCのデザインを元に、Tシャツが黄色に変更。
ゴロウに加えて34番道路にいるショウヘイの電話番号を登録できる。
裾丈の短い短パンを穿いているのは、後述の『LPLE』などのリメイク作品を除きこの作品が最後になる。
第5世代
キャップとTシャツはオレンジ、短パンは黒。
この世代から明確にハーフパンツと分かる裾丈となった。
第6世代
明るい水色の半袖パーカー、茶色のパンツ。
この作品のみ脛の上まで覆っていて最も裾丈が長い。
リメイク作品を除き、今作から帽子を被らなくなった。
色合いはリメイク元のRSEとほぼ同じだが、こちらはTシャツがヤミラミのプリント、短パンが黒に白のラインが入ったものになり、鼻に絆創膏を付けている。また、面構えもやや幼い。
第7世代
ウエーブがかった髪に褐色肌。
白いTシャツ、青い花柄の短パン。首からモンスターボールを下げている。
前作に引き続き幼い外見となった。
チャンピオン防衛戦には、序盤でククイ博士にポケモンの技について尋ねていたたんぱんこぞうのタロウが登場する。
また、同作には外見は同じだが手にバットを持っているスポーツしょうねんもいる。
キャップは青、Tシャツはビードルがプリントされたもの、短パンはベージュ。
HGSS以来の短いズボンでの登場となっている。
第8世代
従来からデザインが大幅にリニューアル。
ブロンドの白人風の容姿で、寒冷な気候とされるガラル地方の風土に合わせてかワイシャツの上にヨクバリス柄の厚手のトレーナー、黒のハーフパンツと白のハイソックスという出で立ち。
「一昔前の田舎の子ども」といった雰囲気であった過去作のたんぱんこぞうとは異なり、身なりも含めて育ちの良さを感じさせるような風貌をしているのが特徴。
このため、もはや「小僧」というより「おぼっちゃま」ではないかというツッコミの声が上がることも(イギリスでは貴族や王族などの子息は幼少時に短パンを履いていることが多く、実際に欧米の上流階級の子どもがモチーフになっている可能性はある)。
『鎧の孤島』では、スクールボーイやポケモンごっこ(♂)、バックパッカーと共にマスター道場の門下生をしているたんぱんこぞうが登場。
道着を着用していないのは、自分に合うサイズがないためらしい。
いい意味で期待を裏切ってくれたデザインに発売直後から各所で話題が沸騰、「歴代のたんぱんこぞうの中で一番かわいい」という意見もあり、そのルックスからか早くも一部の好事家たちからターゲットにされている模様(そういった意味では、このキャラクターとはある意味で対になっていると言える)。
実際、『剣盾』以降、かなりの数のたんぱんこぞうのイラストが投稿されるようになっているが、その半数以上は第8世代仕様のたんぱんこぞうのR-18作品だったりする。
丈自体はハーフパンツだがpixiv上では短く描かれる事も多い。
リメイク元のDPtを忠実に再現される事になったが帽子と短パンは水色よりで明るくなった。
第9世代
黄色いシャツを身に付け赤いハーフパンツをサスペンダーで落ちないように固定、更に学童帽のような紺色の帽子を被っており、リメイクを除いたポケモン本編の新作ではブラックホワイト以来の久々なのである。
携帯アプリ
ポケモンマスターズ
アプリオリジナルのデザインのたんぱんこぞうが登場。
SMと同様幼めの容姿で褐色肌。ドレッドヘアにヘアバンドを着け、ケロマツがプリントされたTシャツと黄色い短パンを着用。
アニメ版
『XY&Z』47話のエピローグでは、プラターヌ研究所へ(第6世代仕様が)やって来てカロス御三家を選んでいた。
『薄明の翼』でも第3話でモブキャラとして登場している。
余談
- ポケットモンスターの男主人公で短パンを着用している作品は存在せず、着せ替えの有る作品でもUSUMのジャラタセットやLEGENDSアルセウスの半股引以外は丈の短いものは存在せず、ジャラタセットはコスプレに近く、半股引も日本での着用がメインであり昭和以降は祭り以外で着ることは無いため、共に現在は普段着として着るような服ではなく、ソードシールドのダンデモデルのスポーツキャップ・プリントタイツも男主人公が着るとダンデの物とは違い丈が長い…とハーフパンツ扱いになる物しかないので、男主人公が第1世代~第4世代(のリメイク作品)のようなたんぱんこぞうの服を着てるor着られるポケモンゲーム作品はシリーズ開始から令和に突入した現在まで存在しないのである。
一方でYouTubeの公式チャンネルにて投稿されたWEBアニメ、POKÉTOON「怒りのオコリザル観察日記」では短パンの男の子が主人公として登場している。
関連タグ
ポケモントレーナー 一般トレーナー ミニスカート(トレーナー)
田中将大 - 『ポケモンSM』のCMでたんぱんこぞうに扮して出演したことがある。