基礎データ
ずかん | No.424 |
---|---|
英語名 | Ambipom |
ぶんるい | おながポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 20.3kg |
とくせい | テクニシャン / ものひろい / スキルリンク |
※テクニシャン:「いりょく」が60以下の技の「いりょく」を1.5倍にする
※ものひろい:戦闘終了時に10%の確率でアイテムを拾ってくることがある
進化
エイパム → エテボース (「ダブルアタック」を覚えた状態でLvアップ)
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)にて追加された、エイパムの進化系。
名前の由来は恐らく「エテ公+Both(両方) or Boss(親分)」から。
エイパムが順当に一回り成長したような姿をしており、先端が手の様になった特徴的な尻尾も二つに増え、より長く大きなものへ変化している。
進化前の顔は中心部に目や口などが集まっていたのに対し、進化後の顔はそれらのパーツが広がり、鼻の輪郭もはっきり認識できるようになった。雄雌の違いも存在しており、頭の毛が短い方がオスで、長い方がメス。
2本に分かれた尻尾を使った作業はより器用になり、硬いきのみの殻も上手に剥いて食べられる他、そこから繰り出す連続攻撃を避ける事は至難の業。
一方、本当の腕(前脚)は殆ど使わなくなった事で更に不器用となってしまい、専ら四足歩行で走る事にしか用いられない。
こうした生態から何をするにも尻尾を使い、仲間と尻尾を繋ぎ合せることで気持ちを伝え合う。
2つの尻尾で輪を作ることは、相手に対しての友情の印らしく、相手を尻尾で抱きしめ始めたらそれは最上位の親愛を示した行為であるとのこと。
野生では他のエイパム達と大勢の群れを作り、お気に入りの大きな木の上で暮らしている。
同じ猿ポケのナゲツケサルとは縄張りをめぐって争うライバルの関係であり、大抵結果は五分五分に終わるらしい。
当初は、それ程強くなかったエイパムからの進化であった為に、あまり期待はされていなかった。
ところが、ポケモン勝負において先制技の重要性と「ねこだまし」の需要の高まりで脚光を浴び、再評価された。また通常のバトルだけでなく、ものひろい要員としても活躍できる。
ゲーム上の特徴
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
---|---|---|---|---|---|
75 | 100 | 66 | 60 | 66 | 115 |
進化前よりも全体のステータス、特に「こうげき」・「すばやさ」が飛躍的に強化された。
この数値は同タイプのケンタロスとほぼ同等である。
耐久面も強化はされたが、それでもやはり打たれ弱い。
高い素早さからの特性を活かしたねこだまし・連続技での高い対面性能が魅力。
攻撃技としては「ねこだまし」はほぼ必須。これはテクニシャンから繰り出す「ねこだまし」が
相手に高い負荷を与えられる。もともと「ねこだまし」は確実な先制攻撃と相手を必ずひるませる事が可能な強力な技であるが、さらに「テクニシャン」補正を受けて、威力を"60"まで跳ね上げた攻撃が可能になる。
さらに第5世代では「ノーマルジュエル」を用いて一度きりではあるが、ハチマキを持って打った場合と同等の威力が出せる。この技だけでも対戦相手にとってはかなりの負荷を与えられるだろう。
その他の攻撃技としては、タイプ一致技の「ダブルアタック」や「おうふくビンタ」など複数回ダメージを与えられる技も強力。これは「おうじゃのしるし」を持たせた場合、相手をひるませる確率が高くなる為。また、どれも威力60以下の技なので補正を受け、侮れない威力となる。加えて「おうじゃのしるし」自体も、「なげつける」で相手に投げてしまえば100%怯ませられる。無論その対戦中持ち物は失ってしまうのは若干リスキーではあるが。
難点としては、最大の売りである「ねこだまし」が最初のターンでしか使用できず、その上で
貴重な技のスペースが埋まってしまう点にある。
そのため役目が終わったら「とんぼがえり」で無難に控えポケモンとした方がいい。
『プラチナ』においては、教え技で「ほのおのパンチ」、「れいとうパンチ」、「かみなりパンチ」の「3色パンチ」も習得可能となったので、弱点もつきやすくなった。
『BW』においては、隠れ特性として「スキルリンク」を得た。持ち味であった「ねこだまし」の威力こそ下がってしまうが「おうふくビンタ」などの連続技のヒット数が安定し、ダメージが大幅に増した。
しかし、『XY』以降のシリーズにおいては自分より速い上に高火力なポケモンが多数誕生し、ギルガルドやカプ・テテフを筆頭に、「ねこだまし」すら効かないポケモンが出現してしまった。そのため、現在のシングルバトルでは逆風が強い。
また、先制技のイメージが強いが、「ねこだまし」以外の先制技を実は習得しないので相手に先手を取られると特に厳しい。
ビッパですら「でんこうせっか」を覚えるのだからそろそろ貰えても良いのだが。というか第四世代以降、エイパム系列は対した新技を覚えられてない。そろそろ公式ももう一度手を入れて欲しいものである。
そんな願いが届いたのか、『USUM』では「スイープビンタ」を習得し、スキルリンク型の有用性が上がった。
主な使用ポケモントレーナー
アニメのエテボース
- ヒカリのエテボース(CV:佐藤智恵)
ブイゼルとの交換でサトシからヒカリの手に渡ったエイパムが、DP編60話で進化した。
進化後初のコンテスト出場はズイ大会(同61話)だったが、技を派手に見せることにこだわり過ぎたために1次審査で敗退。ヒカリが再びスランプに陥る原因となってしまった。ノゾミの助言で反省した後、ミクリカップでリベンジを果たす。以降はコンテストでの主力として活躍した。
ヒカリが初めてジム戦(トバリジム戦)に挑戦した同67話でも、2番手で登場している。相性の悪いスモモのアサナンを降すが、ルカリオの「ボーンラッシュ」の一撃で敗れた。
ポケモンコンテスト・カンナギ大会(同95話)では、ヒカリの母・アヤコの元ライバル・ユリと真っ向対決。彼女のエネコロロに苦戦するも、見事優勝した。
タツナミ大会(同123話)では1次・2次審査共に出場しファイナルまで進むが、ケンゴのポッタイシに敗れている。
同124話にて、ジュンの勧めでポケモンピンポンに参加。準決勝で敗退するも、ポケモンピンポンのチャンピオン・オウに強化選手としてスカウトされる。
戸惑うヒカリだったが、サトシと相談し、エテボースの選択を尊重することに。エテボースはオウと共にクチバシティに旅立っていった。
使用技は「きあいパンチ」「ダブルアタック」「スピードスター」「かげぶんしん」。
コンテストでは「スピードスター」を使用した演技を得意としており、離脱後はヒノアラシ(後のマグマラシ)にその役割が受け継がれている。
ファンの声
離脱はおろか、交換すら気に入らなかったファンもいた模様。
理由は主に、
- ベイリーフ同様、サトシのことが大好きだったこと
- ピカチュウ以外では唯一の、シリーズを越えてサトシの手持ちであり続けたポケモンであること
- サトシの手持ち時代からずっと出場してきたコンテストより、付き合いの非常に少ないピンポンを選んだこと
- サトシ自身、本来ポケモンの交換を好まないこと(バタフリーの件より)
クチバシティはカントー地方にあるので、いつかサトシが里帰りして再会した時に再び手持ちに加わることを期待する声も。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン一覧 ノーマルタイプ 猿
DPt HGSS
ポケモン
猿系ポケモンの仲間
マンキー オコリザル ヒコザル モウカザル ゴウカザル
ヤナップ ヤナッキー バオップ バオッキー ヒヤップ
ヒヤッキー ヒヒダルマ ナゲツケサル ヤレユータン サルノリ バチンキー ゴリランダー ザルード
第4世代追加進化
No. | ポケモン | No. | ポケモン | No. | ポケモン | No. | ポケモン |
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407 | ロズレイド | 424 | エテボース | 429 | ムウマージ | 430 | ドンカラス |
461 | マニューラ | 462 | ジバコイル | 463 | ベロベルト | 464 | ドサイドン |
465 | モジャンボ | 466 | エレキブル | 467 | ブーバーン | 468 | トゲキッス |
469 | メガヤンマ | 470 | リーフィア | 471 | グレイシア | 472 | グライオン |
473 | マンムー | 474 | ポリゴンZ | 475 | エルレイド | 476 | ダイノーズ |
477 | ヨノワール | 478 | ユキメノコ |