基礎データ
ずかん | No.176 |
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英語名 | Togetic |
ぶんるい | しあわせポケモン |
タイプ | ノーマル→フェアリー (第6世代より)/ ひこう |
たかさ | 0.6m |
おもさ | 3.2kg |
とくせい | はりきり / てんのめぐみ / きょううん(隠れ特性) |
はりきり:こうげきが1.5倍になる。物理攻撃技の命中率が0.8倍になる。
てんのめぐみ:自分の技の追加効果の出やすさが2倍になる。
きょううん:自分の技の急所率ランクが+1される。
進化
トゲピー → トゲチック(なつき進化) → トゲキッス(「ひかりのいし」を使用)
概要
『ポケットモンスター金・銀』(第2世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は、恐らく「トゲ(棘)+チック(チクチク:刺さる様子を表す擬態語、またはチック:英語で"ひよこ")」。
鳥の様な姿をしており、進化した事で進化前の丸っこい体はすらっとした体型になった。卵の殻から破った様に進化するのかと思いきや、逆に全身に殻をまとったように白くなった。また、お腹のあたりに殻の模様の名残りがある。背中には小さな羽根が生えた。
トゲピーを十分に懐かせた状態でLvアップさせると進化する事が出来る。
進化したことで新たにひこうタイプが付加された。
幸運をもたらすポケモンと言われている。心優しい人の見つけると姿を現し、幸せを分け与える。
幸せを与える際に、幸せの粉と呼ばれる光る羽毛を振りまくという。
その為優しい人の傍にいないと元気が出なくなってしまう。
ほとんど羽ばたかせず、少しばかり浮き上がりトレーナーの後を付いてくるという設定だが、ポケモンXYからの3Dモーションでは浮遊中は常時羽ばたくようになってしまった。「その気になれば羽ばたかず浮かべる(羽ばたかないとは言ってない)」と解釈すればよいので矛盾は避けられているが。
見た目から♀のイメージが強いが、性別比率で言えば♂の方が圧倒的に多い(♂:♀=7:1)。
人気が無いわけではないが、進化前のトゲピーの方がスマブラやアニメなどでの顔出しが多く、進化後のトゲキッスは対戦で大暴れした時期が長いため、非常に中途半端な立ち位置である。もう少し個性が欲しいところだ。
とはいえ第3世代まではこのポケモンが最終形態であり、特に第2世代においては進化させるのに結構苦労する(「やすらぎのすず」がない上にトゲピー自体のレベル上げが難しい)ことから、印象には残りやすい。
また、タマゴ孵化を行う場合必ずトゲチックに進化させないとタマゴが見つからないことから、お世話になる機会は多い。
ゲーム上の特徴
自身のステータスの中では「とくぼう」が最も高く、次いで「ぼうぎょ」・「とくこう」と言った耐久面に優れている。とはいえお世辞にも高いものではなく、御三家の中間と同程度な為ステータスは貧弱である。対戦は勿論、旅のお供としても習得技も攻撃力も頼りない。後発的にタイプが変更されたのも原因の一つだろうが、なんと自力で覚えるタイプ一致の技は「ようせいのかぜ」だけである。ひこう技関しては無い。仲間にしたなら早めにトゲキッスを目指そう。
技の候補としては、一応高い「とくこう」を活かした「マジカルシャイン」「シャドーボール」「だいもんじ」「げんしのちから」あたりが挙がる。
ただし「めざめるパワー」以外のひこう特殊技は一切覚えない。
補助技に関して言えば、「あまえる」「てんしのキッス」「あくび」「アンコール」「しんぴのまもり」など、充実している。
もしこの姿のまま戦わせる場合、進化前ゆえに「しんかのきせき」が適用される。
比較的高い耐久からサポートを行わせるのが無難。ただ特性は事実上捨てることになる。
また、進化させると進化前の技が覚えられなくなるので注意が必要である。「アンコール」「あくび」「このゆびとまれ」はこのうちの代表格である。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
■漫画
番外作品
『ポケモンコロシアム』
クリア後にトゲチック以外のダークポケモンをスナッチしていると出現する主人公の偽者が繰り出す最後のダークポケモンとして登場。これを見事スナッチ出来れば完全クリアとなる。
…のだが、スナッチするのはある意味困難。この偽者が使ってくる他のポケモンがレベル68なのに対し、トゲチックのみは何とレベル20と異常な程に低いのである。
この為うっかり倒してしまうリスクがかなり高い。スナッチする時には慎重に戦おう。
『ポケモンGO』
野生出現は稀で、トゲピーを手に入れて進化させた方が一見早いように見えるが、トゲピーは原作同様タマゴのみで手に入る。
従ってタマゴが中々手に入らない場合トゲチックを直接捕まえた方が早く済む……かと思いきや。
何とこいつの被捕獲率は伝説のポケモンと同等かそれ以下。とにかく異常に捕まりにくい。
きのみを使おうがハイパーボールにしようが中々捕まらない。それでいて逃げないのでボールだけがどんどん削られる羽目になる。
そして当の野生出現はというと傾斜地に偏っているという。平地ではとことん出現しない。
そして性別比は原作同様なので、これでもし♀を手に入れようものなら途方もない労力が必要になる……
が、現在は天候ブースト時(曇りor強風)には出現率が少し上がるのと、金のズリの実+ハイパーボールカーブグレート以上ならば多少捕まりやすくなるので以前ほど鬼畜ではなくなっている。
2018年からレイドボスにも不定期で選ばれるようになった。ただし★★★★なので1人での討伐はほぼ無理。
こいつ自身がレアで現在では進化先が追加されているので駅前であれば多少人が集まるだろうか。やはりゲットチャレンジが最難関。
スペックは原作譲りのためこのまま戦うのは相当きつい。大人しくトゲキッスに進化させてあげるのがよい。
アニメ版
カスミのトゲチック
AG45話でカスミのトゲピーがトゲチックに進化し、事件解決後はトゲピーとトゲチックの桃源郷である異世界を守ることを誓い、カスミの手元を離れた。
トゲピー時代はこちらを参照。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
ゴールドのトゲたろう
本来トゲピーは「なつき」で進化するのだが、マンたろう(マンタイン)の加入によりしばらくは控えになっていた事や「ここ1番の戦い」において補欠扱いされていた事が原因で「イマイチ」ゴールドに心を開き切っていなかった事で進化する事ができずにおり、9章でエーたろうがエテボースに進化した時も悔しがっていた。その事に気付いたゴールドの言葉によりトゲチックへ進化、同時にワタルから貰っていた「ひかりのいし」でトゲキッスへと2段階の進化を遂げた。相変わらず目付きが悪い。
- また、アサギのジムリーダー・ミカンも番のトゲチックを手持ちにしているが、この2匹こそがトゲたろうの両親である。(余談だが、原作の金銀クverは不明なもののリメイクであるHGSSにおけるトゲピーのタマゴはホウオウが舞い降りる素質あるトレーナーの目印としてまいこはんが用意したものという設定が加えられている)。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン ポケモン一覧
金銀 HGSS
フェアリータイプ ひこうタイプ
トゲピー トゲキッス 天使
ノコッチ……「同世代」「羽が生えている」「特性『てんのめぐみ』」の共通点がある。元々タイプも同じだった。
175.トゲピー→176.トゲチック→177.ネイティ