基礎データ
別名
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ケオケオ | ハワイ語で「白」 |
英語 | Keokeo | 日本語名に同じ |
スペイン語 | Keo-Keo | 日本語名に同じ |
ドイツ語・フランス語・イタリア語 | Ke'oke'o | 日本語名に同じ |
韓国語 | 케오케오 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 凯欧凯欧 | 日本語名の音写 |
中国語(繁体字) | 凱歐凱歐 | 日本語名の音写 |
作中では主に老人からこの名で呼ばれて親しまれている。
進化
概要
『ポケモンSM』(第7世代)で登場した、ロコンのリージョンフォーム。正式名称は「ロコン(アローラのすがた)」。
体毛が赤系統から別名通りの真っ白なものに変化しており、頭と尾の毛はよりふわっとした質感になっている。
人間と一緒にアローラ地方に移り住んだ個体が、他のポケモンの生活圏を避け断崖絶壁の山間部や雪原地帯で生活するようになり、低い気温や乏しい食料から必要とする熱量を世代を重ねる毎に下げていった結果、このような姿になったという。
タイプも元のほのおタイプから真逆のこおりタイプへと変わっており、口から-50℃の冷気を吐きあらゆるものを氷結させる。暑さには弱くなったので、尾から冷気や氷の粒を発生させて自分の周りの温度を下げ、冷房のように用いる事もある。
顕微鏡で頭や尾の巻き毛部分を観察すると氷の粒が湧き出す様子が分かり、ポケリフレでは通常の環境だと水滴になるため、こまめにドライヤーで乾かす事が推奨される。
群れで生活しており、人間が不用意に近づくとアローラキュウコンが氷漬けにしに来るほどに結束力が強い。食性は肉食で、-50℃の冷気を狩りにも活用している。
色違い
色違いは全体がごくわずかにピンクがかったようになるが、判別の難易度は高い。
ゲーム上の特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
38 | 41 | 40 | 50 | 65 | 65 | 299 |
進化に必要なアイテムも「ほのおのいし」から「こおりのいし」に変わっており、ほぼ独立した種族となっているが、ステータスは原種の配分をそのまま引き継いでいる。
リトルバトルでは4倍弱点を持たないゆきふらし持ちとして活躍してくれるだろう。
原種はガーディと対の関係であったが、ガーディのアローラのすがたは登場しなかったという事もあり、新たにアローラサンドが対に位置付けられている。
例によって『サン』『US』のみ野生出現があり、『ムーン』『UM』ではアローラサンドに変わる。ウラウラ島にある雪山地帯のラナキラマウンテンとその麓カプの村付近に棲息している。
『USUM』ではアローラロコンにまつわるイベントもあり、仲良くなると後にラナキラマウンテンで触れ合いができるようになる。これについては『UM』でも内容は変わらない。
その後の出現は以下の通り。
元々ロコンが古参の人気ポケモンだったという事情も加味されてか、他地域でも優先的に出番が確保される傾向にある。
『LEGENDSアルセウス』では
アローラ出身の「ヤン」という人物が密かにヒスイ地方に持ち込んでいる。
サブ任務83「真っ白ロコンの雪隠れ」にて登場し、内容は純白の凍土にて迷子になってしまったアローラロコン5匹を探し出してほしいというもの。
地名と任務名で察せられる通り、雪深いフィールドで真っ白なアローラロコンを探し出すというのは並大抵のことではない。幸い5匹とも「雪崩坂」という区域の中にいるため、上空から一望できるウォーグルライドを駆使して根気よく探そう。
任務を無事終えると報酬として「けいけんアメL」1個と共に、アローラロコンを一匹譲り受ける事となる。いわゆる「厳選」は可能。
通常プレイでアローラロコンを入手できる機会はこの時のみなので、大切にしてあげよう(ポケモンホームと連動させ、他の作品で手に入れた個体を本作へ連れて来れてくる事はできる)。
余談だが、元々対の存在とされたガーディにも、本作でリージョンフォームとなるヒスイガーディが登場している。
使用トレーナー
ゲーム版
- ヤン
アニメ版
番外作品
ポケモンGO
アローラポケモン第1陣として、2018年6月22日のフレンド機能の追加と同時に登場。他のリージョンフォームのポケモンと同様、7kmタマゴから孵化させることでしか入手ができない。
しかし、このアローラロコン、他のリージョンフォームと比較してぶっちぎりで孵化率が低かった。その確率はわずか4%。単純に計算しても最短でもタマゴを25個割ってようやく1匹手に入るか入らないかということであり、これで「厳選」までしようものなら……
このあまりの孵化率の低さには当然ながら批判も多く、「アローラロコンの人気をゲームの延命に悪用している」という声まで上がったほどだった。それに応えたのかは定かでないが、一時期孵化率が上昇しており、フィールドリサーチでの入手機会も設けられた。とはいえキャンペーン期間外では変わらず入手が厳しい。
その後、GOロケット団が引き連れているシャドウポケモンとしても登場。こおりタイプのしたっぱを倒せば入手できることもあるためキャンペーン期間外でも入手難易度はそれなりに緩和された。
……が、進化系の影響なのか何故かフェアリータイプのしたっぱからも登場することもある。こおりとフェアリーが共にはがねタイプが弱点であることが救いか。
ポケモンカフェミックス
不定期来店のゲスト枠と扱われている。原種とセットで登場する事が多く、特に初回来店時は期限内に両種ともスタッフとして定着させた上でイベントを達成すると、互いの配色を入れ替えたペアルック衣装「あったかケープ」を受け取れた。
他にボンネットとショールが特徴的な「フラワーコーデ」が編集時点で実装されている。
『スマブラ』シリーズ
『SP』で原種と共にアイテムのモンスターボールから登場するポケモンに選ばれた。
「こなゆき」を使用し、ファイターに当たると凍結させる。最大威力は原種の「ひのこ」より低いが、飛距離は若干長い。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- リーリエのシロン
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 57話:テラスタル研修生のポケモンで登場。
ポケモンローカルActs
2018年には原種と共に「北海道だいすき発見隊」に任命され、地域応援ポケモンとなった(参照)。こちらもキタキツネの存在が考慮されている可能性がある。
北海道各地にロコンとアローラロコン、その地域に関連するポケモン達がデザインされたポケモンマンホールが設置された。
余談
モチーフは冬毛が真っ白になるホッキョクギツネあたりかと思われるが、ロコンには元々「生まれた当初は白い尾が一本だけ生えている」という裏設定のようなもの(ゲーム中では確認できない)があり、そこからの発想ではないかとする説もある。
関連イラスト
関連タグ
0036.ピクシー→0037.ロコン/アローラロコン→0038.キュウコン/アローラキュウコン
関連ポケモン等