基礎データ
全国図鑑 | No.0149 |
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カントー図鑑 | No.149 |
ジョウト図鑑(GSC) | No.243 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.248 |
マウンテンカロス図鑑 | No.147 |
アローラ図鑑(SM) | No.283 |
ポニ図鑑(SM) | No.098 |
アローラ図鑑(USUM) | No.381 |
ポニ図鑑(USUM) | No.128 |
カンムリ雪原図鑑 | No.196 |
パルデア図鑑 | No.349 |
ローマ字表記 | Kairyu |
ぶんるい | ドラゴンポケモン |
タイプ | ドラゴン / ひこう |
たかさ | 2.2m |
おもさ | 210.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | せいしんりょく:所有しているポケモンはひるまない。いかくを無効化する(第8世代~) |
隠れ特性 | マルチスケイル:HPが満タン状態の時、受けるダメージを半分にする |
タマゴグループ | すいちゅう1/ドラゴン |
他言語版の名称
ドイツ語 | Dragoran |
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英語・スペイン語・イタリア語 | Dragonite |
フランス語 | Dracolosse |
韓国語 | 망나뇽 |
中国語(簡体字) | 快龙 |
中国語(繁体字) | 快龍 |
進化
ミニリュウ → ハクリュー(レベル30) → カイリュー(レベル55)
概要
シリーズ第1世代『ポケットモンスター赤・緑』から登場しているポケモン。
爬虫類的な特徴や翼など、分類名通りドラゴンの様な姿でありつつ、ずんぐりした体型に二足歩行で怪獣っぽさもある。名前の由来も恐らく「海竜」や「怪獣」なのだろう。
表記はハクリュー同様カイリュ「ウ」ではなくカイリュ「ー」である。
カントー四天王のワタルが切り札としていることでも有名な、初代における唯一のドラゴンタイプであり、同タイプの元祖とも言える。さらに元祖600族であり、特に攻撃に関しては当時の全ポケモン151匹中トップだった。
その愛くるしい容姿と高めの能力からファンの人気も強く、pixivの投稿数も他の600族ドラゴンポケモンの投稿数を上回っている。
2段進化するポケモンは大きく姿を変える事も多いが、カイリューもその一つ。蛇のような体型だったミニリュウ、ハクリューから一転して四肢が生え、全体的にどっしりとした直立歩行になる。頭には電撃を放てる2本の触角が、背中には小さめな翼も生えた。体色も青から山吹色に変化する。色違いは体色が緑、翼は紫になる。
もっちりしたシルエットとは裏腹に、初代のポケモン図鑑で『地球を16時間で一周できる』と明示された凄い運動能力を持つ。現実の地球であれば平均外周距離は約4万8000kmあり、16時間で一周なら時速にして約3000km/h(マッハ2.5)という超音速。これは実在した超音速旅客機コンコルドのマッハ2.0を凌ぐ。元祖600族は伊達ではない。
実際にポケモンSVのDLC碧の仮面では、パルデア↔️キタカミの里間のロード画面で飛行機を追い越してるカイリューが見れる。
溺れている人を助けたり、難破船を沖まで導くという優しい一面があり、遭難者をカイリューだらけの楽園に連れて行ってくれたという話も。
その反面、逆鱗に触れるとすべてを破壊しつくすまで止まらないという竜らしい破壊的な側面も持ち、「破壊の化身」という異名まで持っている。
元祖600族は伊達ではなかった(大事なことなので2回言いました)。
この性質から航海の安全を祈願する神のような扱いも受けているようで、船首に女神像もといカイリューの彫像を施す船が少なくないという。船の主要構造のひとつに竜骨(キール)というパーツがあるのとひっかけているのだろうか。
ゲーム上における特徴
- ワタルの手持ちはワタルのカイリュー参照
- ハクリューがレベル55で進化する為、かなり手間が掛かるポケモンであり、公式からも大器晩成と言われてるポケモンの一体である。
- 第5世代以降からは野生で出現する様になった。
BW リュウラセンの塔外部の水辺の影に「すごいつりざお」を使う BW2 上記に加え、18ばんどうろの隠し穴 SM・USUM ポニの険路に出現するミニリュウの仲間呼び ピカブイ 各地草むらの上空 剣盾 雷雨時のボールレイクの湖畔(カンムリ雪原) SV 北2番エリア・オージャの湖・テラレイド(後述)
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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第1世代 | 91 | 134 | 95 | 100 | ※ | 80 | 500 |
第2世代以降 | 91 | 134 | 95 | 100 | 100 | 80 | 600 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 合計600という総合的に高いパラメーターを持つ、所謂600族の一角。色々なタイプの技を覚えられる器用さも持ち合わせているため、多様な役をこなすことも出来る。ガブリアス同様、登場するなら旅パに必ず入れる人もいるほど。
- 第2世代以降は技数が増え、その恩恵をかなり受けたポケモンの一体で、「げきりん」、「りゅうせいぐん」などのドラゴンタイプ技を筆頭に、「じしん」「だいもんじ」「なみのり」「かみなり」など覚える技の範囲は広い。
第1世代
- タイプ一致技がダメージ量固定のりゅうのいかりしか存在せず、ひこう技を全く覚えず、じしんも覚えないため、高い攻撃力を発揮できる物理技としてノーマルタイプでデメリット効果つきの「はかいこうせん」がメインという状態。特殊技で立ち回れない事は無かったものの、当時猛威を振るっていたこおり技の「ふぶき」が弱点なのも痛手だった。
- ただし、ふぶき弱点は「こおり状態(当時は凍ったら相手のくろいきりからほのお技を浴びなければ溶けなかった)にならずあっさり倒れてくれるから起点にされなくて使いやすい」という声もある。なんだそりゃ。
- 進化Lvの都合で入手できるのはLv55以上の個体のみだったため、出場ポケモンの合計Lvを155にする大会制限により残りの2匹がLv.50確定になってしまうという事実上のハンデから、大会でもカイリューが使われることは少なかった。
- 後のVC環境においては現在とは仕様の異なる「まきつく」と、「こうそくいどう」、「どくどく」を用いた「バインドハメ型」というものが考案された。他にこのコンボを使えるのはギャロップとファイヤーだが、この2体とは物理耐久の高さ、拘束技の命中率の高さで差別化が可能。
第2世代
- 「ふぶき」の弱体化、ドラゴン技のテコ入れによって前作よりは動きやすくなったが、当時のドラゴン技は全て特殊技だったため、カイリューにとっての恩恵は大きくなかった。とはいえ特攻が100あるため、新たに覚えたタイプ一致の「げきりん」はそれなりの威力があった……が、交代できないデメリットはやっぱり痛かった。
- 『クリスタル』にて「しんそく」を覚えたミニリュウが手に入った。当初は遺伝技にもなく、NPCからもらえる1匹のみの個体であった。当時の最強ひこう技は「そらをとぶ」である。実は物理ひこう技として見るなら第9世代現在も特殊変貌無しには、この技が最強技だったりする。なんてこった。
第3世代
- 「りゅうのまい」を獲得し火力増幅が可能になったが、同じタイプで、同じ技を覚えられ、かつ元の素早さも上で物理耐久も特性「いかく」で擬似的に高められるボーマンダという手ごわいライバルとラティオス・ラティアスは難敵が登場。与えられた特性も、何とも微妙な「せいしんりょく」であった。
- 公式大会の参加可能レベルが最大50となったため、Lv55で進化するカイリューは公式大会に出られなくなってしまった。
第4世代
- フラットルールの導入、技による物理特殊分化で「げきりん」の物理技化、更には「しんそく」復活と、かなりの恩恵を受けた。……が、更に強力なライバルガブリアスが登場し、既存ポケモンも順当に強化され、肩身が狭いことに変わりはなかった。
第5世代
- カイリューのポテンシャルが遂に花開いた。隠れ特性で「マルチスケイル」という凶悪な特性を習得。この効果は「体力が満タンの時相手からの技のダメージを半減する」というもの。元々の耐久が高いため、他の600族ドラゴン達の攻撃を耐えてから反撃し「しんそく」の先制でトドメを刺す、自分のHPを半分削れない攻撃に対して「はねやすめ」で無限ループといった戦法がとれるようになった。4倍弱点になる氷技も、相手がタイプ不一致なら耐えられるように。
- さらに「しんそく」が優先度+2に変更され、弱点の先制技「こおりのつぶて」持ちすら潰せるという凶悪性能を手に入れた。
- 「マルチスケイル」で1発耐え、そのターンで「りゅうのまい」を積むという単純かつ強力な戦術も一気に名を馳せた。もちろん「こだわりハチマキ」「こだわりスカーフ」を持たせて突っ込んでもよく、何かあっても「しんそく」で大体カバーできてしまうのが恐ろしく強い。
- また、本来特性と相性が悪いはずの「いのちのたま」も「特性は『りゅうのまい』へのつなぎ」と割り切れば十分選択肢に入る。
- 特にシングルでは「ライバルであるボーマンダのいた枠がそのままカイリューに置き換わる」ことになった。その影響力はすさまじく、「かたやぶり」持ちのオノノクスがカイリュー対策として大きく評価を上げるほどだった。
- シングルではあまり出番がなかったが「げきりん」が使いづらいダブルやトリプルで雨パーティ要員として採用。ダブルやトリプルでは「ねこだまし」などの「ひるみ」が強いため、敢えて特性「せいしんりょく」が選ばれることがあった。
- 同世代で遺伝技で「アクアジェット」を覚えるようになったが、雨が降っていても威力は「しんそく」のほうが強く、優先度強化がされているこちらを選ばない理由はない。ただ後述の通り「しんそく」は世代交代後すぐ使えない仕様なので、解禁までの場繋ぎで採用する場合もある。この場合は解禁されたら育成し直しとなる。
第6世代
- 「マルチスケイル」と相性のよい「じゃくてんほけん」「とつげきチョッキ」も登場。だが、フェアリータイプの登場により、ドラゴン技の通りが悪くなってしまい、迂闊にげきりんを撃とうものなら起点にされてしまうようになった。別タイプの技もこれといった追加がなく、あろうことかライバルのボーマンダがメガシンカで超火力ひこう技を手にしてしまう始末。
- メガシンカが与えられなかった分、道具の自由が利くので差別化は可能ではあった。やや誇張が入るかもしれないが、ボーマンダとの差別化点である「こうそくいどう」を「じゃくてんほけん」型に組み込んだケースが極稀に見られたとか。
第7世代
- 先制技を無効にするカプ・テテフの存在は元より、一般的なカイリューの技構成だと99%詰むミミッキュを始めとする強力なフェアリータイプの登場で苦しい立場に立たされていたものの、Zワザの追加により爆発力の高さは健在。さすがは古株といったところか。
- 「そらをとぶ」をZワザにすることで、一発限りではあるがひこうタイプの大技を叩き出せるようになった。例えばバシャーモの「まもる」を貫通させながら抜群ダメージをタイプ一致で与えられ、その後に「しんそく」で追い打ちもかけられる。皮肉なことに、ライバルのボーマンダがひこうタイプとしての側面を強め、カイリューもそれを追うこととなった。
- 「マルチスケイル」は「かたやぶり」、「テラボルテージ」、「ターボブレイズ」と無効化してくる特性が増えたため、警戒すべき相手も増えた。また、天候ダメージや「ステルスロック」、2回以上の攻撃などでも解除されるため、過信は禁物である。
- 2018年1月にVC版『クリスタル』が発売され、ここからしんそくミニリュウを(性別はどちらでもよいので)ポケムーバー経由で送ってタマゴを作れば遺伝できるようになった。
第8世代
- 当初は本編で登場せず、DLC第1弾『鎧の孤島』にて登場したキングドラの図鑑説明文の中に「カイリューと出くわすと激しい争いが始まる」という一文があったが、9月29日に公開された情報により、DLC第2弾『冠の雪原』で復活し、ついにまともな物理飛行技「ダブルウイング」を習得。
- なんと基本技に「しんそく」が追加し、思い出しになんのコストもかからないため育成はかなり楽になった。また「マルチスケイル」とダイマックスとの相性が非常に良く、耐久に全く振っていなくともダイマックスすればなんと「いのちのたま」を持った特攻特化のグレイシアの「ふぶき」をも耐えてしまう。このため「じゃくてんほけん」との相性が抜群で、「弱点を突いても倒しきれずにじゃくてんほけん発動」「等倍では碌なダメージが通らず、その隙に積まれて大暴れ」というジレンマを発生させられる。
- 更にポピュラーな「マルチスケイル」型の影で、「せいしんりょく」型カイリューも一定数存在する。今作から「いかく」無効の効果が付与されたことで外れ特性とは一概に言えなくなったことが大きく、「マルチスケイル」と相性が悪い「いのちのたま」を無理なく持たせられるため、「りゅうのまい」を積まずとも高い火力を押し付けることができることが評価されている。
- ダイジェット全盛な環境なことも相まって第7世代に続いて無効タイプの無い飛行技が優先されるようになっており、ドラゴン技が採用されないケースすらある。第7世代ではほぼ手も足も出なかったミミッキュも「ダブルウイング」やダイジェットのおかげで場合によっては返り討ちにすることも可能になった。ただし、「トリプルアクセル」という相性最悪の連続技も追加されている。一発ごとに命中判定が行われるのが救いか。
- 登場当初はバランスブレイカー級のポケモンになるのではないかと危惧されていたが、実際のところは上記の「トリプルアクセル」をはじめとした対抗手段も多数登場しているため、そこまでの脅威にはならなかった。とはいえエースバーンやゴリランダーをはじめとした環境上位にいるポケモンに有利を取れる相手が多いため、復活以降は常に高い採用率を保っていた。
BDSP
環境大進出。
第9世代
- テラスタルが実装。一致火力を増強したり不一致役割破壊を強化したりしつつこおりタイプ4倍弱点を消すことができ、元々マルチスケイルを持つカイリューにとっては「鬼に金棒」と言うべき強化となった。
- 技面ではなんと「ダブルウイング」を没収された。これにより、もし物理ひこう技が欲しいなら威力の低いつばめがえしを採用するか、テラスタルしないとひこう技にならない「テラバースト」で我慢せざるを得なくなった。その代わり「アンコール」を獲得。「アンコール」を決めれば「りゅうのまい」を舞う隙を作りつつ交代を誘ってあわよくば対面操作することができる。
- テラスタイプはノーマルが有力。「こだわりハチマキ」を持たせつつテラスタルタイプをノーマルに変えれば、「しんそく」で並耐久のポケモンを確定2発以上で仕留められる上に、弱点僅少のタイプに変わることで「マルチスケイル」込みで事故死に備えられる。
- 攻撃技が「しんそく」「じしん」の2つのみのカイリューの場合、特性「ふゆう」持ちでゴーストタイプのポケモン(ゴースト、ムウマージ等)、ゴースト・ひこう複合のポケモン(フワライド)、それ以外の「ふゆう」持ちのポケモンにゴーストテラスタルを使われる(ロトム、クレセリア等)と完全に詰んでしまう点には注意。
- はがねタイプに変わることで元々の弱点を全て半減にし、そのまま強引に「りゅうのまい」を積むという使い方もある。
- 北2番エリアの最東端にデザイナーズコンボなのかはがねテラスタル個体が存在する。残念ながら特性は「せいしんりょく」だが、「せいしんりょく」の価値が高い上に「マルチスケイル」がシングルバトルと比べて思うようにスペックを発揮しにくいダブルバトルで使うなら全然アリである。
- 新技の中では「しっぽきり」と相性が良く、そちらが使えるサポーターとの組み合わせも考慮される。というのは、「マルチスケイル」があくまでHP満タンの時に発動する特性であり、HP満タンの状態かつみがわり人形があるという状況を作れば、みがわり人形が壊れるまでHP満タンの状態が維持できるためである。みがわり人形が1回攻撃を耐えれば、上手くいって3ターン以上マルチスケイルを維持し続けることができる。
- 型は「ラムのみ」ASベースのアタッカー型、「こだわりハチマキ」テラスタイプノーマル型、「するどいくちばし」ひこう「テラバースト」型、「りゅうのまい」型、「けたぐり」型、「ほのおのうず」型、パワーを捨てた性格わんぱくやずぶといのHBベース型、「ドラゴンテール」型、「みがわり」「はねやすめ」型、「あつぞこブーツ」、「アンコール」型、「しんそく」の火力を追求しつつ撃ち分けができるようにした「シルクのスカーフ」型、「しんそく」が無効なハバタクカミを縛れる「アクアジェット」型、「でんじは」と「エアスラッシュ」でまひるみを狙うHBSベースの「ゴツゴツメット」型、「りゅうのまい」「アイアンヘッド」「メタルコート」型、「おんみつマント」を持ったサイクル型・耐久型、AC「いのちのたま」型など、まさしく無数と言って良いほどの型が存在する。
- 苦手であるはずのパオジアンが環境に現れ、フェアリーテラスタルでガチガチに包囲されても一向に減る気配を見せない。使用率もたびたび1位を記録しており、名実ともに第9世代最強と言っても過言ではない。
- 碧の仮面でマシンわざに「ほえる」が追加された。味方に「ステルスロック」を撒いてもらってから「でんじは」「ほえる」「はねやすめ」で粘るという「通常環境版ルギア」とでも言うべき運用法が新たにできるようになった。一方でマシンわざで「ダブルウイング」が復帰したのだが、なんとカイリューは習得できないというまさかの事態に。
- ダブルバトルでも「しんそく」で相手を縛れる上にファイアローやヤミカラスの優先度の乗った「おいかぜ」より早く動けることから需要がある。シングルバトルでも使われる「アイススピナー」はダブルバトルではイエッサンの「サイコメイカー」への対策となる。ただWCS2023Day1では、あまりに対策されすぎた影響からか使用率ベスト10に残っていない。
- 総じて、第9世代のカイリューはその汎用性の高さからトップメタに君臨している。
第9世代のテラレイドバトル
- 上記の通り第9世代の対戦ではトップメタに君臨するほど強力なカイリューだが、テラレイドバトルにおいても攻略が難関な部類に入る。
- ☆6レイドでの使用技は「ドラゴンダイブ」「しんそく」「りゅうのまい」「アクアテール」であり、一定時間または残り体力によっては「ひかりのかべ」を使用する。素の攻撃種族値の高さに加えて、初ターンに自分と味方を合わせて最大4積みの「りゅうのまい」から3タイプの技でこちらのポケモンを全滅させてくる。さらに「りゅうのまい」の使用が初ターンに限らずランダムに使用するため「ちょうはつ」だけでは完全な対策とならず継続的なデバフが必要なのに加え、受けに回るこちらについてはこれらの攻撃技を全て半減以下に抑えられるポケモンが存在しない点でも詰みやすい。
- ちなみに技の一覧を見ると気づくがひこう技は見られないため、☆6レイドのカイリューについては、くさやむしタイプは選出しても問題ない。もっともカイリューの素のタイプからして「ぼうふう」などを使ってきそうなイメージがあるので、事前に情報を知らないと選出を避けるのが当然だろうし、特に野良レイドでは情報に乏しい人のドラゴンタイプを選出し「ドラゴンダイブ」で沈む光景が常のため、これらの糾弾自体が野暮である。
- ポケモンSV黎明期のタイプ相性かつ耐久面の最適解の一体はマリルリで、みず・フェアリーにより「しんそく」以外を半減以下で抑えるのに加え、「ひやみず」による攻撃デバフで周りの被弾も抑えることができる。ただし「ひやみず」は特殊みず技であるため特性「ちからもち」の補正が乗らず、タイプ一致でも火力が足りない。物理技での回復手段もないためアタッカーが別途必要になる。
- また、はがね単タイプなら「しんそく」と「ドラゴンダイブ」を半減にできるため有効。フェアリー複合のデカヌチャンやクレッフィ、HOME解禁で追加されたザシアンやマギアナはさらにドラゴンダイブを無効にできる。ただしいずれも「アクアテール」は等倍で通るし、デカヌチャン・クレッフィ・マギアナは回復技に「ドレインキッス」があるが、ザシアンは「ねむる」しかなく、いずれも長期戦は難しい(マギアナは特性「ソウルハート」による特攻バフもあるが、同時にデスペナルティがあるため、やはり長期戦が難しい状況に変わりない)。
- ポケモンHOME解禁以降はヒスイヌメルゴンも有効。「ドラゴンダイブ」以外は半減で受けられ、「ひやみず」による攻撃デバフ、隠れ特性「ぬめぬめ」による「りゅうのまい」の素早さの上昇リセットを備え、「たてこもる」または「とける」による防御バフに加え「いのちのしずく」による仲間全体の回復を持つというように、相性は比較的良い。火力面は微妙だが「アシッドボム」による特防デバフもあるので、仲間の特殊アタッカーのサポートも行える。
- だが、これらではあくまで「りゅうのまい」のデバフを打ち消す継戦維持がやっとであり、倒れるのは避けられない。このため倒れないレベルで対策するなら「クリアスモッグ」や「くろいきり」を持つポケモンで対策するのが良いだろう。
- コータスは「アクアテール」が弱点だが持ち前の耐久により耐えられる上、「てっぺき」と「ボディプレス」で火力も充分。「れんごく」や「ふんえん」でさらに火傷も狙える。特性「ひでり」なら「アクアテール」の威力を半減できる他、特性「シェルアーマー」なら不意の事故も起こりにくい。はがねテラスのカイリューに対しても火傷を撒けるため最低限のサポートは可能。
- トリトドンは特性「ちょすい」で「アクアテール」を無効にできる他「じこさいせい」で回復できるのも優秀。
- 「しんそく」「アクアテール」「ドラゴンダイブ」はそれぞれ何かしらの手段で半減以下にできる点にも注目すると、以下の候補も考えられる。
- しんそく
- 「サイコフィールド」を使えるポケモン。特に原種ヤドランは元々の防御が高い上、「アクアテール」を半減し「サイコフィールド」により「しんそく」を無効にできる他、「ひやみず」による攻撃デバフ、「なまける」による高速回復、「わるだくみ」による特攻バフなどもこなせる。特攻種族値も高く、一致「ひやみず」は水テラスタルならさらに火力を伸ばせる。ちなみに両バージョン入手できる点やみずタイプにテラスタルしても耐性が変化しない点でも扱いやすく、アタッカーとしては向かないもののカイリュー対策には優秀な1匹と言える。
- 他にもサケブシッポは耐久が優秀で、「おまじない」による回復や「おたけび」による味方の攻撃バフ(自身の攻撃バフは一応「ドレインパンチ」が活用できる)が行える。相手への攻撃デバフは覚えないものの「リフレクター」は覚える他、自身がやけどになる代わりに「かえんだま」を「なげつける」ことで、カイリューのバリアが張られた後でもやけどにして攻撃を半減する荒業も可能。スカーレット限定なのでバイオレットでは入手が難しいのに加え、フェアリーはともかく他タイプにテラスタルを行うと「ドラゴンダイブ」への対策が無くなる点、「おまじない」や「リフレクター」を扱うならヤドラン以上にターン管理をこなさなければならない点にも注意。
- 特性「じょおうのいげん」を持つアマージョは上記の通りくさタイプながらも☆6レイドのカイリューにはひこう技がないため選出できる。「リフレクター」「あさのひざし」に加えて専用技の「トロピカルキック」は攻撃デバフなので相性が良い。なお先制技封じの特性は「テイルアーマー」や「ビビッドボディ」もあるが、所有者はどちらも耐久面でアマージョに劣る。
- アクアテール
- ドラゴンダイブ
- 「ミストフィールド」を覚えるポケモンなら「ドラゴンダイブ」を半減できるが、その殆どがフェアリータイプのため、テラスタイプをフェアリー以外に変えるでもなければ専ら味方へのダメージを減らすだけの効果である。また、上記の「サイコフィールド」や味方の「エレキフィールド」も考えると、特にマルチプレイでは味方の選出や行動に注意して使うかどうかを判断すると良い。
- アタッカーとしてはテツノカイナやコノヨザルが最適解だろう。相手の攻撃は全て等倍で受けられ、テツノカイナは「はらだいこ」を使った後でも耐久次第では「ドラゴンダイブ」を2回耐えた上で「ドレインパンチ」で回復できる。ただしゴーストテラスには「ドレインパンチ」が無効なためどちらも選出は避けた方が良い。
- このようにカイリュー対策に明確な回答は存在しないため、テラレイドバトルで遭遇したらソロでの突破を諦める方が良いだろう(翌日以降には別のポケモンに切り替わるのに加え、報酬についてもサンドウィッチ(ポケモン)の材料に必要なスパイスを落としにくく、ポケ廃にとっても旨みが薄い)。
使用トレーナー
ゲーム版
- ワタル:四天王(カントー)/カントーチャンピオン※
- イブキ:ジムリーダー(ジョウト)
- レッド:ポケモントレーナー※2
- ナギ:ジムリーダー(ホウエン)
- クロツグ:フロンティアブレーン
- ゲン:ポケモントレーナー
- バンジロウ:ボストレーナー
- リュウキ:ポケモントレーナー
- シンイチロウ:カイリューマスター
- スモモ:ジムリーダー(シンオウ)
- メリッサ:ジムリーダー(シンオウ)
- ハッサク:四天王(パルデア)
※2:ポケモンスタジアム金銀
漫画版
- ワタル(ポケスペ)
- キワメ(ポケスペ)
- ケイト(ポケスペ)
アニメ版
番外作品
『ポケモンGO』
- サービス開始直後から実装されている古参キャラ。弱点とする属性がこおり・フェアリー・いわの3つと少ないため汎用性も比較的高く、相手を選ばずに活躍できる。しかも覚える技が優秀で、基本的にどれであっても活躍できるが、やはりタイプ一致のドラゴン技を覚えているとかなり強力。特にスペシャルアタックの「げきりん」は威力が110とかなりの破壊力を秘めており、タイプ一致補正も相俟ってすさまじい威力をたたき出せる。しかも、2ゲージ技であるためにある程度連射が利くという点も見過ごせない。
- 2018年2月24日に行われたコミュニティ・デイではこの日の正午~18時にかけてミニリュウorハクリューから進化させたカイリューが確定でりゅうせいぐんを覚えるようになっていた。こちらも使い勝手は悪くないので、現在ではりゅうせいぐん持ちのカイリューも見かける機会は多い。
- コミュニティ・デイの「復刻枠」に選ばれたことのあるポケモンの1体。また、ドラゴンタイプが出やすいイベントで野生のハクリューが出現することも珍しくない。こういった点を踏まえると、「600族の中では」レアリティは低い方で強い個体を用意しやすいと言える。
- 実装当初は、効果が今一つなはがねタイプやフェアリータイプ(同ゲームには無効が存在しない)が軒並み最大CPが低く、むしろジム防衛側のカイリューとの応酬が頻繁に起こることを考えると唯一のドラゴンポケモンであったカイリューの需要は非常に高いものであった。初代の悲惨ぶりを考えれば正に大出世と言える。だが、同時にあまりにも皆がジムにカイリューを置きまくるせいで同ゲームのジムが「カイリュータワー」と揶揄されることにもなった。
- その後ジムの仕様が変更された(同種のポケモンを複数体設置できなくなった)ためにジムがカイリューで占拠されるということはなくなったものの、それでも依然としてジム内で一番強いポケモンがカイリューということは多々あった。
- 一応、原典同様こおり技に滅法弱いため、そこそこのCPであってもこおりタイプのポケモンを連れてこられるとあっさり沈められてしまう。このため、サービス開始当初はそこそこの攻撃性能と抜群の耐久性能を兼ね備えたラプラスが対カイリュー戦の切り札として重宝されていた。
- しかし、その後こおり・フェアリー・いわ・はがねタイプの強豪が増加し、ドラゴンタイプにもボーマンダやレックウザ等同タイプのライバルが実装され、サービス開始当初と比べれば割と色々なポケモンで対抗できるようになってしまったため、現在はさすがに全盛期ほどの強さは発揮できなくなっている。ジムにカイリューが置かれていないことも珍しくない。カイリュータワーなどと言われたのも今は昔の話である。
- カイリューをジムに置きたい時は、他のポケモンとの兼ね合いをよく考えた方がいいだろう。メタグロス&デンリュウ&ガラルマタドガスのように、どう考えてもじめんタイプに弱すぎる組み合わせになってしまっている場合や、ハピナス&ケッキング&バンギラスのようにかくとうタイプに弱いポケモンが考えなしに並べられている場合は、それらのポケモンに強いカイリューにも需要はある。トゲキッスもこの手の状況には対応可能なので、状況を見て選ぼう(例えばバンギラスとフェアリータイプが既に置かれている場合ははがねポケモンで攻められる可能性が高いのでカイリュー、ノーマル・あく・かくとうで纏まっている場合はフェアリータイプも参戦する可能性が高いのでトゲキッス)。
- 2017年6月に実装されたレイドバトルでは、「高い能力で安定して攻撃するより能力が多少低くとも弱点を突いた方が結果的に速く倒せる」ことから、やはり相手を選ぶ。当初は「ドラゴンタイプのボスでなければお呼びでない」などと言われていたが、ラティ兄妹やレックウザに加えてシンオウ三龍、イッシュ三龍、更にはアクジキング、レジドラゴ、メガボーマンダまで実装された現在は高難度レイドにドラゴンが来襲する確率はかなり高くなっており、高個体値の伝説ポケモンやそのアメが潤沢にある廃人トレーナーでもなければ、600族の中でも入手難易度が低めのカイリューにも出番は回ってくる。1匹は強いカイリューを作っておこう。
- 逆を言えば高個体値の伝説ポケモンやアメが潤沢にある廃人にとってはさほど重要でないポケモンと言える。現在ではレックウザやボーマンダ等、同じくドラゴン/ひこうの複合でかつカイリューよりも高い攻撃力を誇るポケモンが追加されている(しかも、レックウザもボーマンダも「ドラゴンテール」+「げきりん」のコンボを覚えられる。ボーマンダはコミュニティ・デイ限定だが)ため、廃人はレックウザやボーマンダを優先しがち。カイリューの名誉のために言っておくと、耐久性や継戦能力の高さではレックウザやボーマンダに勝るため、完全下位互換とは言えない。
- 2019年12月に、レガシー化して習得できなくなっていた「りゅうのいぶき」と「ドラゴンクロー」を再び習得できるようになり、ボーマンダやレックウザと技の面である程度差別化できるようになった。特に、「りゅうのいぶき」と「ドラゴンクロー」のコンボは現状ではカイリューとラティオスしか実現できない貴重な組み合わせである。一撃の重さはなくなるが、回転効率はこちらの方が上であるため、主にトレーナーバトルにおいて採用されやすいコンボとなっている。
- 2018年2月24日の「コミュニティ・デイ」では、ミニリュウが大量発生し、イベントの時間内に進化させたカイリューが通常では覚えられない「りゅうせいぐん」を覚えられ、更に色違い実装+この色違いの出現率も上昇という一大ミニリュウ祭りが行われた。このため上記の苔生した色のカイリューが実装されたのだが、ミニリュウ・ハクリューがピンク色だったことから進化させてショックを受けたトレーナーが多かったようだ。
- 2022年11月5日に「復刻コミュニティ・デイ」が行われた。当時色違いが取れなかったトレーナーへの救済措置にもなった。
『ポケモンマスターズ』
- ワタル&カイリュー
- ワタルのカイリューを参照。
- 主人公&カイリュー
- 報酬のタマゴから孵化したミニリュウを主人公のバディにする事が可能で、最終進化させる事が可能。
『Pokémon Unite』
タイプ | バランス |
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特性(進化前) | ふしぎなうろこ(状態異常に少しの間防御が上がる。) |
特性(カイリュー時) | マルチスケイル(攻撃を受けたとき、受けるダメージが少しの間軽減する。また一度発動したら再発動には一定時間の待ち時間が必要) |
わざ1 | たつまき→りゅうのまいorしんそく |
わざ2 | りゅうのいぶき→はかいこうせんorげきりん |
ユナイト技 | りゅうせいラッシュ |
- シリーズ初の進化レベルが5と8のバランス型のポケモン。また通常攻撃はバランス型としては初の遠隔判定である。
- 主な特徴として三回目の特殊攻撃には水、電気、炎の三種類がある。これらの通常攻撃はミニリュウでは水のみだが、ハクリューになると電気、カイリューになると炎が追加されていく。それぞれ効果が異なり、水は命中時にHP回復、電気は少しの間行動不能に、炎は追加ダメージを与えていくというものになっている。また共通して命中時には技の待ち時間を一秒短くする効果もある。この効果はどの技構成にしてもカイリューの運用にとって重要なものになっている。
わざ1 | レベル5で習得。 |
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りゅうのまい |
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しんそく |
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わざ2 | レベル8で習得。 |
はかいこうせん |
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げきりん |
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ユナイト技 |
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- 技や道具の選択次第で高火力アタッカーや味方のサポート等出来ることが多く、総じてバランスタイプ名に恥じないオールラウンダーな性能といえるだろう。
- 弱点はバランスタイプらしく尖った性能を持ったポケモンと比べるとやや器用貧乏な面があることだろうか。また2進化ポケモンらしくミニリュウとハクリュー時の性能はやや心もとないため、序盤はカイリューになるまでうまく立ち回っていくことが重要なポケモンといえるだろう。
『ポケモンレンジャー』
- リングタウンのレンジャーベースに常駐しているカイリューレンジャーのパートナーで、レンジャークラスが7になるとキャプチャイベントが始まり、キャプチャに成功する事で『カイリューバス』を利用できるように。今でいうアーマーガアタクシーの走りである。原作だと600族だし相当強いんだろうな…と思いきや攻撃は3方向に竜巻を撃ってくるだけでそこまで難敵というわけでもない。
アニメ版
ワタルのカイリュー
アニポケ・ジェネレーションズ・オリジンがいる(参照)が詳細はワタルのカイリューの項を参照。
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
- アイリスのカイリュー
- CV:佐藤健輔
- 一般的にはカイリュー=可愛いというイメージがあるが、それを覆してしまったのがこの個体である。詳細は当記事にて
〈ゲストなど〉
- 超巨大カイリュー
- 無印編13話で登場した、アニメ初登場のカイリュー。マルチスケイルで共通するルギア同様、ナガスクジラ科のような神秘的な鳴き声を持つ特別な個体。何よりも、数十メートルはあろうかというその体躯が特徴。鳴き声だけでなく大きさもクジラ並みで、伝説のポケモンたちにも引けを取らない。全身図ははっきり見えるものの抽象的に描かれているため、表情は全く読み取れない。劇中で飛ぶ様子は見られなかった。
- 巨大になった理由は明らかにされていないが、マサキの灯台に毎年回遊してくるという、小説「霧笛」の巨竜をオマージュした設定で、カイリューには「生涯成長し続ける」という生態があるため、古代から生きて巨大に育った個体なのかもしれない。
- 性格はおとなしいようで、攻撃されても反撃しない。
- 郵便屋さんカイリュー
- CV: 小形満
- 映画『ミュウツーの逆襲』の序盤において、「最強のポケモントレーナー」からの手紙をサトシ一行に届けるために登場。仮にも初代最強の攻撃力を持つドラゴンなのにもかかわらず、その姿がえらく似合っていたためか、妙に視聴者の印象に残っており、pixivでもこのカイリューを描いている絵師が割と多い。詳しくは「郵便配達人カイリュー」の記事を参照。
- ユウジのカイリュー
- 無印196話
- ムサシのイメージ登場。
- 無印252話
- イブキの先々代のカイリューだったが、先々代亡き後も竜の聖域を守り続けていた。しかしロケット団のせいで聖域が火の海に包まれると怒り逆鱗し、サトシ達はカイリューを止めようとカイリューを攻撃し何とか我に返えさせた。
- AG126話
- モブで登場
- ポルトのカイリュー
- DP118話で登場したポケリンガチャンピオンのポルトのポケモン。大会ではシンジのドンカラスと当たり、初速と機敏さでドンカラスに劣る分最高速度とパワーで押すが、風がドンカラスに味方して攻撃が外れ、逆にドンカラスの「ゴッドバード」が当たって敗れた。
- クロツグのカイリュー
- DP141話で登場したクロツグのパートナー。クロツグとのコンビはフタバでは無敵だったらしい。クロツグが故郷・フタバタウンに凱旋した時に出てきて住民に挨拶していた。
- XY60話
- モブのポケモンパフォーマーのポケモンで登場。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 2章からワタルのカイリューが登場(詳細はこちら)。
- 他にも伝説のトレーナーであるキワメや、フロンティアブレーンのケイトの手持ちが登場する。
余談
- 丸々とした顔の輪郭など、その風貌からムーミンと言われることも多い。
- ミニリュウ→ハクリューと細長い体のドラゴンになる流れでの進化を期待していた人はどうしてこうなったと思ったとか。開発時は、ハクリュー方面で行く予定だったらしい(参照)。
- アニポケ新無印編第10話でも、ゴウが「もっとミロカロス的になってもいいよな」と疑問を口にするシーンがあったりする。サトシはハクリューが進化して自分を抱きしめて助けてくれたことから「カイリューに手が生えるのは誰かを助けるため」と解釈している。
- 創作「たのしいカイリュー谷の仲間達」は有名。
- ちなみに第4世代では「特殊ドラゴンタイプ最強」と銘打って、通常では手に入らないレベル50のカイリューが配布されたことがある。そして、ポケモンBWではリュウラセンの塔でついに野生の個体まで登場した。しかも出現最低レベルは50。
- シッポウシティの博物館では不慮の事故で骨になってしまったカイリューと思しきポケモンが展示されている。これにショックを受けたカイリューファンも少なくないらしい。
- 英語名がDragonite(ドラゴナイト)なせいで一部からドラゲナイ呼ばわりされる(残念ながらpixivにはそれにまつわるイラストは無し)。元ネタのボーカルの下の名前が慧(さとし)なのも何かの偶然か。
- 俳優の竹内涼真(実写映画『名探偵ピカチュウ』でティム・グッドマン役の吹き替えを担当した)がお気に入りのポケモンとしてカイリューを挙げている、曰く、「ミニリュウ、ハクリューとコツコツレベルを上げないといけないけれど、一生懸命育てると強くなるから」とのこと。
- 概要にもあるように、カイリューの初代ポケモン図鑑には『地球を16時間で一周できる』と書かれている。その一方、「アニポケの舞台は地球から遠く離れた惑星」とされているため、地球ではない星にいるポケモン世界の住人が、なぜ図鑑に『地球』などと書いているのかについて、特殊な生態系などと共に、どうにかして説明をつけんとするファンもいる。
飛行能力に着目して、ぬいぐるみにラジコンヘリを付けて飛ばすなんて人も現れた。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン RGBP FRLG LPLE
ポケモン一覧 ドラゴンタイプ ひこうタイプ
0148.ハクリュー→0149.カイリュー→0150.ミュウツー/メガミュウツー・メガミュウツーX/メガミュウツーY
同複合タイプ
600族
世代 | ポケモン |
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1 | ミニリュウ→ハクリュー→カイリュー |
2 | ヨーギラス→サナギラス→バンギラス(メガバンギラス) |
3 | タツベイ→コモルー→ボーマンダ(メガボーマンダ) |
゛ | ダンバル→メタング→メタグロス(メガメタグロス) |
4 | フカマル→ガバイト→ガブリアス(メガガブリアス) |
5 | モノズ→ジヘッド→サザンドラ |
6 | ヌメラ→ヌメイル/ヒスイヌメイル→ヌメルゴン/ヒスイヌメルゴン |
7 | ジャラコ→ジャランゴ→ジャラランガ |
8 | ドラメシヤ→ドロンチ→ドラパルト |
9 | セビエ→セゴール→セグレイブ |