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ダークポケモン

だーくぽけもん

ダークポケモンとは、『ポケモンコロシアム』や『ポケモンXD』に登場するポケモン。類似した存在である、『ポケモンGO』の「シャドウポケモン」についても解説する。
目次[非表示]

概要

ゲームキューブ版ポケモンシリーズに登場する悪の組織シャドーの手で心を閉ざしてしまい、戦闘マシーンと化してしまったポケモンの事である。
英語圏では「Shadow Pokemon」と表記される。
「コロシアム」のゲーム内では、ダークポケモンの使い手を「ダークトレーナー」と称する者もいる。一方、ダークポケモンを所持しているトレーナーの中にそれがダークポケモンだとは気づかず、ただ「人から貰った強いポケモン」程度にしか認識していない者も見掛けられる。
主人公はこのダークポケモンを全て回収し、心を開かせる「リライブ」で元のポケモンに戻す事を目的としている。

ダークポケモンは、リライブが完了するまで様々な制限を受ける。

  1. ニックネームが付けられない
  2. レベルは固定(経験値は一応入っており、リライブ後に一気に入る)。
  3. その為進化も出来ない(GC版はイーブイを除きレベル以外で進化するポケモンはいない)。
  4. 技は下記のダークわざ+αとなり、付け替え及び並び替えは不可能。
  5. GBAのソフト(RSEFRLG)との交換が出来ない。

リライブを進める事により、性格が判明したり技を取り戻したりする事になる。
また、ポケモンや性格によってリライブのしやすさが違う。三犬なんかはかなり遅い。

なお、XD産のダークポケモンは色違いは存在しない。また、リライブ完了により付けられる「ナショナルリボン」が付いている場合はGTS・ミラクル/マジカル交換に出すことが出来ない。マジカル交換でダークポケモンを入手したり、通常の交換機能でXD産と思しき色ポケモンを入手したりした場合改造個体のため、即逃がすこと。

ダークわざ

ダークポケモンのみが習得可能な技。PPは∞
ポケモンコロシアムの際は「ダークラッシュ」しか存在しなかった。
(コロシアムでのダークラッシュは威力100、命中95 反動あり)
ポケモンXDでは通常のポケモンに対しては効果抜群・ダークポケモンに対しては効果半減と言う特殊な相性判定が行われる。
技の種類も大幅に増え、ダークラッシュの劣化であるダークアタック、逆に強化版の
ダークブレイク、特殊技にはダークウェーブやダークストーム、変化技には相手全体の回避率を落とすダークミストを始めとした癖のある技が多く存在するが、極めつけは「ダークハーフ」
何とこの技、自分も含めた場にいる全員のHPを現在HPの半分削るという恐ろしい効果を持つ。
他にもダークウェザーはダークポケモン以外にダメージを与え続け、なおかつダーク技の威力を高める特殊な天候であるなど、ダーク系の変化技は既存の技の劣化になっていたり、または扱いにくいものが多く、基本は攻め要員になる。
ポケモンによって習得しているダークわざの数は違い、終盤のダークポケモンは技枠4つが全てダークわざで埋まっている事も。
特にダークルギアはダークブラスト、三鳥はダークフリーズ・ダークサンダー・ダークファイアという専用ダークわざを持つ。

なお、ダークポケモンの持つダーク技はいわゆるスナッチしようとするトレーナーへの嫌がらせに特化した性能になっている。

ハイパー状態(リバース状態)

ダークラッシュorダークわざを選択すると、たまに気持ちが高ぶり、赤黒いオーラを放出するハイパー状態(XDではリバース状態)になってしまう。

ハイパー状態・リバース状態共通の効果

  • ダークラッシュorダークわざ以外の命令を聞かなくなってしまう
  • 「コロンケース」以外の道具を使うことができなくなる


ハイパー状態の効果


リバース状態の効果


回復方法

  • バトル中に「よびかける」
  • 移動中にコロンケースの香りを使う
  • アゲトビレッジにある育て屋に預ける
  • ひんしにする
  • 超低確率で自然に治ることがある


ダークポケモンリスト

コロシアム

本編

1マクノシタ2ベイリーフ3マグマラシ
4アリゲイツ5ヨルノズク6モココ
7ポポッコ8ヌオー9ムウマ
10マグマッグ11オオタチ12ヤンヤンマ
13テッポウオ14マンタイン15ハリーセン
16アサナン17ノコッチ18チルット
19ウソッキー20カポエラー21エンテイ
22レディアン23スイクン24グライガー
25オドシシ26イノムー27ニューラ
28エイパム29ヤミカラス30フォレトス
31グランブル32アリアドス33ビブラーバ
34ライコウ35キマワリ36デリバード
37ヘラクロス38エアームド39ミルタンク
40アブソル41ヘルガー42トロピウス
43メタグロス44バンギラス45ドーブル
46リングマ47ツボツボ48トゲチック


ダブルバトルカードe+

1トゲピー2メリープ3ハッサム


XD

先述した通り、色違いは存在しない。

本編

1ヒメグマ2ポチエナ3レディバ
4デルビル5タマザラシ6ヤジロン
7メリープ8ゴクリン9タネボー
10イトマル11ドンメル12キバニア
13キノココ14エネコロロ15ビリリダマ
16マクノシタ17ロコン18ヨマワル
19ラルトス20クチート21ユキワラシ
22クヌギダマ23ネイティ24ロゼリア
25ニャース26ウリムー27オニスズメ
28ベトベター29パウワウ30ルナトーン
31トゲピー32ノズパス33パラス
34ガーディ35シェルダー36スピアー
37ピジョン38モンジャラ39バタフリー
40レアコイル41モルフォン42ウツドン
43アーボック44オコリザル45スリーパー
46ゴルダック47ヤミラミ48ドードリオ
49ラッタ50カモネギ51チルタリス
52ガルーラ53ジュペッタ54ブーバー
55カイロス56ギャロップ57マグカルゴ
58エビワラー59サワムラー60ベロリンガ
61ストライク62ラッキー63ソルロック
64スターミー65オオスバメ66エレブー
67カビゴン68ニョロボン69バリヤード
70ダグトリオ71ライボルト72ボーマンダ
73ガラガラ74ラプラス75ダークルギア
76サイドン77ファイヤー78ナッシー
79ケンタロス80フリーザー81サンダー
82カイリュー


体験版

1メタング


ポケモンGOにおける「シャドウポケモン」

GOロケット団女子とシャドウガビゴン


GOロケット団」が操る「シャドウポケモン」として2019年7月23日から登場。
名称は英語圏における呼称である“Shadow Pokemon”をそのまま日本語に直訳したものになっている。

共通する特徴として、目が充血したかのように真っ赤に染まって険しい目つきになっており、体から絶えず紫色のオーラのようなものを立ち昇らせている。
GOロケット団によれば、特殊な訓練を施すことにより、通常よりもはるかに強力な戦闘力を持たせることに成功した個体らしい。ちなみに、シャドウポケモンを考案して作り出したのは、リーダー(幹部)の1人であるアルロで、対戦でこちらに勝利した時の台詞の中にそのことを仄めかすものがある(後に、ウィロー博士とその弟子たちの調査により、シャドウポケモンの強化プログラムを担当している人物であることが判明した)。

強化されているという設定は伊達ではなく、通常の個体を凌駕する異常な攻撃力と耐久力を誇り、たとえ通常技であろうとこちらの弱点を突いてくる攻撃であればHPをあっという間に削り取られてしまう。
幹部やボスの繰り出す個体ともなると、等倍やいまひとつであっても恐ろしい勢いで体力を削られてしまい、ゲージ技に至っては、抜群ではオーバーキルレベル、等倍やいまひとつでもほぼ即死、二重耐性を持つタイプの技であってもHPの7割近くが一撃で消し飛ばされるというにわかには信じがたい事態が起こる(もちろんこちらの手持ちを最大まで強化しておいての話である)。
耐久力の方も攻撃力程ではないものの大幅に上昇しているようで、高い威力の二重弱点を突いたとしても1発では仕留めきれないどころか、的確に弱点を突いたとしても全然削れないなんてことも珍しくない。

したっぱ程度ならこちらの手持ちを強化しつつ、きちんと相手の弱点を突くタイプで攻撃すれば倒せるレベルには落ち着いているが、幹部やボスの場合それでも倒せないことも多々ある。
一応、GOロケット団の手持ちポケモンはどちらかがゲージ技を使った直後や交代した直後に2秒程何の動作もせずに棒立ちしている時間帯があるため、その隙もうまく活用しながら攻めていきたい(厳密にはGOロケット団に限らず、トレーニングモードでのリーダーたちにも同じことが言えるのだが)。

こうしたこともあり、CP値も通常の個体ではまずありえない数値に達しており、序盤ポケモンの代表格であるコラッタですら、2600以上という並の最終進化系に匹敵しかねない値を誇る。
カビゴンや最終進化形に至っては10000オーバーという下手なレイドボスに迫りかねない値にまで達しているものも。

2023年には、このシャドウポケモンがボスとしてジムを占拠する“シャドウレイド”も実装され、こちらをクリアしてもシャドウポケモンを入手できるようになった(詳細についてはレイドバトルの記事を参照)。

どのような方法で強化を施したのかは不明だが、ウィロー博士とその弟子たちの調査によれば、少なくとも自然で起こるような方法で行われたものではないことは確からしく、何らかの違法な手段が用いられている可能性が高い。
実際、初めてシャドウポケモンと対峙した際には同行している博士の弟子が「苦しそう」と述べていることからも、ポケモンに対して相応に負担がかかっている状態らしいことが窺える。事実、本来大人しいポケモンも凶暴化しており、捕獲画面ではとてつもない頻度で暴れ回っている。
もしかすると、ドーピングのような手法でも使ったのかもしれない。
2023年5月以降、GOロケット団員を倒したり、シャドウレイドをクリアすると、“シャドウのかけら”というアイテムを入手できるようになった。このアイテムの説明欄には「ポケモンをシャドウポケモンに変えるエネルギーを発するかけら」と書かれており、どうやら何らかの物質から発せられる特殊なエネルギーを利用してポケモンをシャドウ化させているらしいことが明らかとなった(余談だが、この“シャドウのかけら”を4個あつめてウィロー博士の開発したライトマシンにかけることで、“ライトクリスタル”という暴走したシャドウレイドボスを鎮静化させることのできる特殊なアイテムを生成することができる)。

ちなみに、ウィロー博士のレポートによると、シャドウ化したポケモンは、ポケストップから強奪したタマゴから孵化させたポケモンであるらしい。
また(あくまで推測だが)したっぱの台詞を聞く限りではGOロケット団は一般トレーナーからポケモンを強奪するといったことも行っているようなので、そうしたポケモンたちもシャドウ化させられている可能性が考えられる。

各地のポケストップに時折現れるしたっぱや幹部およびボスのサカキを倒したり、シャドウレイドをクリアするとゲットチャンスとなり、捕獲画面に移る……のだが、これがまた通常のレイドポケモン以上に暴れ回るので、適当にボールを投げているだけでは弾かれやすい。
プレミアボールの数が少ないことも捕獲難易度の高さに拍車をかけている。しかし、ここで普段あまり使わないであろう『ナナのみ』を使えば目に見えて大人しくなり、確実にボールを当てれるようになる。

シャドウポケモンに一定量のほしのすなとポケモンのアメを与えて「リトレーン」すると「ライトポケモン」に変化する。
なお、リトレーンの際にHP・こうげき・ぼうぎょの個体値に+2のボーナスがつくため、個体によってはリトレーンの有無で性能が激変する場合もある。すごいとっくんのようなものなのだろうか…。
ただし、トレーナーバトル(特にCPに制限の設けられているスーパーリーグやハイパーリーグ)で使うことを考えた場合、リトレーン前の方が適正な個体値になっている場合もある。一度リトレーンしてしまうと元に戻すことはできないのでそのあたりの判断は慎重に。


原典におけるダークポケモンとは幾つかの相違点がある。

  1. ニックネームは自由に変更可能
  2. アメと「ほしのすな」による強化は可能だが、通常の個体と比べて膨大な量(通常個体の1.2倍)のアメとすなを要求されることになるので、はっきり言ってメリットはない(まあ、一応後述のメリットがあって強い事は強いのだが)。リトレーンすることでようやく実戦クラスの性能になる他、強化に必要なアメとほしのすなの数が軽減される。
  3. 進化は任意で行うことができる。ただし、特別な技を習得できないなどの制約がつく。リトレーンすると進化により特別な技も習得できるようになる。
  4. デフォルトでゲージ技「やつあたり」を覚えており(というか、現状ではシャドウポケモンしか覚えられないようになっている模様。ただし強いわけではなく、むしろ実戦で使うのは推奨されていない)、後述する特別なイベントを除くとわざマシンでも変更ができない。別のゲージ技を解放で覚えさせることはできるが、やはりここでも膨大な量のアメとすなを要求されることになるので注意。なお、リトレーンすると「やつあたり」が「おんがえし」に変化し、技の変更も任意で行えるようになる。
  5. 他のプレイヤーとの通信交換ができない(当初は可能だったが、キラフレンドとの交換と併用することで簡単に高個体値の個体を作り出せる等、ゲームバランスの観点から問題が生じたため、実装から数日で不可能になった)。リトレーンすることで、他のユーザーとの交換が初めて可能になる。ただし、交換は「特別な交換」扱いになるので、他のプレイヤーとの交換は1日に1回までしか行えない。また、途中で個体値をいじくるというイレギュラーな工程を挟んでいるためなのか、第1世代のポケモンであっても、シャドウポケモン・ライトポケモン共にピカブイ』への転送はできない。「ポケモンホーム」への転送は、シャドウポケモンは行えないが、ライトポケモンは行える。ただし、本編にはシャドウポケモンやライトポケモンの概念がないため、転送が完了した瞬間に通常の個体になってしまう。その点は留意しておこう。
  6. メガシンカ可能な種族であった場合でも、シャドウポケモンの状態ではメガシンカが行えない(後述するシャドウボーナスとの兼ね合いと考えられる)。ライトポケモンにリトレーンすればメガシンカが可能となる。

実戦における性能

2020年3月、仕様の変更によりシャドウポケモンの攻撃に「シャドウボーナス」という特殊なボーナスが付与されるようになり、通常の1.2倍のダメージを与えられるようになった。半面、防御力が通常の0.8倍に低下しており、通常の個体に比べると被ダメージが増えてしまうといった形で調整がなされている。

ようするに、やられる前にやれということなのだろう。

また、技を自由に変更できないというデメリットも、不定期に行われるGOロケット団関連のイベント期間中のみは撤廃され、わざマシンを使うことで「やつあたり」を忘れさせることができる。
このため、運良くリトレーンしなくても運用可能な個体値の者が手に入った場合は、敢えてリトレーンせずに育成するという選択肢も出てきた。

ただし、育成に通常の個体よりも多くほしのすなが必要になる点は変わっていないので、その点は覚悟しておくこと。
また、メガシンカが行えないというデメリットもあるので、スピアークチートのようにメガシンカすることで性能が大幅に向上する(若しくは向上すると予想される)種の場合、素直にリトレーンした方が良い場合もある)。
それでもその独特のダークな雰囲気に見惚れてあえてシャドウのまま育成しようとする猛者もいるらしいが…(実際、観賞用としても人気があり、入れ替わりの少ない田舎のジムでは見せびらかすために置かれていることも)。
手間はかかるし制約もあるがダメージをより多く出せるシャドウポケモンか、手っ取り早く強化できるしメガシンカもできるが技の性能が並み程度のライトポケモンか。好きな方を選ぼう。

その他媒体

劇場版4作目「セレビィ時を超えた遭遇」では、相手のポケモンを奪い取り、忠実で邪悪な戦闘マシンに変えてしまう"ダークボール"が登場。
明言はされていないが、事実上上記のダークポケモンとほぼ同等の存在と思われる。

劇場版19作目「ボルケニオンと機巧のマギアナ」では、ポケモンと絆を介せず、強制的な支配とメガシンカをもたらす"メガウェーブ"が登場。
実質ダークメガシンカポケモンともいえる存在だが、劇中ではXYパーティのポケモン達を相手に終始苦戦しており、本来のメガシンカより強さを引き出せていないと思われる描写があった。

格闘ゲーム「ポッ拳」では身体が真っ黒に染まった"ダークミュウツー"なる存在が登場しており、英語でも「Shadow Mewtwo」と命名基準が一致するが、正確な関連性は不明。

余談

デルビル、ヘルガーは分類が「ダークポケモン」である。

開発段階ではもっと多かったらしく、ダーク・チリーンやダーク・ホエルコにダーク・カクレオン以外にも自分から攻撃するダーク・ソーナンスが登場する予定もあったんだとか。

関連タグ

ポケモンコロシアム ポケモンXD オーレ地方 悪堕ち 凶暴化
ポケモンGO GOロケット団

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