基礎データ
ずかん | No.185 |
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英語名 | Sudowoodo |
ぶんるい | まねポケモン |
タイプ | いわ |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 38.0kg |
とくせい | いしあたま / がんじょう
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進化
ウソハチ → ウソッキー(「ものまね」を覚えさせてレベルアップ)
概要
『ポケモン金銀』から登場した、第二世代を代表するポケモンの一匹。
樹木のようなくさタイプにしか見えない姿をしており、腰を曲げ両手の先に葉のようなものを持つ外観は松の木を彷彿とさせる。
しかしタイプを確認すると判るとおり「いわタイプ」であり、身体の造りは石や岩などの鉱物に近い。名前の由来も「嘘つき」と「嘘の木」のダブルネーミングからと思われる。
いわタイプの中でも水気を特に嫌っており、雨になると忽然と姿を消す。この様な姿を取っているのも苦手なみずタイプの攻撃を受けない様にする為である。
くさタイプと見せかけてのいわタイプというのはなかなか巧妙で、それぞれのメジャーな弱点であるほのお・ひこうに耐性を持ち、みず・くさ・じめんを弱点としているため初見のトレーナーはほぼ騙される。
普段は敵に襲われないようにただの木のふりをしている。擬態を行うポケモンは他にも存在するが、道のど真ん中に立っていても街の人々が気付かなかった所を見る限り、その木を真似る能力は他のポケモンとは一線を画すという事なのであろうか。
ただし両手の先は一年中緑色なので秋や冬などは正体がばれやすく、熱帯の植生ばかりなアローラ地方では人間にも見破られる事が多い。
また、同じポーズをとり続けるうちに鍛えられた腕はしなやかながらも逞しいもので、一部のお年寄りには盆栽のような人気を博しているらしい。
なお、雌雄の違いも存在し、メスはオスより頭の枝っぽい角が小さい。
ちなみに『金銀』の攻略本には「ウソッキーを見て森を見ない」という諺が載っている。意味は我々が使う「木を見て森を見ず」(目の前の小さい事に気を取られた結果、全体を見られなくなる)と同じ。
ゲーム上の特徴
初登場の『金銀クリスタル』とリメイクの『HGSS』では、36番道路の道を塞いでいるおかしな木に「ゼニガメじょうろ」で水をかけると、正体を現し戦いを挑める。レベルは20。
前作でいうカビゴンの枠であるが、カビゴンよりもレアであり、一体しか登場しない。
その為、うっかり倒したり逃げたりしてしまうとそのデータでは二度と捕獲できなくなってしまう。『HGSS』ではGTSがある上殿堂入りすると再度出現するが、GTSが存在しないGB版・VC版プレイ時は気をつけよう。
『エメラルド』では、アトリエの穴に続く道を塞いでいる木に「ホエルコじょうろ」で水をかけることでバトルになる。レベルは40。
固定シンボルとして登場するのはこの『エメラルド』までで、第4世代の『DPt』からは草むらから出現する通常ポケモン扱いとなった。
『XY』ではオーロットの群れに混じって出現することがある。
ただの木だけでは飽き足らず、木のポケモンにまで擬態するつもりなのだろう。また、オーロットとウソッキーはそのタイプ上互いの相性を補完し合っているため、共生関係にあるのではないかという説もある(ウソッキーの弱点5つのうちオーロットは3つを半減でき、オーロットの弱点5つのうちウソッキーは3つを半減できる。)。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
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70 | 100 | 115 | 30 | 65 | 30 |
典型的な鈍足物理アタッカー。
種族値合計が410とかなり低め(ポニータと同じ)に設定されているものの、配分に無駄が少ないため、決して弱くない。
極端に低い30という素早さはむしろトリックルームなどで活かせるため、パーティによっては利点となることもある。
後述の技バリエーションの豊富さと前述の無駄の少なさゆえに、比較対象として種族値上では勝っているはずのギガイアスはBW当時、ウソッキーに比べて技バリエーションが少ないがゆえに「ウソッキーとどう差別化するか」が問われていたとか(後にギガイアスはすなおこしとだいばくはつを両立できるようになり差別化に成功している)。
特性は「いしあたま」と「がんじょう」。
どちらも有用性が高い上に「採用する技に反動技が多い」「弱点が多いタイプ」と、ウソッキーの戦術とは噛み合っている。またいわタイプにしてはかなり軽量で「けたぐり」「くさむすび」には強いが、「ヘビーボンバー」には弱い。
剽軽な見た目とは裏腹に技のバリエーションはかなり豊富。一致の岩技はもちろんの事、じしんにふいうち、アームハンマーや三色パンチ等さまざまなタイプの技を覚える。思いもよらない技が飛び出してくるあたり性能的にも相手を欺くつもりでいるらしい。
なお、木の模倣をしているからなのか、この名前であるにもかかわらず、草タイプ上位技の「ウッドハンマー」も覚える。しかも無反動でウッドハンマーを使えるのは全ポケモン中ウソッキーのみ。
嘘が嘘でなくなってる気がするが…
この技の豊富さに加え、全体的に習得技の威力に恵まれているので、可愛いルックスの割に攻撃性能はなかなかに高い。ウソッキーに種族値で勝る他のいわタイプと比較しても劣るということはない。
第7世代で新たに一致技「もろはのずつき」を習得と嬉しい強化をもらうことに。もちろん特性が「いしあたま」なら無反動で撃てる。
また同世代においては反動技をZワザ化することで1度だけ反動を踏み倒すことができ、いしあたま型のみならず「Zもろは+がんじょう」型も誕生した。
第8世代では「ロックブラスト」と「ボディプレス」を習得。タスキやみがわりに対して強くなったほか、自身の防御の高さをはがね対策として活かすことが可能になった。
ポケモンGO
原作通りではあるが、とにかく捕まえづらい。
ゲットできる確率を示すサークルが真っ赤(=非常に低い)なのは日常茶飯。出現率の割に捕まえづらいことがよく話題になるヤミカラスが良心的に見えるほど。
が、それを利用してカーブボールのグレートスローを5回連続で投げる、エクセレントスローを3回連続で投げるなどの高難易度なタスクを攻略するには一役買ってくれ、寧ろ有難い存在。
なお、ゲットする際に暴れている時(物理攻撃のエフェクト)のモーションがかわいい。
いわタイプで唯一のカウンター持ちの系統だったが、最近まよなかルガルガンというライバルが現れた。
アニメのウソッキー
タケシのウソッキー
CV: 阪口大助
DP編14話にて、タケシのウソハチが進化した。進化前の泣き虫が改善され、ボールから出るとタケシに敬礼するのがお約束となる。
特性は「いしあたま」。「アームハンマー」や「すてみタックル」などを覚えている。
関連イラスト