GOロケット団声明文
トレーナー諸君に告ぐ
この3年間、我々はずっと見ていた。ポケストップには無限の資源が眠っている。諸君のような未来の見えていない連中にこれだけの資源とポケモンは宝の持ち腐れだ。
諸君は目的もなく「ポケストップ」から道具を手にし、ポケモンたちを捕まえ歩いている。ジムではバトルに明け暮れ、狭い世界で競い合っては大喜び。挙句の果てには、道具でしかないポケモンを、まるで大切な仲間のように扱う始末!なんと無意味な事か!
我々が連れてきた「シャドウポケモン」は、想像を絶する強さを出せるよう特別な訓練を行っている。諸君がいくらポケモンを育てて戦いを挑んでも、太刀打ちできないほどだ。我々はこいつらの力で「ポケストップ」を奪い、その無尽蔵の資源を頂戴する!
これはほんの始まりにすぎない。諸君のものは我々のものであり、諸君のポケモンも我々のもの。トレーナーの諸君が束になっても、我々を止めることはできない。
かつてサカキ様の夢見た野望が、ついにこの世に実現する…!
我々の計画を邪魔するというのなら、痛い目にあってもらうぞ!
―Goロケット団
概要
英語名は“Team GO Rocket”。
メインシリーズにおけるロケット団と同様、世界征服を目標に活動しており、その下準備として世界中のポケストップに出没してこれを占拠し、そこからアイテムやポケモンの卵を盗み出すという悪事を働いている。また、したっぱの台詞から、トレーナーの持っているポケモンを強奪するという恐喝染みたことも行っているようだ。
一時期『ポケモンGO』の公式Twitterアカウントを乗っ取るというとんでもない荒業までやってのけたこともある。
また、必ず配下として3匹のシャドウポケモンを引き連れている。
ポケモンのことは、あくまで自分たちの野望を達成するための道具としてしかみなしておらず、ポケモンの体に大きな負担を強いるシャドウ状態での戦闘を強いたり、戦闘に敗れると役立たずと見做して放置したりと非常に扱いが冷たい(後者に関しては、慌てて撤収したためにうっかり回収するのを忘れてしまったというケースもあるようだが)。
一方、クリフは何らかの危うい立場に置かれたところをスカウトされたことで救われ、今ではロケット団の仕事に大きな生きがいを感じているらしいことが窺える他、「GO Fest 2020」では幹部たちの働きぶりを労う祝勝会を開催しようとしていた(幹部たちはいつになく浮かれた様子であったことからかなり楽しみにしていた様子。結果的にウィロー博士と主人公たちに肝心の計画を潰されておじゃんになったようだが)こと等、この手の悪の組織としては非常に珍しくかなりアットホームな雰囲気であることを仄めかす描写もある。
なお、宣戦布告のメッセージからわかる通り、組織の首領は本編のロケット団と同様サカキ。
組織の系統そのものも、ボスであるサカキをトップに、数名の幹部と実働部隊であるしたっぱから成り立っており、ゲーム本編のロケット団とほぼ同じ体裁を取っているらしいことが窺える。
ファンの間では、ポケモンGOの世界での侵略活動をメインに行動している別動隊のようなものなのではないか、若しくはメインシリーズ本編とは別の歴史を歩んだ並行世界におけるロケット団(レインボーロケット団のようなもの)なのではないかといった様々な説が出されているようだ。実際、ムサシとコジロウはサカキのことは知っていたが、リーダーたちのことは一切知らなかったらしいこともこれらの説を後押ししている。
当初はアイテムやポケモンを強奪して回る迷惑集団のような描写が目立っていたが、物語が進むにつれて次第に悪事がスケールアップしていっており、
- 謎の遺跡の扉をこじ開け、中に眠っていたエネルギーを利用してシャドウホウオウ・APEXとシャドウルギア・APEX(シャドウポケモンの強化個体)を作り出す
- ウルトラホールの発生に関与した可能性あり(明言はされていない)
…といった具合に、厄介な大事件の数々に関与している。
メンバー
首領
GOロケット団のボス。
愛用ポケモンはアニメ版同様、ペルシアン。モンスターボールを投げる際に、一度軽くボールを手の上で投げ上げる癖がある。
メインシリーズにおけるサカキと同一人物と思われるが、正史におけるサカキは既に組織を解散して自身も悪事から足を洗っているため、『USUM』および『ポケマス』に登場したサカキのような、並行世界の存在である可能性が高い(GOロケット団実装発表時のPVを見る限りでは、『USUM』後のサカキである可能性が高いと思われる)。
普段は後述する幹部共々容易に発見できない場所に拠点を構えて潜伏しており(実装直後のゲームの起動画面ではトキワジムとよく似た建物の前に立っている)、ウィロー博士とその弟子たちは、したっぱたちが残していった謎のパーツを解析し、「ロケットレーダー」と呼ばれる特殊な装置を開発、彼らの拠点を突き止めるべく行動を開始する。しかし、用心深さも相当なもので、ダミーの拠点をあらかじめ複数作り出してそこにしたっぱを潜ませておき、相手を錯乱させつつ奇襲させるという狡猾な手段も用いてくる。
実装と同時にサカキのメダルが実装され、条件を満たすとサカキの衣装がアバター用の着せ替えアイテムとして解禁されていく。
幹部(リーダー)
原作のロケット団の時とは異なった人物が幹部の座に就いている。ゲーム中では“リーダー”と呼ばれる。
リーダーには、ウィロー博士の弟子達と同様、赤・青・黄の三色のイメージカラーが存在する。
なお、本編のロケット団の幹部の名前は、実在するロケットの名前から採られていたが、GOロケット団リーダーの名前は “山(高地)” に関連した単語から採られている可能性が指摘されている。
ちなみに、声明文では、いずれもチームリーダーに対して強い執着を抱いているかのような文言が並んでいるが、実際に本編中でそうした描写が見られるのはアルロのみ(あとはシエラが事前にスパークと接触していた程度である)。
クリフ(Cliff)
シエラ(Sierra)
アルロ(Arlo)
したっぱ
世界中でポケストップとそこに眠るアイテムの強奪を目論んで活動している実働部隊。
男性と女性が存在し、それぞれで繰り出すポケモンが異なる(後述)。
ムサシとコジロウ
アニメでおなじみのロケット団コンビ。2020年7月~9月、及び2020年12月に期間限定で実装された。
厳密にはGOロケット団の一味ではなく、彼らの協力者という設定(ただし、当のGOロケット団は素性の分からない彼らに困惑気味らしい)。
ムサシがアーボ、コジロウがドガースと、アニポケ初期でもお馴染みの相棒ポケモンのシャドウ版を手持ちに加え戦いを挑んでくるが、意外にもニャースはどちらも使用しない。
手持ちポケモンに対しては真っ当な愛情を注ぐ彼らも敗北後にポケモンを放棄するが、当人曰く「組織から支給されただけのポケモンなので思い入れや愛着は無い」とのこと。
したっぱとの戦闘
マップ上で黒っぽく変色したポケストップがあった場合、そこにロケット団員(したっぱ)がおり、ポケストップに近づくとマップ上に突然姿を現し、ポケストップをスワイプするか×マークを押して撤収しようとすると、呼び止められて戦闘(トレーナー戦)に突入する。他にもしたっぱを直接タップする事でも戦うことができ、この場合はポケストップを調べる手間を短縮できる。
2020年7月からは気球に乗って出現する者も表れるようになった。こちらも気球をタップすることで戦闘に突入する。ちなみに、気球は午前0時・午前6時・正午・午後6時の合計4回出現する。イベント時には2倍に増えて午前3時、午前9時、午後3時、午後9時にも出現するようになり、1日最大8回まで対戦することができるようになる。
また対応するレーダーを起動していればリーダー、果てはサカキも気球に乗ってやってくる。
マップをキャラに寄せていると気球が見えなくなるが、マップに特徴的な丸い影が映るのでそれを参考にしよう。
戦闘に勝利すると、報酬として星の砂を500貰える他、彼らが置き去りにした手持ち1匹(ここで出てくるのは大方先発か次鋒のポケモンであり、最後に出てきたポケモンが出てくる事はまず無い)のシャドウポケモンのゲットチャンスに移行する(レイドバトルのゲットチャレンジと同様、捕獲には支給されたプレミアボールのみしか使えず(支給されるボールの数は関連するメダルのグレードによっても変化する)、プレミアボールが尽きると逃げられてしまうので注意。ポケモンによって捕獲率の差はあるもののよほどのことがない限り逃げられることはまずないが、GPSの電波の届かないところや高速で走行する乗り物に乗っている際には捕獲がうまくいかないことがある。その場合、電波の届きやすいところに移動したり、乗り物が停車するまで待つとよい。
また、レイドボスと違ってラス1でのゲット確定の判明は出来ない。当初は捕獲率の円の色が常に赤だったが、現在は実際の捕獲率に基づいた色合いに変わっている。
そして重要な注意点として、通常のトレーナーバトルとは異なりダメージは自動で回復せず、手持ちの回復アイテムを使って回復させる必要がある。一戦だけなら大して痛くないが、たとえばGOロケット団の占拠イベント中に連戦したりすると回復アイテムがごっそり減ることも。よく戦うなら回復アイテムはこまめに集めてストックしておきたい。
2019年11月以降は、ほしのすなの他に「ふしぎなパーツ」というアイテムを入手できるようになった。これは幹部の潜伏しているアジトを探知するために必要なロケットレーダーのパーツとして使うことになり、6つ集めるとロケットレーダーが完成する。
なお宣戦布告のメッセージがやたら挑発的なだけあってしたっぱといえども侮れない強さであり、ガチガチにフル強化した伝説ポケモンや所謂厨ポケであっても下手をすると逆に返り討ちにされてしまうほどの実力を誇る。そもそもただの一したっぱがオーダイルだのカバルドンだのカイリキーだのといった最終進化系をCP3000〜5000超えで繰り出してくる事がザラにあるため決して嘗めてかかれるような相手では無く、通常のジム戦やリーダーとのトレーニングのように火力と耐久性に物を言わせてゴリ押しするような戦闘スタイルではまず勝ち目はないと言っていい。弱点を突かれたら勝つのはまず不可能、等倍でもかなりのダメージを食らうという、ある意味タイプ相性の大切さを身をもって思い出させてくれる存在である。特に日頃ジムによくバンギラスやガブリアス、ケッキング、その他にも2重弱点持ちや弱点過多のポケモンを置くようなトレーナーはよく覚えておいてほしい。ポケモンの強さを単にCPの数値だけで見ているなら絶対に勝てないのである。
特に、手持ちのタイプを統一していないタイプのしたっぱはカビゴン、ギャラドス、カイリュー、サーナイトといったシャレにならないポケモンを繰り出してくることがあり、嘗めてかかった結果泣きを見たトレーナーは結構いるとか……もっとも、このしたっぱを倒すとシャドウカビゴンのゲットチャンスを得られるためリターンもかなりデカいが。
こうしたこともあり、一部ではシリーズ史上最強のしたっぱとの呼び声も高い。
しかも、これだけの強さを誇っていながら、彼らは組織の云わば末端であり、「したっぱがこんなに強いのだったら、幹部やボスのサカキは一体どれだけ強いんだ?」という悲鳴の声が上がっていた……。
ただし、シールドは使用してこないため、タイプ相性さえきちんと把握できていれば、後述するリーダーやボスのサカキと比べれば倒しやすい部類である。また、当然ながら出てくるのは全員シャドウポケモンなので、リトレーン済みのポケモンで弱点をつけると犠牲無し、ダメージ軽微で呆気ない程早く終わる事も。
なお、倒すと捨て台詞を残して去っていくがこれはポケストップで目が合ったときのメッセージと共に原作にもある。原作のどこで見たか知ってる人はかなりコアなファンと言えるかもしれない(目的のものは流石に変わっているが)。
ちなみに、GOロケット団との戦闘は強制ではないため断ることもできる。
どうしても勝つのが難しいと感じたり、回復アイテムが枯渇してこれ以上の戦闘が厳しい場合には、潔く身を引くのも手。ポケストップの多い地域でアイテムを稼いでいる時や、コミュニティ・デイで対象ポケモンを捕まえている時に出てこられると邪魔なので断るなんてこともあったりする。
また、したっぱは占拠してから約30分後と、日付が変更される直前(23:50頃)に一度姿を消してしまう(日付が変更されると再度出現する)。プレイ時間が深夜帯にずれ込む人は注意。
傾向と対策
対戦前のメッセージによって、ある程度相手の繰り出すポケモンのタイプが絞り込める。
以下はその一覧(2024年現在)。
台詞と性別 | ポケモン① | ポケモン② | ポケモン③ |
---|---|---|---|
ノーマルタイプが弱いって思ってるのか?本当の強さを見せてやるっ!(男) | ヒメグマ、オドシシ、ニャルマー | コラッタ、ニャース、ブニャット | リングマ、オドシシ、ビーダル |
ポケモンが吐く炎、どれだけ熱いか知ってる?覚悟なさい!(女) | ヒコザル、ダルマッカ | ヘルガー、モウカザル | ヘルガー、ゴウカザル、ヒヒダルマ |
潮風とか、水とか、浴びたい頃なんじゃない?(女) | ワニノコ、ポッチャマ | シザリガー、ポッタイシ | ホエルオー、ナマズン、エンペルト |
潮風とか、水とか、浴びたい頃だろ?(男) | コイキング | コイキング | コイキング、ギャラドス |
ビリビリ、ってするわよ!ビリビリ!(女) | メリープ、シママ、バチュル | アローライシツブテ、ビリリダマ、エレブー | デンリュウ、レントラー、デンチュラ |
おれ達にツタのように絡むとロクなことにならないぜ!(男) | ナエトル、ユキカブリ | ハヤシガメ、ナットレイ | メガニウム、ノクタス、ドダイトス |
向かって来るそばから凍らせちゃうから!かかってきなさい!(女)(※) | ウリムー、ユキワラシ | アローラキュウコン、オニゴーリ、ユキメノコ | オニゴーリ、ユキノオー、ユキメノコ |
このムキムキ筋肉は、ダテじゃなーいーっ!勝負よ!(女) | ワンリキー、ヒスイニューラ、マクノシタ | サワムラー、エビワラー、カポエラー | カイリキー、ゴウカザル、ドクロッグ |
毒をたっぷり浴びせてあげるわ!(女) | ヒスイニューラ、タマゲタケ | ニドリーナ、ニドリーノ | マタドガス、ドクロッグ、モロバレル |
地面に叩き落としてやるぜ!(男) | アローラディグダ、ウパー、モグリュー | サイホーン | ウパー、ナマズン、ドダイトス |
あたしのポケモンが華麗に舞ってみせるわ!(女)※2 | ポッポ、ムックル | グライガー、ムクバード | ピジョット、カイリュー、エアームド |
見えない力を使うエスパータイプを怖いと思うか…?(男) | ゴチム、ユニラン | ソーナンス、ラルトス、ゴチミル | メタグロス、エルレイド、ランクルス |
おれの可愛いむしポケ!それいけーっ!(男) | ストライク、ツボツボ、イシズマイ | ビードル、ツボツボ、スコルピ | スピアー、ハッサム、フォレトス |
ロック魂の叫びを聞けーっ!(男) | イワーク、ズガイドス、タテトプス | ゴローン、アノプス、リリーラ | ゴローニャ、ズガイドス、トリデプス |
ヒ、ヒヒ…ヒヒッ!こわいぞう~っ!(男) | ムウマ、ゴビット、フワンテ | ジュペッタ、サマヨール、ゴビット | ゲンガー、アローラガラガラ、ユキメノコ |
ガオォォオッ!ドラゴンの雄叫び!どう、びっくりした?(女) | ミニリュウ、タツベイ、フカマル | アローラナッシー、ハクリュー、ガバイト | カイリュー、ボーマンダ、ガブリアス |
光があるところ、影ありっ!行くわよ!(女) | アローラコラッタ、デルビル、スカンプー | アローララッタ、アローラベトベトン | アローラベトベトン、スカタンク |
テッペキのはがねを食らいな! 勝負!(男) | アローラサンド、エアームド、テッシード | エアームド、コドラ、メタング | アローラサンドパン、ハッサム、エンペルト |
あたしのキュートなフェアリーたち、ご覧あれ!(女) | アローラロコン、ラルトス、クチート | ブルー、グランブル、キルリア | アローラキュウコン、グランブル、サーナイト |
いちおう戦ってみるかー。/勝者のみが勝利できるのだ。/覚悟しろ!(男) | キモリ、アチャモ、ミズゴロウ | ジュプトル、ワカシャモ、ヌマクロー | ジュカイン、バシャーモ、ラグラージ |
いちおう戦ってみようかなー?/勝者のみが勝利できるのよ。/覚悟しなさい!(女) | カビゴン | ニョロボン、カビゴン、サーナイト | ギャラドス、カビゴン、カイリュー |
(サカキのおとり 女したっぱ) | マダツボミ | ラッタ、ウツドン | ラッタ、カビゴン |
※2 登場直後は「あたしの鳥ポケモンが戦いたがってるわ!」だったがセリフに対して「鳥類がモデルのポケモン」は一切使っていなかったため、唯一セリフが差し替えられている。確かに鳥ポケモンにひこうタイプ持ちは多いが・・・
※3 ゲットチャレンジで入手できる可能性のあるポケモンは太字で記載。
これらのメッセージから相手の手持ちを判断し、タイプ相性で有利なポケモンを選出するといいだろう。
ただ、セリフから使うポケモンのタイプが読めたとしても、繰り出すシャドウポケモンはその中からランダムであり(例としてあくタイプだと先頭が弱点を突きづらいヤミラミの場合もある)、更に言えば繰り出したポケモンのノーマルアタックもランダムなため(例としてソーナンスはノーマルアタックがはねる、あまえる、カウンターのどれか)、弱点を突くよりも耐性を優先した方が良い場合が多い理由は主にこれが原因になっている。せっかく弱点タイプのポケモンを繰り出しても技でこちらの弱点を突かれたら全く意味がないからだ。
チームの平均値では敵の方が絶対に強いため、こちらの方が有利なタイプ相性であっても敵の使う技で一気にひっくり返されることは十分あるので注意しておきたい。特にあくタイプとどくタイプは元々弱点が多くないこともあって本来の弱点タイプを突きづらい傾向にあることが多い。
加えて、みずタイプのように、同じメッセージでも男性したっぱと女性したっぱとで使う可能性のあるポケモンが異なるケースもある。
また、不定期に起こるGOロケット団の占拠イベント中はリーダーやしたっぱの手持ちポケモンが切り替わることがあるため、上記の対策が必ずしも通用するわけでは無いので注意。
なお、手持ちのタイプを統一していないしたっぱの場合、台詞から手持ちが何かを推測することができない上に、持っているポケモンが他のポケモンよりも強い傾向にあるため注意が必要。
一応、手持ちのパターンはある程度決められているが、他のしたっぱよりも圧倒的に突破難易度が高いことに変わりはない。
ちなみに、かつてはノーマルタイプでなぜかズバットを繰り出したり、ドラゴンタイプでギャラドスを繰り出すこともあったりと、3匹すべて同じタイプのポケモンを使わないケースもあったが、さすがに紛らわしかったことや、現在はシャドウポケモンの種数が増えたこともあり、そうしたことは起こらなくなっている。もっとも、いわタイプでハガネールを繰り出すこともあるが、これは進化前のイワークがいわタイプだったためだと思われる。
しかし、最近になってあくタイプ使いがあくタイプを持たない原種のベトベトンを繰り出すことがあり、再びタイプ詐称が起こる可能性も示唆している。これまでのやらかし具合から運営のガバである可能性の方が高いが…。
ムサシ・コジロウとの戦闘
期間限定で登場するムサシとコジロウもしたっぱと同じ扱いとなっており、彼らが乗っているニャース気球をタップする事でのみ対戦可能。ムサシ→コジロウの順で連戦となるが回復を挟める。こちらもそれぞれからシャドウポケモンの捕獲とふしぎなパーツの入手が可能。
以下は最後に登場した2020年12月時点でのもの。
連戦、及びイベント限定の登場と言う事もあり無茶に強い手持ちと言うわけではないがやはりシャドウ補正もあって油断すると思わぬ被害を受ける。通常のしたっぱ同様、相手のポケモンの弱点や此方のポケモンの耐性を把握して適切なポケモンで対抗したい。
戦いの流れとしてはムサシ戦→ゲットチャレンジ→コジロウ戦→ゲットチャレンジの流れ。バトルメンバーを選ぶ際には勿論道具による回復が可能なので、両方で使うポケモンはコジロウ戦での準備の際に回復を忘れない様に。
なお、こちらはゲットチャレンジに選ばれるポケモンは1匹目のポケモンで固定。
リーダーとの戦闘
ハロウィンイベントおよびレジ系の復刻イベントの終了した2019年11月からは、遂に幹部であるGOロケット団リーダーとも戦闘が可能となった。
遭遇するには、したっぱたちとの戦闘で新たに入手できるようになった「ふしぎなパーツ」というアイテムを6個集めて「ロケットレーダー」というアイテムを作成する必要がある(一度作成に成功すると以降はショップでも販売するようになる)。
ロケットレーダーを起動すると、マップ上に「R」と表記されたマークが表示されるが、これこそが幹部の潜伏しているポケストップであり、レーダーを起動した状態で該当するポケストップに近づくと、ここで初めてリーダーが姿を現し、ポケストップかリーダーをタップすることで戦闘に突入する。
なお、レーダーはリーダーとの戦闘に勝利するまで起動されたままであり、この間はしたっぱと戦っても「ふしぎなパーツ」を入手することができなくなるので注意(ほしのすなは引き続き入手できる)。
したっぱと比べてリーダーは行動時間がやや短く、朝の6:00頃から夜中の22:00頃にかけて活動する。時間帯によっては遭遇できないこともあるので注意。
ただし、気球に乗って出現する場合はこの限りではなく、完成されたロケットレーダーを起動していれば、リーダーも早朝および深夜の時間帯に普通に出現する。
傾向と対策
したっぱとは異なり、リーダーは繰り出すポケモンのタイプがバラバラであり(クリフはじめん・いわタイプ、シエラはあくタイプ、アルロははがね・ドラゴンタイプの所持率が多めとされるが、例外もある。というか、最近はこのパターンに当てはまらないケースの方が多い)、台詞からもどのポケモンを繰り出してくるかを推測することはできない。
一応、所持しているポケモンはしたっぱと同様、ある程度決められているが、一定の期間で変更が加えられるため、その都度対策ポケモンを見直す必要がある。場合によっては、それまで楽に攻略できていたリーダーが面子が変わったとたんに一転して攻略が困難になるケースもある。特にクリフは1匹目が非常に強いポケモンになる傾向にあったがゆえにそれが顕著に現れていた。
幹部クラスということもあり、したっぱは一切使用してこなかったシールドも使用してくるなど、戦闘AIはそれなりに強化されている。
そのため、したっぱの戦闘時のように単にタイプ相性の有利不利に関する知識だけでなく、こちらの手持ちポケモンの使用する技、ポケモンの交代やシールド使用のタイミングの吟味等、高度な戦略性をもって挑むことが要求される。
ただし、先鋒で出てくるポケモンがそれほど強くないたねポケモンであった場合、残り2匹の対策をきっちりやれば意外とあっさり勝ててしまうことも。
対策①
どれだけ手持ちのポケモンが充実していても、相手の手の内がわからなければどうしようもない。
どのようなポケモンを繰り出し、どのような技で攻撃をしかけてくるか、まずは一度戦ってみて大まかな傾向を掴んでおくことが大事である。したっぱとは異なり、リーダーは夜中の22時を過ぎない限りそのポケストップからはいなくならないので、回復アイテムに余裕がある場合は焦らずじっくり対策を練ろう。
傾向がつかめてきたら、どのようなポケモンを使用するか、どのタイミングでシールドを使って相手の攻撃をやり過ごすか、作戦を考えてみよう。使用するポケモンが1匹違うだけでも、使うわざが一つ違うだけでも適切なポケモンが変わってくるからである。
対策②
上記の通り、リーダーはシールドを使用してくるが、使用するタイミングはランダムと言うわけではなく、通常のチームリーダーとのトレーニングと同様、こちらの繰り出す最初の2回のゲージ攻撃にのみ反応して使用してくる。言い換えれば、威力の低いゲージ技やタイプ相性で実質無効化する技であっても反応してガードしてくるため、これを利用して容易にためやすい分割ゲージ技を連発することで相手にシールドを消費させるという戦法を取ることができる。
このため、リーダーとの戦闘では、まず1匹目に小出しにしやすい分割技を備えたポケモンを配置することが強く推奨されている。逆にフルゲージ技しか持っていないポケモンだとシールドを展開させるのに手間取る…どころか、下手をすると相手の強力な攻撃に晒されてシールドを張らせる前に退場させられてしまうことにもなりかねない。
とはいえ、リーダーの側も1匹目に小出しにしやすい技を覚えるポケモンを配置し、積極的に攻撃を仕掛けてくるケースもある。多少の運も絡むが、こうした技を覚えた個体を引き当ててしまうと、1戦目はシールドの削り合いになり、2戦目以降は互いにシールドの使用を封じられた文字通りの死闘になることも。
特に2匹目以降のゲージ技はその技に耐性があってもよほどのことがない限り確1で落とされかねないため、1匹目のゲージ技に対して耐性を持つ場合にシールドを使用しないことも重要。
こうなることも見越して、最初にシールドの消費に用いる小技は可能であればこちらの攻撃にパフを賭けるもの(「グロウパンチ」や「ニトロチャージ」など)か、相手のステータスにデパフ効果を掛けられるもの(こごえるかぜや「どくどくのキバ」など)がおススメ。ステータスに影響を与えることができるので、シールドで攻撃を防がれたターンも行動が完全に無駄にならずに済むし(シールドが防げるのはダメージのみで、技の追加効果までは防げないため)、相手の猛攻に晒される時間を減らすことができる。
いずれにせよ、どれだけ手早く相手のシールド使用を封じられるかが勝負の大きな鍵になることは言うまでもない。
対策③
リーダーだけでなくしたっぱにも同様の事が言えるが、ゲージ技やシールドを使用した後、此方が交代した後や相手が2匹目以降を繰り出した際に、ごく短い間ではあるがなにもせずに棒立ちしている時間帯がある(ちなみに、公式によればこれはバグではなく仕様であるとのこと)。隙を逃さず最大限に活用したい。小技を中心としたポケモンの場合、うまく立ち回れば相手に一切の反撃を許さずに攻め続けるハメ紛いの戦法を取ることも可能。
前述した通りGOロケット団のリーダー達のシャドウポケモンは非常に強力な為、相性のいいポケモンで挑んでも押し切られる事もままある事から、此方の手持ちの戦力によってはこの隙も上手く活用出来るかどうかで勝敗が決する事も珍しくない。
2021年12月、バグにより一時この硬直時間が無くなっていたことがあった。その後のアップデートですぐに修正されたものの、このバグの発生により、硬直時間の有無がどれほど重要なものなのかを身を以て知ったプレイヤーも多かったことだろう…。
報酬
相応に手ごわい相手ということもあってか、戦闘終了後には「げんきのかけら/かたまり」や「キズぐすり」系統等の回復アイテムが貰える。
また、運がよければ進化アイテムである「イッシュのいし」が貰えることもある。
注意点として、所持アイテムが一杯だとこれらのアイテムを受け取れなくなってしまう(これはしたっぱの「ふしぎなパーツ」も同様だったりする)。戦闘前にはアイテムボックスに空き枠を作っておくのを忘れないようにしよう。
2020年10月からは、どく・あくタイプのポケモンが孵化する12kmタマゴという特殊なタマゴを報酬で貰えるようになった(その分、イッシュのいしを貰える確率が下がってしまっているので注意)。ただし、当然ながらタマゴはタマゴボックスに空き枠がないと貰えない。リーダーと戦う前には必ずタマゴボックスにも空き枠を作っておくのを忘れないようにしよう。最近は特定のタマゴ専用ボックスができたので、そこの空き枠さえ気にすればよいのだが。
ちなみに、タマゴの受け取りスペースがなかった場合は、追加でアイテム報酬が受け取れる。タマゴではなくイッシュのいしの方が欲しい場合などは覚えておくとよい。
ゲットチャレンジはいずれも先鋒で固定。
また、リーダーの場合(厳密にはイベントで登場したムサシとコジロウも)、置き去りにしたポケモンが低確率ながら色違い個体になる場合がある。もし運よく遭遇出来たら絶対に捕まえておきたい。
サカキとの戦闘
現段階では、一か月に一度挑戦可能なスペシャルリサーチをこなすことで手に入る「スーパーロケットレーダー」を持っていればサカキと対決することが可能。ただし前述の通り、サカキの潜む拠点はダミーも存在するので本物のサカキを探し当てるのは骨が折れる作業になる。……が、スーパーロケットレーダーを起動していればサカキ本人があっさりと気球に乗ってやってくるので本物のサカキ探しが面倒だと思うなら気球を待つといい。
ちなみに、おとり要員だった場合もふしぎなパーツを落とすためふしぎなパーツを回収する目的でおとり要員を探すという使い方もある。
原作同様、ペルシアンやじめんタイプのポケモンを繰り出してくる他、切り札としてシャドウ化させた伝説ポケモンを所持している。
(2024年6月現在)
対策
したっぱと比べれば比較にならないほど強い。
基本的なことはリーダー戦と同じだが、サカキ戦は先鋒がペルシアンで固定されている点がポイント。
ペルシアンのノーマルアタックはノーマル属性の「ひっかく」か悪属性の「だましうち」なのだが、後者の場合、ノーマル属性に弱点をつける格闘ポケモンがそのまま防御有利も取れるので、格闘ポケモンを出すだけで大幅有利となる。技が出るまでが速い「クロスチョップ」持ちのカイリキーはもちろん、「ひっかく」にも防御有利をとれるルカリオやコバルオンは特におすすめ。
リーダーと同じくサカキもシールドを使用するため、スペシャルアタックを小出しにしやすい格闘ポケモンを先鋒に起用し、ペルシアン、次鋒の段階でシールドを削ってやれば大将の伝説ポケモン戦で大きく優位を取れる。
後は他のリーダーと同じように残り2匹の対策をすればいいだけである。
…と、強いは強いが先鋒に固定されているペルシアンが受けやすいポケモンであるため、適性のあるポケモンさえいれば案外あっさり勝ててしまうことも。
クリフが受けにくいプテラを先鋒にしていた時にはクリフのほうがキツいという人もいた。それほどまでにシャドウプテラが強かったということでもあるのだが。
報酬
ロケット団のボスだけあり、「イッシュのいし」や「わざマシン」、「ふしぎなアメ」、大量のほしのすなと回復アイテムといった豪華報酬がもらえる。
目玉となるゲットチャレンジは大将に起用していた伝説ポケモンとなる。
レイドバトルで出てくるものとは違い、ボールを当てれば確定捕獲となるため、きっちり捕獲しておきたい。ただし、レイドボスの個体とは異なり、個体値がオール10以上で確定する補正は働かないため注意。
余談
彼らが登場する以前からコスチュームの中にロケット団およびレインボーロケット団の衣装が含まれている(下のイラスト)。また、ムサコジの登場後は彼らのコスチュームが、2020年10月にはリーダーたちのコスチュームがそれぞれ登場した。
そのためこれらを着てロケット団のしたっぱと戦うと、まるで仲間割れしているかのような絵面になる。
リーダーは決まった時間に出現・消滅しているのに対し、したっぱはほぼ1日にわたって休みなく活動することを強いられている(交代制の可能性もあるが)ことから、一部では「ロケット団はしたっぱに深夜まで残業させているブラック企業」等とネタにされているとか(まあ、早朝の6時から深夜10時まで仕事をするのも相当きついが…)。
デザインを担当したコザキユースケ氏の絵柄の都合もあるが、女したっぱや幹部のシエラなど、本編シリーズと比べて女性キャラが大人びた風貌でどこか妖艶な雰囲気で描かれているのも特徴。
そのため、「ポケモンよりもしたっぱのお姉さんやシエラさんを捕まえてリトレーンしたい」と宣う紳士が続出しているとか。
上でも少し書かれているように、リーダーたちはいずれも何かしら暗い過去を背負っていることを窺わせる台詞や設定があり、ファンの中には、彼らに何があったのかを描いたエピソードを公開してほしいという者もいるようだ。
関連動画
専用BGM
何と専用のBGMが用意されているという特別待遇を受けている。
特にフィールド専用BGMが設けられたのはハロウィンイベント以来これで2例目。
BGMはいずれも初代の「ロケット団アジト」で使用されていたBGMをアレンジしたものになっている。
したっぱ戦BGM
幹部戦BGM
サカキ戦BGM
イベント限定フィールドBGM
GOロケット団関連のイベントが行われた2019年11月8日~14日限定で使用された。現在も不定期的にイベントでこれに差し替わることがある(最近だと2週目のGOフェスチャレンジの期間で気球が現れ始めた2020年7月頃に変わっていた)