概要
ゲームキューブ版ポケモンシリーズに登場する悪の組織シャドーの手で心を閉ざしてしまい、戦闘マシーンと化してしまったポケモンの事である。
英語圏では「Shadow Pokemon」と表記される。
『ポケモンコロシアム』のゲーム内では、ダークポケモンの使い手を「ダークトレーナー」と称する者もいる。一方、ダークポケモンを所持しているトレーナーの中にそれがダークポケモンだとは気づかず、ただ「人から貰った強いポケモン」程度にしか認識していない者も見掛けられる。
主人公はこのダークポケモンを全て回収し、心を開かせる「リライブ」で元のポケモンに戻す事を目的としている。
リライブはアゲトビレッジの祠で、『ポケモンXD 闇の旋風 ダーク・ルギア』ではポケモン総合研究所のリライブホールで行うことが可能。アゲトビレッジでリライブすることが出来るためダークポケモンはシャドーが生み出す前からいるのではないかと思われるが詳細は不明。
ダークポケモンは、リライブが完了するまで様々な制限を受ける。
- ニックネームを付ける
- レベルアップ(経験値は一応入っており、リライブ後に一気に入る)
- 進化させる(進化の石の使用も不可。)
- 技は下記のダークわざ+αとなり、付け替え及び並び替えや忘却させる
- 技を教えて貰う
- ゲームボーイアドバンスのソフト(『ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド』『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』)との通信交換
- オーレコロシアムへの参加
リライブを進める事により、性格が判明したり技を取り戻したりする事になる。
また、ポケモンや性格によってリライブのしやすさが違う。三犬なんかはかなり遅い。
なお、『ポケモンXD』産のダークポケモンは色違いのすがたは存在しない。また、リライブ完了により付けられる「ナショナルリボン」が付いている場合はGTS・ミラクル/マジカル交換に出すことが出来ない(この仕様の理由は不明だが、ゲーム内的に言えばダークポケモン事件の一件で全国に認知されて、リライブされたポケモンが完全に安全になったとは限らないと思われる)。マジカル交換でダークポケモンを入手したり、通常の交換機能で『ポケモンXD』のものと思しき色違いのすがたのポケモンを入手した場合は改造個体のため、即逃がすこと。
ダークわざ
ダークポケモンのみが習得可能な技。PPは∞。
『ポケモンコロシアム』の際は「ダークラッシュ」しか存在しなかった(『ポケモンコロシアム』でのダークラッシュは威力90、命中100、反動ありと「とっしん」に近い性能)。
『ポケモンXD 闇の旋風 ダーク・ルギア』では通常のポケモンに対しては効果抜群・ダークポケモンに対しては効果半減と言う特殊な相性判定が行われる。
技の種類も大幅に増え、ダークラッシュの劣化である「ダークアタック」、逆に強化版の「ダークブレイク」、特殊技には「ダークウェーブ」や「ダークストーム」、変化技には相手全体の回避率を落とす「ダークミスト」を始めとした癖のある技が多く存在するが、極めつけは「ダークハーフ」。
何とこの技、自分も含めた場にいる全員のHPを現在HPの半分削るという恐ろしい効果を持つ。
他にも「ダークウェザー」はダークポケモン以外にダメージを与え続け、なおかつダーク技の威力を高める特殊な天候であるなど、ダーク系の変化技は既存の技の劣化になっていたり、または扱いにくいものが多く、基本は攻め要員になる。
ポケモンによって習得しているダークわざの数は違い、終盤のダークポケモンは技枠4つが全てダークわざで埋まっている事も。
特にダーク・ルギアは「ダークブラスト」、三鳥は「ダークフリーズ」・「ダークサンダー」・「ダークファイア」という専用ダークわざを持つ。
なお、ダークポケモンの持つダーク技はいわゆるスナッチしようとするトレーナーへの嫌がらせに特化した性能になっている。
ハイパー状態(リバース状態)
ダークラッシュorダークわざを選択すると、たまに気持ちが高ぶり、赤黒いオーラを放出するハイパー状態(『ポケモンXD』ではリバース状態)になってしまう。
ハイパー状態・リバース状態共通の効果
- ダークラッシュorダークわざ以外の命令を聞かなくなってしまう
- 「コロンケース」以外の道具を使うことができなくなる
ハイパー状態の効果
- ダークラッシュが高確率で急所に当たる
- 相手トレーナーもしくは主人公を攻撃する(実害は無い)
- 自分を攻撃
- 道具を勝手に使う
- 指示した技以外の技を使用
- モンスターボールに勝手に戻る
リバース状態の効果
回復方法
- バトル中に「よびかける」
- 移動中にコロンケースの香りを使う
- アゲトビレッジにある育て屋に預ける
- ひんしにする
- 超低確率で自然に治ることがある
ダークポケモンリスト
ポケモンコロシアム
本編
1 | マクノシタ | 2 | ベイリーフ | 3 | マグマラシ |
---|---|---|---|---|---|
4 | アリゲイツ | 5 | ヨルノズク | 6 | モココ |
7 | ポポッコ | 8 | ヌオー | 9 | ムウマ |
10 | マグマッグ | 11 | オオタチ | 12 | ヤンヤンマ |
13 | テッポウオ | 14 | マンタイン | 15 | ハリーセン |
16 | アサナン | 17 | ノコッチ | 18 | チルット |
19 | ウソッキー | 20 | カポエラー | 21 | エンテイ |
22 | レディアン | 23 | スイクン | 24 | グライガー |
25 | オドシシ | 26 | イノムー | 27 | ニューラ |
28 | エイパム | 29 | ヤミカラス | 30 | フォレトス |
31 | グランブル | 32 | アリアドス | 33 | ビブラーバ |
34 | ライコウ | 35 | キマワリ | 36 | デリバード |
37 | ヘラクロス | 38 | エアームド | 39 | ミルタンク |
40 | アブソル | 41 | ヘルガー | 42 | トロピウス |
43 | メタグロス | 44 | バンギラス | 45 | ドーブル |
46 | リングマ | 47 | ツボツボ | 48 | トゲチック |
ダブルバトルカードe+
ポケモンXD 闇の旋風 ダーク・ルギア
先述した通り、色違いのすがたは存在しない。
本編
1 | ヒメグマ | 2 | ポチエナ | 3 | レディバ |
---|---|---|---|---|---|
4 | デルビル | 5 | タマザラシ | 6 | ヤジロン |
7 | メリープ | 8 | ゴクリン | 9 | タネボー |
10 | イトマル | 11 | ドンメル | 12 | キバニア |
13 | キノココ | 14 | エネコロロ | 15 | ビリリダマ |
16 | マクノシタ | 17 | ロコン | 18 | ヨマワル |
19 | ラルトス | 20 | クチート | 21 | ユキワラシ |
22 | クヌギダマ | 23 | ネイティ | 24 | ロゼリア |
25 | ニャース | 26 | ウリムー | 27 | オニスズメ |
28 | ベトベター | 29 | パウワウ | 30 | ルナトーン |
31 | トゲピー | 32 | ノズパス | 33 | パラス |
34 | ガーディ | 35 | シェルダー | 36 | スピアー |
37 | ピジョン | 38 | モンジャラ | 39 | バタフリー |
40 | レアコイル | 41 | モルフォン | 42 | ウツドン |
43 | アーボック | 44 | オコリザル | 45 | スリーパー |
46 | ゴルダック | 47 | ヤミラミ | 48 | ドードリオ |
49 | ラッタ | 50 | カモネギ | 51 | チルタリス |
52 | ガルーラ | 53 | ジュペッタ | 54 | ブーバー |
55 | カイロス | 56 | ギャロップ | 57 | マグカルゴ |
58 | エビワラー | 59 | サワムラー | 60 | ベロリンガ |
61 | ストライク | 62 | ラッキー | 63 | ソルロック |
64 | スターミー | 65 | オオスバメ | 66 | エレブー |
67 | カビゴン | 68 | ニョロボン | 69 | バリヤード |
70 | ダグトリオ | 71 | ライボルト | 72 | ボーマンダ |
73 | ガラガラ | 74 | ラプラス | 75 | ダーク・ルギア |
76 | サイドン | 77 | ファイヤー | 78 | ナッシー |
79 | ケンタロス | 80 | フリーザー | 81 | サンダー |
82 | カイリュー |
体験版
1 | メタング |
---|
『ポケモンGO』における「シャドウポケモン」
「GOロケット団」が操る「シャドウポケモン」として2019年7月23日から登場。
名称は英語圏における呼称である“Shadow Pokemon”をそのまま日本語に直訳したものになっている。
共通する特徴として、目が充血したかのように真っ赤に染まって険しい目つきになっており、体から絶えず紫色のオーラのようなものを立ち昇らせている。
GOロケット団によれば、特殊な訓練を施すことにより、通常よりもはるかに強力な戦闘力を持たせることに成功した個体らしい。ちなみに、シャドウポケモンを考案して作り出したのは、リーダー(幹部)の1人であるアルロで、対戦でこちらに勝利した時の台詞の中にそのことを仄めかすものがある(後に、ウィロー博士とその弟子たちの調査により、シャドウポケモンの強化プログラムを担当している人物であることが判明した)。
強化されているという設定は伊達ではなく、通常の個体を凌駕する異常な攻撃力と耐久力を誇り、たとえ通常技であろうとこちらの弱点を突いてくる攻撃であればHPをあっという間に削り取られてしまう。
幹部やボスの繰り出す個体ともなると、等倍やいまひとつであっても恐ろしい勢いで体力を削られてしまい、ゲージ技に至っては、抜群ではオーバーキルレベル、等倍やいまひとつでもほぼ即死、二重耐性を持つタイプの技であってもHPの7割近くが一撃で消し飛ばされるというにわかには信じがたい事態が起こる(もちろんこちらの手持ちを最大まで強化しておいての話である)。
耐久力の方も攻撃力程ではないものの大幅に上昇しているようで、高い威力の二重弱点を突いたとしても1発では仕留めきれないどころか、的確に弱点を突いたとしても全然削れないなんてことも珍しくない。
したっぱ程度ならこちらの手持ちを強化しつつ、きちんと相手の弱点を突くタイプで攻撃すれば倒せるレベルには落ち着いているが、幹部やボスの場合それでも倒せないことも多々ある。
一応、GOロケット団の手持ちポケモンはどちらかがゲージ技を使った直後や交代した直後に2秒程何の動作もせずに棒立ちしている時間帯があるため、その隙もうまく活用しながら攻めていきたい(厳密にはGOロケット団に限らず、トレーニングモードでのリーダーたちにも同じことが言えるのだが)。
こうしたこともあり、CP値も通常の個体ではまずありえない数値に達しており、序盤ポケモンの代表格であるコラッタですら、2600以上という並の最終進化系に匹敵しかねない値を誇る。
カビゴンや最終進化形に至っては10000オーバーという下手なレイドボスに迫りかねない値にまで達しているものも。
2023年には、このシャドウポケモンがボスとしてジムを占拠する“シャドウレイド”も実装され、こちらをクリアしてもシャドウポケモンを入手できるようになった(詳細についてはレイドバトルの記事を参照)。
どのような方法で強化を施したのかは不明だが、ウィロー博士とその弟子たちの調査によれば、少なくとも自然で起こるような方法で行われたものではないことは確からしく、何らかの違法な手段が用いられている可能性が高い。
実際、初めてシャドウポケモンと対峙した際には同行している博士の弟子が「苦しそう」と述べていることからも、ポケモンに対して相応に負担がかかっている状態らしいことが窺える。事実、本来大人しいポケモンも凶暴化しており、捕獲画面ではとてつもない頻度で暴れ回っている。
もしかすると、ドーピングのような手法でも使ったのかもしれない。
2023年5月以降、GOロケット団員を倒したり、シャドウレイドをクリアすると、“シャドウのかけら”というアイテムを入手できるようになった。このアイテムの説明欄には「ポケモンをシャドウポケモンに変えるエネルギーを発するかけら」と書かれており、どうやら何らかの物質から発せられる特殊なエネルギーを利用してポケモンをシャドウ化させているらしいことが明らかとなった(余談だが、この“シャドウのかけら”を4個あつめてウィロー博士の開発したライトマシンにかけることで、“ライトクリスタル”という暴走したシャドウレイドボスを鎮静化させることのできる特殊なアイテムを生成することができる)。
ちなみに、ウィロー博士のレポートによると、シャドウ化したポケモンは、ポケストップから強奪したタマゴから孵化させたポケモンであるらしい。
また(あくまで推測だが)したっぱの台詞を聞く限りではGOロケット団は一般トレーナーからポケモンを強奪するといったことも行っているようなので、そうしたポケモンたちもシャドウ化させられている可能性が考えられる。
各地のポケストップに時折現れるしたっぱや幹部およびボスのサカキを倒したり、シャドウレイドをクリアするとゲットチャンスとなり、捕獲画面に移る……のだが、これがまた通常のレイドポケモン以上に暴れ回るので、適当にボールを投げているだけでは弾かれやすい。
プレミアボールの数が少ないことも捕獲難易度の高さに拍車をかけている。しかし、ここで普段あまり使わないであろう『ナナのみ』を使えば目に見えて大人しくなり、確実にボールを当てれるようになる。
シャドウポケモンに一定量のほしのすなとポケモンのアメを与えて「リトレーン」すると「ライトポケモン」に変化する。
なお、リトレーンの際にHP・こうげき・ぼうぎょの個体値に+2のボーナスがつくが、シャドウポケモンの攻撃力1.2倍補正がなくなるため、攻撃面では弱くなる。
また、トレーナーバトル(特にCPに制限の設けられているスーパーリーグやハイパーリーグ)で使うことを考えた場合、リトレーン前の方が適正な個体値になっている場合もある。一度リトレーンしてしまうと元に戻すことはできないのでそのあたりの判断は慎重に。
原典におけるダークポケモンとは幾つかの相違点がある。
- ニックネームは自由に変更可能
- アメと「ほしのすな」による強化は可能だが、通常の個体と比べて膨大な量(通常個体の1.2倍)のアメとすなを要求されることになる。後述のシャドウボーナスのためにリトレーンしない手もある。リトレーンすることで強化に必要なアメとほしのすなの数が軽減される。
- 進化は任意で行うことができる。ただし、特別な技を習得できないなどの制約がつく。リトレーンすると進化により特別な技も習得できるようになる。
- デフォルトでゲージ技「やつあたり」を覚えており(というか、現状ではシャドウポケモンしか覚えられない仕様。ただし強いわけではなく、むしろ実戦で使うのは推奨されていない)、後述する特別なイベントを除くとわざマシンでも変更ができない。別のゲージ技を解放で覚えさせることはできるが、やはりここでも膨大な量のアメとすなを要求されることになるので注意。なお、リトレーンすると「やつあたり」が「おんがえし」に変化し、技の変更も任意で行えるようになる。
- 他のプレイヤーとの通信交換ができない(当初は可能だったが、キラフレンドとの交換と併用することで簡単に高個体値の個体を作り出せる等、ゲームバランスの観点から問題が生じたため、実装から数日で不可能になった)。リトレーンすることで、他のユーザーとの交換が初めて可能になる。ただし、交換は「特別な交換」扱いになるので、他のプレイヤーとの交換は1日に1回までしか行えない。また、途中で個体値をいじくるというイレギュラーな工程を挟んでいるためなのか、『ポケットモンスター 赤・緑』のポケモンであっても、シャドウポケモン・ライトポケモン共に『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ』への転送はできない。「Pokémon HOME」への転送は、シャドウポケモンは行えないが、ライトポケモンは行える。ただし、本編にはシャドウポケモンやライトポケモンの概念がないため、転送が完了した瞬間に通常の個体になってしまう。その点は留意しておこう。
- メガシンカ可能な種族であった場合でも、シャドウポケモンの状態ではメガシンカが行えない(後述するシャドウボーナスとの兼ね合いと考えられる)。ライトポケモンにリトレーンすればメガシンカが可能となる。
純粋に「かわいそう」とシャドウポケモンに否定的なライトユーザーも少なからずおり、逆に独特のダークな雰囲気に見惚れてシャドウのまま育成しようとする猛者もいる(実際、観賞用としても人気があり、入れ替わりの少ない田舎のジムでは見せびらかすために置かれていることも)。
特に元から闇のイメージが強い悪・ゴーストのポケモンとは視覚的な相性もよく、中には闇落ちというより正統強化に見えるほどベストマッチした種族もいる。
実戦における性能
2020年3月、仕様の変更によりシャドウポケモンの攻撃に「シャドウボーナス」という特殊なボーナスが付与されるようになり、通常の1.2倍のダメージを与えられるようになった。半面、防御力が通常の0.8倍に低下しており、通常の個体に比べると被ダメージが増えてしまうといった形で調整がなされている。
ようするに、やられる前にやれということなのだろう。
また、技を自由に変更できないというデメリットも、不定期に行われるGOロケット団関連のイベント期間中のみは撤廃され、わざマシンを使うことで「やつあたり」を忘れさせることができる。
このため、運良くリトレーンしなくても運用可能な個体値の者が手に入った場合は、敢えてリトレーンせずに育成するという選択肢も出てきた。
参考までに、攻撃面で100%CPの通常個体とシャドウポケモンの同種を比較した場合、個体値が多少低いくらいならシャドウポケモンは、100%CP以上の火力が出せる。
特に火力重視のレイドバトルの場合もシャドウボーナスが入るため、より速くレイドバトルに勝てるようになる。
耐久面は脆くなっているが、レイドバトルの場合はこれを加味してもスペシャルアタックの2発目またはその直前の通常技で倒されるかどうかの誤差しかないことから、レイドバトルではメリットと言える。
一方、GOバトルリーグのような対人戦の場合、そもそもシャドウポケモンの厳選自体が難しいことから、特に伝説のシャドウポケモンの研究はあまり進んでいない(強いて言えば入手が容易なミュウツーはマスターリーグでの研究が進み、環境入りを果たしている程度)。
一方、CPに制限のあるスーパーリーグやハイパーリーグの場合、相対的に相手ポケモンの火力も落ちることから、耐久面のデメリットはあまり気にならずに運用可能。とくにカウンターや甘えるといったごり押し性能の高い技のポケモンはシャドウ採用率が高い。
特に耐性面の優秀なスーパーリーグのヤミラミ、ハクリュー、ハイパーリーグのラグラージやカイリューなどは元の技が優秀な上シャドウボーナスで通常技すら火力も上がっているため、環境トップ御用達となっている。
ただし、育成に通常の個体よりも多くほしのすなが必要になる点は変わっていないので、その点は覚悟しておくこと。
また、メガシンカが行えないというデメリットもあるので、スピアーやクチートのようにメガシンカすることで性能が大幅に向上する(もしくは向上すると予想される)種の場合、素直にリトレーンした方が良い場合もある。
手間はかかるし制約もあるがダメージをより多く出せるシャドウポケモンか、手っ取り早く強化できるしメガシンカもできるが技の性能が並み程度のライトポケモンか。好きな方を選ぼう。
その他媒体
『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇』では、相手のポケモンを奪い取り、忠実で邪悪な戦闘マシンに変えてしまう"ダークボール"が登場。
明言はされていないが、事実上上記のダークポケモンとほぼ同等の存在と思われる。
『ポケモン・ザ・ムービー XY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ』では、ポケモンと絆を介せず、強制的な支配とメガシンカをもたらす"メガウェーブ"が登場。
実質ダークメガシンカポケモンともいえる存在だが、劇中ではXYパーティのポケモン達を相手に終始苦戦しており、本来のメガシンカより強さを引き出せていないと思われる描写があった。
格闘ゲーム『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』では身体が真っ黒に染まった"ダークミュウツー"なる存在が登場しており、英語でも「Shadow Mewtwo」と命名基準が一致するが、正確な関連性は不明。
余談
デルビル、ヘルガーは分類が「ダークポケモン」である。
開発段階ではもっと多かったらしく、ダーク・チリーンやダーク・ホエルコにダーク・カクレオン以外にも自分から攻撃するダーク・ソーナンスが登場する予定もあったんだとか。
一部のダークポケモンには、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』と『Pokémon LEGENDS アルセウス』と『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて新たなる進化が追加されているので、やろうと思えば「Pokémon HOME」等を経由して元ダークポケモンを連れていき、進化させることも可能。