概要
『ポケットモンスター』シリーズの1つ。シリーズで初めてニンテンドーDSで発売された作品で、俗に「第4世代」とも呼ばれる。
正式名称は『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』。
ダイヤモンド(Diamond)・パール(Pearl)・プラチナ(Platinum)から「DPt」「DPPT」「DPPt」などと略される。本記事はポケモンカードゲームが採用(コレクションナンバーの横に印字されているシリーズ名)した『DPt』を用いた。
これを元にしたアニメ版については「ダイヤモンド&パール」を参照。
『ダイヤモンド・パール』は、『ポケットモンスター』シリーズが10周年を迎えた2006年9月28日に10周年記念作品と銘打って発売された。
マイナーチェンジである『プラチナ』はその2年後に発売されている。
本作の開発は2004年10月7日に開催されたイベント「NINTENDO DS PREVIEW」にて発表された。当初本作は2005年11月に発売される予定だったが、2005年7月12日に発売が2006年に延期になったことが海外のニュースサイトで明かされた。ちなみにこの発表がなされたのは本作初登場となる新ポケモンルカリオがメインとなる劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオの公開4日前のことである。
発売前には『ポケットモンスターアドバンスジェネレーション』や劇場版で先行登場していたポケモン以外にもパチリス、ドラピオン、ロズレイド、チェリムなどの姿が公開された。
『ダイヤモンド・パール』についてはリメイクとなる『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が2021年11月19日に発売されている。
また、翌年の1月28日にはスピンオフ(外伝)作品である『LEGENDSアルセウス』が発売されている。
『金・銀』(第2世代)から続いた鉱物を由来とするタイトル名はこの世代で終了となり、次世代の『ブラック・ホワイト』は再び色名に戻った(ただし長続きせず、以降は第9世代まで飛ぶこととなる)。
バージョンごとの違い
ダイヤモンド・パール
パッケージを飾るポケモンはそれぞれディアルガとパルキア。当然各バージョンで出現するポケモンが異なっている。ポケモン10周年記念作品ということもあって、シンオウ図鑑に登録されるポケモンは初代と同じく151種類。その一方で出現するポケモンのタイプが偏っていたり、本作初登場のポケモンの多くが殿堂入りするまで入手できない。
プラチナ
パッケージを飾るポケモンはギラティナ。ストーリーもギラティナにまつわるものに大幅変更されており、シンオウ図鑑の登録ポケモン総数も210種類に増加した。ギラティナ、ロトム、シェイミのフォルムチェンジも新たに追加されている。
『エメラルド』以来バトルフロンティアが復活。この他ゲームテンポが改善されている。
その他の変更点
- 主人公の服装が従来作を思わせる王道デザインから気候に合わせた冬服に変更。
- HPゲージのデザインの変更
- OPタイトルの決定音が「オープニングデモ」におけるゲーフリのサウンドロゴになっていたDPに対し、本作においては従来作に倣ってギラティナの鳴き声を発するように。
- マップのグラフィックの変更。
- はっぱカッターやあくうせつだんなど一部の技のモーションが変更。
- ディアルガとパルキアが両方入手可能に(ただし、『DP』のバージョン限定ポケモンは『プラチナ』1つではコンプリートできないので注意)。
本作の特徴
10周年記念作品にあたる本作は「究極のポケットモンスター」と銘打たれており、それまでのポケモンシリーズの集大成的な作品となっている。設定もポケモン世界の根幹に触れかねない内容になっているが、シリーズは問題なく続行中である。
舞台は北海道(渡島半島と襟裳岬近辺を除く)をモチーフにしたシンオウ地方。
海外版ポケモン図鑑の閲覧
226ばんすいどうのマイスターに図鑑を改造してもらうと海外産ポケモンの図鑑説明が閲覧できるようになる。
ただし、該当ROM産のデータを受け取らないと説明は閲覧できないので注意(例えば、英語版のピカチュウを受け取ると英語の解説文が閲覧できるようになると言った具合)。
ポケッチ
ニンテンドーDS最大の特徴である二画面を最大限に利用した機能。
第二世代のポケギアから続く本作の携帯端末で、育成や冒険に役立つ機能が搭載されている。
詳しくは該当項目にて。
じてんしゃ
前作は用途によって自転車が分かれていたが、本作では再び一つに統一され、速さを変更できるギアチェンジ機能が搭載された。
滑り落ちる坂道や細い一本橋もこれ一つでOK。
Wi-Fiの導入
DSになったことでWi-Fiが導入され、遠くにいるトレーナーと対戦や交換ができるようになった
(『クリスタル』版でモバイルを利用した通信が存在していたが、遠くにいる任意のトレーナーと対戦や交換を行うことはできなかった)。
これにより対戦や交換が盛んに行われ、インターネットの普及も手伝い様々な交流が生まれることとなった。
ただし当時ランダムマッチは存在せず、外伝作品『ポケモンバトルレボリューション』を使用するのでなければ次世代を待つことになった。
今と比べるとSNSが発達していないご時世であったにも拘らず、本作単体でwi-fi通信交換をするには認証コードであるともだちコードを事前に「ともだちてちょう」を登録しておかなければならないという少々面倒な仕様であった。
現在はwi-Fiを用いた通信サービスは終了しており、友達がいないソロプレイヤーには無用の長物であった「ともだちてちょう」が万人にとっても使い道のないアイテムと化した。
グローバルトレードステーション(GTS)
Wi-Fiを用いてポケモンを預け、欲しいポケモンを指定して交換を待つ仕組みがこの時から登場。
現在でも採用されている。
ポケモンコンテスト
前作より続投。本作では新たにドレスアップとダンス審査が加わった。
ちかつうろ
DPtの舞台全土にひろがる巨大な迷路。ちかつうろの好きな場所にひみつきちを作ることができる。
壁を掘る事で「タマ」と呼ばれる宝玉を見つけることがあり、
それを探検家と交換することで、ひみつきちの家具やトラップを入手できる。
また、入る場所によって移動できるエリアも違い、出会える探検家も違いがある。
ひみつきち
あなほりドリルというアイテムを使って好きな場所に作れる。
中には家具を管理するパソコンとハタとりゲームする為のハタが用意される。
ハタを一定以上とると、カセキやトラップを探査できるレーダーが使えるようになる。
ハタとり
他のトレーナーがちかつうろに居る時、相手のひみつきちからこっそりハタを持って帰る事で、
ひみちきちの機能を拡張と瓦礫を撤去する事ができる。
カセキほり
ちかつうろでは壁から通貨となるタマや化石や鉱石のおたからを発掘する事ができる。
一度に掘り出せる制限はあるものの、非常に高価な物が勢ぞろいなので、ストーリー中でもドーピングアイテムを買い占める事が出来る。
ポケモン出現時のアニメーション機能
なお、こちらのポケモンが登場した際、『DP』では『エメラルド』同様性格により挙動が変わったが、『Pt』から一律になった他一部のポケモンがこちらを振り向くようになった。
既存ポケモンの進化
既存ポケモンの進化形が数多く追加され、種類は22種とシリーズ中最多。
特にヤンヤンマやイノムーなど、これまで能力が低かったポケモンの進化形が多く、進化したことで対戦でもよく見かけるようになった。
しかし、本作以降既存ポケモンの進化形がほとんど減ってしまった。
これはしんかのきせきの影響と推察できる。
一応、第8世代ではリージョンフォームの個体が新種へ進化するという試みが見られたが、原種が新種へ進化するシリーズは第9世代で復活した。
また、イーブイはやはりというか新規進化を獲得し続けている。
ポケトレ/国際孵化
ポケトレとは、ポケモンを呼び出し反応した草むらを追いかけて、出てきたポケモンを倒すか捕まえるかすると次の反応が起き、同じポケモンが出てくれば反応が続き、違うポケモンが出ればそこで終了、という連鎖出現機能である。
国際孵化とは、ポケモンの親トレーナーの国籍が異なる組同士でタマゴを産ませることである。
どちらも色違いのポケモンが入手しやすくなる要素として登場した。
技による物理・特殊の分離
これまでタイプに依存していた技の攻撃系統(物理、特殊)を、今作から攻撃技毎に物理攻撃と特殊攻撃に分けるようになった。
このため例えば「はかいこうせん」や「シャドーボール」、「ヘドロばくだん」などが物理技から特殊技に、「せいなるほのお」や「げきりん」、「たきのぼり」などが特殊技から物理技になり、それに伴ってこれらの技の主な使用者もがらりと変わることになった。
それまでは、タイプ一致の攻撃ですらまともに確保できなかったタイプやポケモンも多かったのだが、ほぼ全てのポケモンが物理・特殊関係なく、必要最低限以上の火力を出せるようになったという意味で、この仕様の変化は極めて画期的なものである。
そのため、真の意味で「ポケモン」というゲームシステムの基礎が固まったと言える。
技威力の増強
これまで技威力100で使い勝手が良ければ優秀とされていたところに、技威力が120~140かつ使い勝手の良い技が多く登場した。
例えば「げきりん」(威力120)や「りゅうせいぐん」(威力140)はドラゴンタイプの火力ゴリ押しでそれまでの対戦環境を大きく塗り替えてしまったほど。
天候
本作限定(厳密にはポケモンバトルレボリューションでも発生する)の天候として「きり」が存在し、フィールドでは視界を遮る他、バトルではウェザーボールの威力がノーマルのまま2倍にUP、ソーラービームのダメージが半減、命中率が半減、こうごうせいなど光を使った回復技の回復量が半減するなどの影響が出る。あまいかおりやあまいミツで野生のポケモンを引き寄せることも不可能である。
「きり」と名前がつくが、しろいきりやくろいきりで天候を発生させることは出来ず、ほぼ、フィールド依存といっていい。霧を晴らす為のひでんわざとしてきりばらいが登場したが、バトル上での裁定が難しくなる為なのか、以後の世代では実装されず、きりばらいの習得者も大幅に減った(天候の上書きも可能である)。もし、この天候が以後も続投していたら、あるいは任意発動になっていれば、戦略は大幅に変わっていたに違いない。
なお、霧自体は第3世代、第5世代でも確認できるが、あくまでフィールド上の演出に留まっている。
無論、ミストフィールドとも別物であるが、第8世代でフィールドの天候が霧になっている場合は、バトル中ではミストフィールド状態として処理される(リメイクのBDSPも同様。LEGENDSアルセウスでは第4世代と同様の処理になった)。
ポケダンでの「きり」とも別物で、こちらはでんき技の威力を弱めてしまう。
フィールド上の天候
バトル中での天候とは別に条件が揃えばフィールド上の天候が変化する場合がある。
212番道路では曇りと雷雨、213番道路では曇りと雨、216番道路では猛吹雪と雪、エイチ湖の畔では雪が発生するといった具合。
バトルでは雷雨は「あめ」、猛吹雪は「あられ」として処理される。
トレーナーの同行
一部のダンジョンでトレーナーと同行し、2人で戦うことになる。
野生ポケモンが出てくる際も2匹同時に出現し、トレーナーも(1人にだけ話しかけた場合を除き)2VS2で戦う。
同行が終了するといなくなるが、以降バトルタワーにてタッグパートナーとして選べる。
また、『Pt』ではしょうぶどころで戦うこともできる。
ダブルスロット
ニンテンドーDS〜DSLiteまでのハードで使用できる機能。
『流星のロックマン』など他社ソフトでも導入された機能であり、GBAスロットに特定のソフトを差し込んだ状態でプレイすると通常では出現しない野生のポケモンが出現するようになるシステム。
対応ソフトは外伝作品を除いたルビー・サファイア〜エメラルドまでの作品であり、差し込んだソフトによって出現するポケモンが異なる。ただし、プレイしているバージョンによって出現ポケモンが変化する事はない。
通信交換というめんどくさい手順を踏む必要があったゲンガーを楽々入手できるのが旨味。
また、この状態でパルパークにいる女性に話しかけると対応ソフトをモチーフにしたポケモンコンテスト用のアイテムが貰える。
パルパーク
ダブルスロットを応用した機能の一つ。
旧世代のポケモンを次シリーズに連れて行くという現在では当たり前になった機能の先駆けである。
こちらではなんと道具まで輸入できる。
バトルフロンティア
『エメラルド』で好評だった様々な対戦を楽しめる施設が『Pt』で再登場。
内容もほぼ一新され、フロンティアブレーンに挑むべく様々な戦略が練られた。
劇場版ゲストの登場
ファンサービスとして『アドバンスジェネレーション』の劇場版に登場した以下のキャラクターが一般トレーナーのグラフィックを流用して登場しており、セリフや手持ちなども元作品に準拠したものになっている。唯一『波導の勇者』からゲストが登場していないが、代わりにアーロンによく似た青年ゲンが登場しており、手持ちもルカリオとなっている。
出典 | 名前 | 職業 | 手持ち |
---|---|---|---|
七夜の願い星ジラーチ | バトラー | エリートトレーナー | サマヨール/ボーマンダ |
” | ダイアン | エリートトレーナー | キルリア/グラエナ |
裂空の訪問者デオキシス | ヒトミ | ” | メタグロス |
蒼海の王子マナフィ | ヒロミ | ビキニのおねえさん | ブイゼル/チャーレム/アズマオウ |
登場人物
※「ポケモンの登場人物一覧」もあわせて参照。
主人公
選ばれなかった方は上記の名前でナナカマド博士の助手として登場する。
ライバル
何も入力しなかった際のデフォルトネームは「パール」もしくは「ダイヤ」。
サポートキャラクター
同行者→タッグパートナー
ヒョウタ ナタネ スモモ マキシ メリッサ トウガン スズナ デンジ
フロンティアブレーン(『プラチナ』)
ポケモン
本作で初登場する第四世代のポケモン一覧
それ以外はポケモン一覧を参照
No. | 名前 | No. | 名前 | No. | 名前 | No. | 名前 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
387 | ナエトル | 414 | ガーメイル | 441 | ペラップ | 468 | トゲキッス |
388 | ハヤシガメ | 415 | ミツハニー | 442 | ミカルゲ | 469 | メガヤンマ |
389 | ドダイトス | 416 | ビークイン | 443 | フカマル | 470 | リーフィア |
390 | ヒコザル | 417 | パチリス | 444 | ガバイト | 471 | グレイシア |
391 | モウカザル | 418 | ブイゼル | 445 | ガブリアス | 472 | グライオン |
392 | ゴウカザル | 419 | フローゼル | 446 | ゴンベ | 473 | マンムー |
393 | ポッチャマ | 420 | チェリンボ | 447 | リオル | 474 | ポリゴンZ |
394 | ポッタイシ | 421 | チェリム | 448 | ルカリオ | 475 | エルレイド |
395 | エンペルト | 422 | カラナクシ | 449 | ヒポポタス | 476 | ダイノーズ |
396 | ムックル | 423 | トリトドン | 450 | カバルドン | 477 | ヨノワール |
397 | ムクバード | 424 | エテボース | 451 | スコルピ | 478 | ユキメノコ |
398 | ムクホーク | 425 | フワンテ | 452 | ドラピオン | 479 | ロトム |
399 | ビッパ | 426 | フワライド | 453 | グレッグル | 480 | ユクシー |
400 | ビーダル | 427 | ミミロル | 454 | ドクロッグ | 481 | エムリット |
401 | コロボーシ | 428 | ミミロップ | 455 | マスキッパ | 482 | アグノム |
402 | コロトック | 429 | ムウマージ | 456 | ケイコウオ | 483 | ディアルガ |
403 | コリンク | 430 | ドンカラス | 457 | ネオラント | 484 | パルキア |
404 | ルクシオ | 431 | ニャルマー | 458 | タマンタ | 485 | ヒードラン |
405 | レントラー | 432 | ブニャット | 459 | ユキカブリ | 486 | レジギガス |
406 | スボミー | 433 | リーシャン | 460 | ユキノオー | 487 | ギラティナ |
407 | ロズレイド | 434 | スカンプー | 461 | マニューラ | 488 | クレセリア |
408 | ズガイドス | 435 | スカタンク | 462 | ジバコイル | 489 | フィオネ |
409 | ラムパルド | 436 | ドーミラー | 463 | ベロベルト | 490 | マナフィ |
410 | タテトプス | 437 | ドータクン | 464 | ドサイドン | 491 | ダークライ |
411 | トリデプス | 438 | ウソハチ | 465 | モジャンボ | 492 | シェイミ |
412 | ミノムッチ | 439 | マネネ | 466 | エレキブル | 493 | アルセウス |
413 | ミノマダム | 440 | ピンプク | 467 | ブーバーン |
ソフト情報
ダイヤモンド・パール | プラチナ | |
---|---|---|
機種 | ニンテンドーDS | 同左 |
ジャンル | RPG | 同左 |
発売日 | 2006年9月28日(木) | 2008年9月13日(土) |
価格 | 4,571円+税 | 同左 |
販売元 | 任天堂 | 同左 |
発売元 | 株式会社ポケモン | 同左 |
開発 | ゲームフリーク | 同左 |
CERO | A(全年齢対象) | 同左 |
関連イラスト
関連動画
※埋め込み制限があったため動画のリンク先へ
幻のポケモンの扱いについて
本世代は歴代屈指の幻のポケモンの多さを誇る。
ポケモンレンジャーとの連動イベントあるいは配布でしか入手できないマナフィとメタモンとの交配で入手できるフィオネとは異なり、ダークライからアルセウスまでの幻のポケモンは個別にイベントが存在し、第3世代同様に配信アイテムの入手でイベントが発生する事が構想されていて、ミオシティには「はとばのやど」が建てられるといった伏線が敷かれるなどスタッフの気合いを窺わせていた。
しかし、後述するバグ技や改造データの流出により、配布アイテムや幻のポケモンが認知されてしまい、DPでの「はとばのやど」や224ばんどうろは訪れても特に旨味のない場所となってしまった。更にアイテムの配布はマイナーチェンジ作であるプラチナに持ち越しとなり、アルセウスイベントに必須なてんかいのふえに至っては配布されずに終わった(映画館で幻のポケモンを受け取るという配布方式はこれまで通り行われた)。
なお、配布アイテムのデータ自体はDPの時点で存在しているので、本来ならDPでもアイテム配布は行われる予定だったのだろう(配布アイテムのデータがあれば、DPでもイベントを起こす事は可能)。
なお、肝心の『てんかいのふえ』についてはLEGENDSアルセウスにてアイテムが別の入手方法で復活を果たしている事が判明している。
この反省からか、配信アイテムを使った捕獲イベントは次世代のビクティニを最後に行われなくなり、幻のポケモンに関するイベントも配布で入手したポケモンを特定の場所に連れていく事で技を覚えさせたり、フォルムチェンジさせる程度になってしまった(限定マップも追加されない)。
しかしながら、ポケモン剣盾ではDLCという形でここでしか入手できない伝説のポケモン(+幻のポケモン)が登場しており、前述の試みは形を変えて復活しつつある。
また、第5世代以降は通常プレイで入手できるロトムのフォルムチェンジについてだが、本世代ではプラチナでのみ配布された「ひみつのカギ」を入手する必要があり、ある意味で幻のポケモンと同等の扱いを受けていたが、タマゴでの孵化は可能。
本作の人気
10周年を記念して公式サイトでは「ポケモンガーデン」というポケモンの歴史を振り返るだけでなく、スタッフがユーザーの疑問に答えたり、FRLGのミニゲームが遊べるイベントが開催されたり、翌年には劇場版が10周年を迎えるなど話題には事欠かなかった。
第4世代と同時期に放映された『ポケモンサンデー』の出演メンバーがアニメ『ポケットモンスター』の劇場版に出演したり、その中の一人であるロバート山本博氏が同番組の対戦企画を経て全くの初心者からガチ勢へ大転身を遂げているなど著名人に関するエピソードも多い。
おまけに本作で本格的に対戦の下地が整い始めた所にニコニコ動画の黎明期が重なった事で『ポケモンバトルレボリューション』を介した対戦動画がアップロードされ、通信対戦という要素に注目が集まり始めており、のちの有名実況者が多数輩出された。
加えて配信環境が整った現在、バトルフロンティアにあるバトルファクトリーの高難易度連戦「金ネジキ」(ファン間での通称)が当時のど直球世代を中心に人気を博している。
これはポケモンを全く育成せずにガチバトルと運ゲーを楽しめる(※)というメリットが配信受けするためであろう。
結果としてライト・ヘビーユーザー共に高い人気を集め、『ポケットモンスターソード・シールド』が販売されるまで歴代3位の売り上げを維持していた。
現在もこの作品を思い入れのある作品と推すファンは多く、『BDSP』発売までTwitterで何度か「ダイパリメイク」のワードがトレンド入りしたと書けばその凄まじさがわかるだろうか。
(※)ただし、通常の対戦よりもポケモンの知識と忍耐を試される。
音楽面では
音楽面でも高い人気を誇る作品で「せんとう!チャンピオン」、「もりのようかん」(シオンタウンと並ぶトラウマBGMの1つ)、「戦闘!ディアルガ・パルキア」、「テンガンざん」、「209番道路」(通称:廃人ロードのテーマ)など人気のBGMは多く、メディアミックス作品でもアレンジが多く作られた。
アニメ『ポケットモンスターダイヤモンド&パール』では「オープニング」、「けんきゅうじょ」、「フタバタウン(昼)」、「戦闘!野生ポケモン」、「ハクタイのもり」、「206ばんどうろ」、「視線!ポケモンコレクター」、「視線!からておう」、「視線!げいじゅつか」、「スーパーコンテスト!」、「ダンス むずかしい」、「戦闘!ジムリーダー」、「210ばんどうろ(昼)」の13曲がアレンジされている。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』でが「戦闘!チャンピオン」、「戦闘!ギンガ団」、「戦闘!ディアルガ・パルキア」、「209番道路」の4曲がアレンジ。
その他
また、有志の調査により、特定の日付にプレイするとポケモンの出現率が変化することが判明している(参考)。
この他にも特定の日付にプレイすると天候やテレビ番組の内容が変わる小ネタがある(参考)
上昇する例
全体的に日本の祝日や記念日に上昇することが多く、中には海外の記念日なども含まれる。
何をもって選ばれているかは推測である為、注意されたし。
5%上昇
祝日 | 1月11日(成人の日)、2月11日(建国記念日)、3月3日(ひな祭り)、4月29日(昭和の日)、5月3日(憲法記念日)、5月5日(こどもの日)、9月20日(敬老の日)、12月23日(旧・天皇誕生日) |
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祝日(海外) | 3月17日(聖パトリックの祝日)、3月25日(受胎告知の日)、6月2日(共和国記念日)7月4日(独立記念日)、7月14日(フランスの建国記念日)、7月24日(開拓者記念日)、8月28日(聖母の被昇天/バンク・ホリデー(2006年))、10月3日(ドイツ統一の日)、10月12日(イスパニア・デー)、11月1日(諸聖人の日)、11月11日(聖マルティヌスの日/第一次世界大戦終結)、12月6日(フィンランド独立記念日/スペインの憲法記念日)、12月8日(無原罪の御宿り(※1)) |
記念日 | 4月25日(国連記念日)、8月15日(終戦記念日(※2)) |
国際デー | 5月8日(世界赤十字デー)、5月29日(国連平和維持要員の国際デー)、11月16日(国際寛容デー) |
行事 | 2月3日(節分)、4月1日(エイプリルフール(※3))、6月21日(夏至)、9月15日(月見)、12月24日(クリスマスイブ) |
偉人の誕生日 | 1月12日(増田順一)、2月12日(リンカーン) |
不明(情報求む) | 10月30日 |
(※1)成道会(釈迦が悟りを開いた日)でもある。
(※2)同日にインド建国記念日。
(※3)同日にアニメ『ポケットモンスター』放送開始。
10%上昇
1月12日(成人の日)と7月7日(七夕)の2日だけ。
下降する例
5%下降
10%下降
戦争関連 | 8月6日と9日(原爆投下日)、 |
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祝日 | 1月1日(元日)、9月23日(秋分の日) |
その他 | 9月11日(アメリカ同時多発テロ) |
ダイヤモンドダストが発生する時間帯
キッサキシティでは雪ではなく、ダイヤモンドダストが観測できる日が存在するが、これも何らかの記念日に沿ったものであり、ダイヤモンドダストという現象自体はのちのシリーズのマップでも採用されるようになった。
ちなみにBDDPでは11月19日でも観測可能。
記念日 | 3月15日(大阪万博開催)、3月31日(年度最終日)、9月2日(くじの日)、 |
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発売日 | 2月27日(日本版赤・緑。Ptのみ)、4月22日(北米版DP)、5月1日(北米版エメラルド)。7月27日(欧州版DP)、10月30日(北米版ポケモンレンジャー) |
誕生日 | 1月12日(増田順一)、9月20日(サラ・ナトチェニー(※1)) |
その他 | 2月29日(閏年) |
(※1)北米版「ポケットモンスター」でサトシのCVを担当。
関連タグ
なぞのばしょ:致命的なバグについて記載しているため、閲覧注意。
ポケモンレンジャーシリーズ/ポケモンバトルレボリューション:本作と連動しているソフト。
BDSP:リメイク。
LEGENDSアルセウス:スピンオフ。